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Windows10にセキュリティソフトはいらない?情報発信者の背景

Windows10にセキュリティソフトは必要ない?

私は数年前にWindows8のパソコンからWindows10に買い替えたのですが、そこで初めて「Windows10にはセキュリティソフトはいらない」ということを知りました。

以前までのパソコンでは無料のセキュリティソフトを使用していたのですが、Windows10からはそれすらも必要ないとのことで驚いてしまいました。

何となく不安を感じたのでMicrosoft社やWindows10のパソコンの使用者の情報を色々調べてみると、「なるほどな~」と納得しました。

結論から言ってしまうと、「Windows10にセキュリティソフトはいらない」です。実際に購入してから数年経っていますが、全く問題になっていません。

ネット上には「Windows10にもセキュリティソフトは必要だ!」という意見も多くありますが、これはその情報を発信している人の背景を観察すると、その理由が見えてくるものです。

そこで今回は何故に私が「必要がない」と判断できたのか、という経緯について紹介します。様々なエビデンスを元に冷静に客観的に判断したというよりも、情報発信者の背景を読む事で気がつく事は多いです。

セキュリティソフトに限らず、このような考え方が出来るようになると、何かと真実が見えてくるようになりますよ。これは普段の買い物や節約といった事にも役立つテクニックなので、ぜひ参考にしてみてください。

Windows Defenderだけでは不十分?

Windows10には予め「Windows Defender」というセキュリティシステムが組み込まれています。

Windowsを開発しているMicrosoft社は「市販のセキュリティソフトは不要だ!」と断言しています。さらに「パソコン動作を邪魔するだけだ!」とまで言っているほどです。

ですが、巷には「Windows Defender だけでは不十分」といった意見も多く出回っています。

そのような人の情報を知ると何となく不安になってしまいますし、以前の私もそれで色々と調べる事になりました。

余程パソコンに詳しい人でもない限り、たくさんのデーターを並べられても理解できません。何となく「そういうものなのかなぁ~」と納得させられてしまいます。

私自身もそれほどパソコンに詳しいわけではないので、細かなデーターを分析した上でセキュリティソフトの必要性を判断することは出来ません。

私はそれらの否定的な情報を発信している人の背景を観察することで、「Windows10にはセキュリティソフトはいらない」と判断する事ができました。

情報発信者の背景

「Windows10にも有償のセキュリティソフトが絶対に必要だ!」という情報を発信している人の背景を観察すると、大抵は「セキュリティソフトを売りたい側の人間ばかりだ」と気がつきました。

セキュリティソフトを販売している会社は当然としても、個人でもセキュリティソフトを紹介することで儲かる仕組みになっていました。

これは保険会社の外交員に「保険は必要ですか?」と尋ねるようなことです。「必要ありませんよ」というわけがありません。

ちなみに私は十年ほど前に、生命保険について様々な書籍を読んで調べていたことがあるのですが、生命保険の必要性を訴えている著者の多くが、特定の生命保険株式会社の内部の人(○○保険研究員など)でした。彼らの意見は生命保険の加入者の為になるのではなく、生命保険会社や外交員が儲かる為の情報です。

保険会社の立派なビルや高収入とういうのは、全て支払われなかった保険金です。

企業として利益を上げるのは当然の事ですが、預かった保険を運用して利益を上げている保険会社は多くありませんし、それを還元するような事も滅多にありません(一部の共済保険は還元する事もあります)。

保険のおかげで助かった人の意見ばかりをアピールする一方で、難癖をつけられて保険金を受け取れなかった人もたくさんいます。

一般の人は専門用語を多用している保険の約款を隈なく読んでも理解する事は難しいですし、明らかに読ませたくないような小さな文字で作られています。

有償のセキュリティソフトといったものも凄く似ているなと感じました。セキュリティソフトを販売している会社はもちろんの事ですが、個人で紹介している人達も必要以上に不安を煽ってばかりです。

不安に駆られてしまった人というのは、その不安を和らげる為に解決策として飛びつきたくなってしまいますが、その不安の情報がフェアではありません。かなりのレアケースを誇張してアピールしてきます。あくまでも売りたい側にとって都合の良い情報ばかりになっています。

