節約はレジャー!

怒らなくなるコツは、怒ると損だとしっかりと理解する事

怒りっぽかった過去

先日、学生時代の旧友と再会し、思い出話に花を咲かせていたところ、

「お前、随分優しい感じになったな、昔は怒ってばかりだったじゃん」

と言われました。

確かに私は怒りっぽい性格でした。社会人になって最初に出来た友人に、

「チクショウって口癖なの?」

と言われて初めて気づいたほど、常に不満を吐き出すようなタイプの人間でした。

怒りに身を任せて暴れるような事はしませんでしたが、ちょっとした事で直ぐに怒って愚痴ってしまうような残念なタイプだった事を自覚しています。

そんな怒りっぽかった私ですが、この性格が切り替わったきっかけがあります。

怒らなくなったきっかけ

そのきっかけというのは、ある本で「怒るのは無知だから」と書いてあったからです。

赤ちゃんが所構わず泣き叫ぶのは当たり前の事なので、それに対して本気で怒っても仕方がありません。周りの人や状況の事を考えられない人がしでかした事に対して、怒っても意味がありません。

要するに怒るという行為は、相手の目測を見誤った自分に被があるといった考え方です。

赤ちゃんに対して聞き分けがあると目測を誤っていると、怒ってしまうような事です。

これを知った途端に、「オレがバカだから怒ってばかりいたんだ」と気づく事になりました。

泣き叫ぶ赤ちゃんのように想定できる事であれば、怒りが沸き起こってくることがないように、世の中の人の想定を見誤っていた自分側の問題なのだと考えを改めました。

昔はコンビニ店員の接客が酷いと苛立って睨み付けたり、それこそ「チクショウ」と嘯いて怒りを貯め込んでイライラとしてしまったのですが、現在は

「まぁアルバイトだし、こんなものだよな~」

といった感じで軽く受け流せるようになりました。基本的に相手に期待をしなくなったので、どんな反応が返ってきても想定の範囲内に収まるようになりました。

もちろん騙されたり、暴力といった極端な反応をされると違うと思いますが、幸いそのような経験はありません。

そしてこの怒らないコツの良いところは、期待を上回る機会が増えた事です。初めから相手に対してのハードルを下げているので、頻繁にそのハードルを越える事が増え、むしろ幸福感が得られる機会が増えました。

期待しないメリット

相手や物に対してそれほど期待をしないでいると、頻繁に期待値を上回ってくれます。

話題になっている映画や本を読むと、期待値が高いだけに「思っていたよりつまらなかった」という事があるものですが、古本屋で50円で購入した本だと、たった一文でも心に引っかかる内容があると、凄く得した気分になるような事です。

映画館でチケットを購入して期待に胸を膨らませながら見るより、何気なくテレビで見た映画の方が感動するような事です。

食堂のワンコインのランチメニューのようなものでも、「500円でこんなに美味しい料理が食べられるの!?」といった感じで幸福感が得られるようになりました。

仕事の関係で参加費が5000円の宴会に出なければならなくなると、昔は「5000円も出したのにこんな料理かよ~」と苛立っていたのですが、現在は「宴会メニューはお酒を飲まない人にとっては得ではない」と期待値を下げているので、仕事の為だと割り切ってイライラしなくなりました。

昔は「5000円分の元を取るぞ!」とばかりに無理やりお酒を飲んでいたものですが、現在はそんな事で体調を崩す方がバカバカしく、タクシーで帰る事になると余計にお金が掛かるので、ウーロン茶で十分と割り切れるようになりました。

このように周囲に期待をしなくなると、「早い時間から作り置きをしている宴会メニューにしては、意外と美味しいなぁ~」といった感じで、幸せを感じられる機会が増えていきました。

上司が部下に対して「お前には期待していない!」のような事を、わざわざ告げる必要はありませんが、心の中で期待をしていなければ、ちょっとした事で期待を超えてきてくれるので、「おお、やればできるじゃないか!」と自然と褒められるものです。

親の期待のプレッシャーに押しつぶされてしまう子供がいるように、相手に期待する事が必ずしも良い結果になるわけではありません。

わざわざ「期待しているぞ!」とも「お前には期待していない!」とも言う必要がないだけであり、勝手に期待しないでいるだけで、ちょっとした事が期待を上回って嬉しくなる事が増えてくれます

私はこの状態がとても楽で心地良いので、自分でもびっくりするぐらい怒ったり、イライラする事がなくなりました。

怒りやすい人の特徴

過去の私にも当てはまる事なのですが、怒りやすい人というのは、この相手に対する期待値が高い傾向があります。分かりやすいのは「オレは金を払う客だぞ!」といった怒りです。

