節約はレジャー!

正しい節約が最高の脳トレになる理由!未来への期待感

節約が脳トレ?

当サイトでは様々な節約方法や節約するための考え方などを紹介しているのですが、節約を考えるということは、かなり強烈な脳トレになっていると感じるようになりました。

私は数年前から脳科学者と言われる方々の本を読むようになったのですが、彼らの言う脳トレの効果と、節約によって得られる考え方の変化(進化)が、とても重なることが多いと感じています。

脳トレにも大きく分けて二つあるのですが、一つはボケ防止の為に刺激を与える程度のもので、それはIQを上げるという効果を狙ったものではありません。いわゆるちょっとした頭を使うゲームのようなことです。

一方で本格的な脳トレというのは、深い考え方ができるようにトレーニングするようなことです。

この深い考え方というのが、まさに脳トレの醍醐味であり、それは未来に希望を持つということです。より良い未来を信じられる力、自分の力を信じられる考え方です。

ここがまさに「正しい節約」と重なると感じました。

今回はその辺について私なりに感じたことを、より詳しく、わかりやすく(?)紹介します。正しい節約の効果はお金が貯まることだけではありません。間違いなく正しい脳トレにもなります。

未来への期待

物事を深く考えるということは、目の前ですぐに得られるであろう快楽(欲求)よりも、未来で得られるより大きな快楽を優先できることです。

目の前の欲求に対して、時空を超えて脳の中で天秤にかけられることです。

これを食欲でたとえると、たった一つのジャガイモをその場で食べてしまうより、種イモとして切り分けて土に埋め、時空を超えて(来年)より多くのジャガイモを収穫するようなことです。

農耕が始まる前の昔の人は主に狩りをしていました。狩りはその日に食べる獲物を捕まえる必要があるので、その場限りの行動だけです。

今でも多くの動物がその場しのぎの食糧を調達をしているわけです。

ある時に頭のいい昔の人が「何とかこの食べきれなかった獲物の肉を保存することができないだろうか」と深い思考をしたわけです。未来に希望を見いだそうと考えたわけです。

その結果、肉に火を通したり、乾燥させたり、加工(塩漬け等)することを思いついていきました。

またある時に地球規模の気候変動が起こり、獲物の数が激減してしまいました。すると食糧が調達できずに困るわけです。そこで今まで食べていなかった植物に手を出す人が現れました。

しかし植物も根こそぎ取ってしまうと翌年は生えてこなくなります。そこでさらに深く考えられた人が、翌年のために少し残しておくという方法を思いつきました。

これから農耕が進化していきました。より効率を高めるために土に手を加えたり、日当たりを考えたり、雨以外にも水を与えたりすることを覚えていきました。

目の前で直ぐに得られる快楽よりも、未来で得られる快楽を優先できた人が生き残ったわけです。その場しのぎの行動しか出来なかった人達は生存強制に破れてしまいます。

節約をする理由

節約をする理由にも大きく分けて二つあると思います。借金を抱えて仕方がなく節約をする人と、より良い未来の為に節約をする人です。

借金を抱えて仕方がなく節約をしている方は、借金を返済した途端に元の生活に戻る可能性があります。

なぜなら「節約=苦しいこと」と認識しているからです。

一方で未来に希望をもって節約をしている人は、その未来を叶えた後に自堕落になる可能性は低いです。より良い未来に目標を再設定します。

なぜなら「節約=夢を叶える手段」と認識しているからです。

全く同じ節約(おやつを控える)をしたとしても、一方は我慢を強いられて苦痛を感じていますが、もう一方は快感を感じています。

この違いが未来への期待感です。

未来の希望が叶った時にだけ快楽を感じるのではなく、その道筋を通る過程でも快楽を感じられています。これが正しい節約の正体であり、正しい脳トレということです。もう少し詳しく見ていきます。

性欲の満たし方

先ほどは食べ物でたとえましたが、次は性欲でたとえてみます。

いますぐにでも性欲を満たしたい場合、パートナーがいる方は問題ないですが、そうではない方は難しいわけです。

相手の了解を得ずに満たしてしまうと犯罪になってしまいます。

人間の場合は自己処理という選択肢もあるので、誰にも迷惑をかけることなく、その場で性欲を解消することも可能ですが、一方で未来に希望を持つ方もいます。

未来に素敵なパートナーと結ばれる為に、より魅力的になろうと行動につなげる人がいます。

昔の人だと、より獲物を上手に捕まえられるようになることなのかも知れません。その為に身体を鍛えたり、技術を学んだり、道具を開発したりするわけです。

現代人だと仕事を頑張ったり、身体を鍛えたり、ダイエットをしたり、オシャレを磨いたりするようなことです。

一方で安易に性欲を自己処理で満たしてしまう事というのは、目の前のジャガイモを食べてしまうようなことです。未来に何も変化が起きません。

筋トレやダイエットが続く人というのは、未来の自分への期待感が強い人です。自分を信じられているので、筋トレやダイエットの辛さが快感にすらなっています。

一方でその場しのぎの快楽を選んでしまう人というのは、未来の自分への期待感が薄い人です。すると筋トレやダイエットの辛さが、そのまま苦痛になってしまいます。当然続けられません。

多くの自己啓発本などで、未来のイメージを明確にする必要性について語られています。目標を紙に書いて毎日復唱するようなテクニックが有効だと言われています。

その未来のイメージが頭の中でリアルに思い浮かべることができると、その夢が叶うと言われているのですが、正しくは頭の中のイメージがリアルになればなるほど、そこに近づくための行動が快感になると言うことです。

