節約はレジャー!

「類が友を呼ぶ」のではなく「友が類を呼ぶ」事の方が多い!

「類が友を呼ぶ」とは?

「類が友を呼ぶ」という諺の意味を調べてみると、

類は友を呼ぶとは、

気の合う者や似通った者同士は

自然に寄り集まって仲間を作るものであるということ

とありました。同じような考え方の人が友達になるといったところでしょうか。

これが間違っているとは思いませんが、私はどちらかと言えば「類が友を呼ぶ」のではなく、「友が類を呼ぶ」と感じています。

周りの人から気に入れられようと、自らすり寄っていく事の方が多いのではないでしょうか。

友が選べない環境は要注意

私は人口の少ない田舎町出身なのですが、たまに地元に帰ると、この「友が類を呼ぶ」事を実感します。

人口の少ない田舎に行くほど人間関係が限られるで、それぞれの人にまるで順位でもあるかのような人間関係が構築されています。

自宅や車や仕事や家族構成といった個人情報が丸わかりなので、職場の上司と部下のような上下関係が地域全体に浸透している傾向があります

何か物を購入するにしても上司よりは良い物は選びにくく、部下よりも劣る物も選べないような感じで、びっくりすぐらい周りの人からの評価を気にしているようで、とても息苦しさを感じてしまいます。

ある程度の都会であれば、同じ職場の人でも住宅環境のような個人情報が丸わかりになるような事はありませんが、人口の少ない田舎では隠しようがないので、大人の雑誌を購入するような事でも、わざわざ隣町のコンビニに行くような事があるようでした。

もちろん田舎が悪いという事ではありませんし、田舎ならではの良さもたくさんあるのですが、

参考田舎だからこその幸せを思い出した出来事

単純に人口という母数が少ないので、「類が友を呼ぶ」ような事がなく、むしろ「友が類を呼ぶ」ような状態になっていると感じています。

都会でも職場のような限られたコミュニティばかりの人と付き合っていると、同じような状態になるのではないでしょうか。

友が類を呼ぶ

「友が類を呼ぶ」で分かりやすいのは、ヤンキー文化のような事です。田舎に行くほどヤンキー文化が残っているものですが、逆らえない先輩との付き合いを経つ事が難しいので、本音では全く興味がない人でもヤンキー色に染まってしまう傾向があります。

他にもキャバ嬢のファッションなども分かりやすいでしょうか。仕事中にキャバ嬢らしい恰好をするのは理解できますが、プライベートのファッションでも一目で「キャバ嬢だろうな」と想像できる女性は珍しくありません。

いわゆるお嬢様が身につけているハイブランドの上品な着こなしではなく、これ見よがしな下品なファッションとでもいいましょうか、年齢に合わないハイブランドを身につけているので、独特の不自然さが漂ってしまいます。

OLさんが給料を貯めて、やっとの想いで憧れのブランドの洋服を手に入れたのであれば、丁寧に扱うので使いどころを選びますし、コーディネートやTPOといった要素もしっかりと考えられているので下品な印象にはならないものです。

どうしても人はコミュニティ内の人間関係に影響されるので、ある程度は仕方がない事なのですが、それに慣れ切ってしまうと本音が分からなくなってしまうかも知れません。

友が類を呼んでしまい、自分の好みが分からなくなってしまっている人が意外と多いのかも知れません。

「類が友を呼ぶ」のであれば、節約家の周りには節約家が集まるという事になりますが、節約家である事をわざわざ周囲の人にアピールする必要もないので、必ずしも周りの人が節約家だとは限りません。

悟られないのが本当の節約家

ボロボロの洋服や靴を身につけているような分かりやすい身なりであれば、同じような人ばかりが集まってくるのかも知れませんが、節約が上手くいっている人というのは、そもそも節約している事を周囲の人に悟られていません

清潔感のないボロボロの洋服を着るような事はありません。洋服をセールで安く購入したり、洋服の寿命が縮まるような雑な扱いをしないような工夫は取り入れ、誰からも悟られる事なく無駄な出費を抑えています。

つい最近あった私の例だと、それこそ田舎の地元に返った際に、同級生の子供(男子高校生)に靴がカッコいいと褒められました。

その靴は5年ぐらい前にABCマートのセールで2980円で購入したスエードのブーツなのですが、定期的にブラッシング(スエードは磨けない)をしながら、履いていない時にシューキーパー(靴用のハンガー)を入れていたので、今でもわりと綺麗な状態を保つ事が出来ています。

