節約はレジャー!

美味しい物を食べたい時は自分と向き合おう!

美味しい物とは?

世の中には美味しい物ランキングのようなものがたくさんありますが、人それぞれ好みが違うように、一概に美味しい物を決めることなど出来ません。

これは当たり前の事ですが、意外と多くの人が自分の基準ではなく、テレビや雑誌やガイドを頼って判断しているのではないでしょうか。

また食品の価格で判断する人も少なくありません。高い物ほど美味しいとは限りませんし、高くなる理由も色々とあります。

例えば希少な食材を使用していたり、都会の一等地に出店していたり、広告宣伝費といったものが価格を吊り上げているケースは珍しくありません。

美味しい物を食べたい時は、自分の心と向き合うのが一番です。あくまでもその時々に食べたいものが美味しいのであり、ラーメン好きの人だとしても、毎日三食続けられるものではありません。

また美味しさを感じる要素というのは、単純に食品の味だけで決まる物でもありません。様々な影響を受けているものです。

美味しさと美味しいと感じるのは別

食品の美味しさを科学的に分析することは難しくありません。食品メーカーは理想的な塩分濃度やうまみ成分などを調節し、実際に美味しい食品を販売しています。

ですが、全ての人が美味しいと感じるわけではありません。普段は美味しいと感じる人でも体調やお腹の空き具合によっては、美味しいと感じなくなるケースがあります。

要するに食品そのものに美味しさの正解はありません。美味しいと感じるかどうかの違いがあるだけであり、誰にとっても美味しい物などないということです。

また美味しさは食品の味だけで決まる問題ではありません。見た目や器の影響を受けることも珍しくないですし、飲食店なら店内の雰囲気や接客によっても印象が左右します。

一流の料理人が最高の食材を手間暇かけて調理してくれた美味しい料理でも、高級なお店の雰囲気に飲まれて緊張している人は美味しく感じられません。

よく通う慣れ親しんだラーメン屋さんでも、たまたまゴキブリを見かけた瞬間に不味くなるかも知れませんし、注文してからトイレに立った時に酷く汚れていると、大好きだったはずのラーメンを食べても満足度が低くなってしまいます。

他にも料理の香りが影響することもあります。風邪をひいていたり、花粉症に悩まされる季節だと、料理の香りがわからなくなるかも知れません。かき氷のシロップは色と香りが違うだけで、味が同じなのは有名な話です。

お好み焼き屋で粉や卵やキャベツが綺麗に盛り付けられているものを、目の前で混ぜ合わせてから焼いてくれるのと、既にぐちゃぐちゃに混ぜ合わせた物をもってこられるのでは、印象が大きく違うものです。納豆やビビンバが混ぜ合わせてあると、食欲をそそりません。

これらのように様々な要因で美味しいと感じられる要素は変化します。実際の美味しさと美味しいと感じる理由が別なので、特定の食品さえ選べば正解というものではないということです。

コンビニで買ってきた総菜を綺麗なお皿に盛り付けると、総菜の味は全く変化していませんが、美味しいと感じる理由は変化するようなことです。

味覚はかなり曖昧

実は味覚というのは、人間の五感の中で鈍くて曖昧だと言われています。

そもそも味覚は毒を判断するためのセンサーです。食べた瞬間に身体に害をもたらす毒や腐敗を見極めるために進化していきました。

ただ実際にはその前に視覚で見た目の劣化を判断し、嗅覚で腐敗を見極めています。口に入れてから不味くて吐き出すこともありますが、それよりも口の中に入れる前に判断できた方が安心なので、見た目や香りの判断能力の方が重視されます

滑らかさやモチモチといった触覚(口当たり、舌触り)の影響もありますし、サクサクといった嗅覚(音)が影響を与えることもあります。

美味しさを感じる要素は味覚だけではなく、様々な要因によって変化しています。

さらに人間は進化しているので、想像上で変化することも珍しくありません。美味しいと感じながら食べているものでも、実はゲテモノだったと知った瞬間に吐き出してしまうようなこともあります。

美味しいラーメンをすすっている最中に、店主が不潔だったことに気がつくとマズく感じれるかも知れませんし、逆に職人気質の人だと気づくと益々美味しく感じられるかも知れません。

提供するメニューにもよりますが、料理人は太っている人が作る方が、お客さんが美味しく感じられる傾向があります。

父親が帰宅して奥さんの料理を食べていた時に、いつもよりも不出来で不味く感じる料理があったとしても、実は娘が初めて作ってくれた料理だと知った瞬間に、急激に美味しさが増すようなこともあるかも知れません。

チョコレート好きのある著名人が、バレンタインの手作りチョコを強く否定しており、その理由がプロのパティシエが温度管理をしながら丁寧に作ったチョコレートを、素人の女性が適当に溶かして台無しにしているからというものでした。

純粋にチョコレートの味を判断できる人にとっては、この考え方も間違いではないのでしょうが、それほどチョコレートにこだわりがない多くの男性であれば、有名パティシエのチョコレートより、好きな女の子の手作りチョコレートの方が美味しく感じるのではないでしょうか。

むしろプロレベルの見事なチョコレートを渡されると、手作りではないような気すらしてしまいます。多少不出来なぐらいの方が、ありがたみが増して美味しく感じられることもあります。

