エアダスターの代用
少し前にテレビでスプレー式の使い捨てエアダスターの節約方法として、ドライヤーの強風を利用する方法が紹介されていました。
最近のドライヤーは強風が出るものが増えているだけに、汚れを吹き飛ばすエアダスターとしても十分なパワーがあるのだそうです。
私は男で短髪な事もあり、ドライヤーそのものを所有していないので、どれぐらい効果があるのかは分からないのですが、私は昔からバランスボールを購入した時に付属していた空気入れポンプをエアダスター代わりに利用しています。
ドライヤーの冷風であれば電気代も大した事がないので便利だとは思いますが、流石に細いノズルがついたエアダスターほどピンポイントで風を送れるわけでもありません。
ドライヤーで代用するのが悪いとは言いませんが、空気入れポンプの方が汚れを吹き飛ばす掃除道具としては向いているのではないでしょうか。
使い道が色々ある空気入れポンプ
浮き輪やバランスボールを所有している人であれば、プラスチックの空気入れポンプも所有していると思うので、上手く代用できないか考えてみてください。意外と使い道があるものですよ。
空気入れポンプをエアダスターとして使うポイントは、しっかりと足で踏み込む事です。そもそも足で踏む事を想定されているのですが、手でポンプを押し上げていると疲れてしまうので、上手く足で踏めるポジションを意識しましょう。
足でグッと踏み込めば強力な風が噴き出ますし、先端のノズルを細いものにすれば、スプレー缶のエアダスターのようにピンポイントで汚れを吹き飛ばす事ができます。
私のパソコンのキーボードは、たまに逆さまにして軽く叩いて細かな溝のゴミを落とし、その後に拭き掃除をしているのですが、空気入れポンプで掃除してみるとイヤになるぐらい汚れが飛び散るものです。
他にもリモコンの溝の汚れや掃除道具が届かない箇所(洗濯機や冷蔵庫の底など)のホコリを吹き飛ばすのに役立ちますし、様々な家電のフィルターの掃除にも役立ちます。
私は掃除機を手放している事もあり、フィルターの網目の掃除が大変だったのですが、空気入れポンプで吹き飛ばすようになると解決しました。
もちろん長さの問題もあるので、高いところの掃除だと手でポンプを押す事になって大変なのですが、おそらくスプレー式のエアダスターで掃除できる箇所であれば、大抵は代用できるので一度試してみてください。
窓枠の汚れなども結構吹き飛ばせるものです。いきなり雑巾で拭いてしまうと頑固な汚れが付着して雑巾がダメになってしまいますが、あらかたの汚れを吹き飛ばしてしてから拭き掃除をすると楽になります。
スプレー式のエアダスターだとガスの臭いの問題があったり、火気厳禁なので発火する可能性もあります。
そして何よりもお金が掛かってしまいますし、缶を処分する手間もあるので、むしろ空気入れポンプで代用した方が何かと楽ですし、何よりも節約につながります。
100円でも買える空気入れポンプ
浮き輪やバランスボールを所有していなくても、100円ショップでも空気入れポンプが売られています。
エアダスターの代用方法について調べていると、自転車やボールの空気入れを代用している人もおり、それも100円ショップで売られているので、そちらの方が針のような細いノズルで掃除に向いているように思えてしまうのですが、両手を使ってポンプを動かす事が想定されているものだと、ノズルの向き合わせられません。
小型のものであれば向きも合わせられますが、針先の穴が正面を向いていない事も多いので、あまり相性が良いとは思えません。
本格的な空気入れにも足踏み式があるので、そのような物を既に所有している人であればエアダスターとして代用できるとは思いますが、流石に100円ショップには売られていないので、昔ながらのプラスチックの足踏み式空気入れポンプの方が、代用アイテムとしては向いていると思います。
しゃがみながらでも足踏みできますし、身体に押し付ければ高いところでも操作できるので、ノズルの向きを合わせながら圧縮した空気で掃除する事ができますよ。
まとめ シンプルイズベスト
