節約するべき時間とは
「時間の節約」と言いましても色々あります。何も考えずに何でもかんでも時間の節約をしてしまうと、ストレスや疲れが貯まってしまうことになります。
やはり適当に判断してしまうべきではありません。きちんと時間の節約をするべき箇所を判断する必要があります。
そこで今回は「時間の節約」に失敗しない方法、上手な見極め方について紹介します。上手に取り入れて時間の節約につなげてほしいと思います。
節約してはいけない時間
まずは節約をしてはいけない時間について紹介します。
数をあげればキリがないのですが、節約をするべきではない時間というのは「娯楽の時間」です。
娯楽に充てる時間そのものを減らすということではなく、娯楽によって得られる満足度が減るような時間の節約はするべきではありません。
娯楽によって得られる満足による効果、ストレス発散やリラックス効果まで減らされてしまいます。それでは本末転倒です。
楽しみにしていた小説を速読法で流し読みをしてしまうと満足度は低くなります。またDVDの映画を音声が聴きとれるからと「1.5倍」で再生をして見ても楽しくありません。
お風呂が大好きな人が、湯船につかる時間を節約したら疲れが残ってしまいます。
これらのように何でも時間の節約すればいいというわけではありません。娯楽は人生に彩を与えてくれる大切な時間です。
節約をしてもいい時間
逆に節約をしてもいい時間もあります。
それは質が犠牲にならない行為です。
例えば新聞や雑誌で情報を得るだけであれば速読法でも十分なわけです。細かい詳細を理解するよりもざっと流れを理解するだけで事足ります。
参考簡単な速読法
娯楽である映画やドラマではなく、情報番組などは「1.5倍」で再生をしても得られる情報量に対した違いはありません。
私はNHKの健康番組の「ガッテン」が大好きなのですが、毎回録画をして「1.3倍」で再生をしています。他の番組でも多くは録画をしてCMを飛ばすことが多いです。
速読や早送りをすると会話の駆け引きや間を楽しむようなことは出来ませんが、そこを求めていない対象であれば、早いに越したことがありません。
料理のなどもお手軽な時短テクニックがたくさんあるものです。それらも料理の質が落ちないのであれば素晴らしい時間の節約だと思います。
ただし、あからさまに料理の質が落ちるのであれば別です。料理の美味しさ、満足度が下がるので上手な時間の節約とは言えません。
これらのように時間の節約をすることで質が落ちない、満足度が変わらない対象を見極めてください。それらは時間の節約と相性がいいと考えられます。
時間=お金?
実は時間の多くはお金で解決することが出来ます。
わかりやすいのは家事代行サービスなどでしょうか。他にもベビーシッターや移動時間もお金で解決が出来ます。
一時間で一万円を稼ぐ能力がある方であれば、五千円で家事代行サービスを使うのもありなわけです。
残念ながら私は一時間に一万円も稼ぐことなど出来ませんが、短時間でお金を稼ぐ能力を身につけることが、実は最も時間を節約することになります。
一方で掃除や料理を楽しく感じられる方であれば、それは無駄な時間ではなく趣味、レジャーとも言えます。
娯楽の時間であれば、ゆっくりと楽しみながら行ってストレス解消にもなるので、時間がかかっても全く問題はありません。
なので時間の節約の為にお金をかけるのであれば、自分の苦手な行為に着目するといいと思います。
トイレ掃除が苦手な人であれば、最新式のトイレに買い替えれば汚れも付きにくくなり、さらにトイレ掃除の頻度も減らすことが出来るわけです。ストレスも減るので一石二鳥です。
料理が苦手な人の場合は、冷凍食品なり宅配サービスなりを利用することで、簡単に料理を完成させることが出来ます。洗い物が嫌いな人だと食洗器という選択肢もあります。
苦手なこと、イヤなことで貯めたストレスを、お金をかけて発散する(カラオケや飲み会など)のもいいですが、苦手なことそのものを減らすことにお金をかければ、時間を大幅に節約することが可能です。
まとめ イヤな時間を購入
時間の節約にお金をかけることは、お金の節約という意味では遠ざかっていますが、お金の使いどころとしては素晴らしい選択肢ではないでしょうか。
自分の苦手な作業を減らすことが出来れば、時間の節約だけではなく疲れやストレスまで軽減されます。
費用対効果が凄く高いです。
料理が大好きな人が電子レンジで温めるだけの料理をしてしまうと、時間を節約出来たとしても娯楽としての満足度が減るどころかストレスにすらなる可能性もあります。
庭木の手入れやガーデニングが生きがいのお年寄りに、転んだら危ないからとやめさせてしまうと、楽しみがなくなって動かなくなってしまいます。
すると転ばなくても、歩けなくなるかも知れません。
人生にとって楽しみや生きがい、趣味、レジャーは凄く大切なことです。この時間まで極端に節約をしてしまうと、どこかにしわ寄せが出てきてしまいます。
これが時間の節約が「諸刃の剣」という意味です。
節約して貯まったお金の使い道は自由ですが、楽しみ、レジャーだけに使うのではなく、苦手なことの軽減に使うのもおすすめです。
苦手な時間を節約できるだけでなく、ストレスや疲れまで減るので一石二鳥です。
上手に見極めて時間の節約につなげてほしいと思います。浮いた時間を娯楽に充てることで人生はより輝くのではないでしょうか。