節約はレジャー!

田舎暮らしはエコな生活?そうとは限りません!

憧れの田舎暮らし

少し前のテレビで東京生まれの夫婦が、田舎暮らしでエコな生活をしているといったものが紹介されていました。

都会のコンクリートジャングルから抜け出し、人間らしい生き方が出来るようになったと満足気に語っており、田舎暮らしならではのエコな生活が紹介されていました。

ただ私が気になったのは、全然エコでは無かったことです。

その人は田舎にある古い住宅と土地を買い取り、畑で作物を育てていたのですが、土地が足りなくなったからと裏山を重機で開墾して畑を広げていました

バッサバッサと木をなぎ倒して雑草を抜いていることの、どこがエコなのかさっぱり分かりませんでした。その人が東京に住み続けていた方が、その自然破壊は起こらなかったはずです。

田舎暮らしや家庭菜園が悪いと言いたいわけではありませんが、本当にエコなのかというと、そうとも限りません。

自己満足のエコ

東京に住んでいた頃に電車で移動していた人が、田舎で移動するとなると車になります。一人当たりの石油の使用量や二酸化炭素の排出量というのは、都会の人の方が全然少ないです。

山の中にポツンとある一軒家の為に電柱を何本も立てるようなインフラ整備をするより、都会の集合住宅の方がずっと効率が良く自然破壊も少なくなります。

田舎で人間らしい生活をおくりたいという気持ちはもつのは自由ですが、それがエコなのかというと、そうとも限らないものです。

山を破壊するのは登山好きの人達ですし、浜辺を汚すのも海が好きな人達です。インドア派の人の方が自然を破壊することはありません

ロッククライマーが岩肌に杭を打ち込む度に破壊されますし、釣り人が「バレた!」と悔しがる度に、釣り針や釣り糸が自然界に放置されます。

アウトドアの趣味が悪いと言いたいわけではありませんが、それがエコな趣味かというと、そうでもないはずです。

農家や漁師がきちんと管理しながら取り組むのであれば、効率も良いので自然への影響も最小限に抑えられますが、個人が趣味で行うと効率が悪くなり、全く同じ自然破壊の行為からでも得られるメリットが少ないものです。

釣り好きの人が漁船をレンタルして数十匹の魚を釣り上げるより、漁師さんが網で何百匹もの魚を釣り上げた方が、同じ石油燃料の消費でも効率が良くなるようなことです。

アウトドアの趣味をするのは自由ですが、インドアの趣味(テレビゲームなど)の人がスーパーで魚を買ってきた方が、ずっと環境破壊が少ないものです。

もちろん釣りが好きで行うのは自由ですが、それがさもエコな行為であるかのように勘違いしている人が、少なからずいるものです。

田舎暮らしがエコといった風潮も同じです。エコという名のもとに、エコでない行為を選択してしまっている人が、意外と多いように感じています。

まとめ 本当のエコとは

田舎暮らしをしたいという気持ちは自由ですが、エコな生活と結びつけるのは違うような気がします。ただの自己満足であり、実際には自然破壊につながっているケースも多いのではないでしょうか。

キャンプファイヤーの為に木を燃やすより、様々な生物や細菌の栄養分となって自然と朽ち果てていく木の方が、ずっと地球環境に良いはずです。

田舎暮らしやアウトドアの趣味に憧れるのが悪いとは言いませんが、さもそれらがエコであるかのような風潮は間違っています。

あくまでも自己満足であり、むしろエコではない行為を分かった上で取り組むのであれば、環境破壊への配慮もできると思うのですが、アウトドアの行為そのものがエコと勘違いしている人が多いように思えます。

たくさんの人に踏みつけられた登山道からは植物は育ちません。しっかりと登山道として管理しているので、被害は最小限に抑えられているとも考えられるのですが、本格的な登山家や登山好きの人ほど、わざわざ手つかずの自然を切り開いて自然を破壊していくものです。

私は北海道の田舎町で育ったのですが、人や車が全く通らない深夜の道を煌々と照らしている街灯をみて、子供ながらに電気代が凄く無駄だなと感じていました。

都会のように人通りが多い道の街灯は役に立っていますが、田舎にいくほど効率が悪くなってしまいます。

冬場に町はずれにある農家の友達の家に遊びに行くと、その友達の家の為だけに何キロもの道路の除雪がしっかりとされていました。

北海道の農家の多くは冬場は仕事にならないので、トラックで作物を運搬する必要などありません。仕事ではなく個人のプライベートの為だけに、何キロもの道のりの除雪費用が毎年発生しているわけです。

それだったら冬場だけでも農家の人に町の中心部に住んでもらう為に助成金でも出した方が、ずっと安上がりになるはずです(除雪業者と町議の癒着があるので現実的ではありませんが)。

もちろん酪農家のように冬場でも稼働しているところであれば、しっかりと除雪してあげる必要がありますが、自己満足の田舎暮らしをしたい個人の為だけに、このような余計な費用が発生してしまうと、税金だけでなく除雪時の重機の二酸化炭素排出量が増えるなどの、様々なデメリットが発生してしまいます。

郵便配達一つとっても、ポツンとした一軒家の為に余計な費用が発生してしまいますし、その一軒の為にたくさんの電柱を埋めているのかも知れません。

もちろん広大な土地が必要な農家の為であれば、それらも価値のあるものですが、エコな田舎暮らしに憧れている人の為だけなのであれば、全くエコな選択ではありません

田舎に住んでいる人が悪いわけでもありませんし、田舎暮らしに憧れるのも良いのですが、自己満足なエコに結び付けて自慢げに語られると、違和感を覚えてしまいます。

人間が生きていく上で自然破壊は避けられないものですが、エコという名のもとに自然破壊を助長しているケースが少なくないので、しっかりと本質を見極められるようになりましょう。

エコバッグをたくさん持っている人がエコではないように、上辺だけのエコに騙されないでください。菓子折りを包む包装紙を再生紙にするより、過剰な包装紙を失くしてしまった方がずっとエコなはずです。

この辺のバランス感覚は節約にも通ずるものがあるのですが、まとめ買いをして節約をしているつもりでも、実際にはそうでもないケースが珍しくありません。コストコで大量に食料を購入している人ほど、必要以上に食べて太っているものです。

田舎暮らしを選択するのは自由ですが、エコとは切り離して考える必要があります。本当にエコな暮らしをしたいのであれば、今のままの生活の方が適しているかも知れませんし、田舎暮らしがベストだとも限りませんよ。

コメント

  • このエコと似たようなところで花が好きな人にも違和感がある
    野に咲く花を眺めるのは構わんが、自宅に花を飾るのは人間のエゴでしかない
    映画やアニメで少女が笑顔で花を摘むようなシーンが
    さも美しい表現として扱われているが
    面白がって虫を踏み潰しまくる少年と何ら変わりないがない行為
    人間が生きていく上で生物の命をいただくのは仕方がないことだが
    鑑賞用の花やペットを飼う行為が美化されるべきではない!

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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