節約はレジャー!

飲料水の節約は考え方次第!線引きをどこにするかです

水道水は危険!?

公園の水水道水をそのまま飲むことに抵抗がある人も多いと思いますが、一方で全く気にしないという人もいるものです。

この違いは育ってきた環境、地域によるところが大きいようです。私も以前は水道水でも全く気にしない派だったのですが、現在は蛇口に取り付けるタイプの浄水器を使用しています。

水道水が安全と言われている日本ですが、それぞれの地域によって水質は違いますし、住宅環境によっても水質が変わりますし、水道水に対する個人の考え方にも差があるので、一概に正解があるわけでもありません。

あくまでも相性や考え方の問題ではありますが、今回は飲料水を節約するポイントについて紹介します。自分で納得できる飲料水の中から、無理なく取り入れられる方法で節約につなげましょう!

飲料水の節約

ペットボトルの水飲料水のコストを高い順に並べると、

  1. ミネラルウオーター
  2. ウォーターサーバー
  3. 浄水器
  4. スーパーの水(容器代)
  5. 水道水

と言ったところでしょうか。

それぞれに飲料水を節約する方法があります。

大量のミネラルウォーターコンビニや自動販売機でペットボトルのミネラルウオーターを購入すると割高ですが、まとめ買いや大きなサイズのペットボトルを選ぶことで節約することが可能です。

大型スーパー(コストコ等)でミネラルウォーターを箱買いすると、500mlのペットボトルの一本辺りが20円ぐらいに抑えられます。

ウォーターサーバーも最近は提供するメーカーが増えてきたので、契約次第で節約することが可能です。

この辺は地域によって差がありますが、特定の美味しい水などにこだわらないのであれば、価格の安いメーカーと契約する事で大幅に節約できます。

浄水器の値段もピンキリですが、交換フィルターの価格や寿命を考えて選ぶことで長期的にコストを下げられます。ネット通販などで最安値を探すのも良いのですが、送料の事も含めるとホームセンターのようなところで購入した方が節約になるケースもあります。

また最近はポット型の浄水機も格安のものが増えてきており、少量しか必要ない飲料水に限っていえば、水道の蛇口に取り付けるタイプよりもコストが低い傾向があります。

備長炭を使って自作する人もいるようなので、フィルターやカートリッジの交換費用も抑えられるかも知れません。

スーパーやドラッグストアに設置されている飲料水のサーバーも、大抵は専用容器さえ購入すれば無料で提供してくれます。数百円の容器代だけで済むので、物凄く長い目で見れば水道水よりも節約出来るかも知れません

一方で「水道水を気にせず飲む」という人は、そもそも飲料水の節約に悩む必要はないでしょう。

水道水以外の飲料水は選び方次第で節約する事が可能なのですが、飲料水に対して水道水の害を排除するという意味で選ぶのか、健康に良い水といった意味で選ぶかによって、随分と線引きが変わると思います。

水の味や水に含まれているミネラル成分といった要素を重視するのであれば、それらが良さげなミネラルウォーターや、特定の地域の水で作られているウォーターサーバーを選んだ方が良いですが、水道水のリスクを避けるという意味だけであれば、コストや手間を優先して選んでも問題ないかと思います。

水を持ち運ぶのが困難な地域や場所(高層など)に住んでいるのであれば、宅配してもらえる方法が便利ですし、浄水器といった選択肢が有効かも知れません。

健康に良いといった水にこだわらないのであれば、飲料水を節約する方法は色々とあるので、それぞれ納得できる方法で節約してみてください。

一方でより飲料水の節約を考えるのであれば、この線引きのラインを変えるのが有効です

これは考え方を大きく変える必要があるので、誰もが簡単に出来るとは限らないのですが、今まで何となくイメージだけで線引きをしていた人であれば、正しい知識や相性の良い方法を知る事で、それほど無理なく納得できる飲料水の線引きを変えられるかも知れません。

その為にも次はあえてそれぞれの飲料水のデメリットについて紹介します。

飲料水のデメリット

ミネラルウオーターのデメリットは、やはりコストが一番高いということです。

さらにペットボトルの容器のゴミを大量に出すことになります。ペットボトルのリサイクルも増えてきましたが、再び同じペットボトルに再生出来るわけではありません。

最近はプラスチック容器に含まれているマイクロプラスチックの問題も叫ばれるようになりましたし、エコに敏感な人や健康に気をつかう人にも向いていないかもしれません。

ウォーターサーバーウォーターサーバーもコストは安くありません。さらに業者に届けてもらった時に受け取る手間も増えてしまいます。これは一人暮らしだと煩わしいかも知れません。

