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電気シェーバーのイヤな臭いを取る方法!予防も意識しよう

電気シェーバーのイヤな臭いの原因

電気シェーバーを使用していると独特なイヤな臭いがしてくるものです。この原因は肌の皮脂汚れが電気シェーバーの刃に蓄積して酸化していくからです。

特に皮脂汚れに水が触れると、あの電気シェーバーならではのイヤな臭いを発してしまうので、顔を洗ったあとに水分が残ったまま使用すると臭いやすくなってしまいます。

このイヤな臭いの原因である皮脂汚れを取るのが一番の対策になるのですが、先に理想的な対処法から紹介すると、電気シェーバー専用の洗剤(⇒)を使う方法です。

専用洗剤は使い勝手が良いだけでなく、防錆や潤滑の事も考えられており、簡単に電気シェーバーの刃の皮脂汚れを取る事ができます。一度に大量に使うものでもないので、コスパ的にもそれほど悪いものではありません。電気シェーバーの大手メーカーであれば大抵は専用の洗剤を販売しています。

ただ私は節約家という事もあり、手持ちの物で皮脂汚れを落とす方法を色々と調べてみると、家庭にある物でも代用できそうでした。

そこで今回はあまりお金を掛けずに電気シェーバーの臭いを取る方法や予防法を紹介します。

基本は使用後の掃除で予防

まず初めに意識してほしいのは、電気シェーバーの使用後にしっかりと水洗いをして乾燥させる事です。古いタイプの電気シェーバーだと水洗いができないものもあるのですが、最近の電気シェーバーの大半は水洗い可となっています。

ブラシで刃の隙間に残っている毛を取り除いても、細かな毛や皮脂汚れは落ちないので、使用後に水で洗い流す事がポイントです。

電気シェーバーの水洗いのポイントは、ざっと水で洗い流した後に、電源を入れて刃を震わせながら様々な方向から水流を当てて水洗いをする事です。こうする事で刃の隙間の皮脂汚れも落ちやすくなります。

この時に冷たい水よりはお湯の方が皮脂汚れが落ちやすくなります。これだけでもちょっとした臭いなら落ちるかも知れません。

そして水洗い後の乾燥も重要です。電気シェーバーをぶつけないように軽く手で振って細かな水分を飛ばし、そこでもまた電源を少し入れて刃の隙間の細かな水分を飛ばすと効果的です。

この乾燥が甘いと独特なイヤな臭いが発生しやすいので気をつけてください。旅行中などで直ぐに収納して持ち運ぶ必要があれば、ドライヤーの風で乾かすのも効果的です。温風だと熱を持ちすぎてしまうかも知れないので、適度に離すなり冷風を織り交ぜてください。

自宅で濡れた電気シェーバーを乾かすのであれば自然乾燥で十分なのですが、なるべくなら刃を分解した状態で乾かしてください。最近の電気シェーバーだと刃を外す事なく水洗いが可能なものも多いのですが、そのままだと乾燥が遅くなってしまうので要注意です。

水分が残っていると皮脂汚れに雑菌が増えてしまったり、水垢の原因にもなってしまいます。なるべくなら風通しが良い箇所に置いて乾かしてください。シンクや洗面所周りは湿気が多く、水はねのリスクもあるので少し離した方が良いです。

これらのような基本的な掃除を怠っていると、電気シェーバー専用洗剤で皮脂汚れを落としても、また直ぐにイヤな臭いが発生してしまうので気をつけてください。

また朝一など顔がテカっている状態のまま電気シェーバーを使用すると、それだけ皮脂汚れが付着してしまうので気をつけてください。髭を剃った後に洗いたくなる気持ちも分かりますが、軽く水洗いだけでも良いので先に顔の皮脂を落としてから使用しましょう。

家庭にある物で代用

家庭のある物でも電気シェーバーの皮脂汚れを落とす事は可能です。電気シェーバーのメーカーによってはハンドソープや台所洗剤といった中性洗剤の使用を勧めているケースもあります。ネットで調べてみると、泡立てた石鹸やシャンプーで洗っている人もいました。基本的に皮脂汚れを落とすだけなら、これらのような洗剤で代用が可能です。

ただこれらは専用品ではないので、すすぎが甘いと洗剤の成分が残ってしまったり、石鹸カスが蓄積していく事もあります。

個人的におすすめなのは「重曹」を利用する方法です。重曹はどこの家庭にもあるとは限らないのですが、100円ショップにも売られているので、電気シェーバーの掃除グッズのコスパ的には優秀です。