参考欲しい物が見つかったら一晩寝かせよう

私はこれらのようなセキュリティソフトを売りたい側の意見をはじき、損得なしで情報を発信されている人の意見をみると、「Windows10にセキュリティソフトはいらない」側が圧倒的に優勢でした

私はこちら側の意見を参考にしたいので、有償無償問わずに新たなセキュリティソフトを導入しないという判断をしました。

無料で使用できるセキュリティソフトもたくさんあるので、節約や安心という意味でもとりあえず入れておこうと考える人もいるかも知れませんが、大抵のセキュリティソフトを導入すると「Windows Defender 」が自動でオフになってしまい、仮に同程度のセキュリティ機能があったとしても、無駄に容量を奪われるだけになってしまいます。

また無料のセキュリティソフトにも背景が隠されている事があります。たちの悪いものだと過剰にウイルス反応やリスクをアピールし、有料ソフトへのアップロードを促してきます

私が以前のパソコンに使用していたものでも、「○○のセキュリティが不十分でリスクがあります」とやたらと警告されました。

一方で「Windows Defender」ではそのような事は一切ありません。

有償のセキュリティソフトの方が優れている点が絶対にないとは言い切れませんが、少なくとも無料のセキュリティソフトを入れるぐらいであれば、「Windows Defender」だけの方がずっと良いかと思います。これだけでも覚えておいてください。

無料のセキュリティソフトを提供している会社といっても、頻繁に更新するためのコストが掛かるので利益を上げなければなりません。有償版に促す為の仕掛けが組み込まれています。

機能的には「Windows Defender」と同レベルだとしても、有償版へ促す余計な機能の為に容量が増えたり、扱いづらくなってしまいます。

どんな物でもそうなのですが、売りたい側というのは新製品のメリットをアピールする一方で、従来品のリスクを煽ってくるような販売テクニックを用いてきます

吸引力の優れているコードレス掃除機をアピールする一方で、新たに生まれてしまったデメリット(バッテリーの劣化やモーターの騒音)はアピールしてきません。

自宅が広くて何度もコンセントを差し替える必要がある家庭や、吸引力に不満を感じている人が購入する分には良いかも知れませんが、そうではない人が飛びついてしまうとデメリットばかりになってしまいます。

あるセキュリティ会社の裏話

数年前にたまたまネット上で見かけた動画の中に、あるセキュリティ会社のトップの人のアドバイスが紹介されていました。

ちなみにそのセキュリティ会社は個人向けではなく、国家や企業向けの高度なセキュリティを担う会社です。

そこのトップの人が言うには、「そもそも超一流のハッカーに狙われたら、どんなセキュリティでも突破されてしまう」という衝撃の内容でした。

ただし、超一流のハッカーとはいえ儲けにならないことはしません。セキュリティを突破するためのコストに見合わなければ、わざわざ危険な橋を渡ることはしません。

個人がそのようなハッカーのターゲットになる事はまずありません。

世界的な大企業や国家は機密性の高い情報を扱っているので、高度なセキュリティシステムを構築できる専門の会社に膨大な予算をつぎ込む必要性があるのですが、一般の人のパソコンのセキュリティで問題になるのは、不特定多数へ向けられるウイルスのようなものだけです。

どうすればいいのかと言うと、

「マックを使えばいいよ」

とのことでした。

システム上の違いでマックの方がセキュリティに強いという話もありますが、理由はより単純で世界的にWindowsユーザーの数が圧倒的に多いので、マックにするだけでウイルスといった不特定多数をターゲットにするものを避けやすくなるからなんだそうです。

そしてWindowsユーザーに対してのアドバイスは、

「しっかりとWindowsのアップデートを行ってください」

だけでした。その理由も衝撃的で、

「どの市販のセキュリティソフトも特定のある機関が発表する情報に従って対策をしているので、そもそも差なんてありません。Windowsのアップデートをしていれば同じです」

とのことでした。ちなみにその動画は「Windows Defender」が搭載されるWindows10が発表される前に見たものです。

またセキュリティソフトの各社の違いというのは、動作の軽さや表示の仕方や自動スキャンの頻度などの違いであり、そもそものウイルス対策にはほとんど違いがないのだそうです。

