節約はレジャー!

コスパ最強!?お肌の乾燥対策に最適な0円美容液の作り方

肌の乾燥対策は玉石混交の世界

空気が乾燥してくる季節になると、様々なところで肌の乾燥対策が紹介されるようになるものですが、大抵は何かしらのグッズを勧める情報ばかりです。

空気中の水分量を増やす加湿器だったり、肌の水分量を補う美容液だったり、肌の保水力を高める食べ物だったりと様々な乾燥対策があり、どれも一定の効果はあるとは思うのですが、それらを意識していなくても肌の乾燥に悩まされていない人も珍しくありません

結論から言ってしまうと、これといって何も対策をしていない無頓着な男性ほど肌が潤っています

この理由は自らの毛穴から分泌する皮脂によって、肌がしっかりと守られているからです。この「しっかりと守られている」を理解する事がポイントです。

美容液や化粧水で乾燥肌を防ぐと考えるのではなく、自らの力で守れる状態を目指す事こそ、根本的な乾燥肌対策になります。

これをしっかりと理解してもらう為に、前提条件として説明が長くなりますが、今まで当たり前のように受け入れていた常識から解放される為にも、良ければお付き合いください。その後に誰でも簡単に作れるコスパ最強の0円美容液を紹介します。

肌対策の大半は売りたい側の都合

私は学生時代にニキビに悩まされており、当時(20年以上前)の学生の男子としては珍しいほど肌ケアに詳しく、自慢げに母親にアドバイスするほど勉強していました。

当時のニキビケアの常識というのは、いかに皮脂を綺麗に落とすかという感じで、朝晩と泡立てた洗顔フォームで優しく顔を洗い、週に一度は毛穴パックをして毛穴に詰まった皮脂を取り除き、皮脂の分泌を抑える為に化粧水をつけるといったものでした。

それでも一向に良くなる事がなかったので、バイトで貯めたお金で2万円の美顔器を購入したり、7千円の高濃度ビタミンC導入剤などにも手を出していました。

当時は男性向けの化粧品など多くなかったので、女性向けの高価な化粧水や美容液を購入し、日焼け止めクリームを塗って学校に通っていました。

当時はシャンプーといったものも朝晩と二回するのが推奨されていたぐらいで、現在のように皮脂の取り過ぎが問題視される事もなく、洗顔フォームでもシャンプーでも使う回数が増えた方が売る側にとって都合が良いので、当たり前のようにこれらの事がアピールされていました。

肌や髪の潤いを守る為の皮脂が取り除かれると乾燥してしまうので、それを補う為の化粧水や美容液やリンスやコンディショナーといったものも売れるようになり、売りたい側にとっては一石二鳥の美味しい商売です。

私も色々とファッション雑誌などで特集されている肌ケアの方法を学んでいたので、それらを鵜吞みにして色々と対策を行っていたのですが、全くニキビは改善されませんでした。

そして高校を卒業して親元を離れて就職すると、それなりにお金に余裕が出てきたので、益々肌ケアにお金をかけるようになりました。これは友達や親にですら言った事がないのですが、18歳の時にエステに通っていました。

当時は男性向けのエステなどほぼなく、唯一「ラ・〇〇レ」というところが男性向けも受け付けていたのですが、すがる思いで駆け込むと、敏腕女性マネージャーに言われるがままに営業され、気づいたら50万ものコースのローンを組まされていました(苦笑)。

未成年でローンの保証人として親の承諾が必要だったので、車の購入の為だと親に嘘をついてしまったほどです。

月に2度ぐらいのペースで1年ぐらい通い、その間にも洗顔フォームや化粧水や美容液を購入しており、総額で60万ぐらいは使ったと思います。

エステに行くとスチームを10分ぐらい当てられ、毛穴の汚れを吸引され、エステティシャンによるマッサージを受け、最後に美容液をパッティングされて終わりなのですが、そもそも18歳の若者の皮膚が弛んでいるわけでもむくんでいるわけでもないので、大して違いは分かりませんでした。