重曹は弱アルカリ性なので酸性の皮脂汚れを中和して落とす効果があります。ただ重曹は水に溶けにくい性質があるので、ぬるま湯に溶かしてから付けるのがポイントです

他にもアルカリ電解水クリーナーでも代用が可能です。そもそも重曹を水で煮詰めていくとアルカリ電解水クリーナーが作れるので、酸性の皮脂汚れを落とすのに効果的です。

参考アルカリ電解水クリーナーの用途が豊富

これらの良いところは石鹸のような残留成分がない事です。電気シェーバーは肌に直接触れて表面が傷つくリスクもあるので、なるべくなら余計な成分は残さない方が良いかと思います。

重曹による電気シェーバーの掃除も簡単です。取り外した刃が浸かる適当な容器にお湯と重曹を入れて軽くかき混ぜ、電気シェーバーの刃を入れて3分ほど放置するだけです。

重曹の割合はコップ一杯(200ml)に対して小さじ1(5g)で十分です。入れ過ぎても溶けずに残ってしまうので意味がありません。熱湯を注いだ方が重曹のアルカリ性が強くなって効果的なのですが、刃に付ける時はぬるま湯になるまで待ちましょう。

1~2分放置した後、刃を傷つけないように軽くかき混ぜると、みるみるうちに皮脂汚れや髭のカスが浮き上がってきます。濁り過ぎて見えないかも知れませんが、内刃も入っています。

もちろんこの電気シェーバーの刃は普段から水洗いをしっかりとしているものです。それでも落としきれない髭のカスや皮脂汚れがこれだけ出てしまいます。

初めて掃除をする場合は皮脂汚れが何層にも重なって頑固で落ちないかも知れないので、その場合は放置する時間を長めにとっても良いのですが、新しい重曹水に付けた方が尚良いです。

重曹やアルカリ電解水クリーナーの反応による皮脂汚れを分解というのは、酸性の皮脂が多過ぎると中和されて中性になってしまうので、ただのお湯に近い状態になってしまいます。なのでそれを捨てて改めてアルカリ性の重曹水に浸した方が効果的です。

さらにこの時に電気シェーバーの刃がついた状態のままで重曹水に浸して、電源を入れると効果的です。二度目の重曹水なのでこれほど黒くなりました。既にあらかたの皮脂汚れが落ちて柔らかくなっているので、刃を動かす事で隅々まで汚れを落とす事ができます。

ただこの場合は容器に刃が触れて傷ついてしまうリスクがあるので気をつけてください。上手く浮かせながら先端の刃だけを重曹水に浸して電源を入れるのがポイントです。

その後は普段の掃除と同じように水でしっかりとゆすいでから乾燥させてください。乾燥が甘いと台無しになってしまうので気をつけましょう。

意外と盲点?自動洗浄機のリスク

最近の高機能な電気シェーバーだと、充電器に洗浄機能を備えた物もあり、日頃のメンテナンスも楽になっているのですが、この自動洗浄機側の汚れが原因でイヤな臭いの原因となるケースが出てきてしまいました。

それ用にも専用洗剤が売られているぐらいなので、そのような電気シェーバーを所有されている人は気をつけてください。

自動洗浄機のような新しい発想の物は便利ではありますが、使用者のレビューを見るとブラシで汚れを落としてから設置する必要があるとの事で、結局は二度手間になっているように思えました。

髭が濃い人だと高機能な電気シェーバーもありがたいのだとは思いますが、そうでもない人であれば、普通の電気シェーバーの方が掃除も楽で刃の交換費用も抑えられるので、必要以上に高価なモデルは選ばない方が良いかも知れません。

臭い予防対策

電気シェーバーの専用洗剤には防錆や潤滑も考えられていると紹介しましたが、そのような製品の説明書きを読んでもその後に専用オイルで保護するように勧めています。

普段の水洗いをする度にオイルを塗布する必要はないのですが、それでも週に1度ぐらいはオイルを塗布する事で良い状態を保ちやすくなります。これを怠ると刃のあたりが強くなって肌を傷つけたり、刃が錆びて寿命を縮めてしまいます。

今までオイルなんか使っていなくても問題が無かった人がいるかも知れませんが、それは新品時に塗布されていたオイルの上に皮脂が重なって刃を保護してくれていたからなので、臭いが気になってハンドソープや重曹で綺麗に掃除をした後であれば、やはり専用のオイルを塗布する必要があります。

この電気シェーバーのオイルも代用できないかと調べてみると、ミシンオイルで良いとか、ベビーオイルの成分と似ているとあり、それらは100均で売られているのでコスパは良いのですが、そもそもオイルは一度に一滴ぐらいしか使わないので、ここは専用品の方が向いているかと思います。

