節約はレジャー!

減塩も人によってはリスクなるという当たり前の事と向き合おう

減塩ブームが加速中!?

高血圧対策や認知症予防に役立つとして当たり前のように減塩をする事が一般的になっていますが、私はこの流れがあまり好ましい状況だとは感じていません。

日本の厚生労働省の目標値では2015年では男性が1日8g、女性は7gとなっていたのが、2020年にはさらに0.5g低い値なり、日本高血圧学会減塩委員会では6g、世界保健機関(WHO)では5gといった感じで、どんどん塩分の摂取目安が低くなっている傾向があります。

塩分の取り過ぎが身体に良くないのは間違いないとは思いますが、一方で減塩のし過ぎも身体に良くありません。

当たり前の事ですが、身長や体型は人それぞれ違いますし、運動量も違うので汗で失われる塩分量も変わります。腎臓の機能といったものにも個人差がありますし、水分補給量によっても塩分が排出されるおしっこの回数も変わります。

人それぞれ適切な食事量が違うように、必要な塩分量も違います。

お医者さんの管理を元に塩分をコントロールする事は正しいとは思いますが、素人判断で減塩を意識し過ぎると、思わぬ落とし穴にハマってしまうかも知れません。

塩をなめて身体の調子が良くなった!

私の例でいうと数年前から毎朝水を飲む前に塩をなめるようにしてから、身体の調子が随分と良くなりました。

私は朝食を取らない主義なので、就寝中にかいた汗で失われた塩分を補給する為に少量の塩をなめるようになると、グッと身体の調子が良くなりました。

コーヒーを飲む事よりも目が覚めるとでもいいましょうか、身体がシャキっとしてくれます。

これが正しいという事ではなく、あくまでも私の食生活にとって相性が良かったという意味です。

夏場に熱中症予防の為に塩アメをなめるように、その時々の状況によっても必要な塩分量は変わります。

汗っかきの人もいれば、コーヒーが好きでカフェインによる利尿作用で水分が失われやすい人もいます。

消費される塩分量は様々な要因によって変わるものですが、このような当たり前の事を無視して素人判断で極端な減塩をしてしまうと、塩分不足で体調を崩してしまうかも知れません。

科学的な根拠も曖昧?

塩分の取り過ぎが高血圧や認知症のリスクになるといった研究結果が間違いだとは言いませんが、塩分が少な過ぎるリスクについても様々な研究結果が発表されています。

中国のように塩分摂取量が多い料理の国だと、減塩によってプラスに働く事が多いのですが、そうでもない地域だと顕著な結果が見られなかったという研究結果も出ています。

科学的な根拠といったものも日々変わっていきますし、最近では塩の質についても問題視されるようになってきました。

いわゆる食塩(精製塩)と呼ばれるものは塩化ナトリウムの純度(99%以上)が高く、余計な成分がほとんど含まれていないのですが、昔の日本人が取っていた海水から作られた自然塩には、この余計な成分がたくさん含まれていました

少し前までは運動して大量に汗をかくと塩分が失われて足をつるような事が言われていましたが、現在は塩分不足が原因なのではなく、カリウムといったミネラル成分の不足だという事がわかってきました。

一方で昔ながらの製法で作られた塩にはこのような余計な成分(ミネラル成分)が豊富に含まれていたので、塩をなめる事が筋肉の痙攣の対策として有効だったと考えられていたのですが、塩化ナトリウムだけの精製塩だと痙攣対策として意味がなかったわけです。

これ⇒は私が愛用している自然塩の成分表なのですが、塩化ナトリウムの濃度は89%ぐらいであり、1割以上もの余計な成分が含まれています。

塩の質によって塩化ナトリウムの量は変わりますし、不足しがちなミネラル成分の摂取量も変わってきます。

今まで1日当たり10gの塩を取っていた人が、食塩から自然塩に変えるだけで塩化ナトリウム量は1割以上も減る事になります。

消費される塩分量に個人差があるだけでなく、摂取する塩の質によっても左右されるという当たり前の事を見落としてしまうと、塩分不足で体調を崩してしまう事になってしまうかも知れません。

それに減塩が効果的だと言われている高血圧の基準といったものも実は曖昧です。寒い地域に住んでいる人だと体温を調節する為に勢いよく血液を流す必要があるかも知れませんし、身体の大きさや筋力の衰えなどでも変化します。

目安として参考にするのは良いとは思いますが、人によって正常な血圧が違うという当たり前の事を無視していると、わざわざ薬を飲みながら不健康な血圧をキープする事になってしまうかも知れません。

