節約はレジャー!

お風呂の洗剤がないときは食器用洗剤で代用しよう!

お風呂の洗剤がない!?

数日前にお風呂に入ったタイミングでお風呂掃除用の洗剤を使い切ってしまい、「詰め替えパックを買わなきゃ」と思っていたのですが、それから久しぶりに風邪をひいて二日ほど寝込んでしまいました。

風邪は無事に治ったのですが、二日間お風呂に入っていなかったので身体がベタベタになってしまい、その状態で外出するのもイヤなのでシャワーを浴びたのですが、そこでお風呂の洗剤を切らしてしまったことを思い出しました。

そこで思い出したのが、昔読んだヨーロッパに嫁いだ日本人女性の本の内容でした。

どこの国に嫁いだのか忘れてしまったのですが、その国では日本のように様々な箇所に合わせた専用洗剤を使う習慣がなく、食器もお風呂も車もトイレも全て同じ洗剤で洗っていたという驚きの内容でした。

その事を思い出し、思い切って食器用洗剤でお風呂掃除をしてみました。

食器用洗剤でお風呂掃除!

結論から言ってしまうと、食器用洗剤でも全く問題なくお風呂掃除できてしまいました

ちょうどお風呂掃除用の洗剤の容器が空だったので、水ですすいでから少量の水と食器用洗剤を数滴たらして軽くシェイクしました。

それを普通のお風呂用の洗剤として使ってみると、全く問題なく掃除できました。

流石にお風呂掃除の専用の洗剤ほどの泡立ちはありませんでしたが、そもそも食器洗用洗剤の泡立ちは良いので、スポンジで擦っているうちにどんどん泡だっていきました。

食器用洗剤は泡切れもいいので、お風呂掃除に利用しても何も問題を感じませんでした。

一部の食器用洗剤には香りがついている物もあるので、多少は影響があるかも知れませんが、私が使用していたのは普通のタイプだったので、香りが残るようなことも一切ありませんでした。

なんだかこの出来事が拍子抜けしてしまい、「専用洗剤って何なんだ?」と考える事になりました。

専用洗剤はいらない?

食器の汚れとお風呂の汚れと車の汚れとトイレの汚れの成分は同じではないので、それぞれの汚れを落としやすい専用洗剤があるのは理解できるのですが、そもそも洗剤の主な成分は石油ベースの界面活性剤です。

汚れに合わせて酸性、アルカリ性、中性などありますが、よほど頑固な汚れでもない限り、食器用洗剤のような中性洗剤で事足りるのかも知れません

そもそも洗剤が汚れを落とすメカニズムというのは、きめ細かな泡が汚れの間に入って浮かしてくれるからであり、よほど頑固な汚れでもない限り、洗剤の成分や特性はそれほど重要な事ではないのかも知れません。

各社様々なオリジナルの専用洗剤を販売していますが、洗浄成分の差というよりはパッケージや香りや使い勝手の差が大きいものです。

お風呂掃除専用の洗剤の中には、きめ細かな泡のおかげで「擦らなくても汚れが落ちる」といった感じの便利そうな洗剤もありますが、あれは特別な洗浄力があるわけではなく、泡が動かないように粘り気を持たせているだけです。

きめ細かな泡が留まってさえいれば、勝手に界面活性剤が働いて汚れを落としてくれます。

これは洗顔に気をつかう女性であれば、力強く顔を擦らずともきめ細やかな泡で優しく包み込むだけで、汚れが綺麗に落ちるのがイメージできるのではないでしょうか。

洗顔フォームの良しあしというのは、泡立ちの良さだったり、香りだったり、保湿成分だったり、パッケージのデザインといった洗浄成分以外の要素で決まるのではないでしょうか。

それが悪いと言いたいわけではないのですが、人によっては香料や防腐剤のせいで肌に悪影響があるかも知れません。

お風呂場のように温度や湿度が高い環境でシャンプーの中身がカビないのは、殺菌剤や防腐剤が含まれているからです。

敏感肌の人だと昔ながらの余計な成分が入っていない純石鹸を、洗濯ネットなどで泡立てて使用している事が多いように、シンプルな石鹸の方が余計なリスクが少ない傾向があります。

特定の箇所の汚れ落としに特化した専用洗剤が悪いわけではありませんが、よほど頑固な汚れでなければ食器用洗剤のような中性洗剤だけで事足りる箇所は多いのかも知れません。

中性の食器用洗剤は野菜を洗うのも使えるぐらいなので安全性が高いですし、少量でも泡立ちが良くすすぎも良いですし、何といっても価格が安いので、かなり万能な洗剤なのかも知れません。

