体型を維持しないと出費が増える?
誰しもが体型が崩れる事を良しとはしていないと思いますが、日頃から健康的な体型を維持するようにすると、余計なお金が掛からなくなるものです。
一般的には医療費といった健康面での出費を抑えるイメージがあるかも知れませんが、必ずしも立派な体型でないと健康ではないというわけではありません。
BMIの数値が平均よりも少し高い人の方が平均寿命が長いといったデーターもありますし、必ずしも健康にとって正解の体重や体型があるわけではありません。
もちろん明らかに太っているような場合は、健康面でのメリットが多いと思いますが、今回紹介するのは健康面での出費という事ではなく、見た目の出費の話です。こちらの方が節約にとって大きく関係しているかも知れません。
体型を隠す洋服は高い!
少し前にあるファッション雑誌で、体型を隠す洋服の着こなし例が紹介されていました。
シンプルな白いTシャツのような洋服でも、シルエットや生地の厚みなどで随分と見た目の印象が変わり、それは見事に崩れた体型を隠していて感心しました。
お腹の出ている人が安易に大きめのサイズのTシャツを選んでしまうと、着丈や袖丈が長くなり過ぎてだらしなさが出てしまうのですが、その辺の事も考慮してデザインされているTシャツなどがありました。
他にも女性向けに二の腕の弛みを隠す為に、あえて袖丈を長めにしているTシャツなどがあり、一般的なTシャツと比べると見事にスタイルが良く見えるようになっており、「なるほどなぁ~」と感心しきりでした。
ただ私が気になったのは、それらの洋服が高価なものばかりだった事です。一般的に売られているTシャツの何倍もの価格がするので、誰もが気軽に取り入れられる洋服ではありません。
これが体型維持が節約につながるという意味です。
体型が崩れないように意識している人というのは、わざわざ高価な洋服を購入しなくても様になります。セール品の中からでも体型に合うものを選びやすいので節約しやすくなります。
もちろん体型は骨格の違いなども関係してくるので、誰もがモデルのような体型になれるわけではありませんが、ある程度の体型を維持しておく事は可能なはずです。
肩幅が広い人なら自分の体型に合うブランドを見つけておく事で、そのブランドの洋服がセールになった時に飛びつく事が出来ますが、体型を維持できていない人というのは、その都度体型に合わせる必要があるので難しくなります。
体型の変化で洋服や靴を買い替えるという事にもなるかも知れませんし、無理して体型に合わないものを着ていると見た目のバランスが悪くなるだけでなく、健康面でも負担が掛かるかも知れません。
「洋服なんて清潔感さえあれば十分」といった考え方もありますが、清潔感というのはきちんと洗濯をして実際に清潔である事だけでなく、フィット感といった似合っている要素も関係してきます。
新品の洋服でもサイズが合っていないとだらしのなさが出てしまいますし、それが清潔感を失わせる結果になる事は珍しい事ではありません。
最近はオーバーサイズの着こなしが流行っていますが、あれはそもそもの清潔感がある若者が絶妙なバランスで取り入れるから成り立つ高度なファッションであり、安易に真似てしまうとだらしのなさが際立ってしまいます。
崩れた体型を隠せる特別な洋服を選ぶ事が悪いとは言いませんが、そこにお金を掛けるよりも体型を維持する事にお金を掛けた方が、健康面でのメリットだけでなく洋服代などの出費も抑えられるのではないでしょうか。
生まれ持った骨格のコンプレックスを隠す為に、これらのような特別な洋服を選ぶ事は素晴らしい選択肢だと思いますが、自らの選択で崩れてしまった体型を隠すというのは、根本的な問題から目を逸らしているだけであり、いつまで経っても余計な出費を抱える事になってしまいます。
まとめ 体型維持は節約になる!
