歯医者さんの数
日本人で歯医者さんのお世話になったことがないという方は珍しいと思います。
世の中には様々な病院がありますが、歯医者さんの数がダントツでトップです。何とコンビニの数よりも多いと言われています。
それぐらい多くの方が歯医者さんのお世話になっています。それだけ歯医者さんにお金と時間をかけているということです。
なるべく歯医者さんのお世話にならない為には、日ごろからきちんと歯を磨くことですが、簡単な虫歯予防や歯の健康の為にも、ガムを噛むことが効果的だと言われています。
そこで今回は虫歯予防に効果的なガムや噛むタイミングを紹介します。ちょっとしたタイミングを意識するだけで大きく違うものです。
ガムのメリット
ガムを噛むと唾液がたくさん分泌されます。唾液には口内環境を整える効果があり、虫歯予防に効果的だと言われています。
特に口の中が酸性に傾く食後にガムを噛むことで、素早く口の中を中和させることができます。
またガムを噛むことで歯に刺激を与えることになります。最近の食べ物は柔らかい物が多く、噛む回数が少なくなっているのでガムが効果的ということです。
歯は刺激が少なすぎると根元から弱ってきてしまいます。日頃から刺激のある皮膚が強くなるように、歯や歯茎もある程度の刺激があった方が健康的な状態を保つことになります。
食事を食べる速度が速い方や柔らかい食べ物ばかりの方は、噛む回数が不足している可能性が高いので、ガムを噛むことで咀嚼回数を増やすことが可能です。
食後のガムには虫歯予防と歯の健康を保つという二つのメリットがあります。
食後にすぐ歯を磨くという方もいるとは思いますが、食後は歯の表面が酸性に傾いており柔らかくなっています。そのタイミング歯を磨いてしまうと、歯の表面が削られることになってしまいます。
唾液の量や強さには個人差があるので、食後にすぐ歯を磨いても大丈夫な方もいますが、すきっ歯の方は歯を磨くタイミングを意識してみてください。食後のガムで積極的に唾液を分泌させて中和させてから、歯を磨いてほしいと思います。
ちなみに食前のガムには食べ過ぎを防ぐという効果があります。食前の15分ほど前からガムを噛んでおくと、満腹中枢を刺激しやすくなると言われています。早食いの方ほど効果が期待できます。
ガムのデメリット
一方でガムにもデメリットがあります。それは単純に虫歯の元となる糖分が含まれていることです。
最近ではキシリトール系のガムが増えてきましたが、必ずしもそれらのガムに糖分が含まれていないわけではありません。
そもそもキシリトールにも甘みがあるのですが、非常に高価な成分なので市販のガムにはそれほど多く含まれていません。
もちろん通常の甘いガムよりは虫歯予防の効果が期待出来るのですが、一般的なキシリトール系のガムは、始めの甘みがなくなってからもしばらく噛み続ける必要があります。
粒タイプのガムだと、二粒を食後に20分ほど噛むと虫歯予防に効果的だと言われています。
まとめ ガムの効果
私は食後にガムを噛むという習慣を身につけてから十年ほど経つのですが、その間に虫歯は一本もありません。
半年に一度ほど歯のクリーニングで歯医者さんに通ってはいるのですが、綺麗に歯を磨けていると褒めてもらえます。
食後のガムは節約という意味では無駄なのかも知れませんが、もし虫歯になってしまえば治療にお金も時間もかかってしまうので、やはり節約という意味でもおすすめです。
またガムを噛むことで歯茎に適度な刺激を与えることも大切なことです。ガムを噛むときはなるべく左右の歯で偏らないように意識してください。
粒ガムを二つ噛む場合は左右で一粒ずつ噛むことにチャレンジしてみてください。これは結構難しいものです。普段意識して顎の筋肉を動かすことがないので、口の周辺の筋肉を動かす良いトレーニングにもなります。
ちなみにキシリトール系のガムの中でも「歯科医院専用のガム」には、先ほど紹介した糖分のデメリットがありません。
甘み成分の全てが高価なキシリトールに由来しているので、より虫歯を予防する効果が期待できます。こちらは食後に噛む時間が10分でも効果があると言われています。
歯科医院専用ガムは通常のキシリトール系のガムよりも高価ですが、歯の健康の為にはそれほど高い投資ではないと思います。
全ての歯医者さんで販売されているわけではないので、興味のある方は通販がおすすめです。
送料やポイント還元を意識して、上手にガム代を節約してください。
また別のところでも紹介しましたが、歯ブラシや歯磨き粉を節約することはおすすめしません。それで虫歯になって歯医者さんに通うことになれば、余計なお金や時間がかかってしまいます。
良質な歯ブラシや歯磨き粉を安く購入することは上手な節約ですが、歯ブラシや歯磨き粉の質を下げて節約するようなことはしないでください。
ちなみに歯ブラシの毛は、細くなるほど雑菌が繁殖しやすくなると言われています。
毛の隙間の水分の乾燥に時間がかかってしまうと、雑菌が大繁殖して歯周病の原因になることもあります。
毛先の細さは相性の問題もあるので、安易に太いものに変えるべきではありませんが、毛先の細い歯ブラシを使用している方は、使用後の歯ブラシをよく振って水分を飛ばすようにしてください。気にする方は窓際に置いて日光消毒までするそうです。
歯ブラシはそれほど高いものではないので、きちんと定期交換をしてほしいと思います。
当サイトは様々な節約情報を紹介しているのですが、極端な節約をすることで不健康になってしまう可能性があるものはおすすめしていません。
むしろ節約して貯めたお金で、より健康になるため物(良質な寝具、電動歯ブラシ等)や、時間を短縮できる物に投資をしてほしいと考えています。
高額な健康食品をすすめるわけではありませんが、僅かな費用で効果的に健康に好影響を与えられるのであれば、長い目でみると節約になるものです。特に歯の健康は一生ものなので意識してほしいと思います。
食後にガムで噛むことも同様です。虫歯の予防だけではなく、歯茎へ適度な刺激を与え、顎の筋肉を積極的に動かすことにもなります。
そもそも昔の人は食材を加工せずにそのまま(硬いまま)食べているだけで、虫歯にはなりませんでした。現在のように柔らかい(食べやすい)加工食品ばかり食べていると、唾液の分泌も少なくなり歯も弱くなってしまいます。
だからこそ食後のガムが効果的だということです。顎を大きく動かすと顔の血流やリンパの流れが促され、顔の血色やむくみを改善する効果も期待できます。
柔らかい食べ物が増えている現代人にこそ、ガムは効果的だと思います。
食後に限らず日常的にガムを噛むことは有効ですが、食後であれば虫歯予防の効果もあるので特におすすめしたいと思います。また食べ過ぎを抑えたい方は食前にもガムも取り入れてみてください。
きちんと歯を磨けている方には必ずしも必要なことではありませんが、ガムを噛むことは虫歯予防以外にもメリットがあるということを覚えておいてください。また唾液の分泌が少なくなっている年配の方にもおすすめです。
赤ちゃんはよだれがたっぷり出るものです。唾液の減少は老化と関係があるといわれているので、日頃から積極的にガムを噛んでほしいと思います。
残念ながら年輩の方の中にはガムをお菓子と決めつけている方がいるのですが、キシリトール系のガムは虫歯予防に効果的なので上手に取り入れてほしいと思います。