さらに設置スペースやタンクの保管スペースなども必要です。筋力が衰えてきた高齢者だと交換作業も一苦労ですし、当然電気代も掛かります。

浄水器はフィルターに貯まった汚れを経由して水が流れてくるので、メンテナンスを怠ると通常の水道水よりも雑菌が多くなる可能性があります。交換時期を知らせてくれるタイプでないと、ついつい見逃してしまうかも知れません。

また水道水の水質も地域によって違うので3ヶ月使用できるフィルターだとしても、地域によっては2ヶ月ぐらいで寿命を迎えるかも知れません。

特に貯水槽が屋上にある高層マンションだと、そこの衛生状態によって水質が悪化しますし、消毒の為の塩素が大量に加えられているケースもあるので、直ぐに浄水器のフィルターが詰まるかも知れません。

ポット式の浄水器も冷蔵庫のスペースが奪われますし、大量に水を使う時には向いていません。

スーパーの無料の水は何といっても運ぶ手間があります。ミネラルウオーターの購入でも同じですが、買い物の荷物と重たい水を持ち帰るのは楽ではありません。特に主婦には大きな負担になるのではないでしょうか。

ちなみに一部のスーパーでは飲料水を提供する機械のメンテナンスが問題視されたことがあります。貯水塔のメンテナンスも同じですが、この辺の管理は個人ではどうしようもありません。

水道水のデメリットは塩素の匂いや味を感じることでしょうか。水道水に含まれている塩素の量は最低基準があるので、どんなに水が綺麗だという地域に住んでいても水道水には塩素は含まれています(地下水は別)。

基本的には川の上流の地域ほど塩素が少ない傾向があります。川下の地域は川上の地域の下水処理された水が混ざってしまうので、どうしても処理費用が掛かってしまいます。

また古い住宅ほど水道管の中の劣化(錆び、腐食)の影響を受けてしまいます。引っ越し先などで久しぶりに水道水を出すと、しばらく赤茶色の汚れた水が出てきた経験がある人もいると思いますが、あれは公共の水道管から自宅の間までのルートの汚れです。

水道水に含まれている塩素の量はしっかりと安全を考えられているので、健康被害といったものはないという意見も多いですが、身体の小さな熱帯魚の水槽に水道水を入れると危ないのは承知の事実なので、人体にとってもリスクが0だとは言い切れないのかも知れません。

これらのように、どの飲料水にもデメリットやリスクがあります。

何となくイメージだけで線引きをしてきた人であれば、改めて相性の良い方法がないか考えてみてください。

実家が高層マンションで水道水の塩素が強くて飲めたものではなかったとしても、現在住んでいる地域や住宅がそうでもないかも知れませんし、逆のパターンもあるかも知れません

私の親は10年ぐらい前に市営住宅に引っ越したのですが、そこは14階建ての古い住宅で屋上の貯水塔に貯められた水が出てくるので、水道水の質が酷くて飲めたものではありませんでした。それまでの親は水道水でも気にしていなかったのですが、明らかに塩素交じりのイヤな臭いや味がしてしまうとの事で浄水器を取り付けていたのですが、それでも結構な雑味が残ってしまうそうで、現在は飲料水用に父親が近所のスーパーで水を貰ってきています。

ただこの方法も父親が元気な内は良いのですが、辛くなってきたらウォーターサーバーやミネラルウォーターの方が良くなるかも知れません。

一方で同じ地域に住んでいる私は2階建てのアパートなので、貯水塔の影響がなく水道水の質は悪くありません。

同じ地域でも住宅環境によって水質は違いますし、貯水塔がある高層マンションでも新しいところだとまた違うのかも知れません。それこそ浄水器だけでも問題ないかも知れませんし、逆に私の親のように浄水器だけでは不十分なケースも考えられます。

あくまでも相性の問題なので、改めて現在の住宅環境に相応しい飲料水を見極める事が大切です。

続いてはここまで紹介してきた、それぞれの飲料水のデメリットを回避する方法を紹介します。これも飲料水に対するイメージや考え方を改めるきっかけになると思うので、線引きを変えないにしても、より相性の良い選択があるかも知れないので参考にしてみてください。

