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タイヤを安く買う方法を検証してみたら意外な結果になった

タイヤを安く買う方法!

私は雪国の北海道に住んでいることもあり、冬るになる前に夏タイヤ(普通のタイヤ)から冬用のスタッドレスタイヤに履き替えます。

スタッドレスタイヤは普通のタイヤと比べて柔らかいゴムが使用されており、時間の経過と共に硬くなって性能が落ちてしまいます。

一般的にスタッドレスタイヤの寿命は、すり減っていなくても3~4年と言われています。

そしてちょうど私の車のスタッドレスタイヤが4年を過ぎて5年目の冬を迎えるので、スタッドレスタイヤを安く買う方法を調べてみました。

すると前回にタイヤを購入した時とは、随分と違う結果になって驚きました。

一般的にタイヤの価格というのは、ガソリンスタンドだと定価に近く、カー用品店だと少し割引されており、さらにタイヤ専門店の方が若干安く、そしてホームセンターだとタイヤの種類は少ないけど割引率が最大、といった印象がありました。

そして近年はここにネット通販が割り込んでくるようになりました。

そしてタイヤを安く買う為に難しいのが、「工賃」です。

  • タイヤ交換(車からタイヤを取り外す)の工賃
  • タイヤ脱着(ホイールからタイヤを外して組む)の工賃
  • ホイールバランスの工賃
  • 廃タイヤ処理費用

がタイヤ価格に加わります。お店によってはバルブ交換や窒素ガス充填なども加わり、これらの工賃だけで1万円を超えることもあります。

単純にタイヤの価格だけで比較しても、お店によってこれらの工賃に差があるので、タイヤを安く買う方法を調べるのは意外と難しいものです。

馴染みのガソリンスタンドや整備工場があるという人であれば、もしかしたらこれらの工賃をサービスしてくれるかも知れません。

タイヤの価格の割引率が低いとしても、工賃を含めると安上がりというケースもあるわけです。

ただ私はセルフ式のガソリンスタンドを利用しているので、タイヤの購入は考えませんでした。

そして地元にある二つの大手カー用品店、大型ホームセンター、そしてタイヤ専門店の価格を工賃込みでチェックしたところ、意外な結果となりました。

一番タイヤが安かったオートバックス

私が最も驚いたのは、オートバックスのオリジナルブランドのスタッドレスタイヤがダントツで安かったことです。

先にイエローハットのスタッドレスタイヤ(こちらもオリジナルブランド)の価格をチェックしていたのですが、半額以上で驚愕しました。

ただし、これには理由があります。

なんと3年前に製造されたスタッドレスタイヤでした。

もちろんわざと隠していたのではなく、きちんと注意点として表示されていました。

一方で今年のモデルのタイヤだと、イエローハットのタイヤ(オリジナルブランド)と価格差はほとんどありません。

車を運転する距離が多くて毎年のようにスタッドレスタイヤを購入する人であれば、この3年前のスタッドレスタイヤでも問題ないのかも知れませんが、私は4年ぐらいは使う予定なので、やはりこの選択は出来ません。

同じような理由で中古のタイヤも選択肢には入りません。中古のタイヤも相当な距離を走る営業車のように、1シーズンで使い切れるのであれば、多少古くても問題ないのですが、購入後に何年も使う事になる一般的な車にとってはリスクになります。

それから大型のホームセンターに向かうと、私の車のタイヤに合うサイズが一種類だけあったのですが、国産のタイヤメーカーでそれほど安くありませんでした。

しかも工賃も意外と高くてカー用品店よりも高くなる計算になりました。昔はホームセンターの方が工賃込みでも安かったイメージがあるのですが、最近は色々と事情が変わってきたのかも知れません。

次はタイヤ専門店に向かいました。

タイヤ専門店は大手タイヤメーカーが運営しているところと、そうではないところがあります。大手タイヤメーカーの専門店だと、当然そのメーカーのタイヤしかないので、はっきり言ってそれほど安くはありません。

カー用品店で売られている同じメーカーのタイヤであれば、若干安くなるようですが、そもそも大手タイヤメーカーのタイヤ価格が高いので、私は選択肢に入れていません。

私が行ったのは個人が運営しているタイヤ専門店です。様々なメーカーのタイヤの中から予算の都合に合わせて選べるので最有力候補でした。実は前回にタイヤを購入した時もそこのお世話になりました。

そこで外国産の一番安いタイヤと国産中堅メーカーのタイヤの見積もりをしてもらい、自宅に持ち帰って検討に入りました。

ここまでだと、やはり最後のタイヤ専門店が最も安く、工賃も高くないので、ほぼほぼ心は決まっていました。

ただ外国産のタイヤメーカーの評判が気になったので、パソコンで調べてみようとするとタイヤの通販の広告が目に入りました。

ネット通販はタイヤが安い?

