オリジナルチーズチャーハンが好評だった!
少し前に友人の家で仲の良い人達が集まり、軽い忘年会のようなものがありました。
それぞれ色々と持ち寄ってきたのですが、やたらとお酒ばかりに集中してしまい、食べる物が意外と少なくて料理を作る事になったのですが、奥様が料理に自信がないからと遠慮がちだった事もあり、お酒を飲んでいなかった私が手伝う事になりました。
そして冷蔵庫の残り物を寄せ集めてチャーハンを作り、最後にチーズを加えてから出すと、意外なほど好評で驚く事になりました。私は昔から勝手にチャーハンにチーズを組み合わせていたのですが、多くの人にとっては新鮮だったようです。
そこでネットで「チーズ チャーハン」と検索してみると、様々なパターンがあってどれも美味しそうだったのですが、私のオリジナルの方法とは結構違ったので、今回は友人達に好評だったチーズチャーハンの作り方を紹介します。
チーズチャーハンの作り方
まずは普通にチャーハンを作ります。具材は味付けはお好みでOKです。ポイントはチーズに塩味があるので、少し薄味に仕上げるとバランスが良くなります。
なるべくならパラパラのチャーハンに仕上げてください。この辺は好みの問題ではありますが、チーズの箇所とのギャップがあった方が楽しいので、パラパラチャーハンと相性が良いと感じています。
家庭でチャーハンをパラパラに仕上げる方法はいくつもあり、冷やご飯なら水で軽く洗って粘り気を落としたり、炒める前のご飯に卵を混ぜてコーティングしたり、プロのように激しくフライパンを振らない(浮かせると火力が弱まる)方が良かったりするのですが、私がよくやるのは炒める前のご飯に油を大さじ1ぐらい入れて予めほぐしておく方法です。
プロのような技術や道具があれば、フライパンの中で炒めながらでもほぐす事ができるのだとは思いますが、火力が弱い家庭用のコンロだと難しいので、予めほぐしておくと炒めるのが簡単になりますよ。
もちろんパラパラになればどれでも良いので、自分なりにパラパラチャーハンが作れればOKです。
薄味のパラパラチャーハンが完成したら、フライパンの真ん中に空間を作って鍋肌に直接触れるようにチーズを投入し、優しくチャーハンをかぶせて火を止めます。
どんなチーズでもそれなりに美味しくなるのですが、厚みのあるブロックのチーズだと溶けるのに少し時間が掛かるので、細かくカットするなり砕いた方が良いと思います。
そしてそのままフライパンごと食卓にもっていけば完成です。パッと見は普通のチャーハンですが、食べ勧めていくうちに塩味の効いた香ばしいチーズが出てくるので二度おいしいですよ♪
ネットでチーズチャーハンの作り方を調べてみると、粉チーズを混ぜ合わせていたり、あんかけチャーハンのように上にとろけるチーズをかぶせていたり、チャーハンの中にチーズを閉じ込めてトロ~とさせるものが見つかったのですが、個人的にはチーズをちょっとだけ焦がしてパリパリにした方が、食感の違いや香ばしさが楽しめて美味しいと感じています。
特にドリアやグラタンの表面のチーズが好きな人におすすめです。フライパンだけで作れるのでお手軽ですよ♪
私は洗い物を増やしたくないので、たまたまこの方法を発見したのですが、フライパンの余熱だけでチーズがこんがりと焼きあがってくれるので、簡単に美味しいチーズチャーハンを作る事ができます。
まとめ ドリアやグラタン好きにおすすめ!
あえてひっくり返すとこんな感じで良い感じの焦げがついています。チーズを投入して直ぐに火を止めていますが、余熱だけでいい感じになるものですよ。
私は冷蔵庫を手放している事もあり、このオリジナルのチーズチャーハンはたまにしか楽しめません。
北海道に住んでいる事もあり、冬場になると窓際や玄関が天然の冷蔵庫になってくれるので、コスパの良い細切りミックスチーズを購入してチーズチャーハンを楽しんでいます。
どうしても夏場に食べたくなった時に小さなチーズを購入して作った事があるのですが、ブロックタイプのチーズだと溶けきらずに残ってしまって、期待通りのチーズチャーハンになりませんでした。
それはそれで美味しいのですが、個人的にはちょっとだけ焦がしてドリアやグラタンっぽくした方が香ばしくて美味しいと感じるので、溶けにくいブロックのチーズを使う場合は細かくカットするなり、へらで押し付けてつぶしたり、火加減を調節してみてください。
もちろんスライスチーズでもミックスチーズでも構いません。どんなチーズでも熱を入れれば溶けるので、お好きな具合に火加減や時間を調節してみてください。
チーズチャーハンをお皿に盛りつけるのであれば、チーズを投入してから少し待って焦がした方が良いと思います。
個人的にはフライパンごと食べてしまった方が洗い物が少なくなるのでおすすめです。大皿のように食卓テーブルに置いて、それぞれが取り分けるのも良いのではないでしょうか。
ただ金属のスプーンで食べてしまうと、フライパンを傷つけてしまうかも知れないので気をつけてください。もちろん火傷にも注意です。鍋敷きがないとテーブルも焦げてしまうかも知れないので、それぞれの家庭環境に合わせて試してみてください。
チーズチャーハンは具材が少なくても美味しいので、節約的にも凄くおすすめですよ!