これは自分への評価が高い事でもあるのですが、その高い評価通りに扱ってくれない相手に対して、怒りが沸き起こってしまいます。

自分側にも問題があるとは微塵も思っていません

平気でお店の店員に乱暴な言葉で命令をするような人がいますが、そのような高圧的な態度で接する事で自分にデメリットがある事を想像できていません。

少し店員の立場になって考えてみると、どういったお客さんに対して良いサービスをしたくなるかと簡単に想像できます。

するとイケメンや美人が有利になるのは当然ですし、金払いの良いお客さんに対しても当然です。多少のわがままを我慢してでも受け入れようとします。

一方で清潔感のない恰好で乱暴な言葉で命令してくるような客だと、他のお客さんにも迷惑になるので、さっさと追い払いたくなります。そのような人に気に入られても迷惑なので、あえてサービスの質を下げるような事すらするかも知れません

このような視点があると、こちら側の問題点も見えてきます。イケメンや美人になる事は簡単ではありませんが、清潔感のある身なりを整えたり、店員さんに敬意をもって接するようにする事で、より良いサービスを受けられるようになります。

ちなみに冒頭で紹介した旧友と訪れた飲食店で注文したお寿司を運んできた店員が、個室に入る時に躓いてしまい、お寿司がお皿の中で倒れてしまいました。

必死に頭を下げて「申し訳ございませんでした、直ぐに取り換えてきます」という店員に対して、私が「全然大丈夫ですよ~、ほらこれで元通り」と制して気にせずに食べていると、後からその店員と店長がやってきて改めて謝ってくれ、サービスでお刺身を提供してくれました。

私はこれを狙って行ったわけではないのですが、「ふざけんなコノヤロー」と怒ってしまうと、同じような結果になったかは分かりませんし、その店員は店長にも叱られて凄くイヤな一日になってしまったかも知れません

お刺身のサービスを受けられたという事も嬉しいのですが、それよりも他人のミスを上手く助けてあげられた事の方が、私にとって嬉しい出来事となりました。

「オレは金を払う客だぞ!お客さんは神様だろ!」といった考えでは、常に高すぎる期待値を下回る事になるので、ちょっとしたことで怒りがこみ上げやすくなってしまいます。昔の私なら舌打ちの一つぐらいはしたかも知れません。

怒りやすい人というのは、自分側にも問題がある事を理解していません。

この事を知るだけで、「怒るという行為=自分の無知さ」があらわになるので、「そうか・・・これぐらいの事も想定できていなかったんだな」と自分を改める事になり、どんどん相手への期待値が下がっていき、ちょっとした事で期待値を上回って幸せを感じるようになります。

車の合流地点で相手の車に譲ってあげた時に、昔の私は「譲ってやったのにお礼のハザードもないのかよ!!」と怒ってしまっていたのですが、現在の私は全く期待していないので、お礼のハザードが無くても何とも思わないですし、逆にお礼の合図をされると凄く幸せな気分になってしまいます。

全く同じ返しが返ってきても、こちら側の心構え次第で幸せにも不幸にもなるという事です。

幸せとは予想外の出来事

初めて入ったラーメン屋さんで、メニューやディスプレイ通りのラーメンが出てきて、見た目の想像通りの味がすると、「美味しい」とは感じても「凄く美味しい」とは感じられません。

想像を上回ってきた時にだけ、人は「凄く美味しい」と感じられます。

様々なラーメン屋を食べ歩きしているラーメン好きの人ほど、頭の中に様々なデーターがあるので、想像の精度が正確で期待値を上回る事が少ないものです。

一方で年に一度ぐらいしかラーメン屋さんに行かない私のような人は、どんなラーメン屋さんに行っても「凄く美味しい」と感じる事ができます。

そもそも普段からラーメンを食べたいと思う事が少なく、たまにやってくる無性に食べたくなるタイミングを合わせる事ができるので、なんてことない普通のラーメンでも凄く美味しく感じられます。

参考好きな物と食べたい物の違い!

期待値が低いほど幸せを感じる機会が増え、期待値が高いほど怒りを感じる機会が増えてしまいます。

これらのように相手に期待すると損だという事を理解できるようになると、自然と期待値を上回る機会が増え、怒らなくなるばかりでなく、幸せをを感じるようになってしまいます。

これをしっかりと理解することが、怒らなくるコツです。

ちなみにこの期待値を低くする方法は節約とも相性が抜群です。「100円ショップなのにこんなに凄いの?」といった感動がよく訪れるようになりました。

まとめ 怒りは損

当ブログでは以前に車の運転中のイライラを抑える方法を紹介した事があるのですが、

参考運転中のイライラを鎮める方法

周りのドライバーがまともな人だという前提でいると、ちょっとした運転で苛立ってしまいます。一方で初めから危ないドライバーだらけだという前提でいると、ちょっとした幅寄せをされても「やっぱりなぁ~」ぐらいで簡単に受け流す事ができるようになります。

イライラを引きずっているとこちらの運転も荒くなってしまいますし、さっさと危ない運転をするドライバーから遠ざかった方が、事故に巻き込まれる事もなくなります。

同じ事を相手にやり返してしまうと、さらなるトラブルに発展するかも知れませんし、さらに怒りがこみあげてくるかも知れません。バカな運転をする奴の為に、大切な自分の時間を犠牲にするのはバカバカしい事なので、さっさとやり過ごしてしまうのが一番得策なのではないでしょうか。

