楽天ポイントの注意点
現在では様々な会社がポイントカードを発行しています。
それらを全て管理するのは大変なので、数年前から様々な会社のポイントの提携が増えてきました。
一つのポイントカードで様々な分野の企業のポイントを貯めらるという事もあり、多くの人に受け入れられています。
代表的なものだと「Tポイント」や「楽天ポイント」があります。その他にも携帯会社も頑張っていますね。
どのポイントも様々なところで貯まって便利なのですが、個人的には楽天カードを様々な支払いに使用している事もあり、ポイントが貯まりやすいと感じています。
そんな楽天ポイントですが、間違った使い方と言いますか、楽天側の思うツボになっている人が多いものです(私の親がまさにそうでした)。
そこで今回は楽天ポイントの注意点を紹介します。お得になっているつもりでも、むしろ損になっている事も多いので、節約の為にもしっかりと理解してポイントを有効活用してほしいと思います。
失効ポイントのリスク
楽天のポイントには通常のポイントと、期間限定で失効してしまうポイントがあります。
多くのポイント攻略情報では、この失効するポイントを少なくするようなテクニックが紹介されているのですが、そこに執着して無駄な買い物になっているケースが非常に多いと考えられます。
「どうせ失効するなら」と、それほど必要のない物を購入したり、他のサイトの価格と比較をしないで購入してしまいます。
楽天よりもamazonのような他のネットショップの方が価格が安いことは珍しくありません。送料を考えると尚更です。失効ポイントに惑わされて、ついつい無駄な買い物にならないように気を付けてください。
セールや期間限定という言葉に弱い人は特に気をつけてください。ポイントを無駄にしたくないあまりに、余計な買い物になっているかも知れません。失効ポイントで無料で手に入れられたと思っていても、無駄な物は部屋のスペースを圧迫するだけの代物になってしまいます。
会員ランク
楽天には会員の使用状況によってランクが与えられています。
ランクが上がるにつれてポイントが貯まりやすくなり、様々な特典が受けられるのですが、これも執着することはおすすめしません。
「今月中にあと3回買い物をするとランクアップ!」
といった条件を気にするあまり、無駄な買い物をしてしまうケースがあります。私はダイヤモンド会員になったことがありますが、これといったメリットは感じませんでした。
誕生日に貰えるポイントが上がるのは嬉しいですが、その為に余計な買い物をしては本末転倒です。
プラチナ、ダイヤモンド会員のみに送られてくるセール品のメールもあるのですが、どんなに安くなっていたところで、必要のない物を購入することほど無駄なことはありません。
大抵はノーブランドのセール品なので、9割引きだとしてもお得かどうか怪しいものです。それにスーパーセールやタイムセールなどで同様の商品が販売されるものばかりなので、ダイヤモンド会員でないと安く買えないという事は滅多にありません。
たまたま以前から狙っていた商品が当てはまっていればお得かも知れませんが、ポイントが貯まりやすいと言われている会員ランクを意識する意味など、ほとんどないので気をつけてください。
ポイントは貯めるな!
楽天ポイントに限った事ではないのですが、ポイントを貯める事に執着してしまうと、様々なリスクを抱える事になってしまいます。
一般的なポイントカードだと紛失するリスクがありますし、ポイントカードを発行している会社がつぶれてしまう可能性も否定できません。
「ポイントを貯めるな」というのは、「使える時には全て使ってしまえ」という意味です。
私が楽天ポイントが優れていると感じるのは、1ポイントからでも一般的な店舗で使える機会が多いからです。私はガソリンスタンド(出光)で毎回使い切りますし、他にもドラッグストアでもあるだけ使ってしまいます。
失効ポイントでも対象になるので、無駄になりません。
もちろん楽天内での買い物でもポイントがあれば使ってしまいます。ポイントを有効活用するテクニックとして、楽天カードの支払いに使う方法もあるのですが、そこでポイント分を使ってしまうと、ポイントが貯まる金額も減ってしまうので、むしろ現金で引き落とされた方が良いと感じています。
楽天という会社がつぶれるリスクは少ないと思いますが、ポイントをたくさん貯めるという発想を持っていると、失効ポイントを失ってしまったり、無駄な買い物につながる可能性があるので、あまりおすすめしません。
楽天ポイントは使える時に使ってしまうのが活かすポイントです。ドラッグストアなどの実店舗でも使えるケースが増えてきているので、貯めるという発想を捨てた方が、企業側にとってありがたいポイントによる無駄な買い物を防ぐ事になります。
まとめ ポイントのメリット
日常の買い物や定期的な支払いを楽天カードを経由させることで、ポイント還元を得られるのは素晴らしい節約テクニックですが、そのポイントの使い道となると、不思議と盲目になりやすいものです。
あくまでもポイントはおまけのはずなのに、そのおまけに現実の買い物まで左右されてしまいます。それこそがポイントを発行している側にとってのメリットであり、消費者にとってはデメリットになってしまいます。
失効されるポイントの額にもよるのですが、数十ポイントの為に必要もない物や安くもない物を購入してしまわぬよう気を付けてください。
「ポイントがあるから」と、普段買わない物を買ってしまうという人が意外と多いものです。「通常の価格なら欲しくない」という商品というのは、全く必要のない商品です。
また楽天ポイントがつくからと、現実のお店を選びを意識し過ぎるのもおすすめしません。
コンビニ(お弁当は別)やガソリンスタンドのように、品質にそれほど差がないタイプのお店であればいいのですが、飲食店をポイント優先で選ぶと本当に食べたい物からずれて失敗(満足感が得られない)してしまうかも知れません。
ポイントはあくまでもおまけです。ポイントに振り回されない事こそが、ポイントのメリットを最大限に甘受できるので意識するようにしてください。
私自身もドラッグストアで楽天ポイントを使うと紹介しましたが、そのドラッグストアで全ての生活用品を揃えているわけではありません。その他のドラッグストアやスーパーの方が安い時はそちらを利用しています。
期間限定ポイントに囚われてしまうと相手側の思うツボになってしまいます。そのような人が多いからこそ、様々な会社が提携してポイントが貯まりやすくなっているわけですが、節約したい人ほど貯める事にこだわらないようにしてください。
よくポイント攻略テクニックといった感じで、貯める事ばかりに囚われている人がいますが、ポイントは貯まっても出ていく現金も増えているので、実際には得になっていないものです。
よく行くコンビニのポイントを貯めるのが悪いとは言いませんが、節約という意味ではそもそもの価格が安いスーパーで買い物をした方が、ずっとお得なものです。
これが楽天ポイントの注意点という意味です。
貯まりやすくて使いやすいからこそ、囚われ過ぎてしまって無駄な買い物をしている人が多いので気をつけてください。全く同じ額ならポイントよりも現金の方が良いという当たり前の事を見失わないようにしてください。
あえて楽天ポイントの攻略については別のところで紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。
もちろんポイントを貯める為に不要な買い物をする必要はありませんが、高額な物を買う予定がある場合は、少しタイミングを意識するだけでたくさん貯まるようになるので意識してみてください。