車の洗車のパターン
そもそも車の洗車に正しい、正しくないなどありません。
洗車にこだわる方はとことんこだわって僅かなキズも付かないように専用グッズを揃えますし、一方でガソリンスタンドの洗車機だけという方もいます。
人それぞれ自分で納得するところに線を引いて、良しとするわけです。
また環境問題に敏感な国では洗剤を使った洗車は行われません。雨上がりに吹き上げればOKという価値観もあります。どれも立派な洗車であり、間違っていないと思います。
実は節約と洗車は凄く似ているところがあります。人によって良しとするバランス、線引きが違います。
その基準をどこに置くのかは自由ですが、自分の考え方ではなく適当に誰かの基準に当てはめてしまうと残念なことになってしまいます。しっかりと自分が納得できる基準を見極められる人は、節約も洗車も上手くできるものです。
洗車の段階
洗車のパターンを大まかに分けると、
- プロによる手洗い洗車
- 自分で手洗い洗車
- 自動洗車機(全自動)
- 手動洗車機(高圧洗浄)
- 洗車シート(フクピカ等)
こんなところでしょうか、細かく分ければまだまだありますが、大雑把に考えるとこのような洗車パターンに分けられます。
プロによる手洗い洗車というのは最高峰です。自動洗車機では届かない細かいところの汚れまで落としてくれます。ただし料金は高額です。
自分で行う手洗い洗車というのは、お金は水道代ぐらいですが時間が非常にかかります。
ガソリンスタンドなどの自動洗車機は、金額も手頃で時間も早いということもあり人気があります。
手動洗車機はコイン洗車場などです。金額は自動洗車機とそれほど変わりませんが、車にこだわりのある方はこちらを選ぶ傾向があります。
またケルヒャーなどの家庭用高圧洗浄機を購入する方もいますね。自宅に駐車場があり、水道やコンセントなどの条件が合わないと厳しいですが。
一方でフクピカなどの洗車シートだけで済ませるという人は少数派です。あまり車に乗らず車庫を完備していれば、これだけで十分ということにもなります。似たようなところで毛叩きを利用する方もいます。
そしてこれらの洗車を状況に応じて使い分けている方もいます。基本的には自動洗車機、汚れが気になる時は手動洗車機、簡単な汚れなら洗車シートという使い方をしている方もいます。
どの洗車方法も間違いではありません。本人が納得していれば問題はないわけです。
パターン外
そして、中にはこの洗車のパターンから外れてしまう人がいます。
車に乗ることよりも磨くことの方が重要になり、エンジンルームやトランクまで徹底的に磨き上げる人がいます。
これも別に悪いことではありません。本人が楽しんでいるのであれば立派な趣味、レジャーです。
逆に全く洗車をしない、という人もいます。
「車なんて動けば何でもいい」
といった考えでボロボロの状態で乗っている方もいます。経済的な理由ではなく、汚れを気にしない人もいます。
どちらのタイプも悪いわけではありませんが、これらのように極端に基準から外れてしまうと、周りの人からは煙たがられます。
ピカピカに磨いている人の車に乗るのは気を使いますし、ドアの開閉だけでも緊張をするので、また乗りたいとは思えません。靴を脱がされることもあります。
一方でボロボロの車は不潔ですし、きちんと整備をしているように見えなので、安心して乗れません。
節約もこれに似ているところがあります。
節約の線引き
節約も極端に外れてしまうと、周りの人と壁が出来てしまいます。
そもそも節約をする理由というのは、何かしらの目的があってお金を貯めるものですが、この目的がズレてしまっている方がいます。
ひたすらお金を使わないことだけが目的になってしまうと、洗車をしない車のように身なりがだらしなくなってしまいます。当然周りから人は離れてしまいます。
また節約を極めて「あそこのお店のほうが1円安い」からと友達を連れまわしても、離れていくことになります。
車を綺麗にすることや節約をすることは素晴らしいことですが、どちらも極端に傾きすぎると、周囲の人と上手くいきません。
節約のバランス
何がいいたいのかと言うと、極端な節約は嫌われてしまうということです。
特に目に見えるところの節約は危険です。極端にバランスを崩すほどの節約はするべきではありません。
髪型や洋服の質を極端に節約してしまうと、バランスが保てなくなります。ユニクロやしまむらではなく、スーパーの隅にある型遅れ、時代遅れの洋服を選んでしまうようなことです。
たかが数百円の節約で一気に古臭さが出てしまいます。洋服は一度だけ着るというモノでもないので、数百円の節約によるイメージダウンをずっと引きずることになってしまいます。
節約を頑張っている方には、この線引きを上手になってもらいたいと思います。
逆に数百円でイメージアップが出来るアイテムがあるとすれば、それは凄くコストパフォーマンスが高いと考えられます。洋服は何度も着ることになるので、一回当たりに換算すると微々たる金額です。
