節約はレジャー!

「無駄遣いをなくす方法」に囚われないようにしよう

無駄遣いとは?

そもそも「無駄遣い」を正確に定義することは出来ません。

あるモノに対して無駄遣いだったと感じる理由は人それぞれですが、さらに時の経過も関係してきます。

ゲームに全く興味がない人が話題の最新ゲームを購入することは、無駄遣いだといえますが、ゲームが大好きな人にとっては全く無駄遣いではありません。

ですが、そのゲームをプレイしていくうちに想像していたものと違ったと感じると、その瞬間に無駄遣いだったと気持ちが変化します。

想像通りのゲームで満足していたとしても、あっけなくクリアしてしまうと物足りなく感じ、無駄遣いだったと感じるかも知れません。

特定のモノを集めているコレクターだと、なかなか手に入らないモノなら定価の何倍だしても手に入れたくなるものです。これも全く無駄遣いとは感じません。

それでも、ある時にそれらのモノを収集する欲求が失われると、全て無駄遣いだったと感じてしまいます。

 

どんなモノでも無駄遣いになる可能性があります。

 

これをしっかりと意識することが、結果的に無駄遣いをなくす方法なのだと思います。

世の中には様々な「無駄遣いをなくす方法」がありますが、「財布の中に少額のお金しか入れない」のような小手先のテクニックでは、根本的な解決にはなりません。

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無駄と感じる瞬間

どんなモノでも無駄遣いになる可能性がありますが、一方でどんなモノでも購入した瞬間は無駄だとは感じていません。

突然の雨に遭遇し、ビニール傘を購入した瞬間は満足していますが、お店を出た途端に雨があがると無駄遣いだったと感じます。

また雨足が激しく強風まで加わると、ビニール傘では防げなくなり、これまた無駄遣いだったと感じてしまいます。

「ビニール傘を購入しなければならない」

と感じた心の変化を、ぴったりと満足させることは実は稀です。

目的地に到着するまでビニール傘で防ぎ切れるほどの雨が、降り続いてもらわなければなりません。

急な雨で困っていたのにも関わらず、ほどほどの雨が降り続くことを求めてしまいます。

このように何かしらのモノを欲した時に、欲した理由をピッタリと満足させられることは稀です。

お腹が空いていたからと大盛りを注文しても、丁度よく自分の空腹感を満たす量が出てくることは滅多にありません。

空腹時には食べられると感じた量でも、食べていくうちにお腹が満たされていくので、残すことになったり、無理やり食べきって苦しくなるものです。

むしろ、一生後悔しない買い物の方が珍しいのかも知れません。

これを理解することが無駄遣いをなくすポイントです。

そもそも無駄遣いなどない

ちょうど食べたい量のご飯が出てくることが珍しいように、あるモノを購入した時に求めていた役割をピッタリとこなしてくれるモノなど、そうそうあるものではありません。

購入した時には満足していたとしても、そのモノが劣化すると無駄遣いだったと感じますし、モノが劣化する前でも購入者が求めていた役割そのものが変化すれば、やはり無駄遣いだと感じてしまいます。

吸引力の優れている最新の掃除機を購入して満足していても、その後に高性能な空気清浄機を購入してチリやホコリが少なくなると、高性能な掃除機の購入は必要なかったと感じるかも知れません。

引っ越しや模様替えで環境が変わったり、ホコリの出やすいカーテンや絨毯がなくなっても同様です。

これらのように時の流れや環境の変化によっても満足感は左右されます。

どんなモノでも購入した瞬間は満足しています。その後に無駄遣いだったと感じるのが早いか遅いかの違いです。そもそも無駄遣いなどないのかも知れません。

欲求を観察しよう

「無駄遣いなどない!」からと、自信満々にモノを購入しろと言っているわけではありません。

どんなモノでもいいのですが、ある特定のモノが欲しくなった場合、「そのモノにどんな役割を自分は求めているのか?」をよくよく観察してほしいと思います。

何となく「あれは便利そう」と感じた場合、なぜに便利そうなのかを、よくよく考えてみてください。

するとその商品を購入することで解消されるであろう現在の不満が、明確になっていきます。

例えば布団圧縮袋を見て「これは便利そうだ」と感じた場合、自分の家の布団や環境をよくよく思い浮かべてください。

押入れに収納しきれないほどの布団を所有しているからなのか、それとも収納場所に困って新たに押入れのスペースを空けたいからなのか、何かしらの理由が見つかってきます。

その理由が見つかると、必ずしも便利そうな布団圧縮袋だけが解決方法ではないことに気がつきます。

そもそもお客さんを泊めることなど滅多にないのに、必要以上に布団を所有しているかも知れません。単純に部屋を片付けられなくて収納スペースがないのかも知れません。

布団圧縮袋を購入することも解決策の一つではありますが、それがベストだとは限らないわけです。欲した理由を深掘りすることで本質が見えてきます。

 

これが自己観察です。

 

不満の正体をしっかりと見つめなおすことで、よりベストな解決策につながっていきます。すると後で後悔して「無駄遣いだった」と感じることが劇的に少なくなっていきます。

これは何にでも当てはめることができます。ラーメンを食べたいと思ったときに、「どうして今ラーメンを食べたいのだろうか」と少し自己観察をすることです。

  • こってりとしたモノを食べたいから
  • 疲れていて自炊する気が起きないから
  • いつも行列のラーメン屋が空いているから

など、何かしらの理由が見えてくるものです。

こってりとしたモノを食べたいと感じるのであれば、ラーメンよりもピッタリのメニューが見えてくるかも知れません。またはこってり自慢のラーメン屋さんを探すかも知れません。