ただその間もニキビは出来続けており、高額なエステの道具を使っても状態が良くなる事はありませんでした。

流石に効果がなかったので1年のコースが終わった時にエステを継続する事はなかったのですが、最後の日に洗顔フォームや化粧水を多めに買い込み、トータルで2年ぐらいはそこの商品を使っていました。

ただその後に引っ越しをする事になり、その街には同じエステがなかったので、再び自己流に戻っていたのですが、職場も変わって忙しくなった事もあり、肌のケアといったものもおざなりになっていきました。

するとニキビが出来なくなり、ニキビ跡といったものも少しずつ改善されていき、何だか拍子抜けしてしまいました。

この辺は食生活の変化や思春期ならではのホルモンバランスの不安定さが落ち着いたからとも考えられるのですが、「今までの努力はなんだったのだろう?」と思うぐらい、あっさりと解決していきました。

ただそれなりに知識があっただけに自分なりの肌ケアは続けていました。ドラッグストアなどで売られている石鹸やシャンプーや化粧水といったものでも、そこそこ高いのを選んでしましたし、お風呂上りの保湿なども継続していました。

今思うとこれらですら不要な事だったと思うのですが、自分なりに良かれと思ってやっていた事の多くが、肌にとって良い事でもなく、むしろ負担をかけていました。

肌にとって良い事と言われている情報の大半は、何かしらの物を売りたい側にとって都合の良い情報ばかりであり、本当に肌にとって良い事だとは限りません。まずはこれをしっかりと理解しておいてください。

エステの全てが悪いとは言いませんが、そんなものに頼らずとも肌の状態が良い人がたくさんいるという事実に目を向ける必要があります。

肌が綺麗な人の特徴

栄養バランスが明らかに良くなかったであろう昔の日本人の写真を見ると、見事なぐらい肌が綺麗なものです。当然現代のような肌のケアなどしていたわけがありません。

現在でも食料事情や衛生状態が良くないはずの途上国の若者の肌は綺麗です。ニキビだらけの子供は先進国にしかいません。

肌に良い食べ物というのも実際にはかなり曖昧な情報ばかりであり、身体の水分量を保ちやすい食材(海藻など)が悪いとは言いませんが、そのような物を摂取していなくても綺麗な肌の人は珍しくありません。

私はこれらの事を20代後半ぐらいに知り、それからは肌の優しい石鹸(シャボン玉せっけん)だけにしました。顔も身体も髪ですらシャボン玉石鹸で洗うようになると、肌の乾燥も抑えられるようになり、化粧水も使用しなくて良くなりました。

それまでの私はお風呂上りに肌水やニベアといった保湿ケアグッズを使用しており、それを塗らないと全身が乾燥して痒くなってしまっていたのですが、洗浄力が強くない石鹸に替えて皮脂を取り過ぎないようにしただけで、肌の乾燥から悩まされなくなっていきました。

昔の日本人や発展途上国の人ほど肌が綺麗なように、本来の人間は何もしなくても肌を良い状態に保つ機能を備えています。

わざわざその機能である皮脂を綺麗に取り除き、化粧水や美容液で補わなければならない状態というのは、かなり不自然な状態だという事を理解する必要があります。

当たり前のように語られている肌ケアの多くは、シンプルに売りたい側にとって都合の良い情報ばかりです。

最近はこのような事が少しずつ世間に浸透してきた事もあり、洗浄力を弱めたボディーソープやシャンプーも増えてきており、さらに肌に負担が掛かる防腐剤や着色料や香料が使用されていない化粧水なども売られるようになったのですが、どうしてもそれらは高額になってしまいます。

何もしないのがベストだと分かっていても、売りたい側が「はい、そうですか」と認めて廃業するわけがないので、安全性をアピールして少量でも成り立つように高額で販売する流れになっています。

徹底した衛生管理によって品質を高めるような理由で価格が上がるのは仕方がありませんが、中にはパッケージを豪華にして高級感を持たせているだけのものもあります。豪華な有名女優陣を起用して大々的にアピールしていたシャンプーが、あまりにも品質が悪いと問題になった事もありました。

