歯磨きの時間
誰でも歯磨きをしているとは思いますが、毎日の単調な歯磨きの時間を有効に活用することで、様々な時間を節約することが出来るものです。
歯磨きの時間など数分程度でありますが、その数分が毎朝、毎晩と積み重なる事で年間を通して膨大な時間に相当します。
ですが、ここで気をつけなければならないポイントがあります。
歯磨きをしながらテレビやスマホなどに集中してしまうと、肝心の歯磨きがおろそかになってしまいます。
歯磨きは毎日の習慣なので無意識にでも出来ているように感じますが、必ずしもそうとは限りません。歯磨き粉の泡立ちやスッキリ感で満足してしまっている人が珍しくありません。
ダラダラと時間を掛けたからといって綺麗に歯が磨けているとも限りませんし、無意識に同じ個所ばかり磨いてしまっている人も多いというデーターがあります。
あくまでもメインは歯磨きなので、何か他に気を取られてしまうようなことを組み合わせてしまうと、本末転倒になってしまいます。最悪の場合は歯の治療の為の余計な時間やお金が奪われてしまうかも知れません。
歯磨きの時間を有効活用するポイントというのは、あくまでもメインの歯磨きの質に影響を与えない事が重要なので、今回は歯磨きの質を落とすことなく出来る相性のいいながら運動を紹介します。
歯磨きとの相性
歯磨きは一定の動作やリズムで行うものですが、これがテレビなどに気が向いてしまうと同じ個所ばかりの質の低い歯磨きになってしまいます。
そうならない為には、歯磨きの動作、リズムに合わせて行える行動が相性が良いと考えられます。
具体的にはストレッチや軽い運動、筋トレなどを組み合わせる方法です。
軽いスクワットを5回行いながら左下の奥歯を磨く、次は前歯、次は右奥歯、というように一定のリズムや回数を刻める運動であれば、歯磨きとタイミングを一致させることが出来ます。
片手だけで行える歯磨きの時間は、様々な事と組み合わせる事ができるだけに、気が散ってしまう傾向があるのですが、あくまでもメインの歯磨きに他の動作を組み合わせる事が重要です。
スクワットの他に「もも上げ」や「踵の上げ下げ」といった筋トレも相性が良いと思います。上半身を動かすと歯磨きの質が落ちるので避けてください。
筋トレが苦手な人はアキレス健を伸ばすストレッチや屈伸運動などを取り入れてみてください。自分なりに歯を磨くポイントと運動やストレッチを組み合わせてみてください。
「左の歯を磨く時は、左足のアキレス健を伸ばす」
のように「ながら運動」と歯を磨くポイントを連動させると覚えやすくなります。自分なりのルールを決めて習慣化してください。
今まで適当に歯を磨いていた人ほど、あえて「ながら運動」と組み合わせることで、メインの歯磨きの質を向上させることにもなります。
また上半身でもお腹をギューッと凹ますだけの「ドローイング」という腹筋のトレーニングであれば、歯磨きの質を落とすことなく上半身を鍛えることができます。
正しいドローイングは呼吸と合わせてお腹を凹ますのですが、歯を磨きながらの場合は呼吸は無視して構いません。それでもそれなりの効果は期待できます。
またドローイングは腸を刺激してお通じを良くする効果もあるので、朝の歯磨きとも相性が抜群なのでおすすめです。
他にもドローイングと同じようにお尻の筋肉をギュッと引き締めるのも効果的です。お尻のたるみが気になる方は取り入れてみてください。
どの方法を組み合わせても構わないのですが、あくまでも歯磨きがメインだということを忘れない事が重要です。歯磨き側の動作やタイミングに合わせて、ちょっとした運動や筋トレやストレッチを取り入れましょう。
まとめ 歯磨き中心の運動
歯を磨きながら行う運動のポイントは、あくまでも軽い筋トレやストレッチに抑えることです。ハードな筋トレを行ってしまうと、肝心の歯磨きの質が下がってしまうかも知れないので気をつけてください。
たまにあえて利き腕ではない方の腕で歯磨きをする方法が紹介されているのですが、実際に試してみるとかなり歯磨きの質が下がるので個人的にはおすすめしません。
よほど意識しながら行えば問題ないのだとは思いますが、かなり効率が悪くなってしまいます。
やはり下半身を中心としたトレーニングが相性が良いと思います。歯を磨くポイントやタイミングに合わせて上手く時間を有効活用してみてください。
- 左上の歯=左太もも上げ
- 左下の歯=左アキレス健伸ばし
- 真ん中の上の歯=両足スクワット
- 真ん中の下の歯=つま先立ち
のように自分なりにルールを作る事で、バランスの取れたトレーニングと歯の磨き残しを防ぐことができます。
しつこいようですが、あくまでもメインの歯磨きが疎かにならない事が大切なので、そこは間違えないようにしましょう。
歯磨きの質が下がってしまうと、時間の節約どころか、歯医者へ通う時間とお金が必要になってしまいます。
あともう一つ歯磨きの質で意識してほしいのは、歯ブラシや歯磨き粉との相性も意識してみてください。
当ブログでは様々な節約情報を紹介しているのですが、健康に直結する要素を極端に節約することはおすすめしていません。
質の高いお気に入りの歯ブラシや歯磨き粉を格安で購入するのは上手な節約ですが、質を下げて粗悪品を使うことは間違った節約です。結果的に高くついてしまっては節約になりません。
当ブログでは「歯磨きをしながら行う運動」の他にも、様々な「ながら運動」を紹介していますが、どれもメインの行動の質を下げないことがポイントです。
通勤電車の中で行うながら運動は通勤時間に影響を与えませんが、車の運転をしながらの運動は大事故を招く可能性があるように、本質を見誤らないように気をつけてほしいと思います。
「ながら運動」はあくまでもおまけなので、おまけの質を求め過ぎないことが長く安全に続けるコツです。メインの行動に合わせて無理なく取り入れてほしいと思います。
健康的な歯は歯医者に通う時間やお金を節約する事になるだけでなく、見た目の魅力も大きくアップしてくれますし、口内環境を整えることは消化吸収にとっても影響があるので、全身の健康にとっても大切なポイントになります。
歯の治療にかかる時間や金額は歯磨きの仕方によって随分と差が出るので、節約家こそ真剣に向き合ってほしいと思います。