オムライスは洗い物が多い・・・
少し前に出張していた先で無性にオムライスが食べたくなり、ちょうどその時に居合わせた若い女性に、美味しいオムライスのお店を聞いてみると、少し前に出来た洋食屋さんを勧められ、さっそくその日の晩に行ってみると、いわゆる「ふわふわオムライス」が出てきてしまい、想像と違ってガッカリしてしまいました。
ふわふわオムライスも美味しかったのですが、デミグラスソースやチーズがふんだんに使われており、その時の私が食べたくなったのは昔ながらオムライスとは別ものだったので満足できませんでした。
その後もオムライスを食べたい気持ちが残っていたので、翌日にも昔ながらの喫茶店に入った時に注文してみたのですが、私が期待していた感じではなくて満足できませんでした。
だったら自分に作るしかないと、出張から戻ってきた日にクックパッドでオムライスのレシピを調べ、久しぶりにケチャップを購入してオムライスを作ると、想像通りの味になって満足したのですが、私は冷蔵庫を手放している事もあり、なるべく早くケッチャプを使い切る必要があったので、しばらくオムライスの日々が続きました。
ただオムライスを作るとなると、たくさん洗い物が出てしまいます。私はフライパンを一つしかもっていないので、炒めたケチャップライスをお皿にうつし、フライパンを軽く洗ってから卵を焼くといった手間が掛かり、食べ終わった後の洗い物の多さにもうんざりとしてしまいました。
そこで簡単なオムライスの作り方について調べてみると、フライパン一つで作る方法が見つかったのですが、先に薄焼き卵を焼いておいてお皿にひいておき、後からケチャップライスの上にのせるといった感じで、それほど洗い物が減りません。
そこで自分なりに色々と考えながら試していくうちに、オムライスの味を損ねることなく超簡単に手抜き出来る方法が発見したので、今回はフライパン一つだけで作れるオムライスの作り方を紹介します。
手抜きオムライスレシピ
ケチャップライスの作り方まではいたって普通です。具材や調味料はお好みでOKです。
私はフライパンにオリーブオイルを大さじ1をひき、玉ねぎと魚肉ソーセージを軽く炒め、ご飯を追加してある程度ほぐれたらケチャップを入れます。
炒飯ほど細かくパラパラにする必要はありません。どうせケチャップの水分でべたつくので、軽く炒めるぐらいで良いかと思います。仕上げに胡椒を振りかけて味を調節します。
そしてここからが手抜きのポイントです。
まずは火加減を弱火にします。ギリギリまで弱くしてください。
そしてケチャップライスをフライパンの奥に寄せ、手前の開いたスペースに直接卵を落とします。
これで溶き卵を作る時の容器を使わずに済みます。洗い物削減です。
弱火だと直ぐには白味が固まらないので、フライパンの中で混ぜ合わせても十分に間に合います。
卵の数はサイズにもよりますが、薄焼きなら2個、厚めやフワフワの状態が良いなら3個にしてください。
オムライスの卵に生クリームやチーズを入れたい場合でも、このタイミングで混ぜ合わせれば良いかと思います。
そしてケチャップライスをへらで軽く持ち上げ、下にも卵を流し込みます。
あまり綺麗に流し込む必要はありません。オムライスが完成した時に底側になるので、だいたいでOKです。
そして薄焼き卵が良い感じに焼けてきたら、ケチャップライスをを軽く崩して中央へ寄せていきます。
こうすることで卵がフライパンから剥がれて（動いて）巻きやすくなります。これをやっていなかった初期の頃はよく失敗しました。
私はテフロン加工のフライパンを使用しているので、ケチャップライスを炒め始める時の油だけで問題なかったのですが、焦げ付きやすいフライパンを使用している場合は、卵を焼く前にも軽く油をひくと良いかと思います。
フライパンから卵が剥がれて動いてくれると、へらだけでも簡単に巻く事ができます。
ここでも綺麗に巻けなくても構いません。オムライスが完成した時の底側になるので大丈夫です。