容姿に点数をつけるのは不謹慎かも知れませんが、容姿で例えてみます。
容姿やスタイルのレベルが50点の人を80点に上げるには、カリスマ美容師やらエステやらブランド物などが必要になります。何十万円というお金が必要です。
一方で50点の人を20点に下がるのは簡単です。激安床屋や100均の化粧品や売れ残った型遅れの洋服などです。
30点上げるのに何十万円もかかる一方、数千円の間違った節約で30点も下がってしまうことがあります。
金銭的には数千円の節約ができるかも知れませんが、失うものを考えると相当損をしていると思います。点数を上げるのは簡単ではありませんが、点数が下がるのは簡単です。ちょっとした手抜きで脱落していきます。
ろくに洗車もしていない車だと周りの人から煙たがられます。ビジネスであれば信用も得られません。ボロボロの車があるお店が儲かっているとは思えません。たかが数百円の自動洗車機代をケチった代償が、他人からの評価として跳ね返ってきます。
節約も行き過ぎないバランスを意識してほしいと思います。
節約のポイント
逆に人に見られないとこであれば徹底的に節約をすることは出来ます。洗車をしないという選択ではなく、洗車の費用を抑えることは出来ます。
バケツ一杯の水で洗車を済ませる方法もありますし、雨を利用する洗車方法もあります。手間はかかりますがタダで洗車が出来ないわけではありません。
「時間がもったいない」という考えも出来ますが、節約や洗車が楽しいという人にってはレジャーなので問題はありません。
ただし周りを巻き込まないことです。節約に興味がない人に何を言っても嫌われてしまいます。
上手な節約というのは周りの人に気づかれないことです。ここが凄く重要なポイントです。
周りの人から気づかれてしまう節約は「ケチ」の烙印を押されてしまいます。
周りの人から気づかれない節約を意識してほしいと思います。この線引き、バランスが非常に大切です。
福袋はお得?
節約のバランスで言うと、毎年のように洋服の福袋を購入するタイプの方は、気を付けてほしいと思います。
中身が見えるタイプの福袋であれば別ですが、似合わない洋服を身につけることは点数を下げることになります。
安いからと言って似合わないものを身につけるのは、結果的に節約ではありません。
本来の洋服の目的は防寒着でしょうが、現在の洋服の目的は着飾るためのモノです。自分を魅力的にするためのモノを選ぶ必要があります。
お得だから、80%OFFだから、と魅力を下げるモノを購入するということは無駄遣いということです。また試着が出来ないのも大きなマイナスです。
ファッション関係の本を読むとわかりますが、これでもかと試着のポイントが紹介されているものです。どんなに高級ブランドの洋服でもサイズが合わなければ似合いようがありません。
福袋にも色々ありますが、多くは売れ残った商品で構成されます。目玉商品があっても組み合わされる商品は魅力がないから売れ残ったわけです。
多くの福袋はスーパーの隅の激安な洋服のようなことです。
そのような商品を身につけることは自身の点数を下げますし、家の収納スペースも取ることになります。
実はこれも凄く重要なことです。例えお気に入りの洋服でなくても、新しい洋服を処分することは難しいものです。
誰かにあげるなり古着屋に持っていくなりして処分してください。収納スペースの節約になります。
ドラマなどで貧乏な家庭を表現するときは、家の中をモノで溢れ返します。
ちょっとしたスペースや壁にこれでもかとモノを詰め込みます。
一方でお金持ちや成功者の家の中はスッキリさせます。必要のないモノまで入っている福袋には大きなリスクがあります。福袋は節約になりえません。
まとめ 線引きの重要性
必要なモノを安く購入するのは立派な節約ですが、安いからと不必要なモノを購入するのは完全な無駄遣いです。
様々な洗車の方法があるように、様々な節約の方法があります。
どの方法が正しいとは言えませんが、極端にバランスを崩さないように意識してください。
行き過ぎた節約は結果的にお金も時間も損をしてしまいます。得をしないことを損したと勘違いしないように気をつけてください。
投資目的でもない限り、不要なモノに価値はありません。お得だからと安易に不要なモノを購入してしまうことこそ、最も節約から遠ざかる行為です。
本当に欲しいモノ、必要なモノがピンポイントで入っていることが確かな福袋以外は、手を出さないことです。
節約のバランス、線引きは周囲の人に伝わるかどうかを意識してみてください。あまりバレない範囲で楽しみながら節約を行ってほしいと思います。
コメント
福袋大好きな友人の家に行くとびっくりするぐらい物であふれかえっています。それなりに整理されているのですが、ゴミ屋敷一歩手前だなと感じました。
節約も洗車もバランスが大事なのですね。勉強になりました。
by 匿名