若かりし頃の私のように高ければ高いほど効果がありそうだと信じてしまう人がいるだけに、まんまと売りたい側の都合にのせられてしまいます。

またこのような事をテレビや雑誌などのメディアで紹介する事は出来ません。そんな事をしてしまうと大事なスポンサーが降りてしまうので、一般の人には伝わりにくい情報になっています。

それでも2000年頃からこのような事を指摘してくれるお医者さんの本が出版されるようになり、インターネットの普及もあって実践される人が少しずつ増えてきました。

個人的には医師で北里研究所病院美容医学センターの所長でもある宇津木龍一さんの肌ケア関連の本が、解説も分かりやすくておすすめなのですが、

【amazon】宇津木龍一

他にも同じような事を指摘している本はたくさん見つかります。ただこのような本がテレビや雑誌で取り上げられる事は滅多にないという事を覚えておいてください。

コスパ最強!0円乾燥肌対策

節約家の中には肌の為に添加物が含まれていない手作り化粧水を作っている人がいるかも知れませんが、私がおすすめする美容液は手作りする必要すらありません。

何もしないのがベストだとは言いましたが、長年皮脂を根こそぎ取り続けてきた人というのは、皮脂の分泌が落ち着くまでにそれなりの期間が掛かってしまいます。

それこそ洗浄力が抑えられている石鹸やシャンプーを使用して、少しずつ移行していった方が良いのかも知れませんが、簡単に肌の乾燥を抑える方法があります。

それは自分の皮脂を利用する方法です。

おでこや鼻のように皮脂の分泌が多い箇所から手で皮脂をうつすだけです。

これは今すぐ試してみると実感できると思うのですが、手の水かきのように粉をふいて乾燥している箇所に、自分の皮脂を塗ってみてください。たちまち良い感じに馴染むはずです。

髪にリンスやコンディショナーや整髪料をつけていないのであれば、頭皮の皮脂を利用しても構いません。髪をかき上げるだけで手の乾燥は潤いますし、髪の毛の一本一本にも皮脂が伝わってツヤを取り戻す事ができます。

これは昔の日本人が当たり前にやっていた事です。江戸時代の日本人女性は高貴な人でも月に一度ぐらいしか髪を洗いませんでした。それも現在のようなシャンプーがあるわけでもないので、かなり洗浄力が弱いものです。

普段の髪のケアは櫛で梳かすだけです。櫛で汚れが落ちるだけでなく、頭皮の皮脂を毛先まで届ける事になるので、リンスやコンディショナーなどが無くても良い状態を保つ事ができていました。

「髪を洗う頻度の広告」で検索してみると面白いのですが、古いものだと「せめて月に2度は洗髪をしよう」となっており、現在に近づくにつれて週に1度、5日に1度、3日に1度といった感じに変化していき、1990年代になると朝シャンまでアピールするようになりました。

これらは売りたい側にとって都合の良い事であり、昔の人は少ない頻度で当たり前のように綺麗な状態を保っていました。

全身の肌も同じです。現在のように毎晩お風呂に入るような習慣がないので、自然と良い状態を保つ事ができていました。皮脂には細菌や汚れをガードする機能もあるので、たまに水洗いするだけで簡単に汚れが落ちてくれました。

洗顔で皮脂を取り除いた直後に美容液を塗りたくっていると、皮脂が分泌する必要がなくなり、皮脂腺の機能も衰えてしまいます。その習慣を長年続けてきた人ほど肌が脂ぎるような事が無くなり、それが良い肌だと勘違いしてしまっている人もいるのですが、常に化粧水や美容液で補わないと正常な状態に保てないのはとても不自然な状態です

これは革製品で考えるとイメージしやすいかも知れません。革靴や革のバッグは定期的に油分を足してケアをしないと乾燥してひび割れてしまいますが、革の財布は手が触れる機会が多いので、何もケアしなくても良い状態を長く保てる傾向があります。

