節約はレジャー!

子供のおもちゃ代を節約して罪悪感を感じる必要はない!

子供のおもちゃ代の節約は難しい?

節約を意識している家庭でも、子供への出費となると考えてしまうこともあるのではないでしょうか。極端に教育費用や安全への費用を節約してしまうのは憚られるものです。

そして意外と難しいのが「おもちゃ代」なのではないでしょうか。全くおもちゃを与えないとなると可哀想な気もしますし、子供の友達と違い過ぎると話が合わなくていじめられるかも知れないと考える親も多いと思います。

この辺は子供の年齢にもよるのですが、必ずしも高価な知育玩具を買い与えなければならないものでもありません。

1~2歳の子供ぐらいであれば、せっかく新しいおもちゃを買い与えても、おもちゃ本体より入れ物の箱に興味があったり、おもちゃが入っていた袋をガシャガシャとして楽しんだりすることも珍しくありません。

私の子供が1歳ぐらいの時に一番喜んでくれた遊びは、ティッシュ箱でドミノをすることでした。それを倒した時の息子の喜ぶ顔は、今でも脳裏に焼き付いています。

親戚の子から貰ったおさがりのおもちゃもたくさんあったのですが、ティッシュ箱が一番の遊び道具でした。

あくまでも子供自身が楽しめることが一番なので、親の都合で頭が良くなると言われている知育玩具を与えても、子供が喜ぶとは限らないものです。

小さな子供を遊園地に連れて行くのが悪いとは言いませんが、本人は近所の公園の砂場の方が楽しいということもありますし、必ずしもお金をかけることが子供の為になるとも限りません。

本当に子供の事を考えた結果であれば、手作りのおもちゃや安いおもちゃでも全く問題ないのではないでしょうか。そこに罪悪感を感じる必要は全くありません。

子供の興味

子供というのは自分で楽しいものを見つけるというよりも、周囲の人が楽しそうにしている事に興味が引かれる傾向があります

兄弟がいると分かりやすいのですが、下の子は上の子の真似ばかりをしたくなるものです。楽しそうにしている人を見て楽しい事を判断します。

母親が楽しそうに料理をしていると子供もやってみたくなりますし、父親が毎晩美味しそうにお酒を飲んでいると、つまみを食べたくなるものです。

本を読む習慣のある子供の家を調べると、親もよく本を読んでいるものです。小さな頃から親が楽しそうに本を読んでいる姿を見ていたことで、「読書=楽しいこと」だと認識されていきます。

仕事から帰ってきた父親が寝転がってテレビばかりを見ているのに、子供に対して「勉強しろ!」と言っても素直に受け入れられるものではありません。

蛙の子は蛙とうい諺がありますが、あれは楽しそうにイキイキとしている蛙にだけ当てはまるものであり、ダラダラと愚痴ばかりをこぼしている蛙の子は、全く違うタイプになる事も珍しくありません。

子供にとって良い事というのは、親が楽しそうな姿を見せることです。

「こんな安いおもちゃしか与えられない・・・」

と悲しい顔をしていると子供に伝わってしまいますが、新聞紙やダンボール工作のような手作りのおもちゃでも親がいっしょになって楽しくしていると、子供も楽しくなるのではないでしょうか。

高価なおもちゃやディズニーランドに連れて行くことだけが良いことではありませんし、お金を掛けられなくても子供が不満だとも限らないものです。

別のところでも紹介したことがあるのですが、私が中学生だったころに同級生(男)の家に遊びに行くと、その子が手作りゼリーをご馳走してくれたことがあります。

その子の親はシングルマザーで夜の仕事をしており、中学生の男の子が家事全般をこなしていて驚いたことがあります。

「鳶が鷹を生む」なんて諺もありますが、親の愛情さえ伝われば子供はスクスクと元気に育つのではないでしょうか。

私自身の事を思い返してみても、高価なおもちゃは買ってもらえませんでしたが、たまに買ってもらったミニ四駆を改造して遊んでいたものです。

別売りのモーターやタイヤを購入して改造するのが流行していたのですが、私はひたすらプラスチックのボディーを削って軽量化をしていました。ちょうど学校の教材で彫刻刀を扱うようになっていたので、それらを駆使して勝手に遊んでいました。

それで友達のミニ四駆に勝つと、それはもう嬉しかったものです。そしてその経験が活きたのか、版画の出来が良くて金賞を貰ったことも覚えています。

子供に何から何まで与えることが良いわけではありません。子供が望んだままに何でも手に入ってしまうと、創意工夫する機会が失われてしまいます。

綺麗なおもちゃの宝箱を買い与えるより、ダンボールを切ったり貼ったりして宝箱を作った方が、ずっと良い教育になるのではないでしょうか。

まとめ 押し付けないこと

子供にとって何が良い事なのかを定義するのは難しいですが、親がやりたくもない事を子供に押し付けても上手くいくものではありません。

子供に「好き嫌いをしてはいけません!」と言いながら、親が残していると納得などしてもらえないようなことです。

子供の前だけでも無理して嫌いな物を食べるのか、それともある程度の好き嫌いを認めるのか、といった選択の違いはあると思いますが、子供にだけ押し付けても上手くいくものではありません。

「安いおもちゃで我慢しろ!」と押し付けると可哀想ですが、親が率先して手作りおもちゃを楽しそうに作っていれば、子供も興味がひかれるかも知れません。

これまた私自身が子供だった頃に当てはまるのですが、安物のレゴブロックのようなおもちゃが家にあり、それで遊んでいても大したものが作れないので楽しくなかったのですが、ある時に親戚のおじさんがやってきて、そのブロックでお城のようなものを作ってしまい、感動して何度も同じように作って遊んだものです。

しばらくしてそのおじさんがまた来た時に、「みてみてー」と自慢のお城を披露したことを覚えています。

新品の綺麗なレゴブロックが悪いわけではありませんが、子供にとっては偽物のブロックでも関係ないですし、リサイクルショップで売られているものでも構いません。

友達の家で本物のレゴブロックを初めて見た時に、「なんだか薄っぺらいブロックだなー」と感じたことは覚えているのですが、それで自分のブロックに引け目を感じたわけではありません。

中学生ぐらいになるとおもちゃも高価なゲーム機になるのかも知れませんが、現在は格安スマホもありますし、それほど引け目を感じることもないのではないでしょうか。

むしろ昔の方が最新ゲーム機やソフトの有無で、格差があったのかも知れません。

もちろん子供にお金を掛けることが悪いわけではありませんが、だからといって無理してまでお金を掛けることが良いことでもありません。その為に子供との時間が失われてしまう方がずっと問題です

子供に新しいおもちゃを買ってあげられないからと、親が罪悪感を感じる必要はありません。子供の事を考えた上での判断であれば、その気持ちが子供に伝わるので大丈夫だと思いますよ。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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