節約はレジャー!

ミニマリストは結果論!目的を見失わないように気をつけよう

一流のミニマリストへの違和感

少し前にYouTubeで自称ミニマリストの人の動画を見ていると、本当に部屋に物が少なくて驚いてしまいました。

私自身も節約家であり、不要な物はなるべく持たないようにしているのですが、まるでレベルが違いました。「引っ越し屋が到着する前の部屋かな?」と思うぐらい、何もない部屋でした。

人によって必要な物や不要な物の基準は違いますが、自称ミニマリストの彼の生活を紹介している動画を見ていると、なんだか目的を見失っているように感じました。

余計な物を手放してシンプルな生活を心掛けるのは素晴らしいと思いますが、物を減らす事に囚われてしまったあまりに、むしろシンプルな生活から遠ざかっているかも知れません。

目的を見失った結果

特に私が気になったのが、自称ミニマリストの彼がカーテンまで手放していた事でした。その動画では窓の外にモザイク処理を施し、場所を特定できないようにしていたのですが、モザイク越しからでも車の通行が確認できたので、おそらく一階に住んでいます。

カーテンが無くなると余計なホコリが出なくなって掃除が楽になったり、カーテンの開け閉めの手間も減りますが、自宅のカーテンを失くしてしまうのは、少しやり過ぎではないでしょうか。

窓の外にビルの壁が立ちふさがっていたり、物置のような部屋であれば、カーテンが無くても問題はないと思いますが、自称ミニマリストの彼の部屋は外から丸見えであろうリビングのカーテンまで手放していました。

日が高い時期だと朝の4時には朝日が差し込んできますし、日差しによる温度上昇の影響も受けて冷房費もかさむかも知れません。寝室なら睡眠の質も下がってしまう可能性が大です。

もちろんカーテンがないとプライバシーの問題も抱える事になりますし、メリットよりもデメリットの方が明らかに上回っているように感じました。

おそらく彼にとっては物が少ない事による快感が上回っているからこそ、そのような決断になってしまったのでしょうが、私には目的を見失っているように見えてしまいました。

例えるなら、ガリガリに痩せている女性のような状態です。

基本的に女性がダイエットをする目的というのは、多かれ少なかれ綺麗になりたいからであり、素敵な洋服が似合うようになったり、男性からモテるようになりたいからのはずですが、たまにその目的を見失ってガリガリになり過ぎている女性がいるものです。

男性でもゴリゴリのマッチョの人がいるものですが、多くの女性が好きな男性の体型というのは細マッチョぐらいであり、初めはそこを目指して始めたはずの筋トレだったはずが、筋トレの快感に囚われて目的を見失ってしまうと、洋服が全然似合わないゴリゴリのマッチョになってしまいます。

海やプールにでも行けば魅力をアピールできるのかも知れませんが、プロレスラーのような体型というのは洋服の袖が通らなくなるので、かなりオーバーサイズの洋服しか着られず、普段は太っているように見えてしまいます。

目標に向かって頑張る事は素晴らしい事ではありますが、目的を見失って突っ走ってしまうと、メリットよりもデメリットの方が上回ってしまうかも知れません。

自称ミニマリストの彼の動画からも、そのような印象を受けました。全てのミニマリストの人がそうだとは言いませんが、なかには物を減らす事だけに囚われてしまい、目的を失っている人もいるのではないでしょうか。

ミニマリストは結果論

少ない物でシンプルな生活をするミニマリストを目指す事が悪いとは言いませんが、物を減らす事ばかりに囚われてしまうと、かえって手間が増えてシンプルな生活でなくなってしまうかも知れません。

床掃除を雑巾がけですると、単純に時間が掛かるだけでなく、雑巾を干す場所や悪臭や手荒れといった問題も出てくるかも知れません。

私は掃除機を手放していますが、掃除機が不要だと思っているわけでもなく、私の生活スタイルにとってはお掃除ワイパーや毛ばたきの方が便利だっただけであり、掃除機の存在がダメだと言いたいわけでもありません。

参考100均の毛ばたきが優秀!