私は節約を意識するようになる前に、あるブランド店で革の財布を購入した事があるのですが、そこの店員さんにメンテナンスについて聞いた時に、この事を教えてくれました。

スマホを綺麗に拭いても少し触れるだけで皮脂が目立つように、常に肌から皮脂は分泌されています。財布のような手に触れる革製品だと、自らの皮脂で良い状態を保つ事ができるわけです。

頻繁に手を洗う必要がある職場だと、皮脂の分泌が追い付かなくなって乾燥してひび割れてしまうわけですが、おでこや髪の毛のような皮脂の分泌が多い箇所から補う事で簡単にケアする事ができます。

皮脂の分泌が少ない場合は少量の水で伸ばしてから付けてもOKです。化粧水を手のひら全体に馴染ませてから顔全体に付けるように、片手におでこの皮脂を付着させ、反対の手のひらの上で少量の水と混ぜ合わせてから顔全体につけることで、副作用が一切ない最高の化粧水になってくれます。

私はお風呂上りにタオルで水分を拭く時に、あえて顔だけは拭かないようにし、着替え終えたぐらいのタイミングで顔に残っている水分と皮脂を混ぜ合わせるように顔全体に馴染ませています。これだけで化粧水を使用する事なく乾燥しない肌を保つ事ができるようになりました。

日中でも時々おでこや鼻に触れては顔全体や手のひらに馴染ませているので、ハンドクリームやリップクリームなども一切使用しないで良くなりました。

昔は化粧水やハンドクリームやリップクリームが手放せなかったのですが、現在は空気が乾燥している季節になっても全く困っていません。

この方法は化粧をしている女性だと難しい面もありますが、自宅にいる時だけでもぜひ取り入れてみてください。

化粧水や美容液を節約できるだけでなく、自分の肌に最適な最高の美容液を0円で作る事が出来ますよ。

湿度対策も0円で可能!

空気が乾燥している冬場だけ肌の乾燥が気になる場合は、湿度をコントロールする事もポイントになってきます。湿度計は100円ショップにも売られているので部屋に一つあると便利ですよ。

一般的な方法だと加湿器という事になるのですが、これも皮脂美容液のように0円で対策する事が可能です。

簡単なのは洗濯物を干すだけです。今までお風呂場の浴室乾燥機や洗濯乾燥機を利用していた家庭なら電気代も大幅に節約できます。

洗濯物が無くてもタオルなどを湿らせて干しておけば良いだけですし、バケツや洗面器に水を張って新聞紙でも挿しておけば簡易加湿器を作る事もできます。

あえてお風呂上りにドアを開けっぱなしにして乾燥機を回さないのもおすすめです。広い家だと難しいかも知れませんが、お風呂場の湿気がリビングの空気と混ざり合ってくれます。

ストーブのような暖房器具がある家庭であれば、上にヤカンでも置いておけば勝手に水分が蒸発してくれますし、お金をかけずとも湿度を保つのはそれほど難しい事ではありません。ストーブでなくても暖房器具の近くのカーテンに霧吹きを吹きかけるのも簡単でおすすめです。

人目が気になるリビングや職場のようなところであれば、オシャレな加湿器に頼るのも良いとは思いますが、メンテナンスを怠るとカビをばら撒くような事になってしまうので注意が必要です。

日光があたると藻が発生してしまうような事もあり、意外と手間が掛かるものです。

私が唯一気を付けているのは、冬場に長時間の車の運転をする時ぐらいです。長時間暖房が効いて乾いた空気の密室にいると、唇が乾燥してひび割れてしまうので「内機循環」にするようにしています。

車の外部から空気を取り入れる設定にしていると、温められた乾いた空気だけになってしまうのですが、車内の空気を循環させる設定にすると、自らの呼気に含まれている水分が車内に充満するので湿度が高くなります。

