バスタオルは本当に必要か?
多くの人が当たり前にお風呂上りにバスタオルを使用しているものですが、私は数年前からバスタオルを手放しています。
バスタオルを手放したきっかけは、思い切って購入した高級バスタオル(5000円!)から、生乾きの匂いが発生してしまったからです。
あの時のショックは相当大きかったです・・・。
そもそも何故に節約家である私が高級なバスタオルを購入したのかというと、ある成功者の本の中に、
「最高級の物に触れると人として成長します。まずは実感しやすい最高級のバスタオルから試してみてください。人生が劇的に変わります!」
といった内容があり、当時の私は「そういうものなのか~!」と思い切って購入してみたのですが、その高級バスタオルから一週間も経たずに生乾きのイヤな匂いが発生してしまいました。
あまりのショックに何とかしようと、たっぷりの洗濯洗剤でもみ洗いしてみたり、熱湯で殺菌消毒してみたり、漂白剤でつけ起き洗いをしてみたりしたのですが、結局その高級バスタオルの生乾きの匂いは取れず、泣く泣く処分することになりました。
ちょうど梅雨時に試したのも悪かったのかも知れません。
そのことがあまりにも悔しく「もうバスタオルなんていらない!」と、普通のタオルでお風呂上りに身体の水分拭き取っていたのですが、そこで思わぬメリットを感じることになり、現在では全くバスタオルの必要性を感じなくなりました。
そこで今回はバスタオル手放すことで得られる3つのメリットについて紹介します。当たり前に使用している人も多いバスタオルですが、必ずしも全ての人にバスタオルが必要だとは限りません。
バスタオルを使用する事が悪いというわけではないのですが、意外と多くの人が何となく使っているだけで、余計な家事が増えてしまっているかも知れません。
今すぐバスタオルを手放せとは言いませんが、一度しっかりと自分の生活に本当に必要なのか考えてみてほしいと思います。人によっては無理なくバスタオルを手放せるかも知れません。
1 収納スペース
バスタオルは通常のタオルに比べてかさばります。特に良質で高級なバスタオルほどフカフカで場所を取ります。
毎日バスタオルを交換するという家庭だと、専用の収納スペースを確保しているのではないでしょうか。私はバスタオルを手放すとことで、この収納スペースに大きな余裕が生まれました。
家族が多かったり、脱衣所のスペースが限られている家庭ほど、バスタオルを手放すメリットが大きくなります。
2 乾燥時間
お風呂上りの身体に付着した水分を拭き取るバスタオルを普通のタオルに替えると、使用後や洗濯後の乾燥時間も圧倒的に早くなります。
バスタオル専用のハンガーを使用すれば生地が重ならないように干すことも出来ますが、やはりそれなりのスペースが必要です。
普通のハンガーでは工夫をしないとバスタオルが折れ曲がって重なってしまうので、どうしても湿度の高い梅雨時は乾燥が遅くなり、生乾き臭といった悪臭の原因となってしまいます。
一方で普通のタオルであれば、この乾燥時間が圧倒的に早くなります。普通のハンガーを二本がけにして重ならないようにすれば完璧です。わざわざバスタオル専用のハンガーも必要ありませんし、余計な物を所有せずに済みます。
普通のタオルだと身体の水分を十分に拭き取れないと思われるかも知れませんが、これにはちょっとしたコツがあります。
それはお風呂から上がる前に、素手で身体の水分を切ることです。
当ブログでは以前に、お風呂掃除を簡単に済ませる方法として「水切りワイパー」を紹介したことがあるのですが、
人間の身体の水分もお風呂上りに素手であらかたの水分を切ることで、バスタオルで拭き取る水分量を大幅に減らす事ができます。
これをやるとやらないでは全然違うので、現在バスタオルを使用している人でも、ぜひ試してみてください。使用後の乾燥までの時間が劇的に早くなると思います。