10年ほど前でしょうが、会社の同僚がネット通販でタイヤを安く購入できたと自慢していたのですが、後日落ち込んでいました。

詳しく話を聞いてみると、タイヤの組み換えを行う為にネットで購入したタイヤをお店に持ち込むと、そこで購入したタイヤよりも工賃が割高になり、結局は高い買い物になってしまったそうです。

そんな話を聞いていたので、私はタイヤのネット通販を選択肢に入れていなかったのですが、最近はどんなものだろうと調べてみると、意外な結果がわかりました。

それは全国にある提携店(主にホームセンターや整備工場)でタイヤ交換を行うことができ、しかも全国で工賃が統一価格ということでした。

この工賃が私の住んでいる街の相場よりも少し安かったので、タイヤ本体の価格さえ安ければ、相当節約になるなとウキウキしてしまいました。

調べてみると私の住んでいる街にもいくつかの提携店があり、さっそくスタッドレスタイヤの価格を調べてみると、カー用品店で売られていた外国産のスタッドレスタイヤよりも、かなり安い価格で販売されていました。

ただタイヤの配送料が別に発生するので、トータルだと少し安い程度になりましたが。この辺は地域によって配送料に差があるのかも知れません。

また私が注文したのが10月中だったということもあり、早期割引でタイヤの価格が5%引かれました。

そこに工賃や配送料を加えると、カー用品店でコミコミで購入するよりも6000円ほど安くタイヤを購入出来る計算になりました。タイヤ専門店よりも3000円ほど安い価格でした。

会員登録を済ませて購入手続きをすると、またまた嬉しい誤算がありました。それは提携店にタイヤを送る設定にすると、クオカード500円分がプレゼントされたことです。

自宅にタイヤを届けることも出来ますが、わざわざ持っていく手間も省けるのでありがたい仕組みです。

タイヤを購入するためのクレジットカードタイヤの支配方法はクレジットカード、銀行振り込み、コンビニ決済に対応しています。クレジットカード会社のポイントも得ることが出来ます。

さらに驚いたのが、今回タイヤを購入して得られたショップのポイントを、その場の決済でも使えた事です。車のタイヤはそう頻繁に購入するものではないので、ありがたい仕組みでした。

そして購入手続きを完了させると、注文受付メールが届き、タイヤの出荷予定日が届き、その後にタイヤ取り付け店から連絡が来て、タイヤ交換をする日取りを決めることになりました。

ちなみに私が指定した提携店は小規模なホームセンターだったのですが、タイヤを替えてもらっている間に店内をウロウロとしていると、タイヤの取り付け工賃一覧表が見つかりました。

そこでは私の車のタイヤサイズの取り付け工賃(脱着、バランス)が一本あたり2000円となっており、ネット通販の1800円より200円ほど高くなっていました。

この辺の工賃も地域によって違うとは思いますが、最近の大手ネット通販のタイヤ交換も侮れない結果となりました。

タイヤに求める性能は人それぞれ違うので、必ずしも大手ネット通販が安いとも限らないのですが、選択肢の一つとして考えてみるのも良いと思います。

まとめ タイヤのネット通販の進化

車のタイヤ交換を安く済ませる為に様々な選択肢を一つ一つ調べて見ましたが、ネット通販は自分でも意外な結果となりました。昔と比べてタイヤのネット通販も進化しているようです。

ただ格安の工賃といっても廃タイヤ処理費用が含まれていないので、タイヤ取り付け店で引き取ってもらうことになります。私が取り付けてもらったお店では一本あたり500円でした。

私の住んでいる街の廃タイヤ処理費用の相場が500円ぐらいなのですが、タイヤ専門店の中には300円というところもあったので、3000円ぐらい安く買えたと思っていたのですが、結果的には2200円ぐらい安くなった計算になります(クオカードの500円分は別)。