雑巾がけも試した事があるのですが、洗剤で手や雑巾を洗うと荒れてしまうので向いていませんでした。

絨毯が多い部屋なら掃除機の方が効率が良いですし、一軒家に住んでいる人なら騒音も気にしなくて良いのかも知れません。

掃除機に善も悪もありません。あるのは相性だけであり、これはどんな物にも当てはまります。

ミニマリストというのは、あくまでも結果論であり、それ自体を目指すものではありません。

これは節約家や倹約家も同じですが、無駄な出費を抑えてお金を貯める事だけに囚われてしまうと、本当に大切な人間関係まで崩れてしまうような事になってしまいます。

不必要な人間関係を保つ為に余計なお金を使う事はありませんが、お金を貯める事だけに目的がすり替わってしまうと、せっかく貯めたお金を有効活用する事もなく、通帳の数字をニタニタと眺めながら亡くなってしまうかも知れません。

あくまでも貯めたお金で達成した目的があるからこその節約や倹約であり、お金を貯める事だけが目的になってしまうと、いつまで経ってもゴールに到達する事が出来なくなってしまい、お金が減る事による恐怖感だけが増えていってしまうかも知れません。

ミニマリストと呼ばれる人の中にも、物が増える事を極端に避けてしまうばかりに、本当に便利な物を見逃してしまっていたり、良かれと思って物をくれるという相手を傷つけてしまうかも知れません。

節約家である私自身も極力余計な物は貰わないようにしているのですが、知り合いからちょっとしたお菓子やガムやアメなどを挿し出されると、ありがたく頂戴しています。

善意で差し出してくれた物を断ると相手に悪いので、知り合いに限っていえば、なるべく受け取るようにしますし、それ相応のお返しもするようにしています。

もちろん無料だからとホテルの備品を全て持ち帰るような事はしませんが、相手の善意まで無下に扱わないようには気をつけています。

ミニマリストも物を捨てる事が目的なのではなく、余計な手間から解放されたシンプルな生活を手に入れる事であり、必要な物や便利な物まで手放してしまう事ではないはずです。

物を大切に扱う事も大事ですが、進化した家電の方が電気代が安かったり、メンテナンスが簡単だったり、省スペースだったりと、より自分の生活スタイルに合致している事も考えられます。

物を持たない事にこだわり過ぎてしまうと、本当に優れている物まで見逃してしまうかも知れません。

何年か前に見たテレビ番組で、地球に優しいエコな生活がしたいからと東京から田舎に引っ越し、自給自足の生活をしている人を追っているドキュメントが放送されていたのですが、その人は田舎の土地と中古住宅を購入し、裏山を開墾して畑にしていました。

彼が都会に暮らしていれば山の木々は切り崩される事がなかったわけです。どちらが地球に優しいのかと考えると、都会に暮らしていた時の方がずっとエコだったかも知れません。

農家の人達がその土地の土壌や日照時間に合わせ、効率よく作物を育てるのとは訳が違います。田舎暮らしに憧れる個人を否定したいわけではありませんが、自己満足で街外れに住んでいる人の為だけに、郵便屋さんがガソリンを使って配達をする事になると全くエコではありません。

単純に田舎暮らしがしたくてそのような生活を選択するのは自由ですが、エコという目的から考えると目的を見失ってしまっており、本末転倒です。

自分に必要なものをしっかりと見極められる人がミニマリストであり、物が少ないほど優秀なミニマリストだという訳ではありません。

物を減らしていく事で、自分にとって必要な物を見極めるスキルが身につくメリットはありますが、物を減らす事だけに囚われてしまうと、目的まで見失ってしまうので気をつけてほしいと思います。

答えは自分の中にだけ

人それぞれ必要な物は違いますし、趣味の世界のように一部の人にしか興味を惹かれない物もありますが、それらを決められるのは自分だけです。

世間一般の常識といった観点で物を所有していると、不必要な物ばかりが増えて手間も増えてしまいますが、行き過ぎたミニマリストのように物を減らす事ばかりに囚われてしまうと、本当に大切な物まで失ってしまうかも知れません。

人それぞれベストな体型が違うように、誰もがガリガリに痩せたからといって魅力的になるわけでもありませんし、マッチョな筋肉が映えるように日焼けしたせいで、怖い印象になっている人もいます。