上手く剥がれない場合はフライ返しを利用しても良いかと思いますが、私は洗い物が増えるのがイヤなので、へらだけで済ませています。仮に破れても自分で食べるのであれば大した問題ではありません。
ある程度卵が負けたら、フライパンを軽く傾けてへらを使ってひっくり返して完成です。
プラスチックのスプーン（レンゲ）であれば、フライパンを傷つける事なく食べる事が出来るので、お皿に移す手間もありません。これでお皿を洗う手間も省けます。
普通にケチャップライスを炒めた後のフライパンは汚れが酷いものですが、卵がほどよく吸収してくれるので、食べ終わった後のフライパンも綺麗なので洗うのも簡単ですよ。
まとめ 素人の料理は見た目軽視(笑)
オムライスのレシピを調べていると、綺麗な色どりや盛り付けを意識されている人が多かったのですが、自分で食べるだけであれば、それほど見た目にこだわる必要はないはずです。
このようなケッチャプの乗せ方をしてしまうと、無駄にお皿が汚れてしまいますが、オムライスの上にだけ乗せれば汚れません。
オシャレなレストランだと料理の見た目や器や接客といったものも代金のうちですが、素人が自宅で作って食べるのであれば、それらの手間を省くことで洗い物が随分と少なくなるものです。
家族にフライパンのまま出すのは気がひけるかも知れませんが、一人暮らしであれば十分ではないでしょうか。
インスタントラーメンの袋麺であれば、鍋を丼ぶり替わりにする人も多いと思いますが、その発想を広げていく事で、様々な料理でも手抜きが出来るものですよ。
オムライスだけでなく炒飯やパスタなどでもフライパンのままでいけますし、意外と応用が利くので意識してみてください。
注意点として鍋敷きを用意する事と、フライパンを傷つけないスプーンなどを用意する事です。私はプラスチックのフォークを持っていないので、フライパンでパスタを作った時は箸で食べる事が多いです。
十分なキッチンのスペースや調理器具があったり、自動食器洗い機がある家庭であれば、フライパン一つにこだわる必要ないのかも知れませんが、そうでない人の参考になれば嬉しいです。
これは節約にも当てはまる事なのですが、何から何まで専用品を用意してしまうと際限なく物が増えてしまいます。
便利な収納グッズでスペースを増やすのが悪いとはいいませんが、そのような物ほど使い勝手が良くないので、奥の物を取り出すのに手間取ってしまい、結局は使わなくなってしまうものです。
一方で少ない物の中からでも工夫する事で、意外な方法で代用できる事があるので、新しい物を購入する前に考えてみてほしいと思います。
普通の鍋でも蓋の密閉率を高めるだけで無水調理ができたりしますし、
お米を炊くのも難しくありません。たまにしか使用しない人にとっては必ずしも専用品が必要だとは限りません。
物の数が少ないと余計な費用が掛からないだけでなく、収納スペースが空いて使い勝手が良くなったり、収納する必要すら無くなるかも知れません。フライパンと鍋が一つしかなければ、常にコンロの上に置いておくだけで済むような事です。
物が少ないと掃除も管理も楽になり、余計な手間からも解放されますよ。
意外と簡単な事で手抜きや代用が出来るものなので、今回紹介した手抜きオムライスの他にも考えてみてください。年に一回の大掃除ぐらいでしか使わない掃除道具のような物の為に、物置のスペースを奪われてしまうと手間ばかりが増えてしまいます。
それらの物がなくなると部屋のスペースを有効活用できますし、もしかしたら物置のない家賃の安い部屋に無理なく引っ越せて、大幅に節約につながるかも知れません。
スカスカの本棚をキープ出来る人が少ないように、収納スペースに余裕があると物は増えてしまいます。
二度と使わないような物でも、取りあえずスペースを埋めたくなるのが人間の性なので、安易に収納グッズなどを取り入れる前に工夫してみてください。
料理は見た目も重要だと考える人も多いので、必ずしも全ての人に手抜きオムライスが向いているとは思いませんが、フライパンのままだと温かいまま食べられるので、美味しさという意味では悪くありませんよ。