専用オイルといってもそれほど高い物ではないですし、洗浄剤ほど消費するものでもありません。現在の私は電気シェーバーを購入した時に付属していた小さな容器のオイルを使用しているのですが、購入してから2年経った現在でもまだ残っているぐらいです。

オイルは刃を保護する事が目的なので大量に付ける必要はありませんし、一滴(スプレーならワンプッシュ)でも電源を入れると刃の全体に広がっていってくれますよ。

オイルを塗布するタイミングは刃を洗浄して乾燥させた後に刃を装着してからです。使用前に付けると肌に移ってしまうので気をつけましょう。一滴でも電源を入れると刃の表面に浮き出てくるので、全体に行きわたったら余分なオイルをキッチンペーパーなどで優しく拭き取ってください。

まとめ 水洗いと徹底洗浄とオイル

電気シェーバーのイヤな臭いを抑えるポイントは、使用前に軽く顔を洗って皮脂を落とし、使用後の水洗いと乾燥をしっかりと行い、週に一度ぐらいはオイルで刃を保護してあげる事です。

刃の表面をオイルで保護してあげる事で皮脂汚れの付着を防ぐ事になるので、今までオイルを使っていなかった人は電気シェーバー専用をオイルを用意してください。洗う前の電気シェーバーにオイルをつけると、それだけでも結構な汚れが浮いてくるので洗浄効果も期待できます。

流石にミシンオイルは刃や可動部分には良くても肌に良いわけではないのでおすすめしませんが、ベビーオイルが余っているなら代用しても良いのかも知れません。ただ本当に減らないので、わざわざベビーオイルを買うぐらいなら専用品の方が良いかと思います。

それでも臭いが気になる場合は専用洗剤や今回紹介した重曹による洗浄を試してみてください。重曹は部屋の様々な箇所の掃除にも使えるので一つあると便利ですよ。

何から何まで専用の洗剤を用意していると管理するだけで大変になってしまいます。たまにしか使わないような洗剤であれば、多少効果が落ちて掃除の手間が増えたとしても、余計なお金や管理の手間や収納スペースも奪われないものです。

電気シェーバーの洗剤も髭が濃かったり顔の皮脂が多くて直ぐに臭くなってしまう人であれば、使い勝手が良い専用品の方がよいかもしれませんが、私は月に一度ぐらい重曹で洗えば臭いが抑えられているので、専用品でなくても良いと感じています。

それぞれの使用状況に合わせて選んでみてください。ただしオイルだけは刃の寿命を大きく左右するので、専用品を用意した方が良いかと思います。

おまけ 本体の差

おまけでもう一つだけアドバイスをすると、古い電気シェーバーを替え刃をしながら使い続けている人は、本体の買い替えも検討してみてください。

現在の私はパナソニックの3枚刃の電気シェーバーを利用しているのですが、その前の電気シェーバーもパナソニック(ナショナル名義)の3枚刃で替え刃は同じ物でした。

同じ刃なので剃り味に差はないと思っていたので、前の電気シェーバーは10年以上使っていた事もあり、流石に充電がもたなくなってきたので本体を買い替えると、モーターのパワーの違いなのかバッテリーの進化なのか分かりませんが、剃り味も格段に良くなりました。

さらに水洗い後の乾燥のしやすさも向上しており、スタンドカバーにも隙間があって通気性が良くなっていました。

一度ぐらいのモデルチェンジだと、それほど大きな進化は感じなれないかも知れませんが、私の電気シェーバーは3世代分ぐらい進化したせいか、同じ替え刃でもあらゆる機能が良くなっていました。

電気シェーバーの替え刃は安売りする事が滅多にありません。これはプリンターと同じように本体よりもインク(替え刃)によって利益を上げる仕組みになっているので、モデルによっては本体価格とそれほど差がない事があります

私の電気シェーバーの購入履歴を調べてみると6720円だったのですが、この替え刃のセットの価格を調べてみると定価だと6300円もします。

替え刃は外刃と内刃で寿命が違うので単純な比較は出来ないのですが、両方替えるタイミングであれば本体の買い替えも検討する価値があると思います。上手くセールに当たればさらに安くなるかもしれませんし、付属品のオイルも手に入ります。

物を大切に扱いながら長く使うのは素晴らしい事ではありませんが、家電の進歩は目覚ましいものがあるので、古い電気シェーバーを利用している人は、本体を買い替える事で掃除や乾燥の手間も楽になり、結果的にイヤな臭いも抑えやすくなるかも知れません。

五枚刃のような高価な電気シェーバーだと替え刃の方がずっと安いかも知れませんが、1万未満の電気シェーバーでモデルチェンジをしていれば買い替えも検討してみてください。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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