手が届かない窓の掃除
自宅の窓を掃除する時に手が届く範囲であれば、綺麗に掃除することは難しい事ではありません。
普通に雑巾とバケツさえあれば事足ります。
窓の外側は雨上がりに水切りワイパーでサッとするだけでも、綺麗な状態を保てるものです。
問題なのは、手が届かない窓の掃除です。
本格的に窓掃除を行うのであれば、はしご等に登って丁寧に窓拭きをすることですが、これは簡単ではありません。
また取り外しが可能な窓であれば、普通に拭き掃除をする事も出来ますが、これまた大変な作業となってしまいます。高所だと落下のリスクもあります。
そこで今回は手が届かない窓の掃除を簡単にできる「クイックルワイパーの活用法」を紹介します。簡単なだけに窓がピカピカになるとは言いませんが、日ごろに窓の掃除としては十分なので上手く取り入れてみてください。
窓掃除のポイントはお掃除ワイパーの質
まずはクイックルワイパーを用意してください。
この時に注意してほしいのが、本家ではないお掃除ワイパーの存在です。
最近では100円ショップでも似たようなモノが売られていますが、本家から比べると柄の強度が劣ります。
私自身も過去に購入した事があるのですが、やはり本家の方がしっかりとしており、シートも立体的な構造になっているのでバランスよくシート全体がホコリを絡めとってくれるものです。
質の低いお掃除ワイパーだと、どうしても少し力を入れると柄がしなって力が抜けてしまいます。床の掃除であれば気にならないかも知れませんが、窓の掃除となると柄がしなって上手く汚れを拭き取る事ができません。
必ずしも本家のクイックルワイパーでなくても構わないのですが、窓の掃除には柄がしっかりとしたお掃除ワイパーを選んでください。特に手の届かない窓の掃除にとっては意外と重要なポイントになるので、安いお掃除ワイパーを利用している人は、もう少し良質なタイプを選んでみてください。
窓掃除専用のシートが便利
100円ショップのお掃除ワイパーはおすすめしませんが、取り付けるシートの方は100円ショップの窓掃除専用シートは悪くありません。
床用の通常シートで窓を拭いてもいいのですが、ウェットタイプだとワックス成分が含まれていることがあるので、窓掃除には向いていません。
ドライタイプを水で湿らせて窓掃除をしてもいいのですが、やはり窓掃除専用のシートの方が洗浄成分が含まれているので適しています。拭き取り跡も残りにくいので一つあると便利かと思います。
また使い古したTシャツや肌着などをカットして、クイックルワイパーに装着することも出来ます。
専用のシートほど使い勝手が良いわけではありませんが、簡単な汚れであれば問題ありません。軽く濡らせば手の届かない窓の汚れを拭き取る事が出来ます。
完全に濡らしてしまうと水跡が残ってしまうので、軽く濡らす程度の方が簡単だと思います。
窓の油汚れが酷い場合は、少しだけ台所洗剤を含ませると落ちやすくなります。ただこの場合は洗剤の跡が残ってしまうかも知れないので、布を変えて二度拭きしてください。
ちなみに100円ショップには網戸専用のシートも売られています。一般的な網戸は軽くて取り外しが簡単なので、それほど掃除は難しくありませんが、ロールするタイプだと取り外しが難しいので網戸専用のシートで掃除をすると簡単です。
窓が汚れていても外見や景色が悪くなるだけですが、網戸が汚れていると風を通して網戸の汚れが室内に入ってくる可能性があります。
長年掃除を怠った網戸だと緑色にカビてしまうこともあるので、窓掃除だけでなく網戸掃除も意識してみてください。
窓枠の掃除も忘れずに!