髪の長い女性はお風呂から上がる前に髪の水分を絞ることが当たり前だと思いますが、髪の短い男性でも手であらかたの髪の水分を切ることができます。もちろん身体に付着している水分も手が届く範囲であれば、大半の水分を切ることができます。
背中の水分を切るのにはコツが要りますが、慣れてくるとストレッチにもなるので試してみてください。バスタオルに比べて吸水量が少ない普通のタオルでも、しっかりと素手で水分を切るだけで事足りる人は多いはずです。
きちんと計測したわけではないのですが、私の体感ではタオルが吸収する水分量が3分の1ぐらいになっていると感じています。
3 洗濯
そしてバスタオルを手放した事で一番大きなメリットは、何といっても洗濯物が少なくなることです。
高級でフカフカなバスタオルほどかさばるので、数枚のバスタオルを洗濯するだけで洗濯機の容量が一杯になってしまいます。
家族構成にもよりますが、洗濯の手間や回数を大きく減らせるのがバスタオルを手放した一番のメリットだと感じています。
洗濯機に乾燥機能があれば関係ないかも知れませんが、乾燥時に消費される電気代というのはバカになりません。
普通の洗濯をした時に掛かる電気代はメーカーにもよりますが、10円未満で済みます。一方で乾燥機を使用すると60円ぐらい余計に電気代が掛かります。
乾燥機能は湿度が高い梅雨時や急ぐ時には便利なものですが、節約という意味では頼り過ぎるのも問題ですし、衣類を傷める原因にもなってしまいます。
家族が多くて毎晩のようにバスタオルを洗濯して乾燥機を使用するとなると、単純計算で月額で1800円、年間だと21600円もの電気代になってしまいます。
バスタオルの為だけに乾燥機能を使っているような家庭であれば、干すのが楽で乾くのも早い普通のタオルに変えるだけで、かなりの手間の削減と節約効果が期待できます。
普通のタオルのメリット
流石に髪の長い女性だと普通のタオル一枚だけでは厳しいかも知れませんが、それでも大きなバスタオルを使うよりも普通のタオルを二枚使うほうが、洗濯や収納スペースにメリットがあります。
美容室で髪を洗ってもらった後でも、大抵は普通のタオル一枚で収まるのではないでしょうか。
冒頭で紹介した成功者のように高級なバスタオルを使うことで良質な物に触れ、人として成長することもあるのかも知れませんが、私は失敗から学ぶことで成長することが出来ました。
確かにフカフカの高級バスタオルは肌触りが良く、吸水性も抜群で使い心地は素晴らしかったです。
そのような一流の物だからこそ、機能性(吸水性)が高いだけに乾燥も遅く、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあることに気がつくことが出来ました。
高級バスタオルが悪いわけではありませんが、それらにもデメリットがありますし、安物ならではのメリットもあるものです。薄手の普通のタオルでも、手で身体や髪の水分を切れば、しっかりと役割を果たしてくれます。
もし雑菌が繁殖したとしても、さっさと買い替えられるので経済的な負担にもなりません。
と言っても、薄手のタオルは良い意味でペラペラで直ぐに乾燥するので、生乾きの匂いに悩まされたことは一度もありません。結果的に凄く長持ちしています。
バスタオルの中にも「乾燥が早い」と謳っているタイプもあるので、「普通のタオルなんかありえない」と思う人は、そのような速乾タイプを選ぶのも良いとは思いますが、やはり普通のタオルの方が干しやすさや州のスペースという意味ではメリットが大きいので、手放す事を検討してみる価値があるのではないでしょうか。
他にも普通のタオルと幅は変わらずに長いスポーツタオルやフェイスタオルといった選択肢もあるので、人によってはそれらの方が洗濯がグッと楽になるかも知れません。
自分にとって最適なタオルの大きさを見つける為にも、まずはお風呂上りに素手で身体の水分を切るようにしてみてください。想像以上にバスタオルが濡れなくなるので、もしかしたら私のように「バスタオルなんかいらない」と無理なく判断できるかも知れません。
まとめ 常識は非常識?