ただこれも行き過ぎると車内の窓が曇ってしまうので、後ろの窓が曇り始めたら外気導入に切り替え、曇りが消えたら再び内機循環にするといった事を意識しています。

これらのようにちょっとした工夫で湿度を保つ事ができるので、自らの皮脂という最高の美容液と組み合わせる事で0円でも肌の乾燥対策ができるものですよ。

まとめ 科学的な根拠も実は曖昧

化粧水や美容液に限らず、様々なものでも科学的な根拠を元に有効性をアピールしているケースがありますが、それらの多くは都合の良いところだけを切り取ったデーターです

当たり前の事ですが、自社製品にとって不都合なデーターをわざわざ用いるわけがありません。

少し前にNHKで男性ホルモンのテストステロンについての特集(製作はドイツ)が放送されており、私が凄く印象に残ったのが、現在の科学ではテストステロンの影響について分かっていない事だらけで、今までテストステロンの不足が原因だとアピールされていて症状の多くは、かなり曖昧だというものでした。

様々な分野のスペシャリストがテストステロンについて解説していたのですが、相反する内容も多く、テストステロンの数値が高いから○○、低いと△△だという断定はできないという結果になっていました。

もちろん特定の効果にだけついて調べてみると何かしらの傾向が出るのですが、それが本当にテストステロンだけの違いなのかと検証するのは難しく、まだまだ分からない事だらけという結論になっていました。

例えば筋トレをするとテストステロンの数値が上がるのですが、その事で高揚感や自信が漲るという結果が出たとしても、本当にテストステロンだけの効果なのかと検証する事が難しいような事です。

筋トレを意識している人は食生活だって変わりますし、今までと同じ生活をしていても筋肉量が増えると代謝も上がりますし、疲労具合が変われば睡眠の質も変化します。もちろん見た目だって変化していくので、テストステロンの数値が上昇した事だけで「やる気が漲った」と判断する事が難しいわけです。

そもそも筋トレを始めようというモチベーションが沸き起こった時点で、心に何かしらの変化があったわけですし、異性にモテたいような気持ちの変化側で分析すると、また違ったデーターが出てきてしまいます。

数年前からやたらとコーヒーの健康効果について話題になるようになりましたが、そのような研究結果を発表した機関の多くが、大手コーヒーメーカーから出資を受けていたという事を指摘した人もいます。

それらのデーターが必ずしも間違いだと言いたいわけではないのですが、都合の良いデーターだけを公開するのはイメージできるのではないでしょうか。カフェインの過剰摂取で亡くなった人もいますし、コーヒーを飲むと頭痛が出る人もいます。

カフェインによる覚醒効果だって人によって全然違いますし、たった1杯のコーヒーを飲むだけで眠れなくなる人もいれば、5杯飲んでもぐっすり眠れる人もいます。

科学的な根拠が正しいからといって、全ての人に同じように効果が出るとは限りませんし、それを見極められるのは自分だけです。

この自分の体感と向き合わずに科学的な根拠ばかりに頼ってしまうと、どんどん売りたい側の都合の良いデーターだけに惑わされてしまいます。

化粧水や美容液なども全く同じです。「50代の女性の80%は肌の水分量が不足している」という統計が正しかったとしても、自分が残りの20%側に当てはまるかも知れませんし、地域によっても空気中の水分量など全然違いますし、職場や自宅の暖房器具のタイプによっても違いがあります。

特に外国の研究結果は要注意です。人種も違えば食生活も違いますし、体型や気候も全然違いますし、水ですらミネラル成分に大きな違いがあります。

ヨーロッパの大学の研究で「勉強前に水を一杯飲むと効率が良くなる」というデーターが出たとしても、湿度が低くて肌から蒸発する水分量が多いヨーロッパと高温多湿の日本では条件が違いますし、硬水と軟水の違いやミネラル成分の違いもあります。

ある漢方医に本に書かれていたのですが、ドイツの酒場に行くと日本人以上にビールを飲む人が多いのにトイレに行く人が少なく、その人自身も日本で飲む時よりもトレイに行く回数が少ない事に気がつき、湿度の違いを指摘していました。

身体の大きな外国人はそれだけ肌の表面積も大きいので、失われる水分量が全然違うのかも知れません。

もちろん水分が不足している人にとって水分補給は有効ですが、不足していない人にとってはトイレに行きたくなって集中力が落ちるだけかも知れません。

水をたくさん飲む健康法にだってリスクがあります。体内の塩分量が薄まってしまったり、おしっこの回数が増えると体温も奪われてしまいます。夜中にトイレの為に目覚めてしまうと疲労回復にだって悪影響が出てしまいます。

