デジタルデトックスとは?
デジタルデトックスとは、近年増え続けているスマホやパソコンの使用時間を抑えることで、身体の健康を取り戻すといった考え方の事です。
長時間のスマホ使用による姿勢の悪化(ストレートネックや猫背)や目の疲れの原因を減らす事で、健康に良いと言われています。
最近はこのデジタルデトックスを行う為のグッズまで販売されています。
これはタイマー機能のある隔離ボックスで、中にスマホなどを入れてタイマーをセットすると、その時間まで取り出せなくなり、強制的にデジタルデトックスをコントロールできると人気になっているそうです。
しかも結構な値段なので無理やり壊してしまう人が少なく、実際にデジタルデトックスの効果が高いのだそうです。
このようなグッズが人気になるほど、スマホ依存で悩んでいる人が多いという事なのですが、デジタルデトックスをするのに必ずしもこのようなグッズが必要なわけではありません。
もっと簡単な方法があります。それは「通信速度制限」を味方にする方法です。
あえて通信速度制限を利用
私のスマホの通信量は1ギガで契約しています。これを超えると通信制限になって不便になるので、外出先では余計な使用はしません。
基本的には連絡手段ぐらいです。メールやSNSの文章ぐらいであれば、余裕で1ギガ内に収まります。仮に通信制限を超えても使えない事もありません。
外出先でスマホで地図を確認するような事もありますが、事前に分かっている時は自宅のWi-Fi接続時に調べておいて画面をキャプチャ(保存)するので、頻繁に通信費が掛かるわけでもありません。
自宅のWi-Fiで動画を見るにしても画面の小さなスマホで見ようとは思いませんし、パソコンかタブレットで視聴するので、猫背でスマホに長時間触れているような事にもなりません。
通信制限がある事で意識せずともデジタルデトックスを取り入れる事が可能です。わざわざ高価な隔離ボックスを購入する必要もありませんし、むしろ通信費が節約できてスマホの寿命も延びます。
逆に使い放題のような契約をしてしまうと「使わないともったいない」といった感情が働くので、必要以上に動画を見たり、スマホゲームにハマってしまうかも知れません。
これは自宅にWi-Fi環境がある人でも同じようなリスクがありますが、パソコンやタブレットの大きな画面であれば、スマホほど猫背になったりする事もないので、健康面でのリスクを下げる事につながります。
また多くのスマホゲームは課金しないと時間による制限が掛かるので、課金しないで楽しむとなると、頻繁にログインして回数を稼ぐ必要があるのですが、外出先でこれが出来ないとなると、自然とスマホゲームからも遠ざかっていきます。
私自身もスマホに買い替えて間もない頃にスマホゲームをやってみたのですが、通信費をかけてまでやりたいと思わなくなり、自宅のWi-Fi環境でのみ楽しんでいたのですが、それだとライバルにどんどん置いていかれて楽しくなくなったので、自然と遠ざかっていきました。
あえて通信速度制限のある低プランと契約する事で、自然とデジタルデトックスになるという事です。わざわざ高価なグッズを買う必要はありませんし、むしろ節約になってお金も貯まります。
連絡先ぐらいしかスマホの利用をしなくなると、それほど高スペックが必要になるわけでもないのでスマホ本体も安いモデルで十分です。
コンパクトなスマホはスペースの制約もあって高機能にするには結構な費用が掛かってしまうのですが、スペースに余裕があるタブレットだと価格の安い物でも高スペックなスマホと同等の機能がある事も多いので、自宅の中だけで楽しむのであれば、むしろ使い勝手が良くなります。
自宅にWi-Fi環境がないと難しい選択ではありますが、あえて低スペックの格安スマホで通信制限があると、自然とデジタルデトックスになるものですよ。
まとめ 制限を味方に!