筋肉痛の痛みが目標の身体に近づいている証だと脳が認識するようになるので、それらの苦痛が快感になります。

食事制限をするダイエットでも同じです。この思考回路が出来ている人は、ダイエットに有効な食品を食べると自然と美味しく感じられます。逆にカロリーの高い揚げ物の匂いを嗅いだだけで、胸やけしたりするようになります。

健康の為にイヤイヤ青汁を飲んでも美味しさは感じられませんが、健康であることが目標達成の為に役立っていると心から感じられている人は、全く同じ青汁を飲んでも美味しく感じるものです。

節約も全く同じです。

日々の節約が目標を達成するために役立っていると心から感じられると、苦痛ではなく快感が得られます。これが正しい節約です。

まとめ 正しい節約とは

このように自分の未来への期待感が強いと、その未来(夢や目標)への道筋の途中から快感が得られるようになります。目標を達成した時にだけ快感が得られるのではありません。その過程から快感が得られるようになります。なので現在まで幸せになってしまうわけです。

これをわかりやすく言うと希望に満ちあふれている状態です。未来に対して何も不安がなく、目をキラキラとさせている子供のようなことです。

たくさんのジャガイモを収穫した時にだけ快感が得られるわけではありません。未来へのイメージが明確にあると、その過程(種芋を埋める)から快感が得られます。

適度に水を上げ、芽が出てきて、雑草を処理しながら少しずつ成長していき、花が咲いていきます。それらがたくさんのジャガイモの収穫につながるとイメージできているので、その都度快感が得られます。

一方でジャガイモをを育てたことがない人や知識がない人だと、そのイメージを持つことが出来ません。もちろん現在なら簡単に情報を調べることが出来ますが、昔の人は実際に経験するまで難しいわけです。

たまたまこぼれ落ちたジャガイモが芽を出した時に、頭を使って推論ができた人がいたからこそ、農耕が発達していったのだと思います。

筋トレもマッチョになった瞬間に快感が得られるわけではありません。様々な筋トレの知識を勉強することで、目標とするゴールの位置や道筋が見えてきます。

漠然と筋トレをするよりも、適正な回数やタイミングや栄養などを勉強することで、よりイメージがしやすくなり、日々の筋トレを行っている時から快感が得られるようになります。

例えば好きな女性がマッチョが好きだという情報を知ると、男性は筋トレに励むものです。筋トレの苦痛を感じる度に、これで好きな女性に好かれるぞ!とイメージできるからです。

女性の場合だと好きな男性が居乳好きだという情報を知ると、寄せて上げる下着を身に着けたり、パッドをはさみ込むものです。そうやって自分の胸が膨らむ度に、意中の男性からアプローチされることをイメージすることができます。

未来へのイメージが明確にならないと、行動をする理由が見えてきません。

何のために行動をしているのかわからないと、モチベーションなど起きるはずがありません。

子供に勉強の重要性を説くのは難しいものですが、もし子供の夢が宇宙飛行士だと、その為には算数が得意になる必要があると教えて上げると、自ら頑張るようになるものです。

「いいから勉強をしろ!」と強要するより、宇宙飛行士のDVDでも見せる方がずっと未来のイメージが強化されていきます。イメージが具体的になればなるほど、自ら行動したくなるわけです。

自ら積極的に学ぶということは快感そのものです。どんどん知識を吸収していきます。そのことが楽しくして仕方がなくなります。

一方で押し付けられた勉強は苦痛でしかありません。必要性を感じていない情報はなかなか吸収されません。全く同じ時間、机に向かっていても濃さはまるで違います。

上手くいっている人の節約も凄く似ています。

節約の先の未来に明確なイメージがあるので、傍からみると大変そうな節約でも、本人は辛いとも苦労しているとも思っていません。貯金箱の重みが増す度に快感を得ています。

何のために節約をするのかは人それぞれですが、その目的であるイメージをリアルに思い浮かべてください。リアルになればなるほど、そのイメージに近づく道筋もリアルになり、障壁を乗り越えるたびに快感が得られます。

すると目の前にある些細な快楽など興味がなくなります。給料日に必ず焼き肉に行っていた人でも、それが目標から遠ざかる行為だと感じられるので、焼き肉の美味しさよりも目標から遠ざかる苦痛が勝利します。

自分へのご褒美やニンジンぶら下げ方式などに頼る必要はありません。

もっと気持ちのいい快感を知ってください。人類は目の前の快楽をコントロールできたから進化してきました。

その子孫が現代人です。だからこそ、あなたにもできるはずです。

正しい脳トレというのは、この気持ちよさを感じる為のトレーニングです。未来へのイメージをより詳細に具体的に思い浮かべやすくするためのトレーニングです。

脳を軽く刺激するボケ防止程度の脳トレが悪いとは言いませんが、脳を未来の為に可動させることが脳トレの本質だと思います。

だからこそ「正しい節約をすること=強烈な脳トレ」になると感じました。日々の節約に気持ちよさを感じられるようになることは、時空を超えて未来への働きかけが出来ている証拠なので、結果的に脳を進化させているということです。

もちろんこれは節約に限った話ではありません。時空を超えて未来をリアルに感じ、現在の選択や行動と天秤にかけられる能力こそが、人間が進化してきた証です。

あなたの力(脳)を信じてください。

あなたの叶えたい未来をリアルに思い浮かべてください。あなたの未来に期待してください。

正しい節約は目標金額が貯まった時にだけ快感が得られるわけではありません。その過程、道筋でも快感が得られることを覚えておいてください。

子供の勉強のように楽しみながら進むと、苦痛を感じないどころか、劇的に効率よく学ぶことができます。節約のスピードも劇的に早くなりますよ!

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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