節約のイメージ
皆さんは節約という言葉にどのようなイメージがあるでしょうか。
- 辛い
- 我慢
- ケチ
- みじめ
- 貧乏
のようなマイナスのイメージを持っていると、節約を続けることは難しくなります。
一方で節約に対して明るいイメージを持っている方は、楽しく節約を続けることができます。
- 明るい未来のため
- ゴミを減らす
- 資源を大切に
- 健康のため
このようなイメージだと、節約は辛いものではなくなります。
節約による効果を単純にお金を使わないことだけだと考えてしまうと、惨めな気持ちになってしまうものですが、自分のお金を使わないことだけではなく、その行為が世のため、人のため、地球のためになっていると感じられると、全く同じ節約を行っても満足感、充実感が違ってきます。
そこで今回は節約のイメージを明るくする情報を紹介します。節約によって得られる様々な効果を、頭の中で臨場感たっぷりにイメージできるようになってほしいと思います。
食糧廃棄率
日本の食糧廃棄率は世界でも高いと言われています。食品の安全基準が厳しいということもあるのですが、一般家庭から廃棄される食品の量も非常に多いと言われています。
節約思考の方は、ここが一番素晴らしいのではないでしょうか。
食品の管理がしっかりとしており、さらに無駄にすることが圧倒的に少ない傾向があります。例えば大根の皮や葉っぱ、ブロッコリーの芯を調理することなどです。
食材が増えた分、他の食費を節約することができますし、結果的に生ゴミを減らすことができます。
ゴミを回収する為の車にも石油が使われていますし、ゴミを償却するのにも使われます。食材のゴミを減らすことは食費の節約だけではなく、素晴らしいエコにつながっていると感じられると、同じ節約でも充実感が増してくるものです。
物を使いきる
節約思考の方は物を大切にします。
ボロボロになった状態で使い続けるというよりは、丁寧に物を扱うので寿命を全うさせてあげられます。
洋服を乱雑に扱う人は擦れが目立って寿命を縮めてしまいますが、節約思考の方はきちんとハンガーにかけて長持ちさせることができます。
靴を重ね合わせて脱いでいると、すぐに擦れて痛んでしまいますが、丁寧に脱ぎ履きをしている靴というのは、型崩れをすることもなく、靴の寿命(靴底の消耗)を全うさせられます。
コップやお皿の使い方、ドアの開け閉めにも関係してくることです。乱雑に扱う人は物の寿命を縮めてしまいます。
また使い捨ての物でも、丁寧に扱えば使いきることができます。
使い終わった洗剤のボトルに少量の水を入れて軽く振って中身を使いきることは、節約のためだけではなくゴミを減らすことにもなります。
これはリサイクルされるプラスチック製品を綺麗にすることにもなります。
これらの行動をケチとバカにするか、エコと捉えるかでイメージは全く違うのではないでしょうか。
自分の財布の為だけの節約ではないと意識してほしいと思います。
健康
節約と健康はイコールではありませんが、節約思考の方は健康状態に気をつけている方が非常に多いです。
健康を害すれば病院代や時間が無駄になってしまうので、日ごろから運動を取り入れています。
スポーツジムに通うのもいいのですが、日常の移動や家事を効率よく運動に結びつけることで、お金をかけずに健康状態を保つようにします。
エスカレーターを階段にしてもお金の節約にはなりませんが、長い目で見れば健康状態を維持することに繋がるので、自分の財布にとっても優しいことです。
頭の中でこのようなイメージをもてるようになると、節約による満足度がどんどん増していきます。
また節約思考の方は暴飲暴食をすることも少ないと思います。これも飲食費の節約だけではなく、健康やエコのために役立っているとイメージしてほしいと思います。
自分の身体の健康を意識することは、自分の医療費の節約になるだけでなく、国の医療保険の負担を減らすことにもなるわけです。日本中の方の役にたっています。
まとめ イメージ次第
基本的に節約を楽しく行っている方というのは、節約の先に明るい未来をイメージをもっています。
現状を仕方がなく我慢するイメージでは、辛い節約になってしまいます。
節約の先に明るい未来を想像することができれば、同じ節約でもまるで満足感が違うものです。
節約をしてお金を貯めることも大切ですが、そこに子供や孫や愛する人達の未来のためのエコといったイメージを重ねてください。
想像力が豊かな方であれば、どんどん好き勝手にイメージを膨らませてください。
例えばブロッコリーを食べるときに、生産している農家まで想像してください。その農家が使用している農機具を開発した方や、ブロッコリーをスーパーまで運んでくれた運送業者を想像してください。
目の前にあるブロッコリーに対して、様々な方の努力が積み重なっていることを感じられると、ありがたみが増して美味しさもアップします。
無駄なく、美味しくブロッコリーをいただくことで、節約にもエコにも関係者の役に立っていることにも気がつけます。
以前、テレビでお弁当の付け合わせにあるパセリの廃棄率を調査していたのですが、何と九割を超えていました。ちなみに私も食べていませんでした。
その番組にはパセリを作っている生産者も出演していたのですが、廃棄率の数字を見て物凄く落ち込んでしまいました。
「一生懸命作っているんですけどね・・・」
と肩を落としながら語っていました。非常に申し訳ない気持ちになったことを覚えています。
パセリはお弁当の彩りだけではなく、ハーブとして殺菌効果もあるのですが、食べても素晴らしい栄養素があることも紹介されており、それから私はお弁当のパセリを感謝しながら食べるようになりました。
これらのように節約することによって得られる直接的なメリットだけではなく、その節約の先までイメージ出来ると、ありがたみや満足感が増すものです。
あなたが頑張った節約による効果は、お金の数字だけではありません。
物を無駄にしないことは生産者が喜んでくれます。無駄なゴミを減らすことはエコになります。そしてそのような行動が変われば、立ち振る舞いや健康状態にも影響を与えるものです。
きちんと節約と向き合うことは自分の為だけではありません。多くの方の役に立っているのだと実感してほしいと思います。
エコな商品を購入することがだけがエコなのではありません。目の前のモノに感謝しながらありがたく使用することこそ、本当のエコなのだと思います。
様々なモノを丁寧に扱っているあなたの節約が、巡り巡って私の為、世の中の為になっていることに感謝します。そして私の節約もあなたの役に立っていることを嬉しく思います。
どんどんイメージを膨らませてほしいと思います。正しいかどうかよりも、楽しくイメージすることがポイントです。