外食費を節約する方法
一般的な外食費を節約する方法というと、
- お弁当を持参する
- 割引クーポンをつかう
- クレジットカードや電子決済でポイント獲得
- 価格の安いお店で済ませる
といったものになるのでしょうか。どれも外食費の節約に役立つのは間違いありませんが、もっと単純に外食費を抑える方法はいくらでもあります。
スーパーで食パン一斤を購入すると100円未満で抑えられますし、激安スーパーなら税込みでこの価格です。さらに余った分で翌日の外食費まで節約できるかも知れません。
食パンだけだと栄養が足りなくて身体がもたないと感じる方もいるかも知れませんが、現代人の多くが栄養過多でたっぷりと脂肪を蓄えているので、過酷な肉体労働でもない限り問題になることはありません。むしろ健康にとっても良いかも知れません。
三食全てが食パンだけだと栄養不足になるかも知れませんが、外食以外でしっかりと栄養が取れているのであれば、まず問題になることはありません。
このような考え方をより広げていくと、さらに新しい選択肢が見えてくるものです。
究極は外食を食べない!
外食費を最も節約できる方法というのは、単純に「食べない」ということです。
極端な方法と思うかも知れませんが、プチ断食を体験したことがある人であれば、無理なく取り入れられるのではないでしょうか。
一度も断食をしたことがない人は、「食事を抜くと力が出ない」と決めつけているものですが、そうとは限りません。
お腹がいっぱいになると眠たくなるものですが、これは消化の為に内臓をフル稼働する必要があるからです。脳が余計な事(行動)をさせないために眠たくなるように促しています。
食事を抜くと食べ物を消化する為に使われるエネルギーが必要なくなるので、活力が漲ってパフォーマンスが上がることは珍しくありません。
この事を体験している人は、大切な用事の前に満腹にするようなことはありません。
もちろん体力が求められるような場合は別ですが、全ての人が肉体労働をしているわけではありませんし、休日の買い物ぐらいの用事であれば外食を抜いても全く問題にはならないはずです。
私自身もよく一日一食のプチ断食をするのですが、覚悟を決めて取り組むというよりも、休日の朝食や昼食を抜いて内臓を休ませています。
外食費を節約できるだけでなく、身体の健康にとっても良い方法が食べないという選択肢です。意外とこの方法が見落とされているように感じます。
三食たべないといけないという幻想
三食しっかりと食べないと身体がもたないというのは、必ずしも現代人に当てはまるわけではありません。昔のように田畑を耕すような身体を酷使する仕事は多くありません。
成人病や慢性病と呼ばれるものの多くは食べ過ぎが原因です。
子供のように身体の成長の為にたくさんの栄養が必要な時期は別ですが、部活で身体を動かすようなこともない大人が、学生時代と同じぐらいの栄養が必要なわけではありません。
引退したスポーツ選手の多くが太ってしまうのも、身体を酷使していた現役時代と同じような栄養を取ってしまうからです。
もちろん職種によってはしっかり三食たべて十分な栄養を補給する必要がありますが、デスクワークにそれほどたくさんの栄養が必要なわけではありません。
三食たべるにしても適切な量にコントロールすることが大切です。食べ過ぎて良いことなどありません。
これをしっかりと理解することこそが、外食費を節約するポイントです。外食費を抑えることばかりに気を取られないでください。
まとめ 安くするだけが節約ではない
割引クーポンなどを利用して外食費を節約するのが悪いとは言いませんが、そもそも本当に外食をしなければならないかと考えてみると、新たな選択肢が見えてくるものです。
空腹を満たす為だけなら安い食パンでも十分ですし、100円のおにぎりやハンバーガーを手に入れるのも難しくありません。
食べないという方法は全ての人に当てはまるわけではありませんが、よくよく考えてみると無理なく行える人も意外と多いのではないでしょうか。
単純に外食費が節約できるだけでなく食事の時間も節約できますし、栄養過多で太っている人なら医療費まで節約できるかも知れません。
一般的な節約も安く購入することばかりに囚われていると、セールだからとそれほど必要のない物まで購入してしまうものです。
本当に必要な物だけを購入することが上手な節約のように、身体が求めているだけの食事量にコントロールすることが大切です。
価格ばかりに囚われていると大盛りやLサイズの方がお得だからと、必要以上の量を食べてしまいます。身体にとっても財布にとってもお得ではありません。
ちなみに食事の量を減らしたりプチ断食を行うと、「無性に○○を食べたい」と感じることが増えてきます。
これは脳が不足してきた栄養素が含まれている食事を食べさせようと促すサインなので、その時はあまり我慢せずに食べてもOKです。
これは妊婦さんで考えると分かりやすいのですが、お腹の中で赤ちゃんを育てる為に膨大な栄養が使われるので、母親の脳が不足してきた栄養素が含まれている食事を無性に食べたくなるように促します。
これが妊婦になると食べ物の好みがガラッと変わる理由です。母性本能と相まって強烈なサインとなります。
普通の人でも特定の栄養素が不足すると、無性に食べたくなる食事が思い浮かぶようになります。
私自身も年に何度か牡蠣やレバーを食べたくなるのですが、どちらも好きな食べ物ではありません。普段食べると全然美味しく感じられないのですが、無性に食べたくなったタイミングで食べると、ものすごく美味しく感じられます。
普段からお腹いっぱいになるまで食べていると、このような脳からサインを感じ取ることができません。
必要十分な栄養素(脂肪)をたっぷりと蓄えている(太っている)人というのは、意外と食事による満足度が低いのかも知れません。
喉が渇いている時の水が美味しいように、不足している栄養素が含まれている食事をとると美味しく感じられます。
財布の為にも身体の為にも、たまに外食を抜いてみるのは効果的な方法だと思います。
外食費をコストパフォーマンスだけで考えると、大盛りや割引が有効なのは間違いないのですが、そもそもお腹いっぱいにすることが良いとは限りません。
ご飯のおかわり自由や大盛りサービスが、全ての人にとってお得ではないように、本質を見誤らないように気をつけてください。
もちろん職種やその後の行動によっては、しっかりと栄養を補給する必要があるので、そこは間違えないでください。
あくまでも何のために食事をとるのかと考えると、ベストな選択肢が見つかると思います。