冷やし中華は作るのが大変・・・
暑い夏場になると冷たいそうめんが美味しいものですが、そうめんばかりが続くと栄養が偏ってしまうので、野菜も美味しく食べられる「冷やし中華」は最高の選択肢となってくれます。
しかも「冷やし中華」はどこで食べてもそれなりに美味しいというメリットがあります。一般的なラーメンだと当たり外れや好みの問題がありますが、「冷やし中華」はお店で食べてもコンビニでもそれほど違いがありません。
それこそ自宅で作っても似たような味になってくれるのが「冷やし中華」の魅力でもあります。
自宅作るラーメンだとラーメン屋さんとは随分差があるものですが、「冷やし中華」は誰が作っても外れにならない安心感があります。
ただ一つ難点をあげるとすると、具材を切り分けたり、錦糸卵を作るのが面倒なところです。
そこで今回は超簡単な手抜き「冷やし中華」の作り方を紹介します。誰が作ってもそれなりになる「冷やし中華」だからこそ、手抜きをしても美味しく食べられるものですよ。
手抜き冷やし中華の作り方
手抜き「冷やし中華」といっても、全く具材がないと栄養が偏ってしまうので、今回は「もやし」と「卵」をつかった方法を紹介します。
「もやし」や「卵」は安価な食材にも関わらず栄養豊富であり、「冷やし中華」との相性もバッチリなのでおすすめです。
「冷やし中華」の麺はタレとセットで売られているものを用意したのですが、小瓶に入っている「冷やし中華のタレ」と中華麺を購入してくれば、さらに節約になるかと思います(私は冷蔵庫を手放しているので無理ですが)。
まずは鍋でお湯を沸かして「卵」を割って投入します。すると直ぐに白味が固まってきます。
30秒ぐらい茹でれば卵の表面が固まって崩れにくくなるので、そこで「もやし」を投入します。
「もやし」は人によって下処理が違うのですが、私は手抜きをしたいので袋から直接投入してしまいます。気になる人はひげをカットするなり、軽く水洗いをしてください。
「もやし」はなるべく卵を崩さないように、反対側から鍋に入れてください。
「もやし」を入れると鍋のお湯の温度が少し下がるので、再び沸騰するまで1~2分茹でます。
お湯が沸騰してきたら、そこに中華麺を投入します。
途中で軽く何度か麺をほぐしながら、麺の湯で時間通りに茹でてください。私が購入した「冷やし中華」の麺には3分とあったので、卵と「もやし」と麺を合わせて5分ぐらい茹でる事になります。
そして麺が茹で上がったら、ザルにあけて水で締めます。
この時に軽く鍋も水ですすいで洗ってください。これも手抜きポイントになります。
十分に麺や「もやし」が水で冷えたらザルを上げて水分を切り、卵がつぶれないように気をつけながら軽く手で抑えて水分を切ります。こうする事で冷やし中華のタレが絡みやすくなります。
しっかりと水分をきっておかないと、水っぽくなるので気をつけてください。
一般的な「冷やし中華」を作る時にでもこの水切りがポイントになるのですが、手抜きで麺といっしょに「もやし」を茹でているだけに、この作業の有無が大事になってきます。
あとは茹でた鍋に戻してタレをかけて完成です。鍋を器替わりにして洗い物を減らしてしまいます。卵にもほどよく火が入っているのがわかるでしょうか。
「もやし」たっぷりで栄養豊富な手抜き「冷やし中華」の完成です。
見た目の彩りという意味では一般的な冷やし中華よりも随分と見劣りしますが、味は普通に冷やし中華として美味しく食べられますよ。
一般的なラーメンの作り方だと、麺の茹で汁で野菜を茹でるとなると雑味がうつってしまいますが、水で洗い流せる冷やし中華だからこそ、いっしょに茹でて手抜きをしても不味くなりません。
食欲が落ちてしまう夏場だからこそ、洗い物が少なくて簡単に作れる「冷やし中華」は本当におすすめですよ。
より栄養価を高めたい場合は他の具材を加えるなり、卵を二つ投入しても良いかと思います。「もやし」を二袋分投入した事もあるのですが、流石にそれだとバランスが悪くなり過ぎたので、あまりおすすめはしません。
「もやし」のシャキシャキ感を残したい場合は、麺を先に茹でて「もやし」を1分ぐらい茹でても良いかと思います。個人的にはクタクタになった「もやし」のほうが、「冷やし中華」のタレと絡んで相性が良いと感じました。
まとめ 見た目も大事だけど
今回紹介した超簡単な手抜き「冷やし中華」は、包丁やまな板やフライパンを使用せず、器も鍋を利用して洗い物を減らしています。
見た目はあまり良くないので、誰かに振舞う料理としてはおすすめしませんが、料理を作る気にならない暑い夏場でも手軽に作れるので、自分で食べる分の「冷やし中華」であれば問題ないのではないでしょうか。
「もやし」や卵には栄養がたっぷりと含まれているので、夏バテしやすい時にこそおすすめの食材です。
少し前にツイッターで、旦那さんに「簡単に冷やし中華でいいよ」と言われた奥さんが作った「冷やし中華」が話題になっていたのですが、
例のごとく「簡単に冷やし中華でいいよ」とか言われた際の冷やし中華ですご査収ください
包丁は使わず歯を使うスタイル pic.twitter.com/cK8Oh0DlzF
— にまめ®︎🍟 (@nimaimo27) 2018年5月7日
料理をつくらない人からすると簡単そうに見える「冷やし中華」でも、きちんと作るとなると結構大変なものです。
私も初めは錦糸卵を焼いてカットしたり、魚肉ソーセージをカットしていたのですが、それらも面倒になってしまったので、「もやし」と卵だけに行きつきました。魚肉ソーセージは「冷やし中華」とは別に普通に食べればいいだけです(魚肉ソーセージは冷蔵保存しなくても良いので常備しています)。
体力が落ちてやる気が出ない夏場だからこそ、上手く手抜きをして家事の負担を減らしてしまいましょう。
ちなみに私が住んでいる北海道には、昔から「ラーメンサラダ」なるものが普及しています。コンビニでも売られていますし、居酒屋メニューとしても人気です。
「冷やし中華」は食欲が落ちた暑い夏場に食べるからこそ美味しく感じるものですが、私は北海道外から訪れた人と居酒屋に行くと、この「ラーメンサラダ」を注文して驚かせるのが好きです。
ただ暑い本州から訪れた人が、北海道の涼しい夜に食べたくもないタイミングで食べさせると、大抵は
「・・・ただの冷やし中華ですよね?」
といった感じの微妙な反応になります(苦笑)。それを周りの北海道民が「全然違うよ!ラーメンサラダは締めに最高なんだよ!」と反論して盛り上がるものです。
私はこの「ラーメンサラダ」に慣れていた事もあり、錦糸卵でなくても「冷やし中華」が美味しくなると思いつきました。
ラーメンサラダのタレは「冷やし中華」のような酸味のある醤油ダレだけではなく、ゴマダレなどもあって美味しいのですが、それこそ自宅で作る「冷やし中華」でも、ゴマドレッシングで作る事ができてしまいます。
サラダに合うドレッシングであれば大抵は相性が良いので、麺だけが余っている家庭はぜひ試してみてください。
今回紹介した「もやし」と卵だけでなく、サラダになるような野菜が余っていれば、適当に手でちぎって投入しても良いかと思います。
誰が作ってもそれなりに美味しくなってしまう「冷やし中華」だからこそ、上手く手抜きをしながら作って、暑い夏を乗り切ってほしいと思います。