節約はレジャー!

こだわらない事にこだわり過ぎるのも遠回りかも・・・

こだわらない事もこだわり?

少し前に数年振りに無性にロールキャベツが食べたくなり、かと言ってロールキャベツを提供している飲食店が思いつかなかったので、スマホで近所の美味しいロールキャベツがあるお店を調べ、普段の自分ならまず足を踏み入れないオシャレなカフェに行きました。

参考食べたいモノを食べると健康になる理由

さっそくロールキャベツを注文すると、なんだか白いソースが乗っかっているこだわりのロールキャベツが出てきました。

それはそれで美味しかったのですが、私が求めていた昔ながらロールキャベツとあまりにも違い、改めて自分が食べたいロールキャベツを思い返してみると、そもそも飲食店でロールキャベツを食べた経験などほとんどなく、子供の頃に母親が作ってくれたコンソメ味のロールキャベツなのだと分かりました。

そこで初めて自分でロールキャベツを作ってみる事にしたのですが、私はあまり料理に本格的な要素を求めておらず、見た目よりも味といった感じなので、簡単にコンソメの素で作る方法を調べていると、巻かないロールキャベツというものが見つかり、凄く簡単そうだったので作ってみました。

そして巻かないロールキャベツを完成して食べてみると、なんだか物足りない味になってしまいました。「コンソメさえ入れればいいんだろ」とばかりに鍋にキャベツを半玉ぶち込んでしまった事もあり、甘みが強く出過ぎてしまいました。

本格的な料理にこだわらいとはいえ、こだわらなさ過ぎると求めていたものにたどり着けない事が、意外と多くの事で当てはまるのかも知れません。

節約にこだわるのも危険?

よく間違った節約として、価格にこだわるあまりに時間を無駄にしてしまうような方法が紹介されていますが、これもケースバイケースであり、その事に時間を掛ける事自体が趣味のように楽しめる人であれば、満足いく結果になるものです。

会社のように効率よく利益を出す事が目的なのであれば、膨大な時間(人件費)を使ってまで僅かな節約をする事は非効率ですが、プライベートでは非効率な趣味にお金や時間を掛ける人がたくさんいるように、節約にこだわる事が必ずしも無意味という事でもありません。

釣りが大好きな人にとっては、休日を丸一日使って一匹しか釣れない結果になったとしても、それなりに楽しめるものですが、釣りが好きでもない人からすると、魚一匹の為に時間もお金もかけるなんてバカバカしい事です。

こだわりたいポイントは人それぞれであり、そのこだわりによって得られる価値や満足感も人それぞれ違います。

私自身が節約好きだという事もあり、どうしてもこだわるポイントがコスパといったものに成りがちなのですが、節約だけにフォーカスしていると、コスパ(コスト&パフォーマンス)の中のパフォーマンスを軽視する結果になってしまっている事が意外と多いのだと思いました。

もちろん価値を感じない対象に強くこだわる必要はありませんが、なにか特定のこだわりが強過ぎたり、逆にこだわらなさ過ぎても自分が本当にこだわりたいポイントから遠ざかる結果になるのかも知れません。

相手のこだわりポイントも見極めよう

自由気ままに自分のこだわりだけで生きていくのが理想なのかも知れませんが、それだけだと自分勝手な人物となってしまいます。

すべて相手のこだわりに合わせる必要もありませんが、相手が強くこだわっているポイントを上手く見極められると、程よいバランスを保てるのではないでしょうか。

ファッションの好みや方向性などが分かりやすいのですが、常に自分のこだわりだけで選んでいる人というのは、周りの人の迷惑になる事が多いものです。

コンビニ店員がパンクロッカーのような恰好をされていても困りますし、銀行員や保険外交員がチャラい恰好をしていると信用する気にはなりません。

一方でスーツを着るというルールを守った上で、程よく自分のこだわりを入れる程度であれば、誰かの迷惑になる事もなく、自分も満足する結果に近づきます。

特にファッションにこだわりがないからと、相手や職場の事も考えずに適当にしてしまうと、スーツを着ていても皺だらけだったり、肩にフケがのっていても気がつく事がなく、結果的に自分が損する事になってしまいます。

特にこだわりがないのであれば、むしろ相手のこだわりに合わせた方がスムーズに事が運ぶ可能性が高まります

譲れないこだわりを曲げろという事ではなく、こだわらなくて良い対象ほど、相手のこだわりを見極めて上手く合わせられるようになると、良い結果につながるるのではないでしょうか。

これは良い結果を出す為にこだわっている事でもあるので、別に良い結果を求めていないのであれば、そこですらこだわる必要はないのかも知れませんが、そのせいで自分が不利益を被っても相手を責めるのは的外れです。

