高機能速乾ドライヤーの魅力
少し前に雑誌の読み放題で女性向けの生活雑誌を読んでいると、一般的な500wとドライヤーを使用するより、1200wぐらいの高機能なドライヤーを使用した方が、髪が乾くまでの時間が短くなり、電気代も安くなると紹介されていました。
さらに髪がドライヤーの熱にさらされる時間が短くなるので、髪の傷みも少なくなるのだそうです。
私は男で短髪なので、「そういうものなのかぁ~」と感心していたのですが、そこでベストなドライヤーとして紹介されていたのが、高価なダイソンのものでした。
私は疑い深い性格なので、「これは単純にダイソンの広告なのか?」とも思ったのですが、ドライヤーの風量について調べてみると、
確かにダイソンのドライヤーの風量が圧倒的に優れているようでした。
ただ使用者の体験談を調べてみると、フィルターの掃除が必要だったり、重たかったり、畳めないので置き場所に困るといった意見もあり、必ずしもベストな選択だとも思えませんでした。
価格の事を抜きにしても、そこそこの風量で軽いドライヤーの方が相性が良い人もいるでしょうし、私のように節約家の家庭だと電気の契約アンペア数が低いかも知れないので、1200wもあるとブレーカーが落ちてしまうかも知れません。
別にダイソンのドライヤーが悪いと言いたいわけではないのですが、必ずしも全ての人にベストだとも限りません。
それにもっと根本的な解決策があるかも知れません。
髪を短くした知り合い女性
古くからの友人である女性が少し前に自慢の長い髪を切り、「失恋でもしたの?」とからかうと、「髪を乾かすのがイヤになったから」との事でした。
髪が長かった頃は毎日15分ぐらいドライヤーを使用していたとの事で、髪を短くしてからは5分も掛からないとの事でした。
女性にとって髪は大切なものでしょうし、気軽に「短くした方が楽だよ」と言えるわけでもないのですが、彼女に限っていうと髪を短くした方が断然似合っており、凄く魅力がアップしていました。
女性の髪型のネーミングが分からないのですが、この外国人女性ぐらいの長さです。
おそらくシャンプーやリンスの時間や使用量も減りますし、これといったデメリットが見当たりません。
お風呂の排水溝の汚れなどは、シャンプーや石鹸の使用量によってかなり変わるので、お風呂掃除だって楽になるかも知れません。
私はノーシャンプー脱石鹸の生活をしているので、これは凄く実感している事です。
髪を短くしたりシャンプーを使用しないのは、誰にでも勧められるものでもありませんが、そういった方法もあると頭に入れておくだけで、新たな視点が開けるかも知れません。
自分と容姿やスタイルや年代が似ている人が、素敵な短めの髪型をしているのが目に入るようになったり、そのような髪型が上手な美容室を気にするようになるかも知れません。
あくまでも男性陣の意見ですが、好きな女性のタイプを「髪の長い人」と答える男性は滅多にいませんし、綺麗な黒髪に惹かれるような意見も聞きません。
女性同士で髪の状態を褒め合うような事はあるのかも知れませんが、少なくとも男性側は髪質を気にするような事は多くありません。
極端にボサボサだったり傷んでいると、清潔感がないように感じますが、そのような女性は滅多にいませんし、女性同士が気にするほど男性は女性の髪型に関心がありません。
もちろん男性にモテる為だけに髪を伸ばしている女性ばかりではないのでしょうし、譲れないアイデンティティもあるのかも知れませんが、
「私は昔からロングヘアーしか似合わないから」
と決めつけていると、もっと似合う髪型や日々のメンテナンスが楽な髪型に挑戦する気が起きないのではないでしょうか。
ダイソンのような高機能な速乾ドライヤーを購入する事も選択肢の一つではありますが、もっと根本的な解決策が見つかるかも知れません。
男の髪の悩みも深い・・・
男の私が女性の髪の長さに意見するなんて少しおこがましいのですが、ずっと髪が長かった友人女性は、本当に短めの髪型のほうが似合っていて素敵でした。
男性は女性ほど髪型へのこだわりは理解できませんが、男性には薄毛という深い悩みがあるものです。
私自身も20代後半から薄毛に悩むようになり、様々な事を試していた時期があるのですが、薄毛なりに似合う髪型を理解した事でストレスから解放され、身体の健康にも気をつかうようになると、薄毛も徐々に改善してきてくれました。
薄毛の為に育毛シャンプーや育毛剤を使用し、頭皮用のブラシでマッサージをしていた事もありますが、今思うと無駄なお金や努力だったなと感じています。
