節約はレジャー!

「ゾンビ体操」と「ぷるぷる体操」のやり方や効果の共通点

体を揺らす体操

ここ数年「ゾンビ体操」なる運動がテレビや雑誌で話題になっています。

「ゾンビ体操」は医師の池谷敏郎さんが提唱している誰でもどこでも簡単に行える健康体操です。

一方で「ゾンビ体操」に非常に良く似た動きをする、「ぷるぷる体操」なるものもあります。こちらはそれほど話題になっていませんが、動きや効果はとても似ているように感じます。

そこで今回は「ゾンビ体操」と「ぷるぷる体操」のやり方や効果の特徴や共通点を紹介します。どちらが正しいというよりも、相性の良い健康体操を実践してみてください。

ゾンビ体操とは

ゾンビ体操とは名前の通り、ゾンビのような動きをする体操です。観て頂くのが早いので池谷敏郎さんによる実践動画をご覧ください。

池谷敏郎先生は血管の名医として有名な方です。やり方や効果については動画を観て頂くのが一番ですが、簡単にまとめますと、

全身をリラックスさせて手をぶらぶらさせながら、上半身を中心に揺らしていきます。その動作に足踏みを足すことで、結果的にゾンビのような動作になります。

このゾンビ体操を一日3分を目安に行うと、全身の血行の流れを改善し、様々な効果が期待できます。

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 腰痛
  • ストレス
  • 肌荒れ

などの生活習慣病に効果があると言われています。

ゾンビ体操は全身の筋肉の緊張をバランスよくほぐし、血液や体液の流れを整える効果があります。血液の流れが良くなると健康になるのは理解出来ると思います。

ぷるぷる体操とは

一方で「ぷるぷる体操」とは、中国出身の気功師の張永祥さんが提唱している体操です。

気を整えることで健康になるということなのですが、ゾンビ体操と非常によく似た動きをします。こちらも動画を観て頂くのが一番わかりやすいと思います。

(6分過ぎからぷるぷる体操になります)

張永祥さんは元々中国の方なのですが、現在では日本国籍を取得して日本で活躍している気功の大先生です。

中国の長い長い歴史の中で密かに存続し続けていた秘伝中の秘伝功を、日本で多くの方に広めようと頑張っていらっしゃいます。

気功で数々の奇跡を起こしている凄い方なのですが、誰もが簡単に自分自身の気を整えることが出来る運動として、この「ぷるぷる体操」を提唱しています。

可愛らしい名前なのは、本当の気功の名前に霊という言葉が入っており、多くの日本人に馴染みやすいように「ぷるぷる」と命名したそうです。

「ぷるぷる体操」の原理は、全身の細胞を細かく振動させることで無秩序にバラバラになっている細胞の形が整えられるそうです。

これはイメージしにくいのですが、ペットボトルにたくさんの爪楊枝を入れて動かすと、バラバラになって膨れ上がってしまうのですが、この爪楊枝をペットボトルの中で綺麗に並べるには、細かな振動を与えることでしか出来ないのだそうです。

大きくペットボトルを振ったり、ラジオ体操のような大きな動きでは整いません。効率よく爪楊枝を整えられるのが「ぷるぷる体操」ということのようです。

「ぷるぷる体操」のやり方は、肩幅に足を開いて全身をリラックスさせ、猫背にならないように腕をぷるぷるさせるだけです。途中で腕をあげたり、開いたり、角度を変えたりして、ぷるぷるさせながら全身の気を整えます。

「気を整える」というと怪しいと感じる方がいるかも知れませんが、現代医学(西洋医学)のようにリンパや体液や神経のことが解明されていなかった古代中国(東洋医学)では、経験的に気という概念を考え出し、気の状態を整える(血液やリンパの流れを整える)ことで健康を導いていったと考えると、納得しやすいかと思います。

気功は現代医学では難しい慢性的な病にまで、効果があると言われています。全身の気を整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を取り戻す効果があるのではないでしょうか。

まとめ 気持ちの良い方法

「ゾンビ体操」は血液の流れを整えます。そして「ぷるぷる体操」は気の流れを整えます。現代医学的と昔の東洋医学の考え方の違いで、説明の仕方は違いますが、同じような効果が期待できるのではないでしょうか。

芝生に寝そべる男性どちらもすごく簡単にできる体操です。そしてどちらも全身の健康状態を改善する効果が期待できます。

現代人の多くは筋肉の緊張状態が続いています。全身を揺らして緊張をほぐす体操は精神的にもメリットがあると思います。

健康がよくなる仕組みを理解するのも大切ですが、血液の流れだろうが、リンパの流れだろうが、体液の流れだろうが、気の流れだろうが、健康になるのであれば、理屈は何でもいいはずです。

要は自分なりに気持ちよく納得できる体操を、日々行うことが大切なのだと思います。

スポーツジムで息が切れるほど身体を酷使したり、筋肉を限界まで追い込むことが健康に良いとは言えません。スポーツ選手の多くは短命です。そしてケガのリスクもあります。

ラジオ体操ですら高齢の方には腰を痛めるリスクがあるそうです。

一方で「ゾンビ体操」や「ぷるぷる体操」にケガのリスクはとても少ないです。そして誰もが簡単に場所も選ばずに行える素晴らしい健康法です。当然お金もかかりません。節約効果は抜群です。ただし、