擦らなくても泡が留まってくれる専用洗剤ほど楽ではないかも知れませんが、お風呂場全体をスプレーするとなると相当な量になってしまうので、ブラシやスポンジで軽く擦りながら伸ばしている人も多いのではないでしょうか。

この手間が煩わしい人にとっては、コストが掛かってでも専用品に頼った方が良いのだとは思いますが、ちょっとした手間を掛けるだけで解決できる問題です。

少量で泡立ちも良くて価格も安くて安全性の高い中性の食器用洗剤というのは、あらゆる掃除に使えるのかも知れません。

食器用洗剤の使い道

そこで改めて食器用洗剤の活用法について調べてみると、当たり前のようにお風呂掃除が紹介されていました

そのほかにもトイレやコンロの掃除にも向いているそうです。中性なので基本的にあらゆる汚れを落とすことが出来るようでした。

さらに窓掃除や壁紙の拭き掃除にも向いているそうです。食器用洗剤の原液をかなり薄め、硬く絞った雑巾で拭くだけで良いそうです。

他にもYシャツなどの襟や袖に染み付いた皮脂汚れに食器用洗剤の原液を塗って軽く揉み洗いをし、その後に普通に洗濯機で回すだけで綺麗に皮脂汚れが落ちるとありました。

さっそく試してみると、見事に綺麗になってくれました。

このような襟や袖の皮脂汚れを落とす専用の洗剤も売られていますし、スプレーで泡で出てくるものもあるので使い勝手は良いと思いますが、そもそも洗剤が汚れを落とすメカニズムに大きな違いがあるわけではないので、食器用洗剤だけで代用できるのかも知れません。

もちろん頑固な汚れであれば、専用洗剤の方が効率が良いとは思いますが、小まめに掃除をしている箇所であれば、中性の洗剤の方が余計なリスクもなくて良いのだと思います。

そもそも今までの私も固形石鹸を襟や袖の黄ばみに擦りつけて代用していました。これの良いところは漂白剤と違って手が荒れないので、ゴム手袋なしで簡単に揉み洗いできることです。

私は数年前からノーシャンプーノー石鹸の生活をしているので、余っていた固形石鹸を襟や袖に擦りつけていたのですが、それも最後の一つとなってそろそろ購入しようと考えていたのですが、食器用洗剤で代用できたので嬉しくなりあした。

参考ノーシャンプー脱石鹸の体験記

お風呂場の汚れは人間の皮脂汚れだけでなく、石鹸やシャンプーのカスが原因でもあるので、それらを使用しなくなると頑固な汚れも少なくなったように感じています。

流石にカビのようなものまで落とせるとは言いませんが、普段のお風呂掃除なら食器用洗剤のような中性洗剤で十分に代用できるものです。

まとめ 食器用洗剤は安い!

当ブログでは以前に電気ケトルをクエン酸で掃除する方法を紹介したことがあるのですが、

参考電気ケトルをクエン酸で簡単洗浄

そもそも電気ケトル専用の洗剤の成分がクエン酸だけの物が多く、専用の洗剤だと一回の掃除に90円ほどかかる計算になったのですが、100円ショップに売られているクエン酸だと6回分の量に相当し、一回の掃除が16円ぐらいで出来てしまいます。

専用の洗剤だと容量を計る手間がない分、楽ではあるのですが、節約という意味では一般的に売られているクエン酸を使用した方が圧倒的にお得になります。

お風呂の掃除専用の洗剤にも同じような印象をもちました。お風呂掃除専用洗剤も詰め替えパックを利用すれば、それほど高いものではありませんが、同じような価格帯でも食器用洗剤はかなり濃縮されているので、一度の洗剤の使用量は圧倒的に少なく済みます

食器用洗剤にもお得な詰め替えパックや大容量の物が売られているので、それを家中の掃除に利用すれば、かなりの節約になるのではないでしょうか。

流石にトイレにこびりついた頑固な尿石を落とせるとは言いませんが、日頃から小まめにトイレ掃除をしていれば、そもそも頑固な汚れなどないはずです。

掃除のプロであれば専用洗剤で効率良く時間を掛けずに掃除をする必要もありますが、一般家庭であればそれほど効率を重視する必要もないですし、頑固な汚れになる前に対処していれば、洗浄力がそれほど強くない中性の食器用洗剤で十分なのだと感じています。

ちなみに私は以前から食器洗い用のスポンジでお風呂掃除をしています。その理由は単純で食器洗い用のスポンジが激安だからです。

参考食器洗い用のスポンジの交換時期は?

