家庭内で使用されている○○マット
当ブログでは以前に離婚した女友達の引っ越しを手伝った時のエピソードを紹介した事があるのですが、
新生活にも慣れてきて落ち着いてきたとのことで、久しぶりに彼女の家に遊びに行ってみると、見事に女性らしい可愛らしいインテリアの室内に変貌していました。
ただ私が気になったのが、マットの多さです。
玄関マットから始まり、キッチンマット、ラグマット、トイレにもマットがあり、どれも私は所有していないものなので気になりました。
インテリアとしてこれらを取り入れるのが必ずしも悪いとは言いませんが、マットの機能として本当に必要なのかと考えると、微妙なものが多いものです。
私も若い頃に実家から出て一人暮らしを始めた頃も、当たり前のようにこれらのマットを購入していたのですが、現在の私にとってはどれも必要なものではなくなってしまいました。
当たり前のように家庭内で使用しているマットでも、人によっては全く必要ないどころか、掃除の手間を増やしているだけかも知れません。
特定のマットが悪いとは言いませんが、一度それぞれの生活に合わせて本当に必要なのか、役に立っているのかと、改めて考えてみる価値があるのではないでしょうか。
キッチンマットは必要?
キッチンマットの必要性についてネットで調べてみると、油のはねの飛散具合を調べて有効性が認められた結果が見つかったのですが、様々なマットを販売しているメーカーの検証結果でした。
これは保険の外交員に「保険は必要か?」と聞くようなものであり、保険の必要性について都合の良いデーターだけを用いてくるのと同じなのではないでしょうか。
油はねといったものでも、フライパンの形状や使用する油の量や火加減などでも随分と変わるものですし、健康を気にしている家庭だと油を控えているものなので、どの家庭にも当てはまる事ではありません。
全ての家庭でコンロの周りに油はねガード(レンジガード)を使用しているわけではないように、油のはね具合もそれぞれ違って当たり前です。
私は揚げ物や炒め物をする事が滅多になりので、エプロンすら必要性を感じていません。
調理後にサッと掃除をする人であれば、はねた油汚れが頑固になる事もありませんし、全ての家庭にキッチンマットが必要だとは限りません。
キッチンマットのせいで滑ったり引っかかったりする事もありますし、簡単に拭き掃除も出来ないので、むしろ不衛生になってしまうかも知れません。
玄関マットは必要?
玄関マットはそもそも靴を履いたまま室内に入る欧米で用いられていたものであり、日本の住宅環境で必要なものだとは限りません。
特にフローリングでスリッパを履いている家庭であれば、機能的には何もメリットがありません。
可愛らしいインテリアとして取り入れるのは自由ですが、生活に必要なものかというとそうではありません。
玄関の外で靴底の砂ぼこりを落とす為のマットであれば、玄関の掃除が楽になるといったメリットがあるとは思いますが、これも自宅の玄関前がアスファルトやコンクリートの場合だと大した意味はありません。
大きな家のように庭先の土の上を歩いてから玄関に入るような家庭でなければ、機能的には必要のないマットです。
飲食店のように不特定多数の人が靴を履いたまま室内に入ってくるようなところであれば別ですが、一般家庭で必要な役割があるとは限りません。
ラグマットは必要か?
ラグマットは床に座る人にとっては意味があるとは思いますが、よくある例としてソファーやテーブルの下だけにラグマットを敷くような使い方であれば、むしろ掃除を邪魔する存在になってしまいます。
私自身も昔は何の疑問も持たずにラグマットを敷いていたのですが、手放してからの方が掃除が格段に楽になりました。
フローリングだけならクイックルワイパーだけで簡単に掃除できてしまうので、清潔な状態を保ちやすくなります。
絨毯やラグマットは育ってきた環境や生活スタイルによって違うので、人によっては必要なアイテムだとは思いますが、床に寝そべる事がないような人であれば、むしろ手放した方が快適になる可能性が高いと思います。
トイレマットは必要か?
トイレのマットの機能は尿はねを防ぐという事なのですが、女性であればこのリスクを考える必要はありません。
最近は男性でも座って済ませる人も増えていますし、必ずしも必要なマットではありません。
トイレの床に尿がはねたとしても、直ぐに乾燥するので雑菌が大繁殖するわけではないのですが、マットのように毛足が長いものほど雑菌が繁殖しやすいので、むしろ不衛生になってしまいます。
トイレのマットを清潔に保つ為に「3日に一度は洗濯しましょう」と説明している専門家もいるぐらいなので、トイレマットの存在はむしろ不衛生になる可能性が高いです。
これはトイレの便座カバーなどにも当てはまる事なのですが、それらの洗濯の事を考えると、むしろない方がトイレ掃除が楽になります。
トイレットペーパーのホルダーといったものでも、布製のものほど匂いを吸着してしまうので、それほどこだわりがないのであれば、シンプルなものを選んだ方が掃除の手間が無くなります。
バスマットは必要か?