ある時に知り合いがコンビニでプリンを購入した時に、店員がスプーンをつけてくれなかったらしく、その事に怒ってわざわざもう一つ同じモノを購入し、

「これはお前にやる、今すぐに食べろ」

と言い放ち、スプーンを取り出したところで

「ふざけんな!俺にスプーンをよこさなかっただろ、そのまま食べろ」

といって店員に素手で食べさせた話を自慢げに語っていました。

こんな事をして誰が得をするのでしょうか。わざわざもう一つのプリン代を支払ってまで教育をしたつもりなのかも知れませんが、一言「スプーンをください」といえば済むだけの事です。

もしかしたら恋人に振られて傷ついてしまっていたのかも知れませんし、大切な家族を守る為にバイトを掛け持ちしていて疲れていたのかも知れません。もちろん適当に仕事をして忘れただけかも知れません。

どんな理由にしろ忘れた事が良いというわけではありませんが、完璧な人間などいませんし、仕事でミスをした事がない人などいません。当然その知り合いだって完璧な人ではありません。

人間誰しもがミスをしますし、それがたまたま自分に降りかかる可能性があっても、ちっともおかしな事ではありません

病気や事故の確率を0にする事など不可能なように、不運が自分に降りかかる事もあります。この当たり前の事を理解していないと、怒る機会が激増してしまいます。

そして怒りっぽい人ほど自分の権利を主張したがります。

自分が不当に扱われた事に対して敏感に反応します。自分への評価が高く期待値も高いので、ちょっとした事でも不当に扱われたと勘違いしてしまいます

歩道を歩いている時に前から自転車が来ても、「歩行者優先だ!」とばかりに堂々と真ん中を歩いてしまうので、余計なトラブルに巻き込まれてしまいやすくなります。

少し横にずれるだけで済むことを、わざわざ自分の正当性を押し通して怒る機会を増やしてしまいます。

悪い事をしている相手を改心させたいという正義感が強いとも言えるのですが、その正義も時代によって変わっていくものです。

私の住んでいる北海道では雪がたくさん降るので、除雪スペースとして歩道が広く設定されているのですが、そのような広い歩道に自転車が走っていても、何も迷惑ではありません。

東京のように歩行者が多いところだと違うのかも知れませんが、北海道の多くの地域では自転車が車道を走るほうがずっと危険な行為です。

戦後の闇市は違法な事でしたが、生きていくためには仕方がない面があったように、政府が黙認するようなケースもあります。

戦前に子供がロウソクを灯して勉強をしていると、多くの農家の親にとっては仕事を手伝わないで無駄にロウソクを消費する不良子供だったのかも知れません。

現代でも勉強しないでゲームばかりをしていた子供が、プロゲーマーやユーチューバーとなって活躍しているケースもあります。

必ずしも一般常識やルールが正しいとも適しているとも限りません。

他人に正義や正当性を押し付ける必要はありませんし、自分が間違っている可能性だって0ではないはずです。優秀な弁護士でもない限り、憲法や法律を100%理解しているわけではありません。

事故で電車が遅れたからといって、駅員を怒鳴りつけても何も解決しません。駅員さんに「どれぐらいで動きそうですか?」と聞いて、その対策を練るぐらいしかありません。

誰かと会う約束があるのであれば、事情を説明して連絡をするのが一番にやるべき事ですし、バスやタクシーといった他の方法を検討する事もできます。

怒りに身を任せていると、それらの手段が疎かになってダメージを益々広げてしまいます

遅れてきた人がそのような言い訳をぶちまけながら怒っていると、ただでさえ少なくなった時間を有効に活用する事ができず、誰の特にもなっていません

怒るという行為は単純に損する事ばかりです。

自分の身体にとっても悪いですし、周りにとっても迷惑なだけです。これをしっかりと理解できると怒るのがバカバカしくなり、自然と怒らなくなっていくのではないでしょうか。

もちろんとんでもない理不尽な出来事があったり、明らかに騙されたような事があれば怒るのも仕方がないのですが、正当にこちらの言い分を通す為にも、さっさと怒りを鎮めた方が最適な反論や証拠を見つけやすくなります

怒りに身を任せて怒っていても、上手く説明できなくて相手の心に響かないかも知れません。

もしかしたら相手にも仕方がない事情があるのかも知れません。自分は悪くないと決めつけて怒っていると、その内にとんでもない反論が待っているかも知れません。

あからさまにコンビニ店員にふざけた接客をされたのであれば、その時のレシートをとっておいて本部にクレームを入れることが出来ます。日時が分かれば防犯カメラからその様子が分かりますし、正当な処罰が下される可能性が高くなります。

本当に酷い扱いを受けた時にきちんと仕返しをするという意味でも、怒るのは損です。

これも覚えておいてください。冷静に証拠を記録しておかないと、こちらの正当性も証明できなくなります。

怒りっぽい性格を改善したい人は、自分が一番得する方法を考えてみると良いと思います。むかつく相手を改心させることよりも、自分を大切にしてみてください

これこそが怒らなくなるコツですよ。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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