お風呂掃除専用のスポンジは一つでも100円以上しますが、私が食器洗い用のスポンジを購入している激安スーパーのトライアルでは、5つ入りで68円(しかも税込み価格)で売られています。

参考トライアルは節約家の強い味方!

食器のような傷つけてはいけない物を洗うのに優れているスポンジであれば、お風呂場を傷つける事もありませんし、薄いだけに蛇口の隙間や排水溝の掃除もしやすいので、むしろ向いていると感じています。

特に排水溝の掃除は大きなお風呂用スポンジだと擦りにくいですし、一発でダメになってしまうので、薄くて激安の食器洗い用のスポンジの方が相性が良いです。

お風呂掃除に限ったことではありませんが、用途に合わせた様々な専用洗剤が売られており、効率や使い勝手という意味では優れているとは思いますが、それらを全て揃えるとなるとお金やスペースが奪われてしまいますし、管理する手間も増えてしまいます。

掃除のプロだと時間を掛けてしまうと人件費の方が割高になってしまうので、効率の良い専用洗剤は理にかなっていますが、一般家庭であれば多少時間が掛かったところで大きな問題ではありません。

料理でも基本的な調味料を抑えておけば様々な料理に対応できますが、回鍋肉専用の調味ソースや八宝菜専用の調味ソースなどをいちいち揃えていると、お金もスペースもどんどん奪われてしまいます。結局は管理しきれなくなって賞味期限が切れてしまうかも知れません。

一方で中華味の万能調味料というものであれば、よくある調味料と組み合わせるだけで多くの中華料理に対応できてしまいます。流石に中華料理専門店のような味になるとは言いませんが、一般家庭の料理であれば十分ではないでしょうか。

完璧な状態を目指す人には向いていないかも知れませんが、ほどほどのレベルで良いという人であれば悪い選択肢ではないように、中性の食器用洗剤でも家中の様々な箇所の掃除に利用できるので、専用洗剤を購入する前に試してみてください。

何といっても食器用洗剤は安いですし、食器に使うほど安全性も高いですし、少量でも泡立ちが良いのでコスパ抜群の洗剤です。

お風呂用の洗剤も詰め替えパックを利用すれば、それほど高いわけでもないので、食器用洗剤で代用したからといって大きな節約になるとは言いませんが、切らした時は試してみてください。

使い勝手の良い専門品が悪いとは言いませんが、たまにしか使用しないようなものだと、管理する手間やスペースの問題の方が上回ってしまうので、上手く他のもので代用できない考えてみてください。

追記

現在の我が家の中にある洗剤は、洗濯用の粉末洗剤と食器洗いの洗剤の二種類だけになりました。

お風呂掃除だけでなくトイレ掃除も食器用洗剤を使っていますし、車の洗車にも使用しています。泡立ちが良くて何も不満は感じません。

参考洗濯洗剤を節約する方法

ただ私は重曹やクエン酸を所有しているので、それらを組み合わせて専用洗剤のような使い方をする事があります。

専用洗剤の多くは酸性やアルカリ性の汚れに合わせて中和する役割があるので、酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹だけで、かなり対応出来てしまいます。

といっても小まめに掃除をしていれば、頑固な汚れになるわけではないので、それらもたまにしか利用していません。

日頃の掃除を怠って頑固な汚れになってしまうと、専用の洗剤でないと落ちなくなるかも知れませんが、日頃から小まめに掃除をしている箇所であれば、価格の安い食器用洗剤で代用しても大抵は問題ないものです。

シンクやガス台の五徳の汚れなども問題なく落とせていますし、トイレのタンクの中にも時々数滴垂らして掃除しています。水を流すだけで勝手に泡だって掃除してくれますよ。

強力な専用洗剤ほど使い所を誤るとリスクになる事もあるので、中性に食器洗い洗剤は本当に素晴らしいなと感じています。

それほど洗浄力が強くない中性洗剤だからこそ、家中の様々な箇所の掃除に利用できるので、専用洗剤を購入する前に試してみてください。

単純に節約になるだけでなく、余計な物が減ってスッキリとしてくれますよ。

コメント

  • 食器洗い用の洗剤は少量で泡立ちが良いので
    コスパという意味では最強なのかも知れませんね

    最近のは除菌できるタイプもありますし
    付け置きを活用する事でさらなる代用方法がありそうです

    by 匿名 €

  • どんな汚れでも泡立てるがポイントですよ。100均で売られている生クリームのホイップを簡単につくれるグッズがあると、どんな洗剤でもフワフワの泡になって洗浄力が増してくれますよ!

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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