私は軽自動車でタイヤサイズも小さいので2200円ほど安く買うことになりましたが、おそらく大きなタイヤほど価格差が広がると思うので、より節約になるかと思います。

タイヤを少しでも安く買いたいという人は、一度ネット通販も検討してみる価値があると思います。

ちなみに昔は外国産のタイヤの性能は、国産に比べてかなり低かったものです。

15年ほど前にホームセンターで売られていた韓国産のスタッドレスタイヤを購入した知り合いがいるのですが、その人が言うには「雪道で全然止まらないくせに直ぐに擦り減る、二度と買うか!」と言っていたことが印象的でした。

ですが、最近では車雑誌のタイヤの性能の比較テストなどを見ても、外国産タイヤの評価はそれほど悪くありません(昔はボロクソに評価されていました)。

逆に一番価格の高いブリヂストンのタイヤが必ずしも一位を獲得しているとも限りません。タイヤの性能は路面状況や劣化具合によっても大きく変わるので、一概に決められるものではありません。

古い国産タイヤを履いているよりも、新しい外国産のタイヤの方が良いかも知れません。国産メーカーの安いグレードのタイヤより、価格が同じぐらいの外国産のタイヤの中級グレードのタイヤの方が良いというケースも考えられます。

国産タイヤメーカーは高級グレードを差別化するために、あえて松竹梅のような価格設定にしているものです。一方で外国タイヤメーカーだと竹だけを大量生産しているケースがあります。国産の梅よりも安い価格で性能も上というケースがあるということです。

この辺のタイヤの性能というのは、運転技術のあるモータージャーナリストが同じ車で同じ路面で比較して初めてわかることなので、一般の人が細かな違いを理解するのは難しいものです。

どのメーカーのタイヤでも良いとは言いませんが、外国のタイヤメーカーの中でも色々あるので、しっかりとレビューなどに目を通して判断してほしいと思います。

ちなみに私が購入したスタッドレスタイヤはNANKANGのESSN-1というモデルなのですが、レビュー記事を読むと評判が良く、お店の方の反応も「国産タイヤメーカーと性能に遜色がなく、当店イチオシです!」と自信をもってすすめていたので、安心して購入に踏み切ることが出来ました。

カー用品店やガソリンスタンドのオリジナルブランドの外国産タイヤだと、タイヤメーカーを選ぶことが出来ませんが、様々な外国産のタイヤメーカーの中から選べるのも、ネット通販の魅力の一つだと感じました。

もちろんネット通販でタイヤを買うのが必ずしも安いとは限りません。車の走行距離が多くて毎年のようにタイヤを交換する必要がある方であれば、数年前に製造された割引タイヤでもいいかも知れませんし、中古タイヤという選択肢もあると思います。

また顔馴染みのガソリンスタンドや整備工場があれば、工賃の値引き交渉もできるかも知れません。するとネットオークションのような選択肢が最適になるかも知れません。

ガソリンスタンドやタイヤ専門店の中には、夏タイヤやスタッドレスタイヤを保管してくれるサービスもあるので、自宅のスペースに余裕がない人にとってはありがたい存在です。

一概にタイヤ交換を安くする方法を決められるものではありませんが、それぞれの状況に合わせて上手く選んでみてください。ちょっと調べるだけで随分と節約できるかも知れませんよ。

追記 ホイール付きがお得!?

タイヤ交換(組み換え)を行う時に発生する様々な工賃は、トータルで1万円ぐらい掛かる事が多いのですが、これらの内訳はほとんどが人件費です。

ホイールバランスの為の重りやバルブ交換などの費用もありますが、それらは大した金額ではなく、大半は手間に対して発生する費用です。

タイヤ交換時期というのは、降雪地だとスタッドレスタイヤを交換する時期と重なる事が多いので、業者にとっては稼ぎ時なのですが、逆に考えるとそれ以外の時期はヒマになるわけです。

そのようなヒマな時期にお手頃価格のホイールとタイヤを組み込んでいるので、それらがセット販売されているものを購入した方が、割安になるケースもあります。

自慢のホイールを所有していたり、デザインにそれほどこだわりがないのであれば、あえてタイヤとホイールのセットを購入した方が安くなる事があります。

これも処理費用なども含めて考える必要があるのですが、古くなっているホイールだとバルブ交換や虫ゴム交換など色々な費用が発生するので、新しいホイールごと交換した方が安くなるかも知れません。

特に道路に融雪剤を撒く地域だと、ホイールが錆びたり腐食している事も多いので、安価なホイールごと交換した方が良いケースがあります。

この選択肢も頭に入れて置いてください。整備士がヒマな時期を利用して組み込んでおいたセットの方が、意外とお得な価格設定になっている事があるので、カー用品店やホームセンターのチラシなどもチェックしましょう。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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