そしてもう一つのアドバイスが、

「毎日パソコンの電源を切るといいよ」

とのことでした。パソコンをスリープ状態にしているとハッキングされる可能性がありますが、そもそも電源を落としてネット回線につながっていなければ相手は何もできません。

特に外国からの不正アクセスは時差の関係で日本の深夜や明け方に集中するので、その時間帯にパソコンの電源を切っていれば対象になりにくいのだそうです。

不特定多数の個人を狙うハッカーは効率よく手っ取り早く済ませる必要があるので、あまり個人に執着しません

要はセキュリティの甘い(アップデートが終了した古いパソコン等)ところから狙います。

個人に執着してやっとの思いで侵入できたとしても、得るものがなければ無駄足になってしまいます。

もちろん世界的にもお金持ちであることが有名な人のパソコンであれば、相手もしつこく狙ってくるのかも知れませんが、それこそ一般の人なら対象にはなりません。

普段パソコンをスリープ状態にして放置している人はそれを改めるだけでもセキュリティを強化する事につながります。省エネ効果よりも大切なものがあるはずです。

参考パソコンはスリープ状態の方が省エネ?

またパソコンの電源を切るタイミングでWindowsのアップデートが行われる設定になっていることもあるので、たまにしか電源を落とさない人ほど、アップデートが遅れてしまう傾向があります。

自動アップデートでもパソコンを再起動しなければならない事もあるので、何日間も電源を落とさないような事は避けた方が良いと思います。

私自身は節約家という事もあり、マックは高価なので使い慣れているWindowsを選びましたが、基本的にはしっかりとアップデートを行っていれば問題ないのだと判断できました。

まとめ 相手の背景を確認しよう

もしこの「Windowsのアップデートだけでいいよ」とアドバイスをしてくれたセキュリティ会社が、一般ユーザー向けのセキュリティソフトを販売しているとすると、このような事は絶対に言わないはずです。

むしろ「セキュリティソフトを入れないと危険ですよ」と不安を煽い、自社製品をすすめてくるはずです。

世の中には様々な情報が出回っていますが、その情報を発信している人の背景を確認する習慣をもつと、本当の情報にたどり着きやすくなります。

これと似たようなところだと、あるクリーニング業者の本の中に、一般の人がクリーニングに出している洋服の9割は自宅で洗濯が可能だというものがありました。

参考間違いだらけの洗濯術!レビュー

この本の著者のクリーニング会社は一般の人をターゲットにしておらず、高価な洋服やミュージシャンなどの特別な衣装のクリーニングを請け負っている事もあり、かなり本音で暴露していました。

おそらく一般的なクリーニング業者の本であれば、そんな情報を公開してしまうと自らの首を絞めてしまう事になるので、簡単なテクニックだけを紹介し、むしろプロでなければ落とせない汚れをアピールして消費者を増やすような内容になるはずです。

保険の本や薄毛治療の本なども大抵はそんな感じで当たり障りのない情報ばかりで、最終的には自社製品へ誘導するような仕組みになっているので、そのまま鵜吞みにしてしまうと相手側の思うツボになってしまいます。

これらのように何かしらの情報を発信している人の背景を読む事で、真実にたどり着ける事が多いので、ぜひ意識してみてください。本なら著者プロフィールを読むだけでも様々な事が推測できますよ。

ネット上には私と同じように「Windows Defender 」だけで全く問題がないという人の意見もあるのですが、検索結果の上位に出てこないので人目につきにくい傾向があります。

これも覚えておいてください。

売りたい側は膨大な広告費をかけて多くの人の目につきやすいように対策をしています。詳しくない分野の事ほど、それらの情報を真に受けて不安に駆られてしまい、相手の思うツボになってしまいます。

誰でも自分の仕事に関する事や詳しい分野の事であれば、冷静に見極める事ができるので、声が大きいだけ(莫大な広告費を投入する大手企業など)の情報に惑わされないものですが、どうしても詳しくない分野の事となると、真に受けやすくなってしまいます。

それらの情報が必ずしも間違いだとは言いませんが、自分にとってベストだとも限らないので、しっかりと判断するようにしてください。その為に有効なテクニックが相手の背景を観察する事です。

