チープカシオとは?
「チープカシオ」とは名前の通り、日本の腕時計メーカーであるCASIOが販売しているリーズナブルな価格の腕時計のシリーズであり、少し前から見た目もおしゃれで注目を集めるようになっていました。
私は節約家という事もあり、どんなに安くて良かろうが不要な物はなるべく所有したくないタイプなのですが、少し前からライフスタイルの変化もあり、現在所有している腕時計に不満を覚えるようになりました。
節約を意識する前に購入した機械式の腕時計を定期的にメンテナンスしながら使っていたのですが、4年に一度のオーバーホール(分解整備)に万単位の費用が掛かる事もあり、電池式の腕時計への買い替えを検討していたところ、たまたま知り合った人がデジタルのチープカシオ(F-91W)を身につけており、手に取って見せてもらうと、そのあまりの軽さと薄さに感動してしまいました。
価格を聞くと「2000円ちょっとだったかな」と言われ、そのあまりの価格の安さに興味が惹かれ、ネット(⇒)で調べてみると1000円前後で売られていてまたまた驚いてしまい、知り合いと同じ物を購入してしまいました。
Gショックのトラウマ
実は私は今から30年ぐらい前の学生時代にGショックを購入した事があり、それが初めての腕時計だったのですが、あまりの重さとごつさのせいで手首がこって疲れてしまい、イヤになってしまった過去があります。
手首が細いせいかバンドのあまりも多く、シャツの袖にも引っかかってしまうので、あまり良い印象にはなりませんでした。
とはいえ、それなりの価格だったこともあり、10代はそのGショックを身につけて過ごしていたのですが、成人してからは薄くて軽いシンプルな針の腕時計を愛用していました。
それも電池交換をしながら8年ぐらいは使用していたのですが、ある程度の年齢になって高級時計に興味をもつようになり、そこそこの価格の機械式腕時計を購入し、現在も所有しているのですが、仕事の関係で働く時間帯が変化した事もあり、灯りのない機械式時計だと視認性に不満をもつ機会が増えてきました。
結局は時間を確認する為だけにスマホを開く事になり、それはそれで役割を果たしてくれていたのですが、ポケットの中からスマホを取り出してスイッチを押すというひと手間があるので、パッと時間を確認できる腕時計の購入を考えていました。
ただ灯り付きのデジタル時計というと、やはりGショックのイメージがあり、Gショックに似たような形の安いデジタル時計でもごついイメージがあり、スマートウォッチだと充電の手間や電池の劣化の問題もあるので、知り合いのデジタルのチープカシオの薄さを見た時に、「まさに求めていた腕時計だ!」とピンときてしまい、即購入してしまいました。
薄さと軽さの重要性
高級腕時計に惹かれる人というのは、やはりどこか自慢したい欲もあるので、見た目が豪華だったり、誰もが知っているブランドだったりするので、厚みや重さといった重厚感が好きな人も多いのですが、私は重たいGショックのトラウマがあったので、比較的薄くて軽いシンプルな構造の物を選んでいました。
ベルトも金属のものだと重たいので革ベルトにしていたのですが、この革ベルトも定期的に交換する必要があり、2~3年置きに買い替えていました。
大切にメンテナンスしながら長く愛用する事は節約という意味でも素晴らしい事ではありますが、その為に結構な費用を掛けている計算になり、節約家になった現在の私にとっては相応しい腕時計とも思えなくなってきたので、薄くて軽くて価格も安いデジタルのチープカシオに凄く惹かれました。
重たい腕時計だと疲れるのは多くの人がイメージできると思いますが、腕時計にとって薄さというのも重要なポイントであり、特にビジネスの場で身につけるとなると、シャツの袖にスッポリと収まる必要があります。
高級腕時計好きの人ほど、このシャツの袖に収まらないほど分厚くてごつい腕時計を、これ見よがしに身につけているのですが、個人的にはあまりスマートな印象には映らないので好きではありません。
この辺は好みの問題でもありますが、腕時計を見る時にサッと腕を振り上げて袖をひっこめた時に時計が出てくるぐらいの方がスマートな印象になるので、私にとっては腕時計の薄さは重要なポイントでした。
見た目もおもちゃのデジタル時計ほどチープではないですし、灯りとカレンダー機能も付いていたので十分でした。しかも手首の細い私の腕にもフィットし、ベルトのあまりも少なくて嬉しくなってしまいました。
私が求めていた要素が全て満たされており、それでいてリーズナブルな価格という事もあって感動してしまいました。チープだからといって侮れません。
まとめ チープ=低品質ではない!