カメラのような精密機械のメンテナンスを行うのであれば、スプレー式のエアダスターや片手で扱えるブロワーの方が、使い勝手も良くて便利だとは思いますが、大雑把に汚れを吹き飛ばす為であれば100円で購入できる空気入れポンプでも十分です。
動かしにくい家具の隙間などにプシュッとやると結構なゴミが飛び出てきますし、掃除機が届かないような箇所の掃除にも向いています。
特に私のように掃除機を手放している節約家やミニマリストであれば、フィルターの掃除などで役立ってくれる機会が多いので、上手く活かしてみてください。
掃除機で汚れを吸い取る事ばかりが掃除ではありません。ちょっとした大きさのマットの掃除なら、屋外に持ち出して振ったり叩いたりするだけで大半の汚れが落ちてくれますし、繊維も起き上がって掃除機よりもスッキリするかも知れません。
私はシーツやタオルケットなどを洗濯する前にこれを行うのですが、とんでもない量のホコリが舞い上がるので、おそらく洗濯の汚れ落ちの効率も良くなります。
これはシャンプーなどの泡立ちで考えると分かりやすいのですが、素洗いなしでいきなりシャンプーを使ってしまうと、お湯だけで簡単に落ちる汚れにまで洗浄成分が反応してしまうので、泡立ちが悪くなって使用量が増えてしまいます(私はシャンプーすら使っていませんが)。
食器洗いでも油汚れが多いと洗剤の泡立ちが悪くなるので、予め不要な布やキッチンペーパーであらかたの油を拭き取っておくと楽になります。
洗濯物の汚れ落ちの効率も同じであり、泥汚れのような分かりやすいものであれば、事前にあらかたの汚れを落とす人が多いと思うのですが、シーツや毛布やマットのような洗濯頻度が高くないものも、窓を開けてバサバサと振ってあげるだけでも結構な汚れが落ちてくれるので、洗剤の効果を無駄に弱めるような事がなくなります。
これは一般的な洋服ですら当てはまります。頑固な皮脂汚れが落ちるとは言いませんが、大まかなホコリや花粉は落とす事ができます。特にコートのような洗濯が難しい衣類ほど、たまに振ってあげるだけでも綺麗な状態を保ちやすくなります。
これらのようにシンプルに落とせる汚れにまで専用洗剤に頼ってしまうと、効果が弱まってしまったり、使用量が増えてしまうのでコスパが悪くなってしまいます。
これは意外と大事なポイントです。現在は様々な専用洗剤やクリーナーが売られていますが、ちょっとした汚れなら食器洗いの中性洗剤だけで十分ですし、水だけでも落ちるかも知れません。
エアダスターといった物も同じで、凄くシンプルな掃除方法ではありますが、箇所によっては掃除機よりも向いているかも知れません。当ブログでは以前に車内の効率の良い掃除について紹介した事があるのですが、
車内を清掃する前にエアコンの風量を最大にして様々な箇所から放出したり、走行中に窓を開けてホコリを吹き飛ばしてあげると、掃除機をかけるにしても効率が良くなると紹介しました。
掃除機だと床や座面が中心になりますが、ホコリというのは天井や壁にも張り付いているので、定期的に換気をする事も掃除の効率を上げる事になります。
「押してもダメなら引いてみろ」という言葉があるように、掃除機で吸引する事だけが最適解とは限らないので、エアダスターで吹き飛ばすような掃除方法も上手く活用してみてください。
それに便利なのが浮き輪やバランスボールに付属してくる事が多い、昔ながらの足踏み式のプラスチックの空気入れポンプという事です。既に所有している人はぜひ活用してみてください。
定期的に使い捨てのエアダスターを購入している人であれば、かなりの節約につなげられるかも知れません。流石に専用品ほど使い勝手が良いとは言いませんが、消耗するものではないだけに大胆に使えて用途が広がるものです。
これも大きなメリットかも知れません。スプレー式のエアダスターを洗濯機の下の掃除に使う人は多くないはずです。コストが掛かるだけに大事なところの掃除だけにしか使えないものですが、空気入れポンプだと気にせずに使えるだけに、どんどん使い道が見えてくるものです。ちょっとした隙間にガンガンプッシュしてみてください。