「どうせこんな体操じゃ意味なんかないよ」

と思っているようでは効果は激減してしまいます。これはゾンビ体操やぷるぷる体操に限ったことではありませんが、全く同じ体操や行動でも、心から健康に役に立っていると感じながら行うのと、疑いながら行うのでは、効果に差が出るのは当たり前です。

プロにマッサージをしてもらうのと、友達にマッサージをしてもらうのでは、たとえ全く同じマッサージをしてもらったとしても、受け手側の納得レベルに差があるので効果に差が出てしまいます

より正確には差があるように感じてしまいます

この納得レベルの差は非常に大きなものです。物理的なマッサージの効果を上回ることすらあります(プラシーボ効果)。

経験の少なさそうな若いあんちゃんにマッサージされるより、いかにも達人のような人にマッサージをしてもらった方が効くような気がしますし、他にも部屋の内装やBGMやお香といったものが影響を与えることもあります。

これらの精神的な安心感や信頼によって、全く同じマッサージでも効果が引き出されやすくなるものです。

なので、「ゾンビ体操」や「ぷるぷる体操」が怪しいとしか思えないのであれば、この納得レベルが上がらないので、他の体操を探してみてください。似たような体操だと「スワイショウ」と呼ばれるものもあります。

どれが正しいかというよりも、どれに納得できるかが大切です。

科学的な根拠が重要だと思う方は、西洋の体操(ピラティスなど)が向いていますし、神秘的な体験が好きな方はヨガや太極拳と相性が良いと思います。

参考科学的な根拠を妄信するのは危険

それこそ血管の名医である池谷敏郎先生が考えた「ゾンビ体操」と、気功の大家である張永祥さんの「ぷるぷる体操」では、健康になる説明こそ違いますが、アプローチや結果はとても似通っているので、様々な考え方の人に受け入れやすいのではないでしょうか。

散歩やウォーキングを習慣にしている人でも、雨の日に自宅内で簡単に出来る運動としておすすめです。

健康の為に無理して激しい運動をする必要はありません。全身の筋肉や血液に刺激を与えるのであれば、簡単な体操でも十分です。

昔の人は畑仕事や電化製品に頼らないで家事を行っていたので、日常生活の中でも全身を動かすことが当たり前でしたが、デスクワークのような仕事が増えた現代人ほど、全身の筋肉を使うことが減っています。

日頃から趣味で身体を動かしている方であれば、それほど気にする必要はないかも知れませんが、身体を動かすのが苦手な方こそ、「ゾンビ体操」や「ぷるぷる体操」をおすすめしたいと思います。

節約という意味でも相性が抜群なので、お金をかけずに健康な体を取り戻してほしいと思います。

追記:爪楊枝の動画がありました

ぷるぷる気功 仕組み解説

気功というと怪しいと感じる方も多いと思いますが、ゾンビ体操のように全身の筋肉をほぐして血液やリンパや体液の流れを促すと考えればイメージできるのではないでしょうか。

気を私なりに解釈すると、実際に気があるかどうかよりも、気をイメージできるかどうかが重要なのだと思います

頭の中で気があるとイメージできると、意識がそこに集中します。ぷるぷると震える体操による運動の効果(筋肉の緊張をほぐす)に加えて、禅や瞑想のようなリラックス効果が加わるということです。

気があるとイメージすることで、余計な雑念に捕らわれずに体操が行えるようになる一種の方法論のようなことです。

これはあくまでも私の解釈なので、本格的な気功師さんには怒られるかも知れませんが、気を信じたり、イメージすることが出来ると、より体操の効果が高まると思います。

レストランで「○○産の高級魚」や「今が旬の○○」と説明されると、普通に食べるよりも美味しく感じるようなことです。これらのような頭の中のイメージが満足度を左右することは珍しくありません。

逆に今まで美味しく食べていたハンバーガーでも、悪い噂(実はカエルの肉など)やニュースで不祥事が報道されると不味く感じるものです。

参考マックのハンバーガーが不味くなって感心した

これはゾンビ体操やラジオ体操でも同様です。漠然と体操を行うよりも、筋肉が伸びてほぐれていることをイメージすると、気持ちよさを自ら積極的に感じて効果を引き出しやすくなります。

身体の硬い人が前屈をする前に、身体がグニャグニャに柔らかくなることをイメージするだけで、実際に柔らかくなるものです。イメージの力が身体に影響を与えるのは珍しいことではありません。

全く同じ運動でも頭の中のイメージの違いで効果は変わります。プラシーボ効果(偽薬効果)というものがあるように、心から信じられると求めている効果が高まります。

是非、気功の達人になったつもりで動画を見ながら「ぷるぷる体操」に挑戦してみてください。「ゾンビ体操」もゾンビのように全身の筋肉がふにゃふにゃになったイメージで行うと、より効果が高まると思います。

コメント

  • スワイショウのほうがゾンビっぽいけどね
    最近はプロスポーツのウォーミングアップでも
    筋肉の可動域を限界まで広げずに
    狭いとこで細かく動かすスローストレッチが主流になってきているし
    ケガのリスクを抑える意味でも
    こういう緩やかな体操は理にかなっている
    気功のように長い歴史の中で残っているものというのは、
    説明の仕方が現代と合わないだけで
    何かしらの効果があるんだよ

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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