ランドリーボールとは?
一般的に知られているランドリーボール(洗濯ボール)の効果というのは、洗濯機の中にポンと入れておくだけで洋服の絡まりを抑え、洗濯物を取り出す際の手間を軽減できるというものです。
私は長袖のシャツを着ることが多くて洗濯後の洋服の袖の絡まるので、最終脱水の前に洗濯機を一度止め、絡まりをほどいてから脱水をしていました。こうする事でシワが大幅に少なくなります。
この手間が簡単に抑えられるのであれば、ランドリーボールを入れる価値があるとは感じていたのですが、私は節約家で余計な物も増やしたくないので、昔からランドリーボールの存在は知っていましたが、いままでスルーしていました。
ところが久しぶりに実家に帰ると、母親からこのランドリーボールをプレゼントされました。いつも何かしら物を持たせたがる母親なので、無下に断るわけにもいかずに貰ったのですが、実際に試してみると驚くべき効果がありました。それは洗浄力アップです。
驚きの効果!洗浄力が増した?
ランドリーボールで洋服の絡まりが抑えられる効果は理解しているつもりでしたが、まさかの洗浄力アップの効果を感じました。
なぜにゴムのボールを入れるだけで洗浄力がアップしたのかと調べて見ると、洋服の絡まりは脱水時だけの問題ではなく、普通に洗濯機が回っている時にも発生しているようでした。
さらに洗濯中のすすぎで何度か脱水される度にガッチリと絡まってしまい、その後に水が注がれても絡まったままになってしまうのだそうです。
これがランドリーボールのおかげで洗濯中の洋服の絡まりが抑えられ、汚れを落とす効果やすすぎの効果を引き上げたのだと考えられます。
もちろん取り出し時の洋服の絡まりも無くなりました。この効果も想像以上でした。これ(⇒)は脱水を終えた直後の画像です。
いつもなら洋服が洗濯槽の側面にベッタリと張り付いており、重なっている箇所の脱水がイマイチだったりするのですが、ランドリーボールのおかげで洋服の袖が絡まることもなく、ふんわりと置いたような状態になっていました。
洋服のシワも少なくなっていたので、柔軟剤を使わない私にとっては嬉しいメリットとなりました。
これが想像していた以上のランドリーボールの効果です。洗濯機の機能がレベルアップしたかのような感動がありました。100均のものとは思えない嬉しい効果がありました。
さらに調べていて驚いたのが粉末洗剤の撹拌にも役立つことです。当ブログでは以前に洗濯洗剤を節約する方法として、価格が安くて洗浄効果が高い粉末洗剤をすすめたことがあるのですが、
粉末洗剤は水温の低い冬場だと溶けきらずに洗浄力が落ちてしまうだけでなく、すすいでも残ってしまうリスクがありました。
このリスクを軽減することが出来るのもランドリーボールの意外なメリットです。コスパの良い粉末洗剤を使用している節約家にとって、かなり相性が良いアイテムなのかも知れません。
私が貰った100均のランドリーボールはゴム製なので、流石に洗剤要らずというわけにはいきませんが、ランドリーボールの中には化学分解を利用して洗剤要らずのものも売られています。
それらの効果については使用した事がないので分からないのですが、100均で売られているようなゴム製のランドリーボールでも、洗剤の量を少し抑えられるぐらいの効果は期待できます。
ランドリーボールは洋服が絡まりにくくなるだけではありません。洗浄力アップで洗剤を節約できる凄いアイテムです。
ただし、これらの効果は全ての人(洗濯機)に当てはまるとは限りません。
おそらくですが、ランドリーボールと相性が良いのは性能が低い洗濯機です。
ランドリーボールとの相性
ランドリーボールはそもそも洋服が絡まないドラム式洗濯だと意味がないと言われているのですが、最新の高機能な縦型洗濯機の多くにも、洋服の絡まりを抑える機能が組み込まれています。
洗濯機のメーカーによって仕組みは違うのですが、高機能な洗濯機ほど洗濯槽を回す強弱を調節して洋服の絡まりをほどくような仕組みになっています。さらに水温を管理する洗濯機もあるので、粉末洗剤が溶けないということも少なくなります。
おそらくこのような高機能な洗濯機にランドリーボールを入れても、私のように効果を実感することは出来ません。
私は節約家ということもあり、定価が3万円ぐらいの安い洗濯機を使用しているのですが、だからこそランドリーボールによる絡まりを防ぐ効果が分かりやすかったのだと考えられます。