疲れていて自炊をする気が起きないと感じたのであれば、消化に良さそうなあっさりラーメンを選んだり、より胃腸に優しそうな蕎麦などでも選択肢に入ってきます。

いつも行列が出来ているラーメン屋さんが空いていたのであれば、なぜに話題のラーメン屋さんに行きたいのかを考えてみてください。周りの友達に自慢したいのか、SNSでシェアしたいのか、などを理解することで、自分が食べたいメニューではなく、看板メニューを選んだ方が満足度が高くなるかも知れません。

これらの自己観察に正解があるわけではありませんが、日頃の些細な買い物でも自己観察をすることで、劇的に無駄遣いがなくなっていきます。

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まとめ 自己観察の習慣

どんなモノでも購入をした瞬間は満足しています。

そこから時間の経過と共に求めていた役割との相違が生まれてくると、無駄遣いだったと感じるようになります。

 

この相違を減らすことこそが、「無駄遣いをなくす方法」なのではないでしょうか。

 

自己観察をしてモノを欲した理由(不満の本質)に近づくことで、相違も少なくなります。

新しい洋服を購入してウキウキだったとしても、自宅のクローゼットに同じ洋服を見つけた瞬間に無駄遣いに変化します。

半額セールでお得に購入できてホクホクだったとしても、季節外れで着る機会がないと無駄遣いになります。

来シーズンに役に立つと判断を先送りにすることもできますが、来シーズンが訪れて流行が変化していたり、気持ち(好み)が変化していて、着たくないということも珍しくありません。

どんなモノでもいいのですが、そのモノを欲しくなった時に、すぐに飛びつくのではなく、なぜにそのモノが欲しくなったのかを、よくよく自己観察してみてください。

より良い選択肢が見つかるかも知れませんし、全く別の解決方法が見つかるかも知れません。より本質に近づくことで、後から後悔して無駄遣いだったと感じることが少なくなります。

購入して間もない頃に無駄遣いだと感じるモノの多くは、よく考えないで購入したモノです。

ちょっと冷静に判断すれば、これらを回避することは難しくありません。その習慣を身につける為に、普段から自己観察の習慣を取り入れてみてほしいと思います。

初めは時間が掛かるかも知れませんが、慣れると一瞬で出来るようになります。

例えばコンビニでガムを購入しようと思ったのであれば、

 

口臭予防の為のガムが残り少ないからか、

でも明日から連休だしスーパーに行くかな、

今日はもう誰とも会わないし今すぐ必要なわけではないな

 

のように判断できるわけです。スーパーでガムを購入すれば数十円の節約になります。このようなちょっとしたことでもいいので自己観察をしてみてください。

モノを売る側は冷静に判断されると売れなくなることを知っています。だからこそタイムセールや数量限定などで決断を迫ってきます。

モノを買う側に冷静な判断をさせないのがセールステクニックです。

便利な布団圧縮袋であれば、従来のモノと比較して使いやすさをアピールしてきます。そこで興味を引いた瞬間に「今から30分以内にご注文の方には特別にもうワンセット付いてきます!」とたたみ掛けてきます。

冷静に考えれば布団圧縮袋が使いやすくなったとしても、毎日使うものではありません。年に数回程度しか使わないモノの使用時間が数秒なくなるだけです。

もうワンセットサービスされても、自宅の布団の数より多くても意味がありません。

もちろん布団圧縮袋が悪いと言いたいわけではありません。自己観察をして現在抱えている不満を解消するのにベストなアイテムだと感じたのであれば、決して無駄遣いとは感じないはずです。

このちょっとした自己観察の習慣を改めて意識してみてください。この技術を日頃から磨いておいてください。

誰でも高額なモノを購入するときは行うものですが、技術が未熟(慣れていない)だと、ちょっとしたサービスで決断を早めてしまいます。セールスマンの思うツボです。

日頃から日用品や食品でも自己観察することで、判断する速度や精度が磨かれていきます。時空を超えて未来の生活を含めて一瞬で判断することが出来るようになります。

単純に「ガムがないから買おう」ではなく、「明日の休日は用事があって買い物に行けないからガムを買っておくか、でもコンビニは高いから一番小さなサイズだな」のようなことです。

ホントにちょっとしたことですが、あらゆるモノを購入する時に意識して自己観察をすることで、判断する速度や精度が劇的に上がっていきます。

すると自然と「無駄遣いだった」と感じることが少なくなっていきます。モノを欲した時に感じる現状の不満(本質)により近づくことになり、自然とより良い選択肢を選べるようになります。

売る側の都合にも左右されなくなるので、後で後悔する(無駄遣いだったと感じる)ことも少なくなります。

無駄遣いをなくす為に現金を多く持ち歩かないような、小手先のテクニックに意味がないとは言いませんが、それらはあくまでも一時的な対処療法です。無駄遣い体質が変わるわけではありません。

あらゆる買い物で自己観察をするのは慣れるまで大変かも知れませんが、慣れてくれば一瞬で判断できるようになります。

始めは上手く出来ないかも知れませんが、自分なりに欲しくなった理由を考えてみてください。どんどん慣れて速度や精度が磨かれていきます。

より本質に近づくことになるので、無駄遣いがなくなるだけではなく、本当に心から欲しているモノまで見つかりやすくなります。

これこそが自己観察の一番のメリットかも知れません。誰かに欲しいと思わされているモノを購入していては、いつまで経っても満足できませんよ。


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