デメリットの回避方法

ミネラルウオーターの容器のゴミの問題は、「いろはす」などの薄くて潰しやすい容器を選ぶことで大幅に減らすことが可能です。

「いろはす」は2020年に100%再利用のペットボトルを導入しましたし、国内に7ヶ所もの採水地を設定しているので、運搬時に発生する二酸化炭素排出量なども考えると、海外のミネラルウォーターよりエコな傾向があります。

コスト面だと海外製の価格の安いミネラルウォーターが有利ですが、この辺も考え方次第で選択肢が色々とあるものです。

オシャレなウォーターサーバーウォーターサーバーはオシャレなインテリアとして考えると、設置スペースは必ずしも無駄とはなりません。お店の待合室などに設置されている場合はイメージアップにもつながるかも知れません。

頻繁にお湯を必要とする家庭にも向いていますし、もしかしたら電気ケトルや電気ポットなどを手放せるかも知れません。

浄水器のフィルターも定期契約をしたり、まとめ買いをする事でコストは下げられますし、フィルターの交換時期の知らせてくれる浄水器もあります。

また水道の蛇口に取り付けるタイプ浄水器だと、野菜やお皿を洗う時の水の質も上げられるというメリットがあります。料理にミネラルウォーターやウォーターサーバーを使う家庭でも、野菜を洗う時や蕎麦やうどんを水でしめる時だと、ミネラルウォーターではないケースも多いので、蛇口に取り付けるタイプの浄水器ならではのメリットがあります。

ポット式の浄水器は蛇口に取り付けるタイプよりも時間をかけて浄水するので、より浄水機能が高い傾向があります。家族が少なくて一度に大量の飲料水を必要としない家庭であれば十分かも知れませんし、私の親のように塩素が加えられる貯水塔がある高層マンションとも相性が良いかも知れません。

そのまま水道水を飲む人でも、簡単に塩素のデメリットを回避する方法があります。

水を一度沸騰させるのは有名な方法だとは思いますが、水道水の塩素は空気に触れることで揮発し、紫外線に触れても抜けていきます。

水道水をつくる浄水場でも紫外線が当たらないように工夫されているぐらいなのですが、この辺は金魚や熱帯魚を飼っている人だとイメージできると思います。

水道水をそのまま水槽に入れてしまうと塩素の影響で弱ってしまいますが、水道水をバケツに入れて1~2時間ぐらい日光に当てて置くだけで塩素を抜く事ができます。

なので飲料水として水道水を使う場合も、空のペットボトルなどに水道水を入れて少し日光に当てて置くと、塩素の味や匂いは簡単に抜けてくれます。水道から出して間もない水と飲み比べてみると違いがわかると思います。

ただペットボトルに直接口を付けてしまうと、そこから雑菌が繁殖してしまうので気をつける必要があるのですが、コップに注げば直ぐに汚れるものではないので、毎日のようにペットボトルを洗わなければならないわけでもありません。

これらのように飲料水には様々な選択肢があり、それぞれのメリット、デメリットがあるので、何となくイメージだけでミネラルウォーターを飲んでいたという人は、改めて現在の自分に相応しい飲料水がないか考えてみる事で、大幅に節約できるかも知れません。

水道水の塩素を抜くには手間もかかるので、全ての人に向いているとは言いませんが、お茶やコーヒー用に1~2本のペットボトルに水道水を入れて放置するぐらいであれば、それほど煩わしくもないので、ぜひ一度試してみてほしいと思います。

まとめ あくまでも線引き次第

水道水単純に節約だけを考えて飲料水を選ぶのであれば水道水が最も節約できるのですが、水道水の水質は地域差が大きく、住宅環境によっても左右されるので何とも言えません。

どんなに美味しいと言われている水道水の地域でも、水1リットルあたり「0.1ミリグラム以上」が義務付けられているので、全く塩素がないことはありません。

私の住んでいる街は運よく水道水の質が良いところで、過去に北海道の中で水質が2位に輝いたこともあるのですが、それでも塩素の匂いが全くないわけではありません。

地元の水道局のホームページを調べてみると、水道水の残留塩素が 「0.3ミリグラム」とあり、美味しい水の目安である「0.1~0.4ミリグラム」の間に収まっていたのですが、地域別残留塩素濃度一覧表を確認してみると、かなり稀なケースだという事が分かりました。

