一流スポーツ選手の腸内細菌の特徴
サッカー元日本代表の鈴木啓太さんが経営するAuB株式会社は、アスリートの腸内細菌と身体のパフォーマンスの関係の研究をしており、私は数年前から凄く気になっていました。
プロのスポーツ選手という一般の人とは事情が違う人達の便の中にある腸内細菌を調査しており、度々雑誌やテレビでその研究結果について教えてくれていました。
そしてようやくその研究を元に開発されたサプリメントが販売される事になり、改めて色々と調べてみると私なりに感じた事がありました。
私は読書好きという事もあり、腸内環境のスペシャリストと言われるようなお医者さんの本を読む事が多く、身体の調子と腸内環境の関係性については意識していただけに、少し違和感を覚えてしまいました。
一流のスポーツ選手の腸内環境に近づけるという発想のサプリメントは素晴らしいとは思いますが、よくよく調べてみると一般の人でも簡単に真似できそうでした。
鶏が先か卵が先か
鈴木啓太さんが言うのには、良質な腸内細菌を多く宿している一流スポーツ選手というのは、若い頃から一般の人からすると考えられないほど食事をコントロールしており、それによって腸内環境が整っている可能性があるそうです。
この辺はまだハッキリとしていないそうなのですが、先天的に腸内環境が良いからパフォーマンスが良くなるのではなく、後天的に食生活によってパフォーマンスが発揮されやすい身体に近づいていったとも考えられるのだそうです。
「鶏が先か卵が先か」のようにどちらとも言えるのかも知れませんが、一流のスポーツ選手ほど腸内環境が良好だという着眼点は、とても面白いなと感心していました。
もしかしたらIQが高いような人の腸内にも何かしらの特徴が見つかるのかも知れませんし、短気でキレやすいような人の腸内にも関係があるのかも知れません。
IQがとんでもなく高いアメリカの白人が、子供の頃から欠かさず納豆を食べていたという話を思い出しました。
乳酸菌との相性
昔らからよくイライラしたら牛乳を飲むと落ち着くような事が言われており、カルシウムを補うとイライラが収まるような事は科学的には否定されているのですが、もしかしら腸内環境が良くなる事もあるのかも知れません。
ただ日本人の多くは牛乳に含まれている乳糖の分解が苦手なので、欧米人と同じ結果になるとは限りません。逆に欧米人は海藻を食べる文化が無かったので、日本人ほど海藻類を上手く消化吸収できない人が多く、腸内環境を整えるような事にはならないのだそうです。
この辺の相性もあるので先天的な理由にも当てはまってしまうのかも知れませんが、自分と相性の良い乳酸菌と上手く取り入れられるようになると、一般の人の身体のパフォーマンスも向上するのかも知れません。
日本人には昔から日本によくある発酵食品と相性が良いと考えられるのですが、加工食品が多い現在の食卓だと乳酸菌が不足している人が増えています。
基本的に菌は熱に弱いので、加熱調理をしてしまうと大半が失われてしまいます。死滅した乳酸菌でも多少の効果はあると言われているのですが、なるべくなら漬物や納豆などを加熱しないで食べるのが良いと言われています。
ちなみに炊き立ての熱々のご飯の上ですら納豆菌の多くが死滅してしまうそうなので、湯気が出なくなるぐらい待ってから納豆をのせるようにしましょう。
ただ誰もが納豆や漬物が好きなわけでもないですし、毎食のように取れるとは限らないので、鈴木啓太さんの会社はサプリメントを開発し、腸内環境から身体のパフォーマンスを向上させようという珍しいアプローチをしています。
私は数年前から彼の情報が気になっていたので、ついにサプリメントが販売されるとの事で凄く興味が惹かれました。
一流のアスリートに近づく腸活サプリ
そのサプリメントが販売されているサイトはこちらです。
ただ先に言っておきますが、私は購入していません。この手のサプリメントの販売によくある定期販売を促すような仕組みがあまり好きではないからです。
なので効果については何も言えないのですが、様々なところで紹介されていた一流スポーツ選手の腸内細菌の特徴というのは、一般の人よりも多種多様な乳酸菌があり、中でも「酪酸菌」が豊富で2倍以上あるとの事でした。
もちろんその他にも様々なものが含まれており、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維、さらに不足しがちなビタミンやミネラルも含まれています。
ただこれだけであれば市販のサプリメントで簡単に補えてしまいます。amazonで「酪酸菌 サプリ」と入力すると1000円ぐらいでもたくさん見つかります。
AUBのサプリは単品で購入すると5000円以上もして一ヶ月分の量しかないのですが、⇒なんかは一ヶ月分で580円です。
もちろん他の成分が違うので簡単に比較できるわけではないのですが、食物繊維を増やすなら乾燥ワカメを汁物に加えたり、ジャガイモやニンジンを皮ごと調理するだけで簡単に取り入れる事が出来てしまいます。
全く自炊をしないで加工食品ばかりに頼っているような食生活の人であれば、様々なビタミンやミネラルも含まれているAUBサプリが有効なのかも知れませんが、中身を調べてみると意外と簡単に取り入れる事ができそうなものばかりです。
ちなみに酪酸菌は「やせ菌」とも呼ばれており、腸内の悪玉菌を抑制する働きがあります。
ただ食事から酪酸菌を摂取するとなると、麹を使うぬか漬けぐらいにしか含まれていないようで、意外と難しいようでした。
塩こうじなどにも含まれているのですが、加熱調理をしてしまうと大部分が死滅してしまうので、サプリメントに頼るのも良いのかも知れません。
ただ私自身もそうなのですが、痩せている人の誰もが毎日のようにぬか漬けを食べているわけではないように、しっかりと食物繊維などを取っていれば腸内で育てる事は可能です。