全ての人に「バスタオルは必要ない!」とは言いませんし、「今すぐバスタオルを捨てろ!」とも言いませんが、お風呂から上がる前に身体の水分を切るというちょっとした習慣を意識するだけでも、随分とバスタオルが吸収する水分量が変わるので、まずはこの習慣から意識してみてください。
慣れるほどの身体の水を切るのも上手くなっていくので、想像以上にバスタオルの吸収力が必要なくなっていくものですよ。
髪の長さや身体の大きさは人それぞれ違うので、誰もが普通のタオル一枚だけで十分とは限りませんが、それでも大きなバスタオルではなく、普通のタオルよりも少し長いスポーツタオルやフェイスタオルぐらいで十分かも知れません。
バスタオルのような幅がないので普通のハンガーで干す事が出来ますし、収納スペースも節約できます。誰もが当たり前に使用しているバスタオルですが、意外と多くの人が必要以上の吸収性の為に洗濯や管理の手間が増えてしまっているので、単純に節約という意味だけでなく、改めて最適なサイズを考えてみる価値があるのではないでしょうか。
そもそも銭湯に通う人の多くは、フカフカのかさばるバスタオルは荷物になるので持っていきません。
特に男性の場合は身体を洗うタオル一本だけで済ませる人も多いです。髪の長い女性だとまた少し違うのかも知れませんが、銭湯だと当たり前のことが自宅だと変わってしまっています。
バスタオルを使うということが常識だと思っていると疑う事もありませんが、私のライフスタイルではバスタオルを手放しても全く困らないどころか、メリットだらけで嬉しい発見となりました。
おそらく私と同じようにバスタオルがなくても全く困らないという人も多いと思うので、今回紹介した普通のタオルで水分を拭くメリットを理解し、まずは素手で身体の水を切ることから初めてみてください。その内に自然とバスタオルの必要性を感じなくなるかも知れませんよ。
この考え方が身についていくと、様々なものに応用する事が出来るようになるので、節約も加速していってくれます。
なんとなく長い髪にしていた女性であれば、短めにする事でドライヤーの時間が減ったり、シャンプーやリンスの使用量も節約できるはずです。もちろん長い髪にこだわりがあるのであれば別ですが、ショートカットの方が似合う素敵な女性も多いものです。
ちなみに私はお風呂上りに素手で身体の水を切った後、裸のままお風呂掃除をすることが多いのですが、そこで身体の水分がほとんど自然乾燥してしまうことも珍しくありません。
さらに現在はバスマットも手放しました。身体を拭くタオルをお風呂場の外に出ることなく取れる位置に置いておくだけで簡単に解決しました。
最近は乾燥が早い珪藻土のバスマットなどが人気のようですが、使い続けていくとゴミが溜まって吸水力が落ちたり、雑菌が繁殖してしまう事もあるので、意外と寿命が短い(2年ぐらい)のだそうです。
紙やすりで表面を削る事で復活することもあるそうですが、だったら一般的なバスマットの方が楽かも知れません。
昔から何も疑う事もなく当たり前のように使用していたバスタオルやバスマットでも、ちょっとした習慣を改めるだけで無理なく手放せるかも知れませんし、家事の負担がグッと楽になってくれるかも知れません。
家族が多いと中々理解が得られなくて難しいかも知れませんが、一人暮らしの人であれば難しくないと思うので、身体の水分を切ることから始めてみてください。
普通のタオルなら100円ショップでも売られていますし、何かと貰う機会もあるものです。粗品のペラペラタオルほど乾燥が早いので、むしろ向いているぐらいですよ。
バスタオルに限った事ではありませんが、何となく習慣だけで必要以上の物を選択している事があるので、本当に自分の生活にとって必要な物を見極める習慣をもってください。余計な物を手放すほどフットワーク(行動や判断)が軽くなり、そして本当に必要な物、大切な物にお金を使う事が出来るようになるので、どんどん生活が豊かになっていきますよ。
このような考え方を身につける為にも、バスタオルの必要性と向き合う事は良い機会になってくれると思うので、節約家に限らずに一度しっかりと自分の環境に当てはめて考えてみてほしいと思います。
もちろん考えてみた上でバスタオルの使用感が重要だと感じたのであれば、冒頭で紹介したようなフカフカの高級バスタオルを使用する価値があるのだと思います。何となく選んでしまう事がリスクなのであり、バスタオルが必要な人を否定しているわけではないので、そこは間違えないでください。
あくまでも相性の問題ではありますが、中途半端なこだわり(刺繍や装飾など)のせいで余計な手間が増えてしまっている事があるので、改めて本質と向き合ってみてほしいと思います。
コメント
私もフカフカのバスタオルが匂ってきたので手放しました
それからは安物のバスタオルを使用しています
最近ショートカットにしたので普通のタオルにも挑戦してみます
by 匿名
バスタオルから変な匂いが漂ってくるたびに熱湯で消毒していました、本当に面倒なのでバスタオルを手放すという選択は目から鱗です。
安いペラペラのタオルほど乾燥するのが早いのは実感していたので、さっそく今日からバスタオル替わりに試してみます!
by びーこ
地元の駅伝大会の参加賞がハンドタオルが多く 参加する駅伝も多いため 毎年どんどん溜まるので 数年前からバスタオルは使わず 参加賞のハンドタオルを使用しています。
汚れてきたら新しいものに交換 汚れたタオルは洗車の時に使用して破棄しています!
by 匿名
私もかれこれ30年ぐらいバスタオルは使っていません。ホテルや旅館にあっても習慣で身体を洗ったタオル一枚だけで済ませてしまいます。そもそも必要のないものです。
by 還暦じぃ
バスマットもいらないよね。バスタオルほど洗濯もしないから悪臭の原因になることが多いし。
by 匿名
間をとってスポーツタオルにしてみようかな
by 匿名
確かに銭湯に行く時は普通のタオル一枚で十分だわな・・・習慣って怖
by 匿名