節約はレジャー!

ヤカンや電気ケトルに余ったお湯を捨てずに活用しよう!

ヤカンや電気ケトルに余るお湯

ヤカンや電気ケトルでお湯を沸かした時に、お湯が余ってしまうことがあると思います。

一杯のインスタントコーヒーを飲むためであれば、先にコーヒーカップに水を入れて適量を計ってからお湯を沸かすこともできますが、ドリップコーヒーを抽出する場合は少し多めのお湯を沸かす必要があるので、しばしばお湯が余ってしまうものです。

直ぐにまた別の用途でお湯を沸かすのであれば、そのまま余ったお湯を利用できますが、ヤカンや電気ケトルの中で半日ぐらい放置してしまうと雑菌が繁殖してしまったり、ヤカンの成分や電気ケトルのプラスチックの成分が溶け出してしまうこともあります。

なので余ったお湯をそのまま放置するべきではありません。

そこで今回はヤカンや電気ケトルに余ったお湯を有効に活用する方法を紹介します。そのままお湯を流しに捨てるのではなく、無駄なく活用して節約につなげましょう!

余ったお湯の使い道

余ったお湯の使い道として最もおすすめなのが、「熱湯消毒」をすることです。

本格的に雑菌を死滅させるような場合だと、それなりに時間を掛ける「煮沸消毒」が有効なのですが、少量の余ったお湯でもちょっとした雑菌の殺菌には有効なので、予防として有効活用する事ができます。

特に水回りに使用するものはカビや雑菌が繁殖しやすいので、定期的に余ったお湯で殺菌してあげましょう。

1 歯ブラシ

私がよく余ったお湯を活用するのが「歯ブラシ」です。

歯ブラシの交換時期については色々なことが言われていますが、実はブラシとして問題がなくても雑菌が大繁殖していることがあります。

特に隙間が少ない極細毛の歯ブラシほど水分が乾燥しにくいので、雑菌の温床になってしまいます。

なのでヤカンや電気ケトルに少量のお湯が余ったときに、さっと歯ブラシの熱湯消毒に活用しています。歯ブラシであれば少量のお湯で済むので相性が良いです。

ちなみに多くの歯ブラシにはナイロンが使用されており、熱湯をかけると元の形に戻ってくれるという特徴があります。

流石に新品のような硬さに戻るわけではないのですが、毛先が開いてしまった歯ブラシの寿命を少しだけ延ばしてくれます。

歯ブラシの毛先の太さにもよるのですが、超極細毛だと一時的に見た目は良くなっても直ぐにダメになってしまうのですが、比較的太い歯ブラシだとお湯で結構な硬さが戻ってくれるので、かなり寿命が延びてくれます。

ただあくまでも熱湯で雑菌を消毒することがメインなので、あまり極端な期待はしないでください。質の悪い歯ブラシを使用し続けて虫歯になってしまっては元も子もありません。

歯ブラシにお湯をかけて熱湯消毒をする場合は必ず毛先が下になるようにしてください。毛先が上だと持ち手にお湯が垂れてきて火傷してしまいます。

2 他のブラシ

ヤカンや電気ケトルに余ったお湯が少量の場合は歯ブラシぐらいにしか使えないのですが、それなりの量のお湯が余った場合は、より大きなブラシの熱湯消毒に活用できます。

お風呂掃除に使うブラシやトイレのブラシなどです。

ただお風呂場は熱湯に強いのですが、トイレの陶器に熱湯を流してしまうと割れてしまう可能性があるので気をつけてください。私は家の外で熱湯消毒をしています。

その後はしっかりとブラシを振って水分を飛ばして乾燥させてください。この乾燥があまいと雑菌が繁殖しやすいので気をつけてください。

3 まな板の消毒

まな板というのはどうしても包丁のキズが付いてしまうので、隙間に雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。

キッチンハイターで消毒したり、最近だと台所洗剤を付け置きしてい消毒する事もあるのですが、ヤカンに余った熱湯をかけるだけでも熱湯消毒をする事が可能です。

理想を言えばたっぷりのお湯で隈なく熱湯をかける事ですが、キズが多い箇所だけでも余ったお湯を掛ける事でリスクを減らせるので意識してみてください。

4 お風呂場のカビ

お風呂場のカビを死滅させるのにもお湯は有効です。

NHKのガッテンでの実験では、お風呂場のカビに50度のお湯を5秒間当て続けると、完全にカビを死滅させることができると紹介されていました。

より高温の方が死滅効果が高いのですが、お風呂場にはゴムなども使用されているので、沸かした直後の熱湯は避けた方が無難です。

あまり難しく考えなくてよいのですが、ヤカンや電気ケトルに余ったお湯を少し放置し、湯気が出なくなっていれば程よい温度なので、お風呂場のカビが気になる箇所に少しずつかけて殺菌することができます。

お風呂掃除を怠るとピンク色のカビが生えてしまうものですが、私はお風呂場の排水口に余ったお湯を注ぐようになると、ピンクのカビとは無縁になりました。

参考効率の良いお風呂掃除の手順とは?