ちなみに白米も酪酸菌を育てるのに有効なんだそうです。ぬか漬けと味噌汁とご飯が中心だった昔の日本人の食事というのは、かなり腸内環境にとって理想的だったのかも知れません。さらに玄米なら食物繊維やビタミンも摂取できます。
現在のようにタンパク質が豊富な肉を食べていなくても、長時間の畑仕事が出来ていたぐらいですから、決して悪くは無かったのかも知れません。
おそらく一流のスポーツ選手の腸内環境が良いのも同じです。腸内環境を整える為のサプリに頼らずとも、良好な腸内細菌を宿しています。
長年加工食品ばかりの食生活を続けてきた人にとっては、一時的にサプリメントなどで取り入れるのも良いとは思いますが、食生活を改善しない限り、ずっと継続しなければならなくなるので節約的にはおすすめ出来ません。
大抵のサプリメントや青汁などは、定期購入しないと割高になってしまうものですが、それはあくまでも売りたい側にとって都合が良いシステムなので気をつけてほしいと思います。
一流のスポーツ選手の腸内環境を真似るのであれば、わざわざサプリメントに頼らずとも、意外と簡単に取り入れられるのではないでしょうか。
まとめ 正しい食生活が基本
お医者さんの管理の元に不足している栄養を補うのは良いと思いますが、素人判断で何となく良さそうだと様々なサプリメントを摂取してしまうと、期待していた効果がないばかりか、デメリットがあるかも知れません。
不足していない栄養は内臓を疲弊させるだけですし、特定の栄養ばかり取っていると内臓の一部にだけ負担が掛かって病気になってしまう事もあります。
食材から取る分には様々な成分と一緒にゆっくり消化吸収されていきますが、特定の栄養だけのサプリメントというのは、内臓の一部分だけが大忙しになってしまうものです。
当ブログでは以前にスポーツ選手の食事について紹介した事もあるのですが、
一流のスポーツ選手というのは、日頃からバランスの取れた食事をしており、「肝臓に良い○○」ばかりを食べるような極端な事はしていません。
やはり基本は普段の食事のバランスなのではないでしょうか。
当たり前のことではありますが、普段の食事を見直す事なく安易に健康食品やサプリメントに頼っても、あまり良い結果にならないものです。
ちなみに私は腸内環境を改善する健康法がブームになるずっと前から、その事を訴え続けていた藤田紘一郎さんの本が好きだったのですが、彼の本にも昔から当たり前のように身体の調子と腸内環境の関係が紹介されていました。
鈴木啓太さんは一流アスリートの腸内環境の関係を明らかにしてくれた点は本当に素晴らしいとは思いますが、会社を経営していくとなると利益を上げなければならないので、かなり強気な価格設定になっていたのが残念でした。
かなりの投資額を受けて研究しているようなので、しっかりと還元しなければならないのは致し方がないとは思いますが、一般の人が気軽に取り入れ続けられる価格に抑えてほしかったなと感じてしまいました。
定期購入する事で半額位になるようですが、まさにそのやり方こそがあくどいサプリメントの売り方であり、私は購入する気にはなれません。
初回限定のお試し価格があれば良かったのですが、スポーツ選手を目指している子供たち(の親)にとっては結構な負担になる価格なので、あまり浸透するとは思えません。
本気でスポーツをやっている人達を支えたいという想いがあるのであれば、いずれはより品質を高めた上で価格も抑えてくれると思うので、今後の流れに注目したいと思います。
ちなみに乳酸菌サプリを安く購入するのであれば、ドラッグストアのプライベートブランドがお勧めです。もちろん乳酸菌には相性の問題もあるので誰にでも良いわけではないのですが、大手製薬会社のものと同じようなサプリが半額位で売られていますよ。もちろん定期購入ではありません。薬剤師さんに相談しながら選んでみてください。
ただ薬剤師さん自身はそのような物に頼っていないかも知れません。誰よりも薬に詳しいからこそ副作用の事も考えるので、意外なほどサプリや栄養ドリンクに頼っていないものです。
ちなみに私は発酵食品を取れなかった日だけ、乳酸菌のサプリを飲むようにしています。それでも一日三回で6錠のところ、1錠だけです。
この私の取り方が正しいと言いたいわけではなく、私の身体にとってはこれぐらいで良好な状態を保てているので、取り過ぎないように意識しています。
便秘に悩んでいる人であれば、しばらくは容量を守った方が良いとは思いますが、落ち着いてきたら自分なりに相性が良いバランスを見極める事で、余計なリスクを回避しながらも節約にもつながるのではないでしょうか。
野菜ジュースだって飲み過ぎると糖尿病になってしまったり、尿管結石になってしまう人がいるように、良かれと思って取り入れている事でも過剰になるとリスクになるので気をつけてください。
しっかりとパフォーマンスを発揮できる一流のスポーツ選手ほど、腸内環境が良いという事が分かったのは凄く勉強になったので、私なりに取り入れられそうなところだけでも参考にしようかと思います。
旅館のバイキングなどにぬか漬けがあれば積極的に食べようと思いますし、外食やお弁当などの付け合わせの漬物も、改めてありがたく頂くようにしようと思います。
元々食べ物を残すのに抵抗があるので今までも食べていたのですが、これからは選べるような時は積極的に選んでいこうと思います。
皆さんも漬物が苦手でなければ、ぜひ積極的に食べるようにしてみてください。もちろん苦手な人はサプリメントなどを上手に活用するのも良いと思います。
節約的にはしっかりと効能を調べる事で割安なものが見つかるので、上手く見極めて価格を抑えてほしいと思います。