私のように柔軟剤を使用しなかったり、溶けにくい粉末洗剤を使用しているのであれば、その違いも分かりやすいのですが、たっぷりの柔軟剤で柔らかく仕上げている人だと、そもそも風合いの違いは感じられないかも知れません。
ランドリーボールの効果がないという意見があるのは、おそらく高機能な洗濯機を使用しているからです。そのような人とは相性が良くないかも知れません。
一つの目安として、脱水が終わった時に側面に洗濯物が張り付いている洗濯機であれば、ランドリーボールの効果を実感できる可能性が高いと思います。
まとめ 節約家にはおすすめ
古い縦型の洗濯機や価格の安い洗濯機を使用している家庭であれば、ランドリーボールの効果が得られやすいと思うので、試してみる価値があると思います。
これといったメンテナンスも必要ないですし、乾燥しやすいゴム製のものであれば洗濯槽に入れっぱなしで問題になりません。
ただ調べて見ると100均でもゴムタイプではなく、スポンジタイプもあるようでした。スポンジだと乾燥に気をつけないと雑菌が繁殖してしまうかも知れないので、個人的にはゴムタイプの方が良いかと思います。
洗濯後にそのまま洗濯槽の中に置いておけるので、片付ける手間もありません。
この手の商品は過剰に機能がアピールされていることが多く、あまり信用していなかったのですが、想像以上の効果で驚くことになりました。
比較的価格の安い縦型の洗濯機を使用している家庭であれば、試してみる価値があるかと思います。
ちなみに私の母親はテレビで洗濯物を柔らかく仕上げる方法として、洗濯機の中にテニスボール(硬式)を入れるのを見て、100円ショップに買いに行ったそうです。
ただテニスボールが見つからず、ランドリーボールを見つけて試してみたところ、「凄い!」となって私用にも購入してくれました。
自宅に不要なテニスボールがあれば、それで試してみても良いかも知れません。ただテニスボールだと汚れや色落ちや毛羽立ちの問題があるかも知れないので、そこは十分に気をつけてください。初めは大切な洋服で試さない方が良いかと思います。
ランドリーボールは洗濯機との相性の問題はありますが、私のように高品質ではない縦型洗濯機を使用している家庭であれば、洋服の絡まりが抑えられて取り出しやすくなるだけでなく、洗浄力や風合いも良くなる可能性があるので、ぜひ試してみてほしいと思います。
ちなみにランドリーボールを使用している人の情報を調べて見ると、数を増やした方がより効果があるといったものがありました。
100均で売られているランドリーボールでもお店によって数が違うようで、3個入りではなく4個や5個という事もあるようでした。
私は3個でも十分な効果を実感していますが、これから購入しようと考えている人は、5個入りが良いかも知れません。
追記 デリケートな生地の洋服にはNG
私は基本的にシワになりにくい生地の洋服ばかりを選んでいるのですが、
睡眠の質に影響が出るパジャマだけは、少し良い生地(シルク)のものを選んでいます。
シルク素材の洋服というのは、普通に洗濯をしてしまうと傷みやすいので、洗濯機のドライコースを選んだり、洗濯ネットに入れるといった手間が必要です。
今まではそのようにしていたのですが、ランドリーボールの絡まらない効果に感動していたこともあり、ついネットに入れずに洗濯してみると、
このような見慣れないデコボコなシワがついてしまいました。
これは明らかに私のミスなのですが、ランドリーボールといっても万能ではありません。デリケートな生地の洋服の洗濯にとってはリスクになります。
パジャマは人に見られるものではないので、それほど気にしないのですが、デリケートな生地の外出着にもランドリーボールを使用しない方が良いかと思います。
私はデリケートな生地用の洗剤をもっていないですし、柔軟剤も使用していないので、それらもシワの原因になっているとは思いますが、ランドリーボールならではの理由でシワがつくケースがあるのだと勉強になりました。
その後の洗濯ではきちんとネットに入れているので、徐々のシワも薄くなってきたのですが、洗濯のシワが残りやすい洋服やデリケートな生地のオシャレ着には、ランドリーボールは使用しない方が良いかと思います。
コメント
比較的安い洗濯機と相性が良いとのことで参考になりました
うちの洗濯機も古いので試してみます
100均というのが嬉しいですね!
by 匿名