通勤で履くような靴ではないので、5年経っても靴底がまだ残っていて現役で活躍してくれています。

その高校生の男の子に「これは5年も履いたボロ靴だよ、しかも2980円の安物」なんて言ってしまうと、カッコいいと褒めてくれたその子のメンツをつぶす事になるので、「おお、ありがとう!その靴はお気に入りなんだよ、見る目あるね!」と伝えると喜んでくれました。

洋服のジャケットやコートも5年以上愛用している物があるのですが、それらが褒められる事もあります。シャツや下着のような衣類はガンガン洗濯して傷んできたら買い替えていますが、上着のような衣類は扱い方次第で寿命が大きく左右されるものです。流行を追ったデザインではない事も関係していると思います。

他にも購入してから7年目に突入した愛車に人を乗せると、「新車ですか?」と言われる事は珍しくありません。こちらも定期的に洗車をして車内の掃除をしているだけです。おそらく車内に余計な物を積んでいないので、新車っぽい雰囲気が残っているのかも知れません。

これらのように節約家である事が周囲の人に悟られなければ、同じような考えの人が寄ってくるわけでもありません。

「類が友を呼ぶ」ことが無いとは言いませんが、それは類を前面に押し出している状態(趣味の世界など)か、類を隠しきれない状態(個人情報が丸わかり)だけなのではないでしょうか。

やはり「友が類を呼ぶ」事の方が多いように感じます。

本音を保とう

誰もが本音を隠して生きているものです。前面に本音を押し出して生きている人など、自他共に認められている天才か、勘違いしている人ぐらいです。

「類が友を呼ぶ」としても、その類が本音である事が少ないので、趣味や職場が同じだからといって親友になれるわけではありません。

むしろ親友のような人や嫌われると困る人の類に寄っていく事の方が、実際には多いのではないでしょうか。

仕事の人間関係を円滑に進める為にも、ある程度は寄せた方が都合が良いものですが、その事にしっかりと自分で気づいていないと、いつしかその類に染まって本音が分からなくなってしまいます。

節約といっても周りの人や職場に迷惑をかけてしまうような極端な方法は取るべきではありませんし、家賃が安いからと職場から遠くに引っ越してしまうと、通勤時間が長くなって疲労を貯め込み、肝心の仕事の質が落ちてしまいます。

固定費を下げて節約したいのであれば、少し狭い部屋に引っ越した方が効率的です。同じ家賃でも通勤時間が短くなる場所に引っ越す事で、通勤時の疲労が減って仕事のパフォーマンスも向上するかも知れません。

参考職場の近くに引っ越して疲労と時間を節約!

節約してお金を貯めたいという本音があるのであれば、どの選択肢がベストなのかしっかりと考える必要があります。

安易に通勤手当が多く出るからといって、家賃の安い遠くに引っ越してしまうと、クビになるリスク(仕事のミス)が高まってしまいます。

なんでもかんでも節約してしまうと、周りの人の迷惑になってしまったり、清潔感が失われてしまいます。

本音をさらけ出す事が良いわけではありませんが、上手くコントロールできないと本音とかけ離れた選択をしてしまうかも知れません。

まとめ 類は友をそれほど呼ばない

友に合わせ過ぎて類(本音)を見失ってしまうと、何を選んでも束の間の幸福感しか得られません。SNSで「いいね」される事に躍起になっている人のように、自分で決められなくなってしまいます。

食事のメニューといったものでも、自分の気持ちと向き合う事なく誰かの評価を参考にしてしまうと、身体が求めている栄養素とのズレが生じて美味しく感じられないばかりでなく、不健康になってしまいます。

参考食べたい物を食べると健康になる理由

円滑な人間関係を保つ為にも、ある程度は寄せる必要がありますが、それは仕事中などの時と場合だけの事であり、自由であるはずのプライベートな時間まで誰かに寄せる必要はありません。

この寄せる幅をしっかりと自覚してコントロールする事が大切です。自覚がないと寄り過ぎて本音を見失ってしまうかも知れません。

人口の少ない田舎だと、プライベートな空間にも職場の人間関係や学生時代の上下関係が含まれてしまう事があるので難しいかも知れませんが、友の類に染まり過ぎないように意識してほしいと思います。