そして最後に窓枠の掃除も忘れずに行ってください。意外と忘れがちなポイントなのですが、結構汚れが貯まっているものです。
基本的にどんなもので拭いてもいいのですが、窓掃除に使用したお掃除シートを取り外した時に、汚れていない裏面や隙間を利用して拭いてしまうのが簡単でおすすめです。
窓枠の汚れは結構頑固になっている事が多く、普通の雑巾で拭き取ってしまうと、すすいでも汚れが落ちなくなってしまう事があります。
だからこそ使い捨てのシートで拭きとるのが相性抜群です。クイックルワイパーによるの窓掃除と窓枠の掃除をセットで覚えておくと忘れずに済みますよ。
クイックルワイパーも届かない場合
二階建ての住宅などでクイックルワイパーでも手が届かない窓の場合は、それこそ専用の道具に頼るしかありません。
簡単に取り外せるような窓であれば良いのですが、そうではない場合はこのようなグッズが一つあると良いと思います。
私は使った事がないので、どれぐらい綺麗になるのか分かりませんが、様々なメーカーから同じようなグッズが販売されているところを見ると、それなりに利用する人がいるのだと思われます。
また外側の窓だけ届かない場合は、高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばしてしまうのも良いと思います。窓掃除の為だけに購入するのはおすすめしませんが、外壁の汚れや車の洗車などにも使えるので、家庭によっては相性が良いと思います。
まとめ クイックルワイパーをフル活用
年末の大掃除で窓掃除をする家庭が多いと思うのですが、実は気温の低い冬場は窓掃除に向いていません。
窓の汚れは気温や湿度の高い夏場の方がよく落ちます。
冷たい水だと食器の油汚れが落ちにくいように、暖かく湿っている季節の方が窓掃除に向いています。雨上がりなど湿気が多いタイミングであれば、それほど力を入れられないクイックルワイパーでも、汚れが落ちやすいので意識してみてください。
また外側の窓だと雨が降っている最中に不要な布を張り付けたクイックルワイパーで擦るだけで、綺麗に汚れが落とせて拭き取り跡も残らないので、私はもっぱら雨足が弱くなってきたタイミングを狙って手の届かない外側の窓の掃除をしています。
また室内側の窓を拭く時も空気が乾燥している冬場ほど落ちにくいので、お風呂上がりなどに、あえて乾燥機を回さずに室内の湿度を上げて結露する状態にすると、室内側の窓掃除やキッチン周りの油汚れが拭き取りやすくなります。
窓が結露しているタイミングを狙うのもおすすめですよ。
窓の掃除をすると部屋の中が明るくなります。気持ちが良くなるのが一番ですが、僅かでも電気代の節約につながるかも知れません。
クイックルワイパーはホントに便利な道具です。床掃除だけでなく窓掃除やお風呂場の天井の掃除などにも使えますし、かなり長持ちするものなので、あまりケチらずに良質なタイプを選んでほしいと思います。
必ずしも本家のクイックルワイパーでなくても構わないのですが、なるべくなら柄がしっかりとしたもので、シートが当たる面が立体的になっているものを選んでみてください。床掃除の効率も上がりますよ。
ホームセンターなどで本格的な窓掃除のグッズも売られていますが、よほど高い窓でもなければクイックルワイパーでも代用できると思います。
窓の掃除に限らず、様々な箇所の専用のお掃除グッズが売られていますが、それらを全て揃えるとなると費用も収納スペースも奪われてしまいます。
もちろん専用品ほど相性や使い勝手が良いわけではないのですが、プロの掃除業者のようひ頻繁に使うのでなければ、クイックルワイパーのようなもので代用した方が邪魔にならずに良いのではないでしょうか。
頑固な汚れがある窓枠の掃除の事も考えると、雑巾よりも使い捨てのシートの方が相性が良いので、無駄なくシートを使い切って節約につなげてみてください。
コメント
確かに安物のクイックルワイパーは使いものにならないな。やっぱり本家のが良く出来ている
by 匿名
やっぱり手でやるほど綺麗にはならないな
やらんよりはいいレベル
by 匿名
使い古した洋服の胴体部分は雑巾として使いやすいですが、袖の部分はクイックルワイパーのサイズと相性が良いですよ。
by 匿名