水切りカゴの機能
少し前にテレビで高機能な水切りカゴの特集が組まれていました。
私は男の一人暮らしということもあり、水切りカゴの機能について考えたこともなかったのですが、最近の水切りカゴは見た目も美しく、さらにお皿の収納のしやすさや水はけも良くなっているようでした。
私は100円ショップで購入したプラスチックの水切りカゴを、何の疑いもなく長年使用していたのですが、水切りカゴは構造(シンクの上に設置、もしくは内側)によって乾燥する時間も違うのだそうです。
確かに考えてみれば、シンクの内側に設置する水切りカゴだと風が当たりにくく、シンクから蒸発した湿った空気の影響も受けるのも頷けます。
以前に食器洗いのスポンジの交換時期の考察をしたことがあるのですが、
こちらでもシンクの内側にスポンジ置きを設置すると、乾燥が遅くなって雑菌が繁殖しやすいと紹介していました。
同じことが水切りカゴにも当てはまると考えると、水切りカゴの買い替えをしたくなりました。
水切りカゴの種類
テレビでも様々なタイプの水切りカゴが紹介されていたのですが、ネットで売れ筋の水切りカゴを見ていると、より多くのバリエーションが豊富で驚きました。
シンクを縦にまたぐタイプの水切りカゴは一般的ですが、高さを設けて横にまたぐタイプの水切りカゴ(⇒)には驚きました。相当シンクのスペースを有効活用できそうです。
水切りカゴのベストな大きさは家族の多さによって変わりますし、扱う食器の種類や量でも変わります。さらに食洗機がある場合なども考慮する必要があります。
私の場合はそれほど大型の水切りカゴは必要なく、コンパクトなサイズを探していたところ、ホントにシンプルなモノ(⇒)が見つかりました。
全くカゴの要素がないこれを水切りカゴと呼んでいいのかは微妙ですが、これだと食器の水分の乾燥が早いだけではなく、水切りカゴそのものの掃除も凄く楽だと思い購入してみました。
コンパクトな水切りカゴのデメリット
正直に言いますと、始めはコンパクト過ぎて後悔しました。
いつものように食器を洗うとまるでスペースが足りません。お皿を立てられないので、想像以上に使えませんでした。
私はモノ離れが良い方で、100円ショップで購入したプラスチックの水切りカゴは直ぐに処分していたので既にありません。
どうしようかと考えた結果、仕方がないので洗い物を貯めこまないようになりました。
コーヒーを飲んだ後に空になったコーヒーカップをキッチンに持っていく度に、必ず洗うようになりました。
始めはこれも煩わしいと思っていたのですが、いざやらざる負えない状況になると、意外と快適だと感じるようになりました。
冬の冷たい水道水で洗い物をするのは大変ですが、カップ一つを洗う時間はすすぎを入れても一分もかかりません。冷たい水に手が慣らされる前に終わってしまいます。
そしてまたコーヒーを飲みたくなった時に、別のカップを使用する必要もなくなり、同じ食器ばかりを使うヘビーローテーションが可能になりました。
今まで二つのコーヒーカップを使用していたのですが、その内の一つを手放すことができました。
悩みの種の解消
以前にメンタリストDaiGoさんの本を紹介したことがあるのですが、
実はこの本の中でも食器をキッチンに持っていった時に、直ぐに洗うテクニックが紹介されています。
その理由は、人は一日の中で様々な決断を迫られているのだそうです。わかりやすい大きな決断だけではなく、ちょっとした小さな決断が山積みになっています。
特に時間が少ない朝方は決断の連続です。時計を見ながら食事をしたり洋服を選んだりと、脳は無意識にでも小さな決断をし続けています。
この決断をする度に脳は消耗していきます。無意識に積み重なっていきます。
大事ことをしっかりと考えて決断を下すことは大切ですが、様々な日常の何気ない行動にその力を使ってしまうと、大事なことにまで影響を与えるということです。
日常の小さな決断を少なくする例として、食器はキッチンの運んだ時に洗ってしまう習慣が紹介されていました。
一般的には食器が貯まってから洗った方が効率が良いと考えますが、食器がシンクに積み重ねられる度に脳はその都度決断を迫られて疲労していきます。
その疲労が集中力を奪うことになるので、「キッチンの食器を運ぶ=洗う」を習慣(無意識)にしてしまうと、脳が判断する機会が減るので疲れにくくなります。