おまけ チーズがご馳走に!?
不思議なもので冷蔵庫を手放して制約が生まれると、天然の冷蔵庫がある冬場だけの楽しみが増えました。10年ぐらい前にブームになった「食べるラー油」も、毎年冬になると2回ぐらい購入して楽しんでいます。
冷蔵庫を所有していた頃というのは、いつでも食べられるだけに意外と食指が伸びないのですが、現在は食べるラー油や細切りチーズのようなものが、まるで今しか食べられない旬の食材のような認識になっています。
好きな飲食店が隣町にあると、近くに行った時に「せっかくだから食べておこうかな」と感じるものですが、近所に引っ越してしまうと、いつでも行けるからと意外と行かなくなるような感じです。
私は学生の頃に住んでいた実家が結構な田舎町だったので、買い物をするとなると隣町まで車で1時間もかけて家族で出かけていたのですが、その時にだけ行けるラーメン屋さんが大好きで、いつも親におねだりしていました。
毎度私の意見が受け入れられるわけでもないので、1~2ヶ月に一度ぐらいしかそこのラーメン屋さんに連れていってもらえないのですが、それだけに最高のご馳走で楽しみでした。
ただそのラーメン屋さんは人気店だっただけに店舗を増やしており、高校生になった頃に地元にも出店してきました。初めは凄く嬉しくて開店した日に行ったのですが、それ以降は一度も行かなくなってしまいました。
いつでも行けると思うと、それほど重要なものでもなかった感じになってしまい、私の中でご馳走が一つ減ってしまいました。
現在は大抵の食材が一年中手に入るだけに、旬ならではの楽しみというものが失われているのかも知れません。
もちろんスーパーで旬の食材が安く売られているものですが、その時だけしか食べられない食材というのは多くありません。
そういう意味では昔の人の方が特別な日だけ味わえるご馳走を美味しく味わえていたのかも知れません。風邪を引いた時だけ買ってもらえるバナナの美味しさというのは、現代人には味わえない美味しさだったのではないでしょうか。
簡単にパートナーを見つけられる美男美女より、努力して努力してやっとの思いで好きな人と結ばれた人の方が、ずっと大きな幸福感があるはずです。
頻繁に告白される機会があるモテる人より、20年生きてきて初めて告白された人の衝撃や嬉しさというのは比べ物になりません。
だからといって「冷蔵庫を手放すと幸せになるぜ!」という事ではないのですが、私は節約家になってからの方が、このような大きな幸せを感じる機会が増えました。
極力無駄な物を買わないだけに、求めていた機能が満たされている物が100円ショップで売られているのを発見すると感動してしまいますし、普段は間食や甘い物を食べないだけに、時々やってくる「なんだか今日は甘い物が食べたいなぁ~」と感じた時に食べるコンビニスイーツに大感動してしまいます。
先月に10年振りぐらいにプリンが食べたくなってコンビニでちょっと良さげなプリン(150円ぐらい)を購入して食べてみると、とんでもなく美味しかったです。昔ながらの素朴なプリンの味しか知らなかっただけに感動もひとしおでした。
おそらく日常的にコンビニスイーツを楽しんでいる人だと、私ほどの感動も美味しさも味わえません。なかなか行けない有名ホテルの豪華なスイーツでも食べない限り、大きな感動は味わえないのではないでしょうか。
このように考えると、何不自由なく暮らしていそうなお金持ちというのは、意外と幸せを感じる機会が少ないのかも知れません。頻繁に高級ホテルに泊まっていたり、豪華なレストランで食事をしていると、大きな感動は滅多に訪れないのではないでしょうか。
星がいっぱい付いたホテルやレストランでないと感動できなくなってしまった人より、節約家の方が感動している機会は多いのかも知れません。
チャーハンにチーズを入れるだけでも感動してしまえる自分を我ながら「安い男だな」とは思いますが(苦笑)、ミシュランの星を取った中華料理屋のチャーハンでないと満足できない人より、幸せを感じる機会は意外と多くて、しかも簡単なのかも知れません。
はたから見ると負け惜しみにしか見えないかも知れませんが、こんな自分が嫌いではありませんし、節約は自ら課しているルールなので状況に合わせて臨機応変に対応する事ができます。
それこそチーズチャーハンを振る舞った友人宅では、普段の私はあまり食べない揚げ物も食べましたし、アイスクリームも食べました。私の考え方を周りに押し付けたいわけでもありまんし、状況に合わせてコントロールしています。
もしこれが一般常識や経済力だけでしかコントロールできないルールにハマっていると、右肩上がりの収入でもない限り不幸になってしまいます。常に最新のより良い高価な物を選び続けないといけなくなってしまいます。そこに自分でコントロールする余地はありません。
食事の好みぐらい自分で決めればいいはずなのに、評価サイトの4点以上でないと美味しくないといった基準をもってしまうと、どんどん選択肢が狭まってコントロールできなくなってしまい、自分の好みですら分からなくなってしまうかも知れません。
