断捨離できない人の特徴
昨今の断捨離ブーム、そしてミニマリストが躍進があり、モノを手放すことに興味がある人も多いと思います。
当ブログでもモノを手放す方法については、色々紹介してきたのですが、
それでも断捨離が中々上手くいかないという方も多いと思います。
そこで今回は簡単な断捨離のやり方について紹介します。長続きさせるコツは小さな成功体験を積みかさねることです。
断捨離の知識
散らかった部屋の掃除をする時に、いきなりメインの部屋(リビング等)から取り掛かってもゴールが中々見えないので、結局は諦めてしまうものです。
一方で小さな空間であればゴールまでの道筋がイメージしやすいので、掃除を完了させやすくなります。直ぐに半分ぐらいまでに到達すれば、残りを諦める方が苦痛になります。そのことについてはこちらで詳しく紹介したのですが、
これには深い意味があります。
日頃からモノを捨てることが出来ない人は、そもそもモノの処分の仕方を知りません。
漠然と燃えないゴミの日ぐらいの認識では、大きな粗大ゴミを思い切って処分するこてとは出来ません。
自治体によっても違いますが、毎週決まった曜日に燃えないゴミを受け付けることは少ないと思います。
「燃えないゴミは第3水曜日」のような地域だと、掃除を思い立った時に、この日にちが遠いとモチベーションが下がってしまいます。断捨離のために用意したダンボールが部屋の中に放置されることになり、益々散らかっていってしまいます。
だからこそ断捨離が出来ない方は、小さな空間から片づけていくことで、モノを処分する知識(タイミングなど)を身につける必要があります。
ゴミの分別方法を調べたり、有料のゴミ袋を購入したり、リサイクルショップで売れる物を調べたり、粗大ゴミの処分の仕方(優良シールや申し込み方)を学んだりすることで、具体的にモノを手放すイメージが出来るようになります。
このイメージがないまま大きな部屋から初めてしまうと、ゴールまでの道筋がイメージできないので断捨離に失敗してしまいます。
小さな断捨離の種類
だからこそ、モノを処分する知識や掃除の流れをイメージしやすくする為に、小さな断捨離から始めるのがコツです。
小さな空間は物理的な空間だとお風呂やトイレ、玄関などが当てはまります。まずは自宅の中の小さな空間の断捨離や掃除を徹底してください。
一度綺麗に仕上げることが出来れば、その状態を維持するのはそれほど難しくないことにも気がついてください。
モノが多いリビングや寝室は後回しにして構いません。ある程度断捨離に慣れてから取り組めばOKです。
これすらも難しい方は物理的な空間ではなく、パソコンやスマホのデーターの断捨離を行ってみてください。
明らかに必要のない人の情報の削除、二度と見ることのないであろうサイトのブックマークの削除、いつでも検索やダウンロードが出来るデーターの削除をしてください。
目に見える形でモノが減るわけではありませんが、気持ちはスッキリとしてくれます。この気持ちよさを知ることも大切です。
さらに頻繁に利用する情報を使いやすいように整理してください。これらも立派な断捨離の一つです。
情報を処分、整理することに気持ちよさを感じることで、物理的な空間の断捨離のイメージもしやすくなります。
あまり人には見られたくないな画像や動画を保存している人もいると思います。全て削除しろとは言いませんが、整理や管理をすることは出来ると思います。
綺麗に片付くと気持ちがいいだけではなく、パソコンやスマホの動作も軽くなります。
ろくにデーターの削除や管理もせずにハードディスクを増産することは、モノを捨てずに倉庫ばかりを増やしているようなことです。これでは根本的な解決にはなりません。
便利な収納グッズがたくさん売られていますが、モノを捨てずにそれらに頼ってばかりだと、いつまでたっても断捨離することにはつながりません。
断捨離が苦手な人、物理的なモノを捨てられない人は、まずは情報空間の整理から行ってみてください。整理されることの心地よさ、気持ちよさ、安堵感を味わってほしいと思います。
まとめ 断捨離のコツは認識
モノを大切に扱うことと、モノを溜め込むことは全く違います。
モノにはそれぞれ役割があり、その役割を立派に終えたのであれば感謝をして手放すことが出来るはずです。
「まだ使えるから捨てるのはもったいない」
というのは、そもそもモノの役割を全うしていないからです。まだ使えるなら使えばいいはずです。それをしないということは、そのモノの役割は終えています。
節約家はここを勘違いしないでください。モノをため込むことが節約になるわけではありません。
良く考えずに購入したモノなのか、セールで安かったから購入したモノなのか、無料だからと何となく貰ったモノなのか、そのモノを手に入れたあなたの認識に問題があったということです。
必要のないモノを所有していることは、そのモノにとっても不幸なことです。役割を全うせずに長年放置されて劣化、風化してしまいます。
さっさと手放すことで他の人の役に立つのかも知れません。リサイクルされるかも知れません。別の素材になって生まれ変わるかも知れません。
少し厳しい言い方をすれば、捨てられないモノというのはそのモノを手に入れた自分の過ちを認めていないということです。だから「いつか使う」と捨てる判断を先延ばしにしてしまいます。
「いつか使うかも」と取っておくのではなく、今必要としている人に譲ってください。もしあなたがそのモノであるなら、その方が幸せだと思います。役割を全うせずに朽ち果てていくのは悲しいことです。
ゴミ屋敷の住人はこれを理解できていません。本人にとっては資源なのかも知れませんが、その立派な資源を役に立たせられないことは、その資源を無駄にしていることになります。
断捨離が出来ない、モノを捨てることが出来ないという人は、自分の選択のミスを認められないということです。判断を先延ばしにしているだけです。本当にそのモノの役割を全うさせたのであれば感謝して捨てられるはずです。
断捨離の成功者というのは、自分の過去の数々の選択のミスを認めた人です。よく考えずにモノを購入したことを認めたからこそ、その過ちを繰り返さないように認識を変えられたわけです。
これは勇気のいることなので誰もが直ぐに変われるとは限りませんが、無料で得たモノやデーターであれば捨てやすいはずです。
物理的なモノを捨てられない人は、パソコンやスマホの中の必要のない情報、データーを処分することから始めてみてください。いつでもまたダウンロード出来る情報を保存しておく必要などないはずです。
管理、整理の気持ちよさを知ってください。
この気持ちよさがわかれば、徐々に物理的なモノも処分できるようになります。断捨離の第一歩になるはずです。これが簡単な断捨離の方法ということです。
物にしろ情報にしろ、背負うものが増えるほど重たくなるものです。フットワークを軽くするためにも、パソコンやスマホの動作を軽くするためにも、無料の必要のない情報から処分してみてください。
そこから徐々にゴールまでの道筋をイメージしやすい小さな空間の物理的なモノを断捨離していきましょう。バッグや筆箱の中身でも構いません。引き出し一つでも構いません。成功体験を積み重ねながら成長していってほしいと思います。
コメント
確かに有料のゴミ袋をたくさん購入すると使いたくなりますね。燃えないゴミの日の前は必至で捨てられる物がないか探してしまいます。
by 匿名