もちろんキッチンの雑菌対策としても有効なのですが、キッチンは何かと茹で汁などで熱湯が触れる機会があるので、余ったお湯は他の箇所に活用した方が良いと感じています。

5 油汚れ

キッチン周りの油汚れを落とすのにも余ったお湯は効果的です。

頑固な油汚れがある箇所にキッチンペーパーをあて、少量のお湯を垂らして放置すると油汚れが浮いてくれます。

キッチン周りだと洗剤残りが気になるだけに、お湯の方が相性が良い事も多いはずです。

本格的にキッチン周りを掃除するのであれば、大量のお湯を用意したほうが効率的ですが、日ごろからそれなりに掃除している家庭であれば、頑固な汚れは一部だけだと思うので、少量の余ったお湯だけで解決できる事が多いはずです。

6 雑草対策

雑草対策にも熱湯消毒は効果的です。

雑草を手でむしっても根っこが残るとまた生えてくるのですが、熱湯消毒だと根っこまで死滅させることができます。

ただそれなりにお湯の量が必要なので、少量のお湯が余っただけだと厳しいかも知れません。

間違えてお湯を大量に沸かしてしまった場合など、そのまま捨てるのではなく有効に雑草対策として活用してください。

7 洗濯機の洗剤入れ

洗濯機に液体洗剤や柔軟剤を入れるポケットの掃除にも、少量の余ったお湯が活躍してくれます。

固まった洗剤カスが溶けて綺麗になったり、拭きとれない隙間に貯まった繊維カスに発生した雑菌を死滅させる事ができます。

洗濯機も熱湯だとダメージを受けてしまうかも知れないので、湯気が出なくなるぐらいまでは冷ました方が良いかと思います。

定期的に洗濯槽クリーナーなどを使用している家庭は多いと思いますが、以外と洗剤入れの隙間などにも汚れが貯まっているので、定期的に拭き取ったりお湯を流して綺麗にしてあげましょう。

参考コスパの良い洗濯槽の掃除方法

まとめ 余ったお湯は放置しない!

ヤカンや電気ケトルに余ったお湯を一晩でも放置してしまうと、雑菌が繁殖するだけではなく、金属のヤカンの成分やプラスチックの電気ケトルの成分が染み出してしまうこともあります。

また徐々に水分が蒸発することで、水道水に含まれている塩素などの成分が残ってしまうこともあります。

一日に何度もヤカンや電気ケトルを使用する家庭であれば、水をつぎ足しながら使用しても問題はありませんが、放置する時間が長くなるのであれば、余ったお湯は素早く処理した方が衛生的に良いので意識してください。

電気ケトルだと外からでも水量が分かる物が多いので、極端にお湯を余らせてしまう事は少ないと思いますが、使用後に蓋を閉じたままだと蒸気が蓋の裏に付着して水滴になって残ってしまうので、使用後はしっかりと内側を乾燥させてあげましょう。

ヤカンでも内側にメモリがある物も多いので、節約という意味でも無駄な光熱費にならないように意識してほしいと思います。

それでもお湯が余ってしまった場合は、今回紹介した方法で無駄なく活用してみてください。

少量のお湯であればキッチン周りの頑固な油汚れにキッチンペーパーでパックして浮かせたり、歯ブラシの熱湯消毒がおすすめですし、洗濯機の洗剤入れの掃除もおすすめです。

それなりの量のお湯が余った場合は、大きなブラシの熱湯消毒に活用したり、お風呂場のカビを死滅させるのがおすすめです。

ただし、火傷には十分に注意してください。あくまでも自己責任でお願いします。

最後に余ったお湯をヤカンや電気ケトルそのものの掃除に活用する方法を紹介します。

それについては別のところで詳しく紹介しているのですが、

参考電気ケトルをクエン酸で簡単洗浄!

クエン酸があると簡単に水垢を分解することができます。ヤカンや電気ケトルに染み付いている水垢というのは、水道水に含まれているミネラル成分なので、害があるわけではないのですが、何層にも重なってしまうと熱伝導効率が悪くなって余計な光熱費が掛かってしまうので、定期的に掃除をするようにしましょう。

この掃除に利用したクエン酸水もお風呂やトイレの排水溝に流す事でさらなる活用が可能なので、無駄なく活用して日頃の掃除を楽にしてみてください。

クエン酸は一つあると何かと便利ですよ。重曹と組み合わせることでさらに活躍の場も広がるので、様々な専用洗剤を購入せずとも対処できてしまいますよ。

コメント

  • 本当の節約家は余るほどお湯を沸かさないと思うのですが・・・

    by 匿名 €

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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