車のガソリン代を安くする方法
車の燃費をよくする様々なテクニックがありますが、ガソリン代そのものを安くするのも立派な節約方法です。
ガソリンの価格は基本的には地域によって定めれれており、どこで入れてもそれほど大差がないのですが、たかが2円の価格差でも50リットル入れれば100円の違いになります。チリも積もれば節約になるのがガソリンの価格差です。
そしてガソリン価格は世界情勢や為替の影響で大きく変動することもあります。
そこで今回は車のガソリン代を安くする方法を紹介します。
最安値を調べる方法
ガソリン代は地域によって違うので、どこのガソリンスタンドが一番安いとは言えないのですが、ある程度は調べることができます。
こちらのサイトのフリーワードという欄にあなたの地域名を入れて検索してください。
入力した地域のガソリンスタンドのガソリン価格が表示されると思います。
さらにセルフ給油の項目にチェックを入れるなど条件を絞ることも可能です。さらに素晴らしいのが会員価格まで表示されることです。
近所のガソリンスタンドの中で、この会員価格が安いところがおすすめのガソリンスタンドです。
いくらガソリン価格が安いからといっても、わざわざその為に遠くまで車を走らせるような事はしないでください。通勤途中や生活圏の中で見つけるのがガソリン代を安くするポイントです。
会員価格とは
ガソリンスタンドの会員価格とは、一般的にはエネオスや出光などの大手石油メーカーのクレジットカードを使用した場合の価格という事が多くなります。
またガソリンスタンドによっては独自の会員システムを設けていることもあり、別のポイントカードなどがあるケースもあります。
こちらは洗車チケットや整備代の代金もポイント還元されることもあり、判断が難しいところではあります。
ガソリン価格は地域で統一されている事が多いのですが、その他の価格となると差があるので、そこを見極める事がポイントです。
同じエネオス系だとしてもガソリンスタンドの運営会社によって価格が違うので、近場で価格が安いところを探してみてください。
おすすめは楽天カード
ちなみに私が個人的におすすめするガソリンスタンドはエネオスと出光です。理由はどちらも楽天ポイントと相性がいいからです。
エネオスであれば楽天カードでポイント還元が2倍になります。これは単純に2%割引相当になります。
エネオスが発行しているクレジットカードでも1リットル当たり2円引きしてくれますが、条件があります。ガソリン価格が100円を超えている場合は楽天カードの方がお得になります。
ちなみに最近の私は出光でガソリンを入れる事が多いです。こちらはキャッシュプリカというSuicaのような電子マネーがあり、これだけで2~3円引きになります。
さらにそこから楽天ポイントカードで1%還元してくれます。
ガソリン価格にもよりますが、合計3%近く安くすることが出来ます。
他にも多くの石油メーカーがクレジットカードを発行しており、それぞれ様々なポイント還元を行っているのですが、正直あまり大差はありません。
これは飛行機のマイルが貯まるクレジットカードで考えると分かりやすいのですが、貯まったマイルを利用できるのはそこの航空会社だけであり、別の会社の方が価格が安いケースもあるわけです。
どうせ貯まったポイントだからと気にしない人が多いのですが、まさにこれがポイントを発行している側が狙っている事であり、割引されていない正規価格という事が多くなります。
ガソリンスタンドのクレジットカードも同じで、そこのガソリン価格が安くなったり、サービスが受けられるような特典があるのですが、それだけに囲い込みをされてしまうので、他にもっと良い選択肢(安い)があっても見逃してしまう事になってしまいます。
営業車のように月に何度もガソリンを入れるような車だと、ガソリン価格が安くなるメリットも多く受けられるのですが、月に一度ぐらいしかガソリンを入れない人だと、数十円程度の恩恵しか受けられない事も多いです。
だからこそ私はそこが関係ない楽天カードのポイントに還元しています。楽天だけが良いのではなく、Tカードのように様々なお店と提携しているポイントカードというのは、ポイントを使えるお店も多いので、選択肢が広がってくれます。
私は楽天の買い物にほとんど楽天ポイントは使いません。楽天カードで支払った方がポイント還元率が高いですし、日用品のようなものだとドラッグストアの方が安い事が多いので、そこで楽天ポイント使ってしまいます。
