節約はレジャー!

マイホームの修繕には火災保険が適用されるケースが意外と多い!?

火災保険でマイホームを修繕していた親戚のおじさん

私は節約家ではありますが、男の一人暮らしでアパート暮らしという事もあり、火災保険について調べた事がありませんでした。

不動産会社に指定されている火災保険には加入していますが、自分の判断で変えて安くできるものでもないので無頓着だったのですが、少し前に親戚一同で集まる機会があり、おじさんの家に訪れると外装が綺麗になっていました。

そのおじさんは奥さんに先立たれており、息子もとっくの昔に離れているので、高齢で一人暮らしをするには大き過ぎる家に住んでおり、親戚との話し合いの中でも「将来的には息子の近くに引っ越すのが良いよね」といった事になっていたので、まさかのリフォームに驚いてしまいました。

タイミング的には無駄遣いにしか見えなかったので、「どういう事?」となったわけですが、

「いや、火災保険でやったからほとんど金は掛かってねーよ」

とまさかの返答がありました。私は火災保険に対する知識が全くないので、自動車保険のように考えてしまい、

「それなら来年から保険料が上がるんじゃないの?」

と聞いてみると、火災保険には自動車保険とは違って等級制度というものがないらしく、修繕の為の保険金を受け取っても支払額は変わらないとの事でした。

マイホームを所有していない私にとっては関係のない知識ではあるのですが、全く知らない事だったので驚いてしまい、ネットで火災保険について調べてみたり、図書館で火災保険に関する本をいくつか読んでみると、想像以上に使い道があるようでした。

火災保険は検討しないで加入する!?

火災保険という言葉の通り、一般的には火事になった時だけ適用されるイメージがありますが、火災保険のプランによっては雨、風、雷のような自然災害の被害にも適用される事が珍しくないようで、「築5年以上の一戸建ての半数以上が、平均で100万円の保険金が下りる」という情報がありました。

マンションのような集合住宅だとまた変わってくるのですが、ベランダ部分の損傷などにも適用される事があるらしく、多くの人が見落としているのだそうです。

多くの人が勧められるがままに加入している火災保険のプランというのは、大抵は売る側にとっても利幅が大きいプランであり、それなりの価格だけに補償内容が充実している事が多く、雨や雪や風などの被害の修繕にも適用されるケースが珍しくないのだそうです。

私は生命保険や自動車保険についてはそれなりに勉強した事もあり、自分にとって必要最低限度のプランを選んで節約しているのですが、火災保険となると意外と多くの人が見落としているのだそうです。

よほどのお金持ちでもない限り、マイホームの購入というのは人生でそうそうある事ではないので、大抵は不動産業者に勧められたものと契約してしまいます。

これは自動車保険で考えてみても分かりやすいのですが、初めて車を購入した時に加入する自動車保険というのは、大抵の人は販売店に勧められたものを選んでしまいます。

知識も経験もないので疑う事もせず、多くの人が割高な自動車保険になってしまいます。

自動車を販売するところというのはライバルも多いので、車体本体価格は安く抑えてお得なように見せて、様々なオプション装備などで利益を上げたり、金利の高いローンや自動車保険の仲介料で儲かるような仕組みになっています。

ただ自動車保険は周りに詳しい人がいる事が珍しくなく、車好きの人との付き合いがあると情報が共有されるので、現在のようにインターネットで簡単に比較できない時代でも、ちょっとした知識を得るだけで結構な節約ができました。

もちろん現在であればインターネットで簡単に必要十分な契約内容に合ったものを選べるので、不当(過剰)に割高な自動車保険に加入している人は少なくなっているのですが、それでも初めて購入する車となると、色々と舞い上がってしまって考える事も多いので、勧められるがままに加入してしまうケースは少なくありません。

マイホームで加入する火災保険というのも同じで、そうそう買い替える事がないだけに、相手側にとって都合の良い火災保険(仲介料が大きい)に入っている可能性が高いという事です。

保険の約款は小さな文字で読みにくいだけでなく、専門用語だらけで分かりにくいものなので、多くの人が勧められるがままに加入しており、しかもそれを見直す機会もなかなか訪れません