ラグビー選手とサッカー選手を比べると体型が全然違うように、それぞれ求められる筋肉量は違いますし、絶対的な正解などありません。

ミニマリストも物が少なければ少ないほど正しいわけでもありませんし、たくさんの物を所有していてもしっかりと管理できている人もいます。

大好きな絵画を部屋に飾る事で豊かな気持ちになる人にとっては、額縁の掃除など大した手間とは感じませんし、それを無理やり手放してしまうと気持ちが落ち込んでしまいます。

逆に豊かな生活をしている人の部屋には絵画が飾ってあるといった観点で取り入れてしまうと、デメリットばかりになってしまいます。

これらのような自分の基準で選ばなかった物を手放す事で、生活がシンプルになる事はありますが、それを決められるのは自分だけであり、優秀なミニマリストを真似る事ではありません。

もちろんミニマリストのテクニックを参考にするのは構いませんが、しっかりと自分の頭で考えずに鵜吞みにしてしまうと、結局は世間一般の常識に縛られていた状態とたいして変わらないので、どこか不満が残ってしまいます。

カーテンの例で言えば、私は寝室には分厚い遮光カーテンを取り入れてしますし、外から視界が気になるリビングは透けないミラーレースカーテンを取り入れています。

インテリアとしてのカーテンのデザインは、それほど気にしていないので、どちらも自宅の洗濯機で簡単に洗える素材を選びました。

参考カーテンの洗濯頻度は意外と短い?

これらの条件が当てはまっているカーテンの中から、価格が安い物を選ぶのが上手な節約であり、そこから好みのカラーを選択するのであれば問題にならないのですが、カーテンのデザインやカラーや価格ありきで選んでしまうと、カーテンに求めていた機能がズレてしまい、購入後に後悔する事になってしまいます。

カーテンを手放してみる事で、カーテンに必要な機能を再認識するきっかけになるのかも知れませんが、

「カーテンが無いのが本当にミニマリストだ!」

といった考え方をしてしまうと、いつまで経っても本心が満たされないので、不満を抱え続ける事になってしまいます。

憧れている人が好きな音楽や食べ物を真似てみても、なかなか本心からは喜べないように、しっかりと自分と向き合いながら選択できるようになってください。

この思考回路を構築できている人の事をミニマリストと呼ぶのであり、物の数で決まるものではありません。答えは自分の中にしかありません。

まとめ ミニマリストへの道

ミニマリストという言葉が一般化される前から、そのような生活スタイルを書籍で紹介していた井形慶子さんという女性がいるのですが、彼女が推奨している生活スタイルというのは、主にイギリス流で考え方としては凄く面白いのですが、日本の生活にそっくりそのまま取り入れられるものではありませんでした。

文化の違う生活を知る事で新たな発見もあるので、ミニマリストに憧れている人達にもぜひ読んでもらいたいのですが、階級制度が残るイギリス人たちが、それぞれの自分の生活スタイルと向き合う姿が勉強になるかと思います。

他にも「フランス人は10着しか服を持たない」といった本もありますが、これだって四季が違う日本では現実的ではありませんし、職場の洋服やTPOといった要素も国によって随分と違います。

洋服を10着に絞る事でオシャレなフランス人のようになれるものでもありません。あくまでも自分と向き合うスキルを学ぶ上で参考になるのであり、10着に囚われる事にはたいした意味がありません。

日本国内でも北海道と沖縄でも随分と違いますし、同じ県内でも海沿いと山沿いの人達では常識が違います。東京だって高層ビルと奥多摩では、日差しも風も全然違うはずです。

あるのは相性だけであり、その答えは自分の中にしかありません。どこかに正しい意見を探し求めても見つかるものではありません

もちろんカーテンがない生活だって、相性が良い人がいても不思議ではありません。昔の日本人のように日の出と共に目を覚ますような生活スタイルであれば、カーテンで日差しを遮る事は、それほど重要な事ではないのかも知れません。

北にしか窓が無い部屋で、それもビルで塞がれているのであれば、カーテンは必要ないかも知れませんし、人通りがあっても擦りガラスっぽく見えるフィルムを貼るだけで済むかも知れません。