洋服選びも流行のデザインが良いという基準を受け入れてしまうと、常に流行を作る側の思うがままにコントロールされ、常に新しい洋服を買い続けなければならなくなってしまいます。
本来の流行というのは多くの人が評価したからであり、結果的に流行と認識されるものですが、現在の流行は意図的に作られたものばかりであり、本当の意味での流行をする前から流行してしまいます。
だからこそ多くの人が直ぐに飽きて消えていってしまうのですが、プリンやたい焼きのように昔からのずっと残っているものというのは、本当の流行を経て普通に昇格したものです。
現在は過去に流行した白いたい焼きは見る影もないですが、普通のたい焼きは流行せずともしっかりと多く人に評価され続けています。
ちょっとしたスイーツぐらいであれば、流行にのせられても大して懐は痛まないですが、高価なブランド服や家電製品となるとダメージも大きいので、流行に左右されずにしっかりと考えて選んでほしいと思います。
冷蔵庫をもたない事が正解でも不正解でもありませんが、何となく世間の常識といったものを受け入れてしまっていると、知らず知らずのうちに足取りが重たくなってコントロールしにくくなってしまうものです。
今回私がおすすめしたフライパンごと食べるチーズチャーハンだって、人によっては焦がさない方が美味しいと感じるかも知れませんし、チーズを全体に混ぜてしっとりとさせた方が美味しいと感じる人がいるかも知れません。
それこそドリアやグラタンのように上にチーズを乗せてからオーブンで焼いた方がさらに美味しくなるかも知れませんし、たくさんチーズを入れてチーズリゾットのようにした方が美味しいかも知れません。
それだとほぼ別料理になってしまいますが、ドリアやグラタンのちょっと焦げた表面のチーズが好きな人であれば、フライパンのまま食べるチーズチャーハンは簡単で相性が良いと思います。
中には子供の教育の為にはフライパンごと出すのが良くないと感じる人がいるかも知れませんし、鍋敷きや柔らかいスプーンがない家庭にとっても向いていません。
世の中に絶対的な正解も正義もないように、しっかりと自分の基準でコントロールする事が大切なのだと思います。
「チャーハンにチーズなんて邪道だ!」と思うのは自由ですが、意外と試してみると相性が良いような事もあるので、世間一般の常識で頭ごなしに否定するのではなく、フットワークを軽くして試してみるのも良いのではないでしょうか。
背負う物が少なくなるほど身体は身軽になるものです。節約家やミニマリストが少ない物で快適に暮らしているのは、物が少ないだけに選択肢が多いからでもあります。
本当に大切な物をしっかりと背負う為にも、どうでも良い荷物(考え方なども)はどんどん手放してしまいましょう。不要な物の為にお金が掛かったり、スペースが奪われたり、管理する手間が増えてしまうと、考える時間まで奪われて相手側の思うがままにコントロールされてしまいますよ。
冷蔵庫を手放すとなると、かなりの決心が必要なので誰にでもおすすめできる事ではありませんが、フライパンごと食べるチーズチャーハンぐらいであれば、それほど高い壁ではないと思うので、違和感を覚えた人ほどチャレンジしてみる価値があると思います。
小さな事でも世間一般の常識から解放されると、どんどん気づきが増えていくようになりますよ。
私はこの考え方ができるようになった事もあり、当ブログで何度も紹介している安価な自作スピーカー(純セレブスピーカー)に出合う事になりました。
見た目の安っぽさとは裏腹に、笑っちゃうぐらい澄んだ気持ちの良い音が響いて感動したものです。
「理論的にはあり得ない!」
と否定するのは簡単ですが、気軽に試せるものまで試す事なく否定してしまうと、理論的にそれっぽい言葉にのせられてコントロールされる側になってしまいますよ。
ちなみにチーズチャーハンに使ったご飯は普通の鍋で炊いたものです。炊飯器がなくても問題ないという常識のブロックから解放されているおかげで、残ったご飯をタッパーに詰める手間や洗う手間がなくなってしまいました。
昔の私は何も考える事もなく当たり前のように炊飯器を所有していたのですが、たまたま壊れて使えなくなると、意外と困らなかったどころか、スペースや洗う手間が減って嬉しい発見となりました。
これらのように自分の頭で考えられるようになると、当たり前のように所有していた不要な物の存在に気がつくようになり、余計な手間やお金も掛からなくなって生活がシンプルに豊かになっていきますよ。
もちろん冷蔵庫や炊飯器が必要な家庭もありますし、手放す事が正解だと言いたいわけではありません。あくまでも自分の生活と相性が良いものが正解なので、それぞれの環境に合わせて選択してください。考える事もなく選択させられてしまっている事が、世の中には想像以上に多いものですよ!