腕時計に限った事ではないのですが、価格なりに品質に差があるのは当たり前ですが、高価だからといって高品質かというと、そうとも限りません。
そもそも求めている機能や品質は人それぞれ違いますし、必要以上の品質や機能にお金を掛けても満足いく結果になるとも限りません。
もちろん有名なブランドという要素に価値を感じる人もいるので、そこを優先する人にとっては大枚をはたく価値があるのだとは思いますが、使い勝手や機能という面では一致しているとは限らないものです。
あくまでも相性の問題であり、どんな物にも絶対的な正解があるわけでもありません。
私にとっては薄くて軽くて灯りが付くデジタルのチープカシオが最高の選択肢になってくれたわけですが、これだって誰でも相性が良いわけではありませんし、そもそも腕時計を必要としない人もいると思います。
オシャレとして腕時計を身につけたい人であれば、デジタルではないチープカシオが向いているかも知れませんし、その他のメーカーの腕時計も選択肢に入ってくると思います。
どんな物でも「安かろう悪かろう」といった傾向がないとは言いませんが、高価な物でもその理由がブランドイメージを構築する為の広告宣伝費だったり、機能とは関係ない装飾品だったりする事も多いので、それぞれの人が求めている役割に照らし合わせて見つけるのが大切です。
もちろんそのブランドイメージに惹かれる人もいますし、腕時計の機能とは関係ない宝石などの要素に惹かれる人もいるので、それが悪いわけでもありません。
ただ何となくイメージだけで選んでしまうと、無駄に高くついてしまったり、せっかくの役割を活かす事もできないので気をつけてほしいと思います。
高価な機械式時計でも防水機能が無かったり、衝撃に弱いものもあるので、使い所を誤ると直ぐにダメにしてしまいます。
高価な物ほど買い替えが難しいだけに、不要な機能や役割のせいのデメリットを長く受けてしまいます。私の例だとオーダーメードの枕が合わなかったのに、しばらく使い続けて睡眠の質を悪化させてしまいました。
高価だったからと、医学的な根拠があるからと、合わない物を無理して使い続けてしまうと、結果的にデメリットばかりになってしまうので、節約家の皆さんは上手く見極めてほしいと思います。
と偉そうに語ってきましたが、今回私が購入したチープカシオにも失敗がありました。それは電池交換が少し難しいという事です。
「チープカシオ 電池交換」
と検索すると、「素人でも100均の電池で簡単に交換できた」といった感じの情報がたくさんヒットしていたので、そういうものなのだと決めつけてしまっていたのですが、デジタルのチープカシオに限って言えば、それなりに技術が求められるようでした。
アナログ(針時計)のチープカシオだと簡単そうなのですが、デジタルだとそれなりに難しそうなので、長い目で見ると失敗だったのかも知れません。
アナログでも灯り付きの腕時計がありますし、カシオだけでなくシチズンやセイコーでもチープカシオのようなリーズナブルな価格帯のシリーズがあったので、もう少し慎重に選んだ方が良かったのかも知れません。
購入したチープカシオの機能や価格には満足していますが、もっと良い選択肢があったかも知れないと思うと節約家としては反省です。
ただ腕時計のような物は実際に手に取ったり、身につけてみないと分からない事もあるので、そういう意味では知り合いから現物を見せてもらえたことはラッキーでした。ネット通販の写真だけだと分からない事も多いので、長く使う物ほど慎重に選びたいものです。
チープカシオを絶賛したいわけでもお勧めしたいわけでもないのですが、人によっては私と同じように相性が良いかも知れないので、腕時計の買い替えや購入を考えている人は検討してみる価値があるのではないでしょうか。
もちろんスマホで十分な人には腕時計は必要ありませんが、腕時計には長引く話をうまく切り上げるきっかけ作りに使えたり、腕時計がきっかけで話が弾むような事もあるので、意外とメリットがあるものですよ。
この辺のメリットは高級腕時計でなくてもあるので、一度も腕時計を身につけたことがない人は、借り物でも良いので試してみてほしいと思います。スマホが当たり前の若い世代の人ほど、このメリットを知らないので試してみる価値があると思います。
ちょっと腕時計の知識があるだけで初対面の相手とも打ち解けやすくなりますし、相手側にも同じきっかけを与えられるので、会話の潤滑油としても便利なアイテムになってくれるものですよ。
コメント
M5610も軽いですよ。52グラム電波ソーラーです。メルカリで買いました
チプカシは素晴らしいですね
by キミアキ