趣味仲間のようなコミュニティであれば本音をさらけ出しても問題ありませんが、職場のような場ではほどほどに距離を保って上手く受け流すようにしてください。

アニメオタクの人なら、鞄の中にアニメグッズを忍ばせて置いたり、スマホに写真を保存するような事をしても周囲の人に悟られるような事にはなりませんが、アニメキャラのTシャツを着て職場に行ってしまうと迷惑になってしまうかも知れません。

だからといってアニメオタクをやめる必要は全くありません。コントロールすればいいだけです。

私自身も経験しているのですが、小さな頃の私はピンク色が大好きでした。保育園に通っていた頃にその事を周囲の男の子にからかわれてしまい、それから本音を押しつぶして「青が好き」と言うようになりました。

友達の前だけ本音を隠していれば良かったのですが、自宅で愛用していたピンクとタオルケットのような物まで「キライ!」と言いだしてしまい、現在では全くピンク色にときめかなくなってしまいました。

初めは隠していただけなのに、見事に押しつぶされてしまいました

子供の頃の事ではありますが、このような事は多くの人にも当てはまるのではないでしょうか。

本音を上手く隠せないと、無残にも押しつぶされて何も残らなくなってしまうかもしれません。そしてその空いたスペースに友の類が忍び込んできてしまいます

本当に大切な人や好きな人の類であれば、それも悪くはないと思うのですが、立場上従わなければならない苦手な上司の類が入り込んできてしまうと、何をしても楽しくないような事になってしまいます。

中学生の頃の私は好きな女の子が阪神ファンだったので、話を合わせる為に毎朝新聞で試合結果をチェックしていました。結果だけでなく活躍した選手の名前や背番号を必死で覚えていたものです。

彼女に告白する勇気もなく、別の男の子が彼女に告白して付き合う事になり、それから恋が冷めていくと、全く阪神に興味がなくなりました。

もし仮に彼女と運よく付き合える事になって結婚でもしていると、今でも阪神ファンだったかも知れません。今の私はサッカーを見る事の方が好きです。

これは自らの意思ですり寄っていった結果なので、後悔しているわけではないのですが、もしこのような事が会社の上司や先輩だったとすると、現在の趣味や好みとはかけ離れた結果になっていたかも知れません。

お酒やタバコといったものも、だいたいは友が類を呼んだ結果です。パチンコなどのギャンブルもそうではないでしょうか。暇だからと何となく一人で始める人は少ないはずです。大抵は先輩に連れられてイヤイヤ始めた人が多いのではないでしょうか。

付き合った男性の世界観にすり寄ってしまう女性がいるように、元々相性が良かったから付き合ったのではなく、付き合ってから寄っていくケースの方が世の中には多いのかも知れません。

「類が友を呼ぶ」のではなく、「友が類を呼ぶ」事の方が実際には多いので、しっかりと自覚した上でほどほどの距離を保ってコントロールするようにしましょう。

何をしても楽しくないという人は、本音が押しつぶされてしまっているかも知れないので、まずは一人で他人から刷り込まれてしまった類(趣味や常識など)と向き合ってみてください。

流行の物などが分かりやすいでしょうか。心からタピオカミルクティーが大好きな人は、一人でも並んでまで購入するのかも知れませんが、友達といっしょの時やSNSにあげる為に購入しているような人は、本音ではそれほど求めていないはずです。

大切な友達と楽しく過ごす為にタピオカミルクティーを飲むのは構いませんが、それをしっかりと意識した上でコントロールしたのだと自覚するようにしてください

女性ファッションだと流行を全く意識しないわけにはいかないと思いますが、ちょっとした小物のような比較的価格の安いアイテムだけを取り入れ、後は流行に左右されない洋服でまとめるといった選択も出来ると思います。

参考節約上手はオシャレ上手!?

本音ではお姫様のようなフリフリの洋服が好きだったとしても、そのような洋服が似合うのは若くて小柄で可愛らしい女性だけなので、誰もが取り入れられる要素ではありません。

ですが、自宅のルームウエアやパジャマといったものであれば自由に選択する事が出来ます。誰の迷惑にもならないので、本音をさらけ出して幸福感を得る事が出来ます。

いつでもどこでも本音に蓋をしないで自由に選択できる世の中が理想ではありますが、実際にはそうではないので上手くコントロールしなければなりません。

「友が類を呼ぶ」という事が多い事を理解して、しっかりとコントロールできるようになってください。

本音を押しつぶしてしまうと、ろくに満足できない物ばかりが増えてしまいます。節約といったものもバランスが大切なので、周囲の人に悟られないように上手くコントロールしましょう。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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