バスマットも多くの家庭に当たり前にあるとは思いますが、これも全ての家庭に必要なマットとは限りません。
私の例でいうと、お風呂場から外に出る事なく手が届く箇所にタオルを置いておくようにしただけで、バスマットが必要なくなりました。
また脱衣所で洋服や靴下を脱ぎ、汚れている素足でバスマットを踏んでしまうと、どんどん汚れや雑菌が付着していってしまいます。
特に注意してほしいのが、数年前から流行している乾燥が早い珪藻土のバスマットです。普通のバスマットのように頻繁に洗濯をしなくても良いだけに、綺麗に洗う前の素足の汚れが蓄積していってしまいます。
ただの床なら簡単に掃除をする事ができますが、珪藻土のバスマットは毎日陰干しをする必要があり、吸水性が落ちてきたら紙やすりなどで表面を削るといった手間が必要なので、意外と手間が増えてしまいます。
バスマットなしは家族が多いと難しいかも知れませんが、一人暮らしの人であれば簡単です。
お風呂場から出る前に足の水分を拭き取り、さっさと靴下を履いてしまった方が簡単に衛生的な状態を保つ事ができますよ。
まとめ 何となく使っているマット
家庭内で使用されているマットの多くは、何となく使っている事が多いのではないでしょうか。ランチョンマットやテーブルクロスといったものも、必ずしも全ての家庭に必要なわけではないはずです。
もちろん汚れを防ぐといった機能もあるので、家庭環境によっては必要性がありますが、逆にマットのせいで不衛生になっている事も珍しくありません。
頻繁に洗濯をするのは大変ですし、マットによってはそれすらも難しいかも知れません。
もちろん全てのマットを否定しているわけではありません。
絨毯やラグマットのようなものだと床からの冷気の遮断といった機能がありますし、小さな子供がいる家庭だと防音機能のあるマットが役立つ事もありますし、足腰が弱ってきたお年寄りがいる家庭だと転倒時の衝撃を和らげるといった事があるので、必ずしもマットが悪いと言いたいわけではありません。
ただマットのせいで転倒のリスクを高める事もありますし、求めていた機能が得られていないばかりか、余計な手間が増えてしまっている事もあるので、改めて考えてみてほしいと思います。
私はラグマットを手放してから掃除機の出番がなくなり、掃除機も手放す事が出来ました。
マットのような布製品が減るとホコリも減りますし、お掃除ワイパーのようなもので簡単に掃除が出来るので、綺麗な部屋を保ちやすくなりました。
他にも冷蔵庫を手放してから冷たい飲み物を飲む事が無くなり、コップの結露に悩まされる事も無くなったので、コースターの必要性もなくなりました。
これは大切な人からプレゼントされた手作りコースターなので、なかなか捨てる気にはなれないのですが、他の用途に使う事が無くて困っています。
他にもマウスパッドも手放しました。これも昔は当たり前のように使っていたのですが、現在のマウスの多くは光学式なので、マウスボールを動かしやすい専用のマットである必要が無くなりました。
もちろんインテリアとして可愛らしいマットを置くのは自由ですが、そのせいで余計な手間が増えてしまったり、不衛生になる事もあるので、それらの手間をかけてまで気分が高揚するアイテムなのか、よくよく考えてみてください。
大したこだわりがない物になのに、「こっちの方がオシャレだな~」といった感じで安易に選んでしまうと、求めていた機能が不十分だったり、掃除が大変になってしまうような事です。
お金持ちの人のように自分で掃除をする必要がない人ほど、そのような基準で選んでしまうのですが、多くの一般人にはしっかりとデメリットが返ってくるので気をつけてください。
ちなみに私が現在所有しているマットは、ヨガマットだけです。
これも人によっては全く不要なマットですが、使わない時は丸めて置いて邪魔になりませんし、ウレタン素材なので簡単に拭き掃除できて便利です。
ヨガやストレッチは月に数回行う程度なのですが、折り重ねて座布団のように使う事もありますし、ストレッチポールとして使う事もあります。
必要な時だけ使えるマットであれば、衛生面でのデメリットを抱える事もありません。
別にヨガマットを勧めているわけではないのですが、何となく置いてあるだけのマットの多くは、機能よりもデメリット(メンテナンスの手間や衛生面のリスク)が上回ってしまう事が多いので気をつけてほしいと思います。
不要なマットを所有しない事は単純に節約になるだけでなく、余計な手間から解放される事になるので生活をより豊かにしてくれます。
今すぐ手持ちのマットを捨てろとは言いませんが、本当に必要なのかよくよく考えてみてください。もしかしたら無理なく手放せるマットが見つかるかも知れませんよ。