節約はレジャー!

断捨離の本当の効果は自分と向き合う機会が増えること

断捨離ブーム

何年か前に断捨離という言葉がブームになりました。

断捨離をものすごく簡単に要約すると、「モノを減らしてシンプルなライフスタイルにしましょう」ということです。

無駄なモノが減れば部屋がスッキリと片付きますし、掃除の手間もグッと減ります。

また余計なモノを購入しなくなるので、節約とも相性が抜群です。

断捨離には素晴らしい効果があるのは間違いないですが、私が実感している最も大きな効果は節約ではありませんでした。

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本当の効果

私が最も実感している断捨離の効果は、無駄な決断をする機会が減ったことです。

一日のうちのちょっとしたことに悩む時間が劇的に減りました。

単純にモノが少なくなれば、選択肢が少なくなります。

冷蔵庫の中に牛乳やジュースがたくさんあれば、節約家の私は賞味期限が気になるので無駄にならないようにバランスを考えて飲むわけです。

この賞味期限を気にして飲む時の牛乳というのは、私が本当に牛乳を飲みたいタイミングと重なるとは限りません。

本当はコーヒーを飲みたくても、賞味期限が近いからという理由で変化してしまうわけです。

現在は冷蔵庫を手放しているので、コーヒーか紅茶か緑茶ぐらいでしか悩みません。どれも賞味期限が近くないので、その時々の気持ちに正直に向き合えます。

参考冷蔵庫を手放して感じたこと

もちろんどうしても牛乳が飲みたくなれば、外出すればいいわけです。

と言っても大抵は牛乳が飲みたい欲求よりも、その為に外出する面倒さが上回るので、簡単に諦められます。

要するに簡単に諦められる程度の欲求だったということです。そこに左右されなくなりました。

断捨離をしないでモノが多い状態だと、この簡単に諦められる程度の欲求を受け入れ続けるわけです。お菓子のストックが十分にあると、それほど食べたくなくても、ついつい手が伸びるようなことです。

これは洋服でも雑貨でも同様です。モノが多いほど小さな不満(欲求)を解決出来てしまいます。

お風呂のタイル用の洗剤やブラシ、壁用の洗剤やスポンジ、天井用の燻煙剤や専用ブラシなど、どんどん細かな不満を解決する専用の道具が増えていきます。

女性だとバッグの種類が増えると、それに合わせる為のベルトや靴が増えるようなことでしょうか。

逆に道具が増えることで見えてくる不満も増えてしまいます。やらなければならない不満を多く抱えることになってしまいます。

断捨離の本当の効果というのは、モノが充実することで発生していた新しい不満に気づくことです

極端な例を言えばカーテンが増えればホコリも増えます。窓の目の前が隣の建物の外壁だった場合、必ずしもカーテンが必要だとは限りません。

カーテンには冷房や暖房の効率も関係しますが、もしその部屋が倉庫だった場合、カーテンはホコリを増やす役割しかないわけです。

もちろんカーテンには目隠しなどの役割があるので、その機能が役に立っているのであれば問題ありません。

リビングのカーテンを買い替えたとタイミングで、倉庫の部屋にカーテンがないからと古いカーテンを設置してしまうと、ただのホコリ製造カーテンになってしまうということです。

このような本来の役割がないモノを断捨離で減らすことで、倉庫の部屋の掃除の手間が減るわけです。

断捨離の効果は無駄なモノを購入しなくなるだけではなく、その先の生活習慣に大きな影響を与えてくれます。

時間の貯金

また断捨離の効果は時間の節約にも大きな影響を与えてくれます。

たとえばアップルの創業者は、いつも同じ格好(黒いシャツにジーパン)をしていたそうです。

特定の洋服を決めてしまえば毎朝洋服選びで悩む必要がなくなります。周囲の人にも同じ服を何着も持っていると認識されると不潔だとも思われません。

だからと言って何十着も持つことはありません。数着をローテーションさせるだけなので、クローゼットやタンスのスペースが必要なくなります。

また自分なりの制服は毎朝の数分の時間の節約だけではなく、洋服を購入する際の時間まで節約することになります。

もちろんファッションが好きな方にとっては、その時間は楽しみであり、レジャーであるので問題ないのですが、そうではない方にとっては自分なりの制服を決めることは有効です。

迷う時間の節約というのは、単純に時間だけの問題だけではなく、ストレスを減らすことにもなるわけです。これが断捨離の一番の効果です。

偽の欲求の正体

少し前に知り合った家電量販店に努めている方と話をした時に、「冷蔵庫を持っていない」というと物凄く驚かれました。

「どうやって生活をしているんですか?」

と珍しいものでも見るかのように、目を見開いて不思議がられました。私はむしろ生活が豊かになったと感じているのですが・・・。

それから少しして、その方が勤めている家電量販店に顔を出すと、数年前までなかったであろう新しいジャンルの家電製品が溢れていて、こちらが驚きました。

お掃除ロボットの存在は知っていましたが、たくさんのメーカーが発売していることは知りませんでした。

またイオン発生器のような家電や、調理家電の種類も凄く増えていました。

他にも見た目からはどんな機能があるのか私には想像できない家電も、たくさんありました。

便利な家電製品を否定する気は全くありませんが、中には便利だと思わされているだけのような気もしました。

悪徳占い師は不安を煽ります。そもそも占いにくるという時点で悩みや不安を抱えているので、そこを聞き出すのは簡単なわけです。

その不安の原因を確かめようがない悪霊や霊などせいにし、解決策として水晶やらツボを売るわけです。

これは悪い坊主もやっています。お布施をケチった檀家に対して「あの世でどうなっても知らないですよ?」と脅しをかける坊主もいます。

さらに酷い奴になると「あなたはよくても子や孫の代に出ますよ」と脅してきます。いわれもない不安を増幅して脅してくるわけです。そうやって人をコントロールしようとします。