少し前までは風邪をひいた時の微熱でも、当たり前のように解熱剤が処方されていましたが、最近は高熱でなければ熱を下げない方が良いといた解釈に変わってきました。せっかく身体が免疫力を高める為に体温をあげているのに、無理やり薬で下げてしまうと治るのが遅くなってしまうからです。

もちろん危険なほどの高血圧や高熱がある場合は、お医者さんの管理の元にしっかりと見てもらう必要がありますが、素人判断で市販の風邪薬を飲んでいるせいで、風邪が長引いてしまっている人は珍しくありません。

科学的な根拠といっても、あくまでも統計的に多くの人に効果が認められたという事であり、全ての人に当てはまるとは限らないので、自分の体感も無視するべきではありません。これは塩分量といった事にも当てはまります。

減塩反対派も増えている

東洋医学の世界では水分の取り過ぎはご法度とされており、水を飲み過ぎは「水毒」といった考え方があります。

私は読書好きという事もあり、この手の本をよく読むのですが、水をたくさん飲む健康法を疑問視しているケースをよく目にします。

水を飲み過ぎると体内の水分の塩分濃度が薄まってバランスが崩れてしまうので、「必要以上に水は飲むな!」といった事が当たり前のように紹介されているものです。

健康の為に良かれと思って水をたくさん飲んでいる人も多いですが、そのせいで身体の調子を落としてしまっている人は少なくないのかも知れません。

もちろん水分が不足する事も問題ですが、季節や行動や体質によって失われる水分の量が変化するのは当たり前の事なので、一概に毎日2リットルの水を飲むのが健康に良いとは限りません。

空気が乾燥している地域では皮膚から蒸発する水分量が多いので、そのような国での研究では良い結果が出たとしても、湿度の高い日本にそのまま当てはまるとも限らないわけです。

東洋医学ではこのような様々な要素からバランスを取るといった感じなので、「○○をすればOK」というような正解例があるわけではありません。

一方で西洋医学だと「◇◇の人には△△!」といった感じの三段論法のような治療法を取るので、統計的には確率の高い治療法に当てはまる可能性が高いのですが、全ての人にとって有益だとも限らないわけです。

世界保健機関(WHO)が提唱する塩分の摂取目安である5gというのも、西洋文化圏では有効になる確率が高いのかも知れませんが、体格も水も気候も食生活も違う日本でそっくりそのまま当てはまるとは限りません。

だからこそ日本の厚生労働省の目安と違うわけですが、それですら人によって違うのも当たり前の事です。

また最近では西洋医学派であるはずのお医者さんでも、塩分の摂取をすすめている人も増えてきています。

この本の著者である石原結實さんは何十年も前から塩分の摂取をすすめてきたお医者さんですが、最近は他の先生方でも同じような事を訴えるケースが増えてきました。

過度な減塩によって体調を崩すケースが増えてきており、塩分の摂取量の目安といったものよりも、自分の身体の調子と向き合いながら調整した方が良いといった意見が増えてきています。

ただし、彼らに共通しているのが自然塩をすすめているところです。

昭和46年の法改正によって昔ながらの塩田から作る製法が禁止になったのですが、その事を問題視していた人達の活動のおかげで平成9年に規制緩和され、現在では自然塩も手に入れやすくなりました。

そもそも精製塩は酸性であり、自然塩はアルカリ性といった大きな違いがあるほどなので、身体に影響が出るのも自然な流れなのではないでしょうか。

精製塩を推奨している派の意見だと、一般的な食事からミネラル成分は十分に摂取できるので、わざわざ塩から取る必要はないといった感じなのですが、現代は西洋的な食生活やインスタント食品、加工食品が当たり前になった事もあり、昔に比べて酸性の食品が多くなっています。

だからこそアルカリ性の野菜や海藻などを取る事でバランスを取る必要があるのですが、様々な食品に使われている塩の質によっても影響があると言われています。

参考乾燥ワカメの栄養価が優秀!