体型を隠す洋服にお金を掛けるよりも、体型を維持する為にお金を掛けた方が効率的です。見た目の問題だけでなく健康面でもメリットがあります。
ただ体型を維持する為にお金を掛けるといっても、高級エステでマッサージを受けるような他力本願では出費も増えてしまいます。
スポーツジムに通うといったものもそうですが、それらの多くはそれほどお金を掛けずとも出来る事ばかりです。
自宅でストレッチでもすればマッサージよりもずっと効果的ですし、スポーツジムも公共の施設を利用すれば格安になります。もちろん自宅で筋トレをしてもOKです。
食事の質を上げると高価になってしまいますが、量を抑えればそれほど負担にはならないものです。
健康的な食材を選んで食べる量を抑えられると、自然と痩せていって体型を整える事につながります。
一方でちょっとした移動にタクシーを利用したり、お腹いっぱいになるまで食べるような事にお金を掛けていると体型は崩れていきます。
お腹いっぱいになるまで食べて苦しいからと胃薬を飲んだり、二日酔い対策の為のドリンクを飲んだりして、わざわざ出費を増やしながら体型を崩しています。
多くの人がお金を掛けて体型を崩しているので、これらを改めるだけで様々な出費が抑えられて節約になり、体型も維持しやすくなります。
日頃から体型を維持する事を心掛けるという事は、洋服代や健康面での余計な出費が抑えられるといった分かりやすい変化だけではなく、体型を崩す為に使用していたお金も減るので、一石二鳥でお金が貯まっていきます。
ハリウッドセレブが健康の為に取り入れているような高価な食品を真似てしまうと出費が増えるかも知れませんが、健康的な食材=高価だとも限りません。
工夫次第でそれほどお金を掛けずとも健康的な食材を取り入れる事ができるので、体型を維持しながら節約する事は可能です。
当ブログでは以前に、節約が上手くいっている人ほどオシャレだと紹介した事があるのですが、
節約が上手な人ほど体型も維持している傾向があるので、洋服代に余計なお金が掛からない事も関係しています。
日頃から体型を維持している人は、「痩せたらまた着られる」という洋服などありません。着られる洋服しか所有していないので、クローゼットの中も整理されています。
節約というと、とにかく出費を抑える事ばかりが注目されがちですが、体型を維持する事も確実に節約につながるので、日頃から意識するようにしてほしいと思います。
お金を掛けて暴飲暴食をしてタクシーで帰宅する人と、ほどほどに抑えて終電前に帰宅する人では、出費の額だけでなく健康面でも大きな差となって表われます。
ちょっと厳しい言い方になりますが、体型を維持できていない人というのは、それだけ余計なお金を掛けている傾向があります。
以前にテレビで魔法の片付けで話題のこんまりさんの特集を見た時に、こんまりメソッドを教えるコンサルタントの女性が、かなり太っていて違和感がありました。
収納のテクニックをアドバイスする彼女自身が、不要な脂肪をたくさん蓄えていては説得力がありません。自分の脂肪のときめいていて、あえてその体型を維持しているのであれば良いのですが、私にはそうは見えませんでした。
力士ようにあえて太る必要がある人など、そう多くはありません。ダイエット企画に参加する芸能人が直前にあえて太るぐらいです。
わざわざお金を掛けて体型を崩すような事はしない方が良いのではないでしょうか。
崩れた体型を隠す為の洋服にお金を掛ける必要もなくなりますし、身体が健康になれば仕事の質も上がって収入アップにつながるかも知れません。
もちろん中には身体が不自由で体型を維持すのが難しい人や、生まれ持った体型にコンプレックスを持っている人もいると思いますが、そのような人の為にこそ体型を隠す洋服のような存在があるわけで、自らの意思で体型を崩してしまっている人が安易に取り入れてしまうと、いつまで経ってもそのサイクルから抜け出せなくなって出費は減りません。
体型を維持するように心掛けるという事は、単純に健康になるという事だけでなく、余計な出費が抑えられて節約につながるので、節約をしたい人は意識するようにしてみてください。
わざわざ高価な食材を購入したり、スポーツジムに通わなくても体型を維持している人はたくさんいるので、お金がないから無理というのは当てはまりませんよ。