極端な事をいうと、身体を締め付けるスーツがイヤだからとパジャマ姿で職場や飲食店に行くようなことです。それがどうしても譲れないこだわりなのであれば、自宅で仕事を行える在宅ワークにするなり、出前や自炊を選択しなければなりません。

パジャマだからと不当な扱いを受けたと非難するのは、自分勝手過ぎます。

生まれ持った容姿や外見で差別するのはどうかと思いますが、ファッションや髪型のようにコントロールできる範囲で区別するのは相手の自由ですし、それを非難するのも違います。

強いこだわりを持つ事が悪いわけでもありませんが、こだわらな過ぎる事で余計なリスクを抱えてしまう事が意外と多くあるのかも知れません。

こだわりという言葉の意味

辞書で「拘る」という言葉の意味を調べると、ネガティブな意味とポジティブな意味があるのですが、どちらかと言えばネガティブな表現の方が多く載っていました。

  • 心が何かにとらわれて自由に考えることができなくなる。
  • 気にしなくてもいいようなことを気にする。
  • 普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。

こだわるという言葉は前後の文脈で意味合いが大きく変わり、こだわる事が良い事にも悪い事にもなってしまいます。

一方で拘るを英訳してみると、いくつもの表現に分かれており、ポジティブな表現だと

  • choosy
  • committed

とあり、ネガティブな表現だと

  • fussy
  • fastidious

とあり、良くも悪くもといった表現だと、

  • choosy
  • picky

とありました。

たかが「こだわり」といった言葉でも、使い方や捉え方によっては良くも悪くも変化します。こちらに悪気がなかったとしても、相手によってはそう受け取ってしまうケースがあるので、中途半端なこだわりというのは、あまりもたない方が良いのだと思います。

まとめ 譲れないこだわり

人それぞれ価値観が違うので、譲れないこだわりといったものも人それぞれあると思いますが、譲れるポイントまでこだわり過ぎてしまうと、余計なリスクを抱える事になってしまいますし、逆にこだわらなさ過ぎる事もリスクになるのかも知れません。

私が無性に食べたくなったロールキャベツも、ロールにこだわらない事で遠回りしてしまいました。味さえ同じなら良いのだろうというこだわりのなさが、ロールする事によって凝縮される旨味やバランスといったものを見逃していたのだと思います。

私が強くこだわりを持っているポイントで紹介すると、食べ物を無駄にする事に強いストレスを感じるので、飲み会のような席で残してしまうのが凄くイヤです。

なので私は基本的に食べ物を注文しません。周りの人が残している物を頂くといった感じで、後半にみんなの手が止まってきた頃によく食べています。

節約という意味では、自分の好きでもない物を食べて割り勘なんてバカバカしいという事になるのですが、その方が私にとってストレスが少ないのでそのような選択をしています。

冷蔵庫を所有していないのも同じような理由です。傷みやすい食品を抱えない事で賞味期限に左右される事が無くなり、大きくストレスが軽減しました。

参考冷蔵庫が必要ないライフスタイルとは?

いつでも好きな食べ物を食べられるメリットより、フードロスによるストレスから解放された事のメリットの方が上回っています。

このこだわりが正しいという事ではなく、あくまでも私にとって都合が良いというだけです。

結婚していたときは冷蔵庫を所有していましたし、少ない人数の飲み会だと自分が食べたいメニューを注文する事もありますし、それこそ付き合いだけのどうでも良い飲み会には参加しません。

もちろん食べ物を残す事に抵抗があるとはいえ、それを人に強要する事もありませんし、勝手に刺身のつまや彩りの大葉やパセリを食べて喜んでいるだけです。

ただ海藻類は色鮮やかにしたいせいか、かなり濃い塩水で茹でられている事も多いので、しょっぱすぎる場合は避けています。

周りの人から指摘される事もあるのですが、

「いや、大根のつまが好きなんですよ~!」

と適当に答えています。周りの人に私のこだわりを押し付けたいわけでもありません。

誰にでも譲れないこだわりがあるとは思いますが、相手や場に合わせて迷惑にならない程度にこだわったり、逆にこだわらないところは積極的に相手に合わせられるようになると、より良い結果(飲み会なら親交を深める)になるのではないでしょうか。

節約といったものも価格ばかりにこだわってしまうと、求めていた機能が十分でなかったり、そもそも必要でなかった物まで購入してしまう事になってしまいます。

要はバランスという事なのですが、譲れないこだわりではなく、中途半端なこだわりのせいで損してしまったり、こだわらなさ過ぎて知らず知らずのうちに相手に迷惑を掛けてしまう事もあるので、上手くバランスを取れるようになりましょう。

譲れるところはどんどん譲ってしまった方が、何かと楽に事が進むものですよ。もちろん譲れないこだわりまで手放せという事ではないので、そこは間違えないでください。

中途半端なこだわりのせいで、自らの首を絞めてしまうような事にならないように気をつけてほしいと思います。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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