節約はレジャー!

安物買いの銭失いが当てはまらないケースがあることも理解しよう

安物買いの銭失いとは?

「安物買いの銭失い」という諺の意味を調べてみると、

安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。

とありました。

私は節約家ではありますが、この諺の意味には概ね同意しています。価格の安い低品質なラップを買ってしまうと、綺麗にカットできないので大きめに使うことになったり、はがれやすくて密封できなくなってしまいます。

一方で品質の高いサランラップやクレラップだと、綺麗にカット出来るので無駄がなく、しっかりと密封して鮮度を保つことができるものです。

これらのように価格の安さばかりに囚われてしまうと、結果的に無駄が増えて高くつくことがあるものです。

ですが、必ずしも全てのケースにこの「安物買いの銭失い」当てはまるとも限りません。高価な物だからといって品質が高いとも限りませんし、相性が悪かったのに高価だったからと手放しにくいといったデメリットがあるものです。

安物のメリット

既に所有している物を買い替える時であれば、その物の機能や役割を理解しているので、それらの機能をしっかりと見極めて判断することができますが、新しいジャンルの物となると、この判断基準が曖昧なので予想していた機能とズレが生じることがあるものです。

これは以前に紹介したダイソーの耳栓の記事にも当てはまることなのですが、

参考ダイソーの耳栓との相性が抜群だった!

高価な耳栓だからといって自分の耳の形と相性が良いとは限りません。むしろ安物の100均の耳栓の方が相性が良いというケースがあるものです。

他にも靴の中敷き選びでも同じようなことがありました。靴屋で売られていた800円ぐらいの中敷きを試してみると、靴の中が窮屈になってしまい履き心地が悪化したことがあるのですが、その後に100均で何種類かの中敷きを購入して試してみると、バッチリの物が見つかりました。

相性の良い中敷きのタイプを理解した上で、価格の高い良質な中敷きを選ぶという流れであれば失敗することは少なくなりますが、安易に高価な中敷きほど良いものだと決めつけていると、相性の悪い物を使い続けるようなことになってしまいます

高価なベッドを購入して相性が悪かったとしても、直ぐに買い直せる人など多くありません。高価な物ほど相性が悪かった時に、引きずってしまうデメリットがあります。

安物のメリットというのは、新しいジャンルの買い物時に相性を見極めやすいということです。合わない時はさっさと諦めることができます。逆に高価な物ほどもったいないという気持ちが働き、「そのうち慣れるだろう」と悪い状態が続いてしまいます。

切れ味抜群の高価な包丁といっても、一般的な主婦にとって相性が良いとは限りません。重たかったり、メンテナンスが必要だったり、扉の裏の包丁入れに収納できないかも知れません。

中華料理のプロなら大きな中華包丁一つで何でも出来るのかも知れませんが、一般の人にとっては使いにくい包丁のようなことです。

むしろテレビ通販で売られているようなメンテナンスが楽な万能包丁の方が、多くの人にとって使いやすい包丁なのかも知れません。

自分にとって使いやすい包丁の基準に当てはめたうえで、さらに質の良い物を選ぶのであれば失敗にはなりませんが、価格が高い=高品質だと決めつけて安易に選んでしまうと、頻繁に研がなければならない本格的な包丁になるかも知れません。

私が以前に結婚をした時に、嫁(元)が次から次への高価な調理器具を買い揃えていったのですが、彼女はずっと実家(結構なお金持ち)暮らしでろくに料理をしたことがなかったので、鋼の重たい包丁や熱入れをしないと直ぐに焦げ付く鉄のフライパンなどを選んでしまい、とても扱いにくかったことがありました。

プロの料理人やベテラン主婦であれば、それらのメリットを上手に引き出すことができるのですが、素人にとっては扱いにくいだけのデメリットばかりになってしまいます。むしろテフロン加工の安物のフライパンの方が、ずっと上手に調理できるものです。

高価な理由もそれぞれ

安物よりも高価な物の方が品質が高い傾向があるのは間違いありませんが、あくまでも傾向があるだけで正比例するわけでもありません。

その物を作る職人さんが品質を高める為に、手間暇かけたことで価格が高くなるものもありますが、見た目の装飾や広告宣伝費によって価格が吊り上がっている物も珍しくありません。

