節約はレジャー!

保温調理で電気、ガス代の節約!カバーいらずの簡単方法

保温調理とは?

保温スイッチ保温調理を簡単に説明すると、煮込み料理などで弱火でコトコト長時間煮込む代わりに、温めた鍋の余熱を利用して電気代やガス代を節約する調理方法の事です。

前日に作ったカレーは食材に味が染みこんで美味しいものですが、一晩中煮込み続けたわけではありません。

この一晩おいたカレーの美味しさの秘密は、鍋の中の温度が下がる過程で食材の奥深くまで味が染みこむからと言われています。

食材に味を染み込ませるには、長時間煮込むことも有効ではあるのですが、一度沸騰させた後に、保温力を高めてゆっくりと冷ますことで同様の効果が期待できます。これが光熱費の節約になる保温調理のメカニズムになります。

また保温調理は電気代やガス代の節約だけではなく、食材の煮崩れや鍋の焦げ付きが少ないのもメリットです。じっくりコトコト煮込むより、手間もガス代もかかりません。

ただし保温調理といっても、ただ放置すれば良い訳でもありません。ゆっくりと鍋の中の食材の温度を下げていくのがポイントになります

鍋を一度沸騰させた後にそのまま放置すると直ぐに冷めてしまうので、一工夫加えて冷ますスピードをゆっくりにするのが保温調理です。これは魔法瓶の保温力をイメージするとわかりやすいと思います。魔法瓶だからといった全く冷めないわけではありませんが、ゆっくりとなる事で弱火でコトコト煮込んだ状態に近くなります。

保温調理専用のグッズ

保温調理は「ゆっくりと冷ます」ことがポイントなので、魔法瓶のように空気の層をつくって熱を遮断することがポイントです

実は保温調理の為のグッズも売られています。メカニズムは単純なので裁縫が得意な人であれば、手作りで鍋のカバーを作る事も可能です。

これらは「鍋帽子」とも言われています。

これらのように自作で鍋カバーを作って保温調理をするのも良いのですが、実は多くの家庭にあるものでも簡単に代用することも出来ます。

それは保温力の高い洋服です。

フリースなどの古着で鍋を囲っても似たような効果があります。特に持ち手の長い片手鍋の場合だと、ちょうど持ち手を袖に通す事ができるので帽子型よりも向いているぐらいです。

必ずしも袖に通さなくても保温力は高まるのですが、なるべくなら隙間なく覆いかぶせた方が保温力が高まります。熱々の鍋を持って袖を通す時は、火傷しないように注意しながら慎重に行ってください。

保温鍋や洋服で鍋を囲うだけでも良いのですが、より保温力を高める方法だと鍋を新聞紙で隙間なく包み、その上から毛布でガッチリと包み、保温力の高い発泡スチロールの箱に入れる事です。

ここまでやると魔法瓶のように外部の空気を遮断できるので、数時間経っても熱々の状態をキープでき、じっくりコトコト煮込んだのと同様の効果が期待できます。

これが理想の保温調理ではあるのですが、流石に毎回ここまでするのは大変です。ダンボールなどでも代用できるのですが、それなりにスペースも必要になるので、誰もが気軽に取り入れられるとは限りません。

そこで今回は物凄く簡単に保温調理をする方法を紹介します。

簡単な保温調理

電子レンジ簡単な保温調理というのは一度沸騰させた鍋を、電子レンジやオーブンの中に入れてしまうだけの方法です。

電子レンジの中に温められた鍋を入れることで、魔法瓶のように外の空気との間に空間をつくることが可能です。

もちろん電子レンジで温めるわけではありません。あくまでも遮断された空気の層を利用するだけです。

ただし片手鍋など取っ手の形によって電子レンジに入らないので気をつけてください。両手鍋であれば大抵は入ると思います。事前に大きさを確認してみてください。

片手鍋でも電子レンジのドアを閉めることが出来れば、魔法瓶のような保温効果が期待できます。

この保温方法は旦那さんの帰りが遅くなって食事を温めなおす必要がある時などにも使えます。普通にコンロの上に味噌汁が入った鍋を置いておくより、電子レンジやオーブンの中に入れて置くと温めなおす際の光熱費を節約できます。

本格的に保温調理を行うのであれば、新聞紙や毛布で包んだり、専用の鍋帽子を用意するのもいいのですが、この方法であれば多くの人が簡単に実践することができると思います。

ただし、熱々の鍋の持ち運びの時は十分に気を付けてください。両手鍋を持って電子レンジの蓋は開けられません。事前に電子レンジやオーブンの蓋を開けておき、動線の安全を確認してから入れるようにしてください。

まとめ 保温調理のメリット

保温調理には様々なメリットがあるので、電子レンジやオーブンの中に鍋を入れるような簡単な方法でも良いので、ぜひ一度試してみてください。

  • 電気、ガス代の節約
  • 調理(加熱)時間の短縮
  • 混ぜる手間の削減(焦げつかない)

あえてデメリットをあげると、完成までに少し時間が掛かるのと、電子レンジやオーブンを占領してしまうことです。同時に何品も調理するときは向いていませんが、時間に余裕がある時は有効な調理方法です。

ちなみに保温調理専用の鍋も売られています。鍋そのものが魔法瓶のような構造になっています。

煮込み料理が大好きな人であれば、このような鍋を利用して保温調理をするのも良いとは思います。

また土鍋やホーロー鍋のように厚みがある鍋は、そもそもの保温力が高いので電子レンジやオーブンの空間を利用した簡易保温料理と相性が良いです。

逆に薄いの鍋は熱しやすく冷めやすいだけに、洋服や新聞紙や毛布でガッチリと囲う保温調理と相性が良いと思います。

厚みのある高価な鍋でなくても、ちょっとした工夫で保温性は高められるので、今回紹介した保温調理を上手く取り入れて光熱費や煮込む手間を節約してみてください。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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