自動車保険だと詳しい人も多いですし、車を買い替えるタイミングなどで見直す事も多いのですが、住宅のように滅多に買い替える事がない火災保険となると、多くの人がそれなりに充実したプランに加入しているのに、修繕に適応される被害があっても見落としてしまうケースが多いのだそうです。

節約家でマイホームを所有されている人は、火災保険の見直しをする事で支払い額を抑えられる可能性が高いですし、親戚のおじさんの家のように修繕に使えるケースもあるかも知れないので、改めて契約内容と向き合ってみてほしいと思います。

まとめ 保険って分からないよね

火災保険に限らず、生命保険や自動車保険にも言える事ですが、わざわざ専門用語を多用して一般の人には分かりにくいように約款に記入されているので、それを分かりやすく説明してくれる保険外交員に言われるがままに受け入れてしまうものですが、それだと割高になってしまう事が多くなってしまいます。

最近はネットの普及もあって簡単に比較できたり、必要十分な補償内容に見直す事もできるようになりましたが、それでも苦手意識がある人だと、そのままという事も多いのではないでしょうか。

スマホの契約なども似ていますが、苦手意識がある人ほど大手キャリアの割高なプランに言われるがままに加入してしまい、使いもしない有料アプリなどにも入れられてしまいます。

火災保険は住宅を購入するという滅多にないタイミングでしか考える事がないので、意外と多くの人が割高なプランに加入してしまっているのかも知れません。

私のように借家暮らしで不動産業者に指定されている火災保険だと、自由に選び直す事は出来ませんが、マイホームをお持ちの節約家であれば、一度しっかりと火災保険を見直してみるのも良いのではないでしょうか。

比較的新しい地震保険などは特に各社によって差があるようなので、しっかりと勉強する価値があると思います。

この本なんかは凄く勉強になったのですが、既に修繕したものでも「被災調査人」に依頼して調べてもらう事で、後から差額が戻ってくるケースもあるようでした。

もちろんプロに依頼する事になると、それなりの費用が掛かったり、無料のところでも成功報酬として何割かもっていかれるので、理想を言えば全て自分で勉強して解決した方が良いですが、住宅に関する情報は車と違って買い替える事で得られる経験も少なく、素人ではなかなか判断できないのが実情です。

知り合いに詳しい人でもいれば良いのですが、そうではない人は手数料が発生するにしても、プロにお願いした方が良いのかも知れません。調査までは無料で行ってくれる業者もあるので、マイホームの修繕を考えている人は検討してみる価値があると思います。

お金に関する情報に敏感な節約家であれば、こういった無料相談などに不安を感じる人も多いと思いますが、この辺の仕組みは数年前からよく見かけるようになった「借金の過払い金請求をする弁護士事務所」で考えると分かりやすくなります。

彼らにとっては借金の個人情報をちょちょいとパソコンで調べられるので、無料でたくさんの人を受け付けて、その中の何割かの人が該当すれば、ちょっとした手続きをするだけで過払いを取り戻す事ができるので、立派なビジネスとして成り立つわけです。

戻ってくる借金の何割かを成功報酬として受け取る仕組みになっているので、莫大な広告費をかけてでも母数を増やす事で、利益を上げる仕組みになっています。

これも自分で行おうと思えば出来ない事もないのですが、一般の人がアクセスできない借金のデーター(ブラックリストの情報網)があり、個人で行うとなると全ての借金の明細書を保存していないと難しくなります。

金利がバカ高い消費者金融やカードローンほど過払い金が戻ってきやすいのですが、そのような借金をしてしまう人ほど、ろくに考えもせずに安易に行動した結果なので、大抵は明細書などを保管しておらず、自分で調べる事が難しくなります。

だからこそ過払い金請求を代行してくれる弁護士事務所が大繁盛しているわけです。

一方で全うな方法で借金をした人というのは、不当に高い金利を取られているわけでもないので、このようなところに頼ったところで戻ってくる事が少なく、自分でも調べる事が出来てしまいます。