食事の度に汁物やお茶から水分を取っている人であれば、必ずしも水をたくさん飲む事が良いとは限りませんし、あくまでもバランスが大切です。

結局決められるのは自分だけです。

自分の体感を無視して科学的な根拠ばかりに頼ってしまうと、相手(売りたい側)の思うツボになってしまうので気をつけてください。

肌の乾燥ケアといったものも同じで、自分の体感を無視して良さげなものばかり取り入れていると、なかなか根本的な問題解決にたどり着く事ができません。

肌に優しい無添加のシャンプーや石鹸や美容液といったものに頼るのが、必ずしも悪いとは言いませんが、本当に肌に優しい事が何なのかと向き合うと、意外と身近なところに答えが見つかるのではないでしょうか。

シャンプーや石鹸の使用量を抑えるような事だって皮脂の取り過ぎを抑える事になるかも知れませんし、泡立ちの良いタオルを使う事も使用量を抑えたり、すすぎがしやすくなって残留成分を減らせるかも知れません。

参考泡立ちの良いタオルの意外なメリット

長年石鹸やシャンプーを使い続けた習慣を変えるのは簡単ではありませんが、あまり汗が出ない冬場の休日であれば、一日ぐらいお風呂に入らなくてもそれほど臭くならないように、少しずつ負担を減らしていくような工夫を取り入れてみてください。

そもそも毎日石鹸で身体を綺麗にしないと健康な状態を保てないのであれば、入院患者は毎日入浴しなければならない事になります。ですが、そんな事はありません。どこよりも衛生状態を気をつけている病院ですら毎日入浴させていません。

もちろん職場環境や体質によっては毎日お風呂に入らないと臭くなってしまう事もあるので、必ずしもそれが悪いと言いたいわけではないのですが、なるべくなら肌に負担が少ないシャワーだけで汚れを落とし、石鹸やシャンプーの使用量を抑えるような事はできると思います。

現在の私はシャボン玉石鹸ですら使用しておらず、シャワーだけに移行したのですが、

参考脱石鹸・シャンプーで一年経った感想

いたって肌の状態は良好ですし、肌の乾燥やニキビに悩まされる事もなくなりました。もちろん体臭を指摘されるような事もありませんし、何でも思った事を口にする6歳の甥っ子に抱き着かれても臭いとは言われません。

その子に会う前に餃子を食べてしまった時に「おじさんの口くさーい!」と言われた事はありますが、普段は喜んで近寄ってきます。

肌荒れは洋服の素材や洗濯洗剤や柔軟剤のせいという事もあるので、それらも含めて考えられるようになると尚よいのですが、手っ取り早くお金をかけて対処できそうな方法ばかりに囚われていると、なかなか根本的な問題にたどり着けなくなってしまうので、節約家の皆さんほど気をつけてほしいと思います。

自分の皮脂という最高の美容液と湿度のコントロールさえできれば、大抵の乾燥肌は簡単に対処できるものですよ。

もちろん身体の健康状態も肌にとっては大切なので、生活習慣や食生活を整える事も大切ですよ。ただそのような健康法でも誰にとっても正解というものがないのように、あくまでも自分の体感と向き合わないと良くならないので意識してみてください。

水分が不足している人にとっては水を飲む事が最適ですが、それも行き過ぎると内臓に負担を掛ける事になってしまうので、しっかりと自分の体感と向き合いながらベストなバランスに保つように心掛けましょう。

乾燥した肌のケアの為に保水するのが当たり前だと信じ切っていると、なかなか保水しなくても良い身体づくりの方に目が行かなくなるので、しっかりと本質を見極めてほしいと思います。

節約家のようにお金を掛けない対処法を考える人の方が、意外と本質にたどり着く事があるものですよ。

若い頃に肌のケアに散々お金を掛けてきた私の経験が、誰か1人にでも役に立ってくれると嬉しいです。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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