似たような例だと同じ洋服で揃えたり、セットの必要ない髪型にするようなことです。毎朝の些細な決断から解放されます。
と言った感じで本を読む限りでは納得できるのですが、いざ行動にうつせるかと言うと、なかなか難しいものです。
それが水切りカゴをコンパクトにするということで、思わぬ形で実現してしまいました。
そして実際にそのメリットの凄さを実感しています。本当に疲れにくくなりました。
私の場合は必要の迫られて行動を変えたわけですが、集中力がアップするというメリット(余計な疲労感の減少)をすごく実感しています。
まとめ コンパクトの凄さ
大は小を兼ねると言いますが、必要以上に大き過ぎることにはデメリットもあります。
例えば車は大きくなるほど燃費が悪化しますし、洗車をする手間も増えます。
家が大きくなれば冷暖房費もかさみます。しかも冷暖房の効果が出るのにも時間がかかります。もちろん掃除も大変になります。
本当は大きなモノが欲しいのに、小さなモノしか買えないというと悲壮感が漂いますが、積極的にコンパクトなモノを選ぶという生活スタイルには、決して悲壮感はありません。
同じような収入でも仕方がなく節約をしていると感じている人と、あえてシンプルなライフスタイルを選んでいるという人では全く印象は違います。
たかが水切りカゴの大きさだけでも、この違いは感じられるものです。
コンパクトだと掃除も楽です。これも凄く大きなメリットだと感じています。
ちなみにミニマリストの意見を調べて見ると、水切りカゴを使わないという凄い方もいました。食器を洗った後は直ぐにふきんで拭いて収納するのだそうです。
私はふきんで食器を拭く習慣がないので、やはりコンパクトでも水切り籠があった方が便利かなと判断しています。
水切りカゴに限った話ではないですが、背負うモノが少なくなると行動しやすくなります。
肩の荷がおりると身体は軽くなります。健康にも関係してきます。
本当に大切モノをしっかりと背負って行動をする為にも、どうてもいいモノは積極的におろすように心がけてください。
もちろん水切りカゴの大きさに正解があるわけではありません。家族構成や料理の種類によっても違います。
だからといってろくに考えもせずに、必要以上に大きくしてしまうと余計な荷物まで背負うことになるので気をつけてください。
これは便利な収納グッズにも言えることです。
スカスカの本棚をキープできる人は滅多にいません。そこにスペースがあると詰め込みたくなるのが人間です。たとえ二度と読むことがないであろう本でも、取り敢えず詰め込んでしまいます。
無理に水切りカゴをコンパクトにする必要はありませんが、日頃から無駄な荷物を積極的におろすように心がけていると、本当に必要な荷物の量は今のリュックサックよりも、ひと回り小さくても十分だと気がつくかも知れません。
すると本当に必要な荷物を運ぶスピードが上がります。たとえ転んだとしても起き上がるのが容易になります。
背負うものが多いと転んだ時のダメージも大きいものです。
何が本当に大切なモノなのか、必要なモノは何なのか、よく意識してみてください。
それになるべくモノを少なくしておいた方が、大切なモノを直ぐに取り出せます。探す手間も省けます。
無駄な荷物を運ぶ為に体力や脳(無意識な決断)を使わないでください。それらが大きな足かせになっているかも知れません。
私の場合は水切りカゴをコンパクトにし過ぎた結果、想像以上に荷物をおろすことに成功しました。そしてその生活に今では満足しています。
これは水切りカゴに限った話ではありませんが、あなたが必要以上に抱えているモノがないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
またその必要だと思っている基準が本当に正しいのか、改めてよく観察してほしいと思います。必要だと思わされているケース(十分過ぎる保険等)が意外と見つかるものですよ。
誰かに押し付けられた基準ではなく、あなたにベストな基準を見つけてください。
想定以上に無駄なモノを手放すことができると、想像以上に身体が軽くなりますよ!
コメント
自称ミニマリストですが水切りカゴは盲点でした。参考にしたいと思います。ありがとうございます。
by 匿名