Windows10に新たにセキュリティソフトを導入しようかどうか迷っている人は、それらの情報を発信している人の背景をよく観察してみてください。新しい発見があると思います。

サッカーやオリンピックなどの広告でイケメンや美人アスリートが爽やかにコーラを飲んでいるものですが、コンディションを気にする一流のアスリートが日ごろからコーラなどを飲んでいるわけがありません。モデルだってスタイルを維持する為に節制しているはずです。

新発売のシャンプーや化粧品を使用したから綺麗になったのではなく、元々綺麗な髪や肌の女優やモデルが広告に抜擢されるだけです。

ダイエットの広告やテレビの企画でもビフォーアフターを際立たせる為に、あえて直前に太らせることも珍しくありません。体重計に乗る前に水をたらふく飲むだけで1キロぐらいは簡単に増えますし、少し前からトイレを我慢していれば2キロぐらい簡単に増えます。

そのようにあえて太らせた分の体重を短期間で落とすことなど、それほど難しいことではありません。

酷いものだと口の中にティッシュを詰めて、無理やり頬を膨らませてから撮影することすらあります。そのような情報を鵜吞みしてしまうと、バカを見るので気をつけてください。

Windows10のセキュリティ対策といったものでも「Defender だけで絶対に問題ない!」とは言いきれませんが、そもそもウイルスが問題になるケースというのは、怪しげなサイトで決済したり、メールに添付されているファイルを開いてしまったりなど、自ら情報を提供してしまったケースがほとんどです。

参考個人情報を守る為に必要なこと

こればっかりはどんなに有償なセキュリティソフトを導入していても同じです。

高度なセキュリティソフトを導入している国家がウイルスにやられるのも、大抵はネット経由ではなく人的ミスからなんだそうです。

怪しげなサイトを開かない、知らないメールは開封しない、信頼のおけないサイトで決済をしないなど基本的なことを守っている人であれば、「Windows Defender 」だけでセキュリティは十分なのではないでしょうか。

よほど怪しげなサイトばかりを閲覧する人であれば別かも知れませんが、Windows10で一般的なパソコンの使い方をする分には、必ずしも高度なセキュリティ対策が必要なわけではありません。

ただ一つだけ目安を紹介しておくと、急にパソコンの動作が激しくなった場合は気をつけてください。最近はウィルスの感染といったものだけでなく、仮想通貨のマイニングに利用されてしまうようなパターンもあるそうです。

急にパソコンに負荷が掛かってファンが回りっぱなしになったり、スマホやタブレットだと熱をもって電池消耗が激しくなるケースもあります。

これらは基本的にはブラウザを閉じるだけで収まるのですが、悪質なものだとずっと裏でマイニングをされるケースがあるそうなので気をつけてください。パソコンやスマホを再起動しても変わらないようであれば、大切なデーターだけをバックアップしてから初期化しましょう。

「Windows Defender 」だけで絶対に問題にならないとは言い切れませんが、それは有償のセキュリティソフトにも当てはまることです。対応の早さなどに多少の時間差はあるかも知れませんが、日頃からしっかりとアップデートを行うことが大切なので、パソコンの設定を確認して日頃から電源を落とすようにしてください。

ちなみにWindows10は画面左下のWindowsのマークから設定画面に移動すると、「更新とセキュリティ」という項目があるので、アップデートの状況を確認することが出来ます。

中途半端に無料のセキュリティソフトを入れる前にやるべき事があるので、当たり前の事を当たり前に行って大切なパソコンを自衛してほしいと思います。

追記

いつ頃からなのか、気がついたら「Windows Defender 」という言葉が見当たらなくなり、「Windows セキュリティ」となっていました。

これは名称が変更されただけなので、あまり気にする必要はありません。

余計なセキュリティソフトを入れていなければ、これといった設定をしなくても勝手に機能してくれているので安心してください。

コメント

  • その通りです。不安をあおって売りたいだけの奴は無視しましょう。

    by 匿名 €

  • スマホはどうなんですか?androidは危険ですか?

    by 匿名 €

  • スマホも時々電源を落とした方が安定しますよ

    by 匿名 €

  • Microsoft社がいらないって言っているのに、わざわざ変なの入れて不安定にする必要はないよ。

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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