おそらく女性からしても男性の薄毛というのは、男性が思っている以上に無関心なのではないでしょうか。
中途半端に薄毛を隠すような不自然な髪型にセットしてしまうと、周りから疑われてクスクスと笑われてしまうものですが、むしろさらけ出してしまった方が、周りの反応が無くなります。
髪型へのこだわりは人それぞれではありますが、頑なに決めつけてしまっていたり、誤魔化すような事をしてしまうと、周りの人から期待しているほどの反応が得られないばかりでなく、無駄なお金や手間が掛かってしまうので気をつけてほしいと思います。
まとめ ベストは人それぞれ
髪の長い女性が高機能な速乾ドライヤーを選ぶ事で時短になったり、電気代を抑えられて髪質にも良い事があるのかも知れませんが、雑誌で紹介されているようなモノが必ずしもベストな選択肢だとは限りません。
今回初めてドライヤーについて色々と調べてみると、多くの美容師が愛用しているドライヤーはテスコムというメーカーのノビーというものらしく、一般的なドライヤーのように後ろから空気を取り込むのではなく、側面の大きなファンから取り込む事で大風量を実現しているようでした。
これだって一般的なドライヤーのように畳めるわけでもなさそうですし、重さの問題もあるので一般人に向いているとは限りません。
当たり前の事ですが、人それぞれベストなモノは違います。雑誌で紹介されている速乾ドライヤーがベストな人もいるとは思いますが、もっと似合う髪型に変えるような根本的な解決策もあるかも知れません。
他にも吸水性抜群のヘアータオルを使用するだけで、手持ちのドライヤーで十分かも知れません。
私は髪が短い事もあり、バスタオルですら使用していないのですが、
お風呂から上がる前にしっかりと髪の水分を手で切るだけで、普通のタオル一枚で事足りるようになりました。
髪の長い女性も髪の水分を絞るような事をしているのだとは思いますが、その動作を少し丁寧に行うだけでも、髪が早く乾いてくれるかも知れませんし、バスタオルでざっと水分を拭き取った後に、乾いている普通のタオルで髪を二度拭きするだけでも、随分と違うのではないでしょうか。
これはドライヤー選びに限った事ではないのですが、問題の上辺だけに囚われていると、手っ取り早く解決できそうな新商品やセール品に飛びついてしまいます。
何となく良さそうと思って安易に選んでしまうと、扱いにくい点があったり、期待していたほどの効果がなくて後悔してしまうものです。
根本的な問題と向き合う事で新たな視点が見えてきたり、本当に自分の環境に最適な選択肢といったモノが選べるようになるので、速乾ドライヤーの購入を考えている人は、まずはしっかりと自分と向き合ってみてください。意外と簡単な解決策が見つかるかも知れませんよ。
ちなみに私が結婚していた頃、高級志向の元嫁が購入したドライヤーは、当時では最先端技術の結集といった感じで登場したパナソニックのナノイードライヤーでした。価格は2万以上したと記憶しています。
それを使用すると髪が早く乾いて「凄くいい!」と喜んでおり、実家の母親にも同じ物をプレゼントしていたのですが、しばらくすると普通のドライヤーを使用するようになり、その理由を聞くと「重たくて手首が痛くなる」との事でした。
おそらく彼女よりも高齢な母親にとっても負担の掛かる重さでしょうし、意外と相性が悪い人もいたのかも知れません。
随分と前の事なので最新のパナソニックのドライヤーの事は分かりませんが、新しい発想で生まれたばかりの商品というのは、後から意外な問題が出てくる事が珍しくありません。
それこそ結婚時に購入した18万もの高機能ドラム式洗濯機は、それまで使用していた4万位の縦型洗濯機よりも汚れが落ちなくてガッカリしましたり、フィルター掃除も面倒でした。
最近は再び高機能な縦型の洗濯機が増えてきましたが、当時はドラム式こそが最高といった情報ばかりだったので、まんまと乗せられてしまいました。
もちろん音が静かだったり、見た目がカッコ良かったり、乾燥機が付いていたりと優れている点もありましたが、乾燥機を使用するとあからさまに電気代が高くなり、洋服の毛羽立ちも目立つようになったので使わなくなりました。
これも共働きで家族が多くて夜中に洗濯する家庭にとっては最適な選択肢なのかも知れませんが、全ての家庭にとって相性が良いとは限りません。
速乾タイプのドライヤーといったものも、安易に購入してしまうと後から後悔してしまうかも知れないので、少し冷静になって考えてみてください。
髪の短い女性でも素敵な人はたくさんいますし、もしかしたらあなたも当てはまるかも知れませんよ。