飲食店の食べ放題に行くと、普段よりもたくさん食べて苦しくなってしまう人が多いように、通信制限がないスマホも必要以上に使う事になってしまう可能性があります。
職場や自宅にWi-Fi環境があると通信制限をしていても使い過ぎになる可能性がありますが、それでも通勤や外出先だけでも制限されるので、スマホゲームといったものに時間を奪われる機会を減らす事が出来ます。
特に1ギガのような低通信料の契約だと、突発的に外出先でスマホで調べる機会が増えないように事前に調べるようになるので、準備が整ってスムーズに事が運ぶ事が増えます。
私はよくパソコンで調べた地図や住所を、スマホのカメラで撮影してしまいます。スマホの中の写真を見るだけなら通信費は発生しません。
私はデジタルデトックスを意識していたわけではなく、節約という観点から1ギガのプランを契約しているのですが、自然とスマホから距離を取ったデジタルデトックスになっていました。
仕事でデスクワークが多い事もあり、普段から姿勢の悪さが健康に悪影響なのも理解していたので、移動時間ぐらいは背中を丸めないように意識しています。
スマホ一つで何でも出来る便利な時代ではありますが、頼り過ぎると身体の負担になってしまうので気をつけてください。
デジタルデトックスの時間を設けるのも良いとは思いますが、あえて通信速度制限を味方にする事で、自然とデジタルデトックスにもなるので節約家ほど意識してみてください。
お風呂やベッドの中でもスマホに触れるような状況は、やはり避けた方が良いかと思います。スマホの防水グッズを購入するような事も、健康被害を悪化させる要因(使用時間の増加)になってしまうかも知れないので、ほどほどにした方が良いと思います。
電車の中でスマホで時間をつぶすのが悪いとは言いませんが、そこでちょっとしたトレーニングをしたり、周りの人を観察する事で有効な時間にする事が可能です。
デスクワークの人が多い現代だからこそ、そのようなチャンスを逃すのはもったいないと思います。わざわざ休日に時間をとってスポーツジムに通うより、普段のちょっとした行動の質を上げた方が時間を有効活用できるのではないでしょうか。
通勤電車の中でイケメンや美人をさりげなく鑑賞するのでもいいですし、オシャレな人の分析をするのも楽しいですし、不潔に見える人や怖い人を分析する事でも様々な知識が得られます。スマホの小さな画面でファッション雑誌を眺めるより、ずっと参考になる生の情報が溢れているものです。
スマホに夢中な人の中でも姿勢を意識している人がいたり、逆に猫背でどっぷりとハマってまるで周りの状況が見えていない人も多いです。他人の姿勢を意識できるようになると、反面教師として自分の姿勢を改めるきっかけにもなってくれます。
背中を丸めて顎を出しながら口呼吸をしていると、どんなにイケメンや美人でも台無しですし、洋服のシワも目立ってしまいます。他人を観察する事は自分を観察する事にもなるので、とても良い学びになるものです。
インターネットの普及で自分好みの情報ばかりを選べる時代だからこそ、客観的な視点が失われている人が増えています。今その場にある様々な情報を見逃さない為にも、常にスマホに触れているような状況は減らした方が良いのではないでしょうか。
スマホに依存している人が増えているからこそ、わざわざデジタルデトックスの為のグッズが人気になっているわけですが、これはダイエットサプリのような事で、あまり成功するとは思えません。
これといったダイエットを行っていなくても良いスタイルを保っている人というのは、わざわざダイエットグッズを購入しませんし、普段の行動が違うだけです。
スマホに依存していない人というのも同じで、ちょっとした考え方次第で使用時間をコントロールする事ができますし、本当に必要な時だけ使用するようになると、自然と必要十分な通信量というものも分かってきます。
それが難しいからこそ、様々な対策グッズが人気になるわけですが、そこに頼らずとも達成する事こそが本質なので、改めて考えてみてください。
スマホに夢中で事故を起こしてしまうようなケースもありますし、そのようなトラブルに巻き込まれない為にも、スマホ依存のデメリットを理解してほしいと思います。
最近何かと話題の高齢ドライバーによる暴走事故が自分の身に降りかからないとは限りません。スマホで音楽を聴きながら背中を丸めてゲームをして歩いていると、簡単に避けられる事故でも見逃してしまうかも知れませんよ。
コメント
私も全く同じ経緯をたどっていました。
節約で低プランにしたらゲームをしなくなり
スマホ依存から脱却できました。
お金も貯まって一石二鳥です。
by コバ