自然塩は食塩と比べて少し高価なので、ほとんどの加工食品には使われていません。

せめて自宅の中で使用する塩ぐらい、少し高価でもミネラル成分の多い自然塩にするのが良いのではないでしょうか。

節約という意味ではおすすめしにくいのですが、そもそも塩は大量に使用するものではないので、1日当たりの使用量で考えると1円も差がないと思います。

まとめ 自分の体調と向き合おう

塩分の取り過ぎが身体に良いわけではありませんが、必要な塩分を取らないのも問題です。

塩っ辛いものを食べると喉が渇くのは、身体が体内の塩分濃度を調整しようとしているからであり、人間の身体は自然とバランスを取るようになっています。

もちろん高血圧でお医者さんに指導されているような人であれば、しっかりと減塩する必要がありますが、そうではない人まで減塩がブームだからと過度に反応する必要はないのではないでしょうか。

どんな生物にも塩は必要な栄養源です。木の上だけで生活している猿の中には、塩分を摂取する時だけ地上に降りるような事があったり、木の上に土で巣を作っているアリの巣を襲う事があるのだそうです。

牧場で飼われている乳牛の前には、レンガのような岩塩が置いてあります。乳牛は人間の都合で大量の牛乳を作って搾り取られるので、体内の栄養や水分がどんどん奪われてしまうので、栄養価の高い飼料の他に大量の水や塩分を必要としています。

1日に必要な塩分量は人それぞれ違うという当たり前の事を無視してまで、極端な減塩をしてしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうかも知れないので、しっかりと自分の身体の調子と向き合いながら調節するのが良いのではないでしょうか。

無性に塩っ辛いものを食べたくなった時というのは、やはり身体が塩分を求めているからなので、そこで無理やり抑えてしまうとバランスが崩れた状態が続く事になってしまいます。

私自身の例でいうと、運動部に所属していた頃はラーメンが大好きでスープを全て飲み干していたのですが、デスクワークであまり運動をしていない現在だと、スープを飲み干す事など滅多になくなりました。

人間の身体というのは本当に良く出来ているもので、普段はあまり好きではない食品でも無性に食べたくなる時があるのは、その食品に含まれている栄養が不足し、脳が食べたくなるように促すからです。

参考好きなモノと食べたいモノの違い

ただこの時に加工されている度合いが高い食品ほど、脳が求めていた栄養とズレが生じやすくなってしまいます。

おそらくこれは塩の質といったものにも当てはまります。

カリウムが不足して筋肉が痙攣しそうな時に、脳が塩っ辛いものを食べさせようと促しているのに、精製塩で作られたものを食べてしまうと、求めていた栄養があまり入ってこないので、たくさん食べるように促して過剰摂取になってしまうわけです。

加工食品が多いアメリカ人に肥満が多いように、脳が求めている栄養が摂取できないと、いつまで経っても食欲が満たされる事がないので、必要以上に食べてしまう事になってしまいます。

人によっては自然塩に変えるだけでダイエットにつながるかも知れませんし、塩化ナトリウムの摂取量だけを抑えられるようになるかも知れません。

もちろん自然塩だからといって、いくらでも摂取していいという事ではありませんが、特定の栄養素だけを精製して作られた食塩や砂糖のようなものほど、脳が求めている栄養とズレやすくなってしまうので、なるべくなら自然に近い状態のものを食べるのが良いのではないでしょうか。

クエン酸などが含まれているスポーツドリンクを飲むと分かりやすいのですが、運動して汗をかいた後に飲むと美味しく感じられても、普段飲むと甘ったるくて美味しくない事があるものです。

これこそがその時々に身体が求めている栄養の違いによって、脳の満足度が変化するという事です。

百姓が多かった昔の日本人にとっては、塩っ辛い梅干しが美味しく感じられたのですが、運動不足の人が多い現在の日本人にとっては、しょっぱすぎて美味しく感じられません。

だからといって砂糖やはちみつ漬けにされた甘い梅干しを食べてしまうと、そもそも身体が求めていない栄養素なので脂肪として蓄えられるだけになってしまいます。

身体の求めている栄養を的確に摂取する為にも、なるべく加工食品ばかりに頼るような食生活をさけ、自分の身体と向き合ってみてください。

塩分の摂取量の目安といったものも、その時々で変化するという当たり前の事を無視しないで、適切に取るのが良いのではないでしょうか。

減塩の為に科学的な調味料を加えられている加工食品ばかりを摂取していると、どんどん脳の認識とズレてしまうかも知れません。

加工食品に含まれている塩を変える事は出来ませんが、せめて自宅で使用する塩だけでも自然塩を選んでみてください。

余計な成分が雑味や苦みとなって感じられる事もあるのですが、それこそそれらの成分が不足している時だと、妙に美味しい塩味となって感じられるものですよ。

減塩ブームを否定したいわけではありませんが、西洋医学的な発想というのは統計学で多くの人に効果があるという事であり、全ての人に当てはまるという事ではないので、参考にする情報としては素晴らしい選択肢だとは思いますが、自分の体感も無視しないでほしいと思います。

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光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]