地域別残留塩素濃度一覧表

関東の中でも東京や神奈川より埼玉や千葉の方が残留塩素量が多いのには驚きでしたが、「0.3ミリグラム」となると熊本と福井だけでした。ただ同じ北海道でも札幌だと「0.67ミリグラム」とあるので、同じ県内でも随分と条件が違うのかも知れません。

地下水をくみ上げている家庭であれば塩素が全くないのかも知れませんが、どんなに水質が良い地域でも塩素の影響がないわけではないので、それぞれ納得できる方法を選んでみてください。

ちなみにネット上ではウォーターサーバーなどを売りたいサイトが、水道管の中の錆びを過剰にアピールして問題視している事があるのですが、あれはフェイクだと言われています。

【デマ】「水道管は錆びだらけ」【フェイクニュース】

水道の専門家からすると、これは工場排水などで用いられる水道管なんだそうで、一般的な家庭の水道管とはまるで違うそうです。

よほど古い水道管だとこのような可能性が0とも言えないのですが、大抵の自治体では定期的に交換していますし、現在の住宅には錆びない素材の水道管が使用されているので、過度に心配する必要はないのではないでしょうか。

引っ越し先で茶色い水が出てきたとしても、しばらく蛇口を全開にしていれば綺麗な水になるように、大きな問題になるわけではありません。

古民家のようなよほど古い住宅だと違うのかも知れませんが、一般的な住宅であればそれほど気にしなくても良いかと思います。

ただ帰宅時や朝一など、しばらく水道を出していないタイミングだと、水道管からにじみ出た汚れや錆びが混じってしまう事もあるので、飲料水として利用する場合は少しだけ流してから使用しましょう。

飲料水の節約は考え方次第ではありますが、地域や住宅環境によっても左右されるので、イメージだけで選ぶのではなく、それぞれの環境に合わせて選んでみてください。

ちなみに東京の水道局が平成27度に行った調査によると、名前を伏せて水道水とミネラルウォーターの味比べをすると、ほとんど差がない結果になってしました。

東京水飲み比べキャンペーン

一昨年に東京にいった時に水道水を飲んでみると、昔ほど不味くは感じませんでしたし、浄水場も頑張っているのかも知れません。

ただこれも小さな頃からミネラルウォーターを飲んでいる人だと、どんなに水道水が良いと言われても納得できないかも知れないので、今回紹介した様々な飲料水の中で節約できそうな方法があれば試してみてください。

追記・私が浄水器を止めた理由

私は水質が良い街に住んでいると紹介しましたが、少し前まで蛇口に取り付けるタイプの浄水器を使用していました。

水道水に特に不満はなかったのですが、数年前に知り合いの家に遊びに行った時に、水道水のリスクについて色々と教えられ、その家の浄水器を通した水と通さない水の味比べをする事になり、見事に塩素の匂いや味が無くなるのを目の当たりにしました。

私の他にもう一人の知人がおり、彼も「全然違う!」という驚いており、二人して彼のお勧めする浄水器を取り付ける事にしました。

フィルターはまとめて購入した方がお得だというので、彼と私ともう一人いた知人の分も含めて大量にフィルターを注文してもらう事になり、安く買えて良かったなと当時は思っていました。

約2年分のフィルターがあったので使っていたのですが、購入してから改めて水道水について調べてみると、自分の住んでいる街の水質がかなり恵まれている事に気づき、ミネラル成分もバランス良く含まれているといったメリットもあったので、少し後悔してしまいました。

浄水器はミネラル成分を除去してくれるのですが、これは良くも悪くもであり、身体に必要なミネラル成分まで失われてしまうものがあります。またフィルターに銀を用いているタイプだと、金属アレルギーの人に悪影響がある例も見つかりました。

私は金属アレルギーではないのですが、フィルター交換を疎かにするとむしろ水質が悪化してしまうようなリスクもあり、水質は地域によって随分と違い、使用水量によっても交換目安が変わるので、意外と難しいなと感じました。

そしてある時に浄水器の隙間の汚れが目立ってきたので、取り外して掃除してみると驚いてしまいました。

浄水器のフィルターの前にも網目のフィルターがあり、浄水器を通さない水でもそこを経由して流れてくる構造になっているのですが、そこに細かな砂や錆びのようなものがたくさん詰まっていました。