出光だと楽天ポイントも使えるので、期間限定ポイントのようなものも無駄なく使い切る事が出来ます。
もちろん楽天カードや出光だけが良いのではないのですが、既に所有しているクレジットカードと相性が良いものを組み合わせるのもおすすめです。
ノーブランドの激安店
大抵の地域には大手の看板を掲げていないガソリンスタンドがあるものです。そしてそのようなところは地域のどこよりも安いガソリン価格で販売しています。
このようなノーブランドの給油所が独自にガソリンを精製しているわけではないのですが、その都度安いところから仕入れることでコストを抑えています。
稀に「水で薄めているから安い」などと噂が立つこともありますが、おそらくそんなことはないと思いますが、ノーブランドのガソリンスタンドを利用する場合は、それまでの自分の車の燃費と比べて悪化していないかチェックしてください。
ガソリンの中身は様々なメーカーのガソリンが混ざっている可能性が高いので、決して品質が良いとはいいませんが、そのようなガソリンスタンドを選ぶのも簡単に安く済ませる方法です。
ただ大抵はクレジットカードがダメで「現金価格のみ」となっています。単純な安さで言えばノーブランドのガソリンスタンドが地域で一番安い可能性が高いのですが、大手ガソリンスタンドでも会員価格やポイント還元を含めると、同じぐらい安くなる事もあるので、それぞれの状況に合わせて選んでみてください。
石油価格の変動
ガソリンの価格は石油の価格と為替相場に左右されます。
この変動を読み切ることで、この先数週間のガソリン代を見極めることも出来ます。
変動を読むという大げさなのですが、ニュースで大きな動きが報道されると、一週間から二週間ぐらいでガソリン価格に影響を与えることがあります。
来週から高くなるようなニュースが報道されれば、ガソリンが半分ぐらい残っていても給油することで節約になります。
逆にガソリン価格が安くなりそうな場合は、あまりたくさん給油をしないでおくのも節約テクニックの一つです。
ガソリン価格が5円ぐらい変動することも珍しくありません。50リットルだと250円もの差があるので給油するタイミングも意識してみてください。
ちなみに車の燃費は重量の影響を受けるので、ガソリンが少ない状態の方が軽くて燃費が良くなります。
遠出をする予定がないのであれば、常に満タンにしなければならないわけでもないので、これも覚えておくと節約につなげられると思います。
まとめ 管理のしやすさ
ガソリンのカードに限らず、様々なポイントカードやクレジットカードが増えると管理が大変になります。中にはポイントが還元される前に期限切れになってしまうことも珍しくありません。
さらに財布を落とした時のリスクも上がります。全ての銀行とクレジットカードを停止させるのはかなり大変な作業です。
そのような考えもあり、私は楽天ポイントに絞っています。Tポイントなどでもいいのですが、エネオスと出光との相性が良いので楽天カードはおすすめです。
たまに激安のガソリンスタンドで入れることもあるのですが、大抵は車の行列が出来て渋滞しているので、いつもスルーして近所のセルフ式の出光で給油しています。
待っている間にもガソリンは消費しますし、何よりも時間が無駄だと感じてしまいます。
この辺は考え方次第ですが、自分で給油をするセルフ式が苦手な人にとっては、店員が給油してくれるノーブランドに並ぶ価値があるのかも知れません。
またポイントカードやクレジットカードも全てしっかりと管理が出来るのであれば、それぞれのカードを揃えることで節約になると思います。
ガソリンを給油する頻度というのは人それぞれなので何とも言えませんが、私のように月に一度のようなペースであれば、ガソリン価格が安くなる石油会社のクレジットカードより、楽天のようなポイントと合わせた方がお得な事が多いので意識してみてください。
ちなみにガソリン価格が地域で似通っている理由は、単純に談合があるからです。私はガソリンスタンドでアルバイトをしていた事があるのですが、定期的に地域の店長同士が集まって価格が決められていました。
表向きには談合などない事になっているのですが、昔からの慣習なので大抵の地域で継続しています。もしくはその地域で最大手の価格を基準に決められる事もあるそうです。
なので地元だけでなく、別の地域の方が価格が安い事があるわけですが、よく行く地域があるのであれば、そこのガソリン価格も調べておくとより節約になると思います。