実はこれは実際に私が経験したことなのですが、当時付き合っていた女性からバレンタインのチョコレートをもらい、パッケージや容器も含めて見事なものだったので、てっきり有名ブランドのチョコレートなのだと勘違いしてしまい、ホワイトデーのお返しの参考の為に、

「どこのチョコレート?いくらぐらいしたの?」

と聞いて、

「失礼ね!私の手作りよ!!!」

と怒られたことがあります。

一流の料理人のように僅かな味の違いにも気がつける味覚を持ち合わせている人であれば、美味しい物を見つけることができるのかも知れませんが、多くの人はそうではないと思うので、細かな味にこだわるよりも、体調管理やその時々の食べたい物と向き合った方が、美味しい物と出会えるようになる確率が高くなりますよ。

まとめ 自分でしか決められない

よく「最後の晩餐で何を食べたい?」のような質問がありますが、おそらく実際に死ぬ間際になると回答が変わります。

人間の味覚は知識や経験によっても左右されますし、身体の衰えによっても変化します。さらにその時々の体調にも大きく影響を受けるものです。

全く同じ炊飯器で炊いたご飯でも、箸や茶碗の材質や見た目や製法によってご飯の味が変わるという人もいます。それらでご飯のうまみ成分が増えるような変化はありませんが、ちょっとした気持ちの変化で、美味しく感じられることは決して珍しいことではありません。

地元の友達の家に遊びに行った時に庭でバーベキューをした事があり、その時に食べたピーマンが苦くてえぐみが強くて不味かったのですが、目の前にある畑で無農薬で作った野菜だという説明を聞いた途端に、むしろその苦味がありがたく感じて美味しく感じたものです。

創業何百年といった説明文で美味しさが増すこともありますし、歴史を感じさせる店の雰囲気といったものが影響することもあります。

居酒屋などで外国人の店員に拙い日本語で接客されると、あまり良い気分にはなりませんが、そこが中華料理屋で中国人ぽい訛りで接客されると、一気に本物感が増して美味しく感じられるものです。

味覚というのは、これぐらい曖昧なものです。正確に料理の味を判断できる人など多くありません。

食べたい物ランキングで一位を獲得している話題のお店だとしても、自分との相性が良くなければ美味しいとは感じられません。この美味しいと感じられると判断できるのは、自分だけです。

テレビや雑誌やランキングを参考にするのは構いませんが、それらに合わせ過ぎてしまうと、自分で判断できなくなってしまうかも知れません。

行列が出来ているお店だから美味しいとか、有名人が薦めているから美味しいとか、価格が高いから美味しいといった基準に染まっている人が、どんどん増えているように感じます。

そのような他人の基準に染まってしまうと、いつまで経っても本当に満足できる美味しい物に出合えなくなるので気をつけてほしいと思います。

ちなみに、千利休にこんな逸話があります。

三成(千利休)は、汗だくの秀吉を見て最初に大きな茶碗にぬるめの茶をたっぷり入れて差し出しました。

喉の渇いていた秀吉は一気に飲み干しました。
そして二杯目を所望しました。

三成は一杯目より少し熱いお茶を半分だけ入れて差し出しました。秀吉は、試しにもう一杯所望しました。

今度は小さな湯飲みに熱いお茶を差し出しました。
秀吉はこの三成の相手を思いやる心に感心しました。

それから三成は秀吉に召抱えられることになり、五奉行の一人となるまで出世しました。

引用元:https://ameblo.jp/hoshusaisei/entry-10763910027.html

美味しいお茶の温度に正解はありません。あくまでもその時々の相性があるだけです。

たくさんの人が分業で働いている大きな料亭より、客の顔が見えるこじんまりとした小料理屋を一人でやっている女将さんの方が、このような気遣いがあることは珍しくありません。

硬い肉を噛み切るのが大変そうな年配のお客さんには、柔らかそうな部位を選んだり、隠し包丁を増やすような気遣いができるものです。

高級クラブに通える経済力がある男性でも、あえてママが一人でやっているスナックに通う男性も珍しくありません。全く同じお酒でも居心地の良い空間で飲んだ方が美味しく感じられるものです。

私の住んでいる街にある洋食屋に、20代だった頃の私と50代の母親と70代の祖父で行ったことがあるのですが、同じメニューを頼んだのにも関わらず、ご飯の量がそれぞれ違っていたことに感心したことがあります。

全く同じメニューでも満足する量は人それぞれなので、これといった正解の料理があるわけではありません。

美味しい物を食べたいという人は、特定のメニューや料理を探すのではなく、その時々の自分と向き合ってみてください。当ブログでは以前に、食べたい物を食べると健康に良い理由を紹介したことがあるのですが、

参考好きなモノと食べたいモノの違い

その時々の自分の身体が求めている栄養が含まれている食品を、自然と脳が食べたくなるように促すので、美味しく感じられるだけでなく健康にも良いと紹介しました。

この内なるサインを無視して他人の情報を参考にしてしまうと、せっかく美味しいといわれている物を食べても、美味しさが感じられないかも知れません。

誰もが千利休のような気遣いが出来る人に管理してもらえるわけではないので、その時々の自分の気持ちと向き合うようにしましょう。

1杯目のビールと3杯目のビールでは美味しさが全然違うように、身体の状態は刻々と変化していくものです。観光地の有名な地ビールだからといって、たくさん飲んでいると美味しくなくなってしまいますよ。

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光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]