安物のビニール傘はちょっとした風で折れてしまうものですが、有名なファッションブランドの傘が高品質かというと、そうとも限りません。スタイリッシュなデザインのせいで使いにくかったり、高価な金属や生地のせいで高くなっているのかも知れません。

もちろんきちんとした傘メーカーの物であれば、価格なりに高品質になっている傾向があるので、そこは分けて考えてほしいのですが、ちょっとした風に負けない傘が欲しいという基準であれば、ホームセンターなどで売られている1000円ぐらいの傘の品質でも十分かも知れません。

余計な装飾やデザインのせいで品質が下がることも珍しくありません。職人が手作業で絵付けしたティーカップは高価ですが、洗い物をする時は面倒になってしまいます。素材によっては食洗機が使えないといった制約もあるかも知れません。

小さな子供用のお皿やコップなら100均のプラスチックの方が軽くて扱いやすく、落としても安全で相性が良いものです。

最近の私の例でいうと箸がそうでした。これは貰い物の箸で3年ほど活躍してくれたのですが、装飾の箇所が剥がれてきてしまいました。一方で5年以上使っている隣のシンプルな箸は未だ現役で活躍し続けています。

装飾やデザインを求めることが悪いということではありませんが、それを求めていない人にとってはメリットは何もありません。むしろデメリットが増えるだけです。

これが高価な物だからといって品質が高いとは限らない理由です。高価になっている理由と求めている品質が合致しているとは限りません

これは腕時計で考えると分かりやすいのですが、高価な腕時計だからといって時間が正確なわけではありません。昔ながらの機械仕掛けのゼンマイ式が多いので、100均の腕時計より狂いやすいものです。

正確な時間を知る為だけであれば、1万円ぐらいで売られている電波時計の方がずっと正確ですし、自動で補正されるスマホの時計で十分です。

もちろん高価な腕時計を購入する人というのは、ステータス性を求めて豪華な装飾や有名ブランドである事に価値を感じているので、それはそれで間違いではありません。

人から羨ましがられたいという目的なのであれば、誰もが知っているロレックスのような有名ブランドほど目的を達成しやすくなります。

逆に時計マニアしか知らないようなマニアックな高級腕時計を選んでしまうと、せっかく大枚をはたいても目的を達成できなくなってしまいます。200万を超えるような超高級腕時計でも防水機能がなかったりするものです。

似たようなところだと高級外車になるでしょうか。誰もが知っているベンツやBMWを選べば羨ましがられるものですが、アストンマーチンやマセラティを選んでしまうと、車マニアにしか気づいてもらえないようなことです。

これらのようにその物に対してどのような機能や役割を求めているかによって、相性の良さが変わります。単純に価格だけで決まるものではありません。

時間の正確さを求めて安易に高価な腕時計を選んでしまうと、本来の目的が達成できなくなるばかりでなく、無駄に重たかったり、メンテナンス費用が発生したり、盗難のリスクといったものまで抱えることになってしまいます。

腕時計にどのような役割を求めるかは自由ですが、サラリーマンのスーツ姿のコーディネートとしてだけなら、メンテナンスが簡単な電池式の腕時計の方が、ずっと相性が良いかも知れません。

100万円のロレックスといってもカジュアルなファッションに合うわけではないですし、金ぴかだとお葬式のような時に使えません。

一方で1万円ぐらいのそれなりの見た目の腕時計をいくつか使い分けるのであれば、その時々のファッションに合わせてコーディネートすることができます。オシャレが目的ならこちらの方が相性が良いはずです。

高価な革靴ほど靴底まで革で出来ているので、雨の日に滑りやすくなるものです。雨の日なら数千円の合成皮革でゴム底の革靴の方が、歩きやすいだけでなく綺麗な状態を保てるものです。

高い物さえ選んでおけば間違いないということはありません。むしろ高くなった要因がデメリットになることがあるということも覚えておいてください。

何も考えずに「安物買いの銭失い」を受け入れてしまうと、「高物買いの銭失い」になってしまうかも知れません。

まとめ 安物が良いわけでもない

まるで高級ブランドの物が悪いように聞こえてしまったかも知れませんが、決して悪口を言いたかったわけではありません。高級である事や有名である事の役割を求めている人にとっては相性の良い物です。