これらのようにしっかりと自分の生活スタイルに適した物を上手く選択できる人がミニマリストであり、物が少ない事が偉いわけでもありません。

節約家でも倹約家でも同じなのですが、あくまでも結果論であり、他人が分かりやすく区別するための名付けのような事です。

節約家である私はミニマリストと呼ばれる人達との共通点が凄く多いのですが、これも結果論であり、ミニマリストを目指してきたわけでもありませんし、物を減らす事にこだわってきたわけでもありません。本当に必要な物を見極めているだけです。

良いスタイルをキープする為にダイエットや筋トレを頑張っている人もいますが、日頃から自分の身体の体調と向き合いながら、食事や運動を気をつけていた人が結果的に良いスタイルを維持しているような事であり、そこにストレスを感じる努力や辛さは微塵もありません。

ミニマリストに憧れて無理やり物を手放してしまうと、辛さや我慢が伴って挫折してしまう人が多いのですが、しっかりと自分の身体や生活と向き合っていく事で、無理なくそのような生活に近づいていき、結果的にミニマリストという枠に当てはまる流れが良いのではないでしょうか。

富士山の山頂に登るのに様々なルートがあるように、最短距離の険しい道のりを一気に駆け上ろうとすると、人によってはケガや疲労を抱えてしまいますが、

  • ハイキングは気持ちいいね
  • 高山植物は綺麗だね
  • 空気が美味しいね

といった感じで登山を楽しんでいると、時間は掛かっても結果的には同じ山頂にたどり着くような事です。こちらの方がリスクがないばかりでなく、ストレスも感じません。

今までの自分に必要だった物でも、生活スタイルの変化や老いで不要になる事もありますが、その都度的確に判断できるようになると、不要な物など抱え込まなくなります。

今までろくに自分で判断しないで貯め込んでいた人が、ミニマリストを真似てどんどん物を捨てていくと、初めはかなりスッキリとするかも知れませんが、そのままだと自分で判断するスキルは磨かれていかないので、本当に必要なものまで手放して後悔してしまうかも知れません。

一流のミニマリストの意見を参考にするのは構いませんが、それを真似る事がミニマリストへの道ではありません。しっかりと自分の頭で答えを導き出そうと考える事こそが、ミニマリストへの道です。

体重計の数値に囚われて女性らしい魅力が失われてしまったり、筋トレの快感に囚われてずんぐりむっくりな体型になってしまっているマッチョのように、本来の目的を見失わないように気をつけてください。

物を捨てれば捨てるほどミニマリストになれるわけではないので、しっかりと自分の頭で考えられるようになってほしいと思います。物が少ないのも結果論であり、本当に必要な物、大切な物まで手放してしまうと、どことなく幸が薄そうな覇気のない表情の自称ミニマリストになってしまいますよ。

コメント

  • ですよね?昨年だったかと思うのですが、「ミニマリストに憧れた」時があって、それ関連のブログとか見ておりました。でも、私には合わないとすぐにわかり、ほんの数週間で断念w
    汚部屋かたずけとかはわかるわかるという感じだったので、今でもそれは続いております。
    自分ちが汚部屋という事ではなく、義実家や知人宅や単身義兄弟の家や部屋をかたずけてきた経験からそうしたものに興味があるのだろうと思います。
    ミニマリストの子供は知能的に劣るとかいう記事も最近見たような。刺激するものがほとんどないような家庭で育っていけばそうなる可能性大ですよね?
    昨年実家を売りその家財などがうちに引っ越ししてきて、ある程度かたずいていた我が家があっという間にごちゃごちゃと・・・気が向いたときだけかたずけを行い(捨てたりするのってエネルギー要るんですよね)少しずつ少しずつ整理しております。思い出の品物などをすべて捨ててしまうと、認知症にもなりやすいそうで、(光司さんの記事の中の覇気のないミニマリストの顔ももしかして若くして認知症の入り口??)自分の思い出の品はどんどん処分できるのですが、子供の小さい時の作品とかはいつまでも捨てられないので、おそらく死ぬまで取っておこうかと(認知症予防の為にw)思っています。

    by ヨッシー €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]