おそらくこれは水道管などから出た汚れなのですが、普通に使う水もこの汚れを経由して出てきたのだと思うと、むしろ普通の水道水よりも汚いんじゃないかと思えてしまいました。

帰宅時や朝一のようにしばらく水道を使っていないタイミングだと、このような汚れも出てしまうのかも知れませんが、少し流しっぱなしにすれば流れ落ちてくれる汚れを、浄水器の中で貯め込んでしまうのにはリスクがあるなと感じたわけです。

もちろん浄水器のフィルター本体には、さらに高機能な浄水機能が備わっているので、綺麗な水が出てきてくれるのだとは思いますが、交換していない浄水器本体にも汚れや水垢のような物が溜まっていくので、なんだか面倒になってしまいました。

浄水器を取り付ける前は地元の水質にも関心がなかったので分からなかったのですが、自分で調べる事なく知人に勧められるがままに浄水器を取り付けてしまったのは、私のミスでした。

それでもせっかく購入したので一年ぐらいは使っていたのですが、残りのフィルターは知人に譲って浄水器を取り外しました。

現在は水道水をそのまま飲むと塩素の味や匂いがするのですが、それは朝一に空のペットボトルに水を入れて放置する事で回避できましたし、そもそも私は水道水をそのままゴクゴクと飲むような事はなく、大抵はお茶やコーヒーにして飲んでいるので一度水を沸騰させています。

浄水器を使用する事が悪いわけではないのですが、私の条件に限っていえば無くても対処できると判断できたので手放す事にしました。

もちろん浄水器があった方が良い地域もあるので、そこを否定したいわけではないのですが、フィルターの定期交換だけでなく、浄水器本体の掃除や交換といった事も考えてみてください

それらが煩わしい人にとっては、ウォーターサーバーやミネラルウォーターの方が良いのかもしれませんし、残留塩素が多い地域の人にとってもそちらの方が適しているのかも知れません。

ただ日本の水道水には安全基準が設けられており、厳密に管理されています。

しかもその基準はかなり厳しく、実はミネラルウォーターよりもずっと厳しい基準で管理されています

フッ素、ホウ素、ヒ素、亜鉛、マンガンなどの含有量の基準は、水道水よりもミネラルウォーターの方が3~5倍ぐらい緩い基準で販売出来てしまします。

冷蔵庫の説明書を読むと氷を作るための水に「ミネラルウォーターは使用しないでください」とあり、ミネラルウォーターだと雑菌が繁殖してしまいます。

水道水の塩素は嫌われがちですが、ある意味優秀でもあるわけです。わざわざミネラルウォーターで食器を洗う人はいないと思いますが、水道水で洗った方が雑菌は繁殖しません。

どんなに水道水が綺麗な街だと説明されても、生まれた時からミネラルウォーターで育った人には水道の蛇口から出る水には抵抗があるかも知れませんが、一度しっかりと調べてみる価値があるのではないでしょうか。

慣れ親しんでいない飲料水を選択したせいで、精神的なストレスを感じてしまっては意味がないのですが、心から納得できた人であれば無理なく線引きを変えられると思うので、一度お住まいの地域の水道局のホームページを調べてみてください。もちろん住宅環境によっても違うので、そこも含めて考えてください。

東京の水も昔から比べると随分と美味しくなっているそうですし、浄水場の頑張りで残留塩素も少なくなってきているので、一度しっかりと調べてみる価値があるのではないでしょうか。

飲料水の節約は考え方や地域によっても随分と違うので、一概に正解が決められるものではありませんが、線引きを変えずにコストを下げる方法(まとめ買いなど)だけでなく、そもそも考え方を見直した方が大きな節約につながる可能性があるので、上手く見極めて節約につなげてほしいと思います。

コメント

  • 市内に引っ越したのに
    水道水が不味くなって不思議だったのですが
    住宅環境によっても違うとのことで
    勉強になりました
    ありがとうございます
    浄水器を検討してみます

    by 匿名 €

  • 近所の公園でよく見かける爺さんはペットボトルに水を貯めて持ち帰っているよ。これが一番節約になるんじゃねw

    by 匿名 €

  • 私は水道局に勤めている親戚が浄水器を使用していたので必要なのだと判断しました。

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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