ただその物の品質や機能を求めている人にとっては、必ずしも高価な物だからと当てはまるわけではありません。

自動車事故のリスクに備えて頑丈な外車を選ぶという考えがありますが、外車だからといって必ずしも安全評価が高いとは限らないようなことです。

参考軽自動車は危険?安全なモデルは

衝突安全性が高い外車を選んだとしても、左ハンドルだったり、操作性が違って扱いにくいとなると、むしろ事故に遭遇する確率が高まってしまうかも知れません。

価格やイメージだけで選んでしまうと、「高物買いの銭失い」という最悪のケースになってしまうので気をつけてください。

もちろん安物が良いと言いたいわけでもありません。安い物ほど品質も低い傾向があるのも事実です。あくまでも自分がその物に対して求める役割を、しっかりと見極めて判断することが大切です。

その見極めの基準がない段階の新しいジャンル物ほど、買い替えしやすい安物の方が相性を確かめるのに有効だということです。これが「安物買いの銭失い」が当てはまらないケースです。

いきなり高価な釣り具セットやゴルフセットを購入して初めても、楽しく感じなかったら無駄になってしまいます。一方で安いセットやレンタルの物であれば、楽しくなかった時のダメージも少なくなります。

楽しかったのであれば、そこで経験を積み重ねることで自分の中で基準が出来てくるので、より最適な物を選ぶことが出来るようになるものです。この段階であれば高価なだけで相性が悪い物を選ばずに済みます。

高級万年筆やボールペンだからといって書きやすいとは限りません。いくつか安いボールペンを試して相性の良い形や重さやインクの種類などを理解した上で、それらが当てはまる高品質な物を選ぶのであれば、きちんと求めていた役割を果たすことができるものです。

もちろんホテルでチェックインする時に受付の人に凄い人物だと思われたいという目的であれば、書きにくくても一目で高級そうだと分かる万年筆を選ぶ価値はあります。それはそれで目的を果たしているので間違いではありません。

ただ自宅で小説を書き上げるのであれば、書きにくいだけの無駄な物になってしまうようなことです。

ボールペン一つとっても求められる役割は人それぞれ違うものです。大事な契約の場で相手にサインをしてもらう時に手渡すボールペンであれば、どんなに書きやすくてもチープなデザインだとマイナスになってしまうかも知れません。

また高価になる理由が品質とは関係ない装飾や広告宣伝費によるケースがあるように、安くなる理由が品質低下だとも限りません。

大量生産によるコスト削減かも知れませんし、在庫処分による投げ売りかも知れません。100円ショップに売られている商品の多くは、元々はそれなりの価格だったものばかりです(オリジナル商品は除く)。

価格が変動しやすい洋服で考えると分かりやすいのですが、需要が無くなるシーズンオフになると半額どころか8割引きなるようなことも珍しくありません。お店にとっては在庫管理するだけで費用が発生するので、ほとんど利益が出なくても処分してしまった方がメリットがあるものです。

洋服の価格が安くなったからといって品質が下がるわけではありません。流行や季節による需要がなくなっただけであり、洋服そのものの品質は何も変わっていません。自分が求めている役割を果たせる洋服なのであれば、「安物買いの銭失い」にはなりません。

安物だからといって品質が低いとも限りませんし、高価な物だからいって品質が高いとも限りません。

あくまでも自分が求めている役割や品質と合致していうかどうかが重要なのであり、安易に価格だけで選んでしまうとズレが生じてしまうので気をつけてください。

上手な節約というのは、自分が求めている品質や役割が合致している物を安く購入することです。どんなにセールでお得な価格だったとしても、合致していない物は全く節約にならないので気をつけてください。

しばしばビジネス書などで高価な物を所有するメリットが紹介されているものですが、過去の私もそれを真に受けて無駄に高い物を購入してしまい、ただただ使いにくくて後悔した経験があります。

高価な物やブランド物の方が、相手に信用してもらやすくなるメリットがないとは言いませんが、その目的だけであれば他にも様々な選択肢があるものです。見た目ばかりにこだわってしまうと、本質を見誤るかも知れません。

何も考えずに「安物買いの銭失い」を妄信してしまうと、最悪なケースの「高物買いの銭失い」になってしまうかも知れないので気をつけてください。

安物が良いわけでも高い物が良いわけでもありません。必要な物が良いだけであり、価格は意外なほど参考にならないものですよ。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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