火災保険といったものも似ていて、しっかりと自分で調べてから加入している人であれば、修繕補償の内容も理解していますし、必要以上の保証プランに加入しているわけでもないので、プロにお願いせずとも自分で判断できるかも知れませんが、おそらく初めてマイホームを購入した人というのは、そこまで気が回っていない事が多いのではないでしょうか。

過払い金請求をしてくれる弁護士事務所のように、プロにお願いすると一定の金額を持っていかれる事になってしまいますが、住宅関連は素人では判断が難しいだけに、その手数料を支払ってでも頼ってみる価値があるのかも知れません。

それこそ弁護士事務所のように、火災保険が該当するかどうかの調査までは無料で行ってくれるとこもあるので、マイホームの修繕を考えている人は検討してみる価値があると思います。

  1. 被災箇所を探す為に、ハシゴなどで屋根に登って調査しなければならない
  2. 傷が被災によるものか、経年劣化によるものかの判別が必要
  3. 被災箇所を適切な角度で、写真撮影する必要がある
  4. 申請可能な箇所を見落としてしまうリスクがある
  5. 被災箇所が、具体的にいつどの災害によって生じたものかを特定しなければならない
  6. 被害に見合った適切な額の見積書を、作成しなければならない
  7. 保険会社・鑑定人とのやり取りを、正確に行わなければならない

参考元: お家の保険相談センター|お家に保険申請可能な被害があるかの無料調査の申込

火災保険は自動車保険のように翌年の保険料が上がってしまうわけでもないので、適応される保険を使わないのはもったいないです。親戚のおじさんの家のように火災保険で住宅の修繕ができれば、売却する時の査定額だって上がるはずです。

保険は分かりにくいだけに、無知な人ほど食い物にされてしまうので気をつけてほしいと思います。もちろん必要な保険もあるので、そこは分けて考えてくださいね。火災保険に入るなと言いたいわけでもありません。

まずは手持ちの火災保険の契約書をチェックするところから初めてみてください。想像以上に充実した補償内容が見つかったり、当てはまる項目があるかも知れませんよ。

おまけ マイホームを購入した過去

現在の私はマイホームを購入する気が全くないのですが、実は結婚していた頃(その後に離婚)にマイホームを建てた経験があります。

彼女の実家が裕福だったこともあり、結婚をする前から娘の住宅用の土地を確保しており、私自身は数百万円を出しただけで、ほとんど相手の親が出してくれたのですが、注文住宅だったこともあり、本当に決めなければいけない事が多く、火災保険の事などほとんど覚えていません。

設計やら登記やら支払いやら内装の細部に至るまで考える事だらけで、住宅メーカーの担当者と何ヶ月にも渡って綿密に連絡しあう事になり、それなりの信頼関係が出来てしまっているだけに、彼に言われるがままに勧められた火災保険に迷う事なく加入してしまいました

おそらくマイホームを初めて購入した多くの人もそうなのではないでしょうか。建売住宅やマンションのようなものでも、人生で一番大きな初めての買い物という事もあり、考えるべき事がたくさんあるはずです。

私の場合は土地や支払方法が決まっていたので、そこに悩みはありませんでしたが、そうでない場合は住宅ローンの返済計画地価だけでなく、周辺の環境や職場との距離や学校の事など、考える事が山積みになっていたはずです。

そんなタイミングで加入してしまう火災保険というのは、多くの人が落とし穴(相手にとって都合が良い)にハマってしまっている可能性があるので、一度しっかりと見直してみる価値があると思います。

必要十分な保証プランに変更するという選択だけでなく、修繕補償が適用されるケースもあるかも知れないので、節約家の人ほどしっかりと向き合ってみてください。

私自身も現在住んでいるアパートの火災保険の内容をチェックしてみると、家財道具の損傷や盗難や落雷や水害などの補償があり、全く知らない知識ばかりで驚きました。

手持ちの契約書にサッと目を通すだけでも、いざという時に思い出すきっかけとなるかも知れないので、苦手意識がある人でも一度契約書に目を通してみてほしいと思います。

震災が増えている現代だからこそ、これらの知識を頭に入れて置いてほしいと思います。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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