シャワーの水道代
家庭の中の水道の使用量で最も大きいのはお風呂です。
湯船にお湯をためずにシャワーだけで済ませると、水道代の節約にかなり効果的です。
それだけでも節水効果は非常に大きいのですが、湯船に浸かることが楽しみだという人も多いと思います。この辺は個人の考え方次第ではありますが、私は節約家という事もあり、日頃はシャワーだけで済ませています。
私の場合はお風呂の水道代を節約するには、シャワーで使用される水の量を減らすことがポイントになります。
湯船にお湯を貯めている家庭であれば、昔のように湯船を桶ですくって流せばシャワーの分の水を節約できますし、最後に洗濯機に残り湯を利用すれば無駄なく活用できますが、これも条件が合わないと難しいものです。
やはりシャワーの使用量を減らす事こそ、お風呂の水道代を左右する決め手となります。
このシャワーの使用量を減らすポイントは、こまめにシャワーを止めることです。シャワーを流しっぱなしにしたまま、石鹸やシャンプーを泡立てている人だと、これだけでも大幅に水道代を節約する事が可能です。
ただし水道の蛇口の形によっては、こまめに止めることが難しいのが難点です。特に昔ながらのひねるタイプの蛇口だと一手間かかるので、ついシャワーを流しっぱなしにしてしまう傾向があります。
このシャワーをこまめに止める機能が、シャワーヘッドに付属しているものだと節水の効率も上がります。
節水シャワーヘッドのメリット
節水タイプのシャワーヘッドの多くには、ストップボタンがあるので、単純にシャワーから出てくる水が節水できるだけでなく、無駄なシャワーの時間を減らすのにも効果的です。
自分一人だけであれば、蛇口をひねって止めれば良いので、ストップボタンがないタイプでも良いのですが、このストップボタンのメリットは、家族が使用するシャワーの水量を抑える事に効果的だという事です。
誰でもシャワーヘッドが変わって見慣れないボタンがあると、取りあえず押してみたくなりますし、有効活用したくなるので、普段はシャワーを流しっぱなしにしている人でも、こまめに止めてくれる可能性が高まります。
この2つのメリットが大きいので、家族が多い家庭ほどお風呂のシャワー代の節約に効果的なアイテムになってくれます。
ちなみに私は一人ぐらしなので、ボタンがないタイプの節水シャワーヘッドを選びました。これを選んだ理由は単純に安かったのもあるのですが、透明だったので中の汚れが見えやすいと思ったからです。
それまで使用していたシャワーヘッドはアパートに備え付けのもので、かなり水垢が目立っていて掃除に苦労した事があるので、透明な要素に惹かれました。
節水シャワーヘッドはメーカーによって節水できるパーセンテージが違い、節水になるメカニズムも若干違うので、一概にどのメーカーが良いとは言えないのですが、注意点もあるので意識する必要があります。
シャワーヘッドの注意点
節水シャワーヘッドはストップボタンで無駄なシャワーの時間を減らし、シャワーの水量そのものも節約できるメリットがありますが、一方でデメリットがないわけでもありません。
節水シャワーヘッドの中には、水圧が弱すぎて物足りなくなる物やプロ仕様で性能が素晴らしい反面、かなり重たいと感じる物もあります。
高層マンションだと、そもそものシャワーの水圧が物足りないケースもあるので、そこに節水シャワーヘッドを使用すると益々物足りなくなる場合があります。
これは実際に使用している購入者のレビューが参考になるので、それぞれの状況に合わせて選んでみてください。
大きなシャワーへッドだと小さな子供が使いにくいなどのデメリットもあり、直ぐに故障したという物もあったので、しっかりと購入者のレビューを確認してください。
他にも壁のフックにかけてシャワーを浴びる場合、シャワーヘッドを交換すると入らなくなったり、角度が微妙に変わって浴びにくくなる事もあります。
なるべく似通った形のシャワーヘッドを選ぶと失敗が少ないのですが、高機能なシャワーヘッドだと自ら角度を調整できるタイプもあります。
既に購入して角度に不満がある場合は、フックそのものを可動させるタイプもあります。
これも口コミやレビューを参考にしてほしいのですが、シャワーヘッドの中には水圧を上げるタイプもあるので、それぞれの家庭環境に合う物を選ぶ事が大切です。
お風呂の便利グッズ
節水シャワーヘッドや水道代の節約とは直接関係ないのですが、色々と調べている内に興味深いグッズがあったので、あわせて紹介しておきます。
これ（⇒）はシャワーラックと呼ばれる便利グッズで、ヌルヌルになってしまうシャンプーボトルなどを浮かせて収納する事ができます。
今までお風呂の洗い場の床に置いている人であれば、かなりスペースを有効活用できると思うので、検討する価値があるのではないでしょうか。
まとめ 家族が多い家庭におすすめ
湯船の水量を節約する為には大規模なリフォームが必要になるので、誰もが簡単に取り入れられるものではありませんが、シャワーヘッドの交換ぐらいであれば1000円前後でも可能なので検討してみる価値があるのではないでしょうか。
シャワーの節水は水道代だけでなく、光熱費の節約にもなりますし、毎日のように効果が積み重なっていくので、購入代金の元を取るのにそれほど日数が掛からないものです。
もちろん中には高額な節水シャワーヘッドもあるので、それだと何年も掛かってしまうかも知れませんが、塩素除去機能やマイクロバブルで肌に良いといったものもあるので、美容面を期待したい人であれば、選ぶ価値があると思います。
温泉や銭湯などのシャワーは一定の時間で自動に止まるように、水の流しっぱなしはかなりの無駄になるので対策をしています。
一人暮らしで自分で水道代や光熱費を払っている人だと実感もあるので、こまめに止めるような事は難しくないのですが、家族が多いとなかなか言うことを聞いてくれない事もあるので、節水シャワーヘッドはメリットが多いと思います。
もちろん中には水圧が弱まって物足りなくなるといった意見もあるので、しっかりとレビューに目を通してから選んでみてください。
ちなみにamazonでシャワーヘッドを購入する場合は、送料に気をつけてください。2000円未満だと送料が加わってしまうので、楽天で購入した方が安いケースがあります（prime会員だと関係ありません）。
もちろん楽天でも送料無料ではない物もあるので、しっかりと確認してください。私が購入した時は送料無料で1000円未満で購入できたのですが、今確認してみると送料込みで1000円未満の物が見つからなかったので、もしかしたら近所のホームセンターやディスカウントストアで購入した方が安いかも知れません。
もちろんメーカーによって節水機能や使い勝手に差があるので、一概に決められるものではありませんが、実店舗で購入するにしてもスマホで調べて購入者のレビューを確認してみると良いかと思います。