もちろん全ての占い師や坊主や商品がこのような恐怖を煽るわけではありませんが、中には必要以上に不安や恐怖を利用して買わせているものがあるわけです。

このような売り方があるという事実だけでも覚えておいてください。今までにない恐怖を植え付けるテレビCMは少なくありません。

「綺麗に洗ったつもりでも、実はこんなに細菌がいっぱい」

と言ってわざわざCGで細菌の様子を表現したりするものです。今まで誰もそこに疑問を持っていなかったはずなのに、新しい恐怖を植え付けて潔癖症の人を取り込むわけです。

このような恐怖や不安を解消する為に購入したモノというのは、本当に欲しかったモノではありません。買わされたモノです。本来の欲求ではありません。

断捨離をすると、この買わされていたモノの存在に気がつきます。断捨離して手放しても全く困らないことに気がつきます。

だからこそ、本当に欲しかったモノの存在が浮き彫りになります。

中には断捨離をして後悔してしまうモノがあるかも知れませんが、それはきちんと役割を与えていたモノということです。これに気がつくことが重要なポイントだと思います。

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まとめ 自分と向き合う方法

人をコントロールするのに最も簡単な方法が、恐怖を与えることなんだそうです。

怖い人による物理的な暴力や「ミサイルを発射するぞ!」という恐怖もあれば、将来の不安、老後の不安、中には死後の世界の不安まで利用するパターンがあります。

恐怖を与えて冷製な判断を出来なくし、解決策を提示すれば人は簡単に飛びつきます。痛みを伴う拷問をしてはかせるのも同じです。

秋田の「なまはげ」などはわかりやすい例ではないでしょうか。知識も経験も少ない子供にとって実際に目の前に現れる「なまはげ」は臨場感たっぷりの存在です。

有無を言わさずに、子供は泣きながら謝るしかありません。

「なまはげ」による恐怖のコントロールというのは、親や大人にとっては良い方向へ導くためのコントロールです。

「勉強しないでゲームばかりやっていたら食べちゃうぞー」

というのは、親にとっては良いコントロールということです。

もしそのままゲームばかりをやっていたら、億を稼ぐ世界的なプロのゲーマーになっていた可能性がないとは言えませんが・・・。

恐怖や不安や傷みが伴うと本当はもっと良い選択肢がある場合でも、早くその不安や恐怖や傷みから逃れたい一心で行動に移してしまうわけです。

それを利用して売ろうとする人たちがいることだけでも覚えておいてください。そのような手法、営業テクニックが街には溢れています。

逆に未来の希望を与えて人をコントロールする方法もあります。「これさえあればこんなに素晴らしい生活がおくれますよ」と希望ベースで購入させる方法です。

その希望が求めていたモノであれば、その商品は素晴らしい商品になると思います。こちらの売り方の方が、ずっと良心的だと思います。

ただ求めてもいない未来にも関わらず、未来像に影響を受けて勢いで購入してしまうと後悔してしまいます。

カッコイイ外人モデルが運転する車が颯爽と山道をかけ抜けていくCMを見て憧れても、あなたはカッコイイ外人モデルではありません。

むしろあなたの年齢や体型に近い日本人モデルが似合う車の方が、あなたの魅力を引き出してくれる可能性が高いわけです。

当たり前のことですが、モノを紹介する側、売る側は必死でアピールしてきます。

多くの方が自分の意思で購入していると思っていますが、実は買わされているケースがあるということです。

テレビのCMだけではなく街中には広告が溢れています。それらは意識して見ていなくても無意識に刷り込まれていきます。その無意識が欲しくなるわけです。

所有していたモノが故障して買い替えるタイミングだと、意識的に判断していると言えるのですが、そうではないタイミングで購入したくなるのは、無意識に刷り込まれた情報に影響を受けているケースがほとんどです。

断捨離の素晴らしい効果というは、この無意識を意識に上げられるようになることです

モノを失って初めて気がつくことがあります。

本当に必要だったモノ、気がついていなかったけど役割があったモノなどを失うことでしか、気がつかない役割があります。

これは男女関係と似ていると思います。別れてから気がつくありがたみや素晴らしさがありますよね。

そこで学んだことが次に活かされます。

断捨離成功後に購入するモノというのは、本当に欲しいモノ、必要としているモノになるわけです。

また必要以上に役割を与えることもありません。全く使うことのない機能が満載の高級モデルを購入することもなくなります。

断捨離の本当の効果というのは、モノを処分した後の内面の変化です。人としての成長が得られると思います。

モノを捨てる、減らすことだけが目的ではありません。そこから派生するあなた自身のモノに対する認識の変化、気づきを大切にしてほしいと思います。

もちろんシンプルなライフスタイルを実現することにもメリットを感じられると思います。その後にも素晴らしい効果があることを覚えておいてください。


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