宿泊費の節約
最近は外国人観光客の増加の影響もあり、日本全国の宿泊費が高騰しており、節約家にとっては困ったものです。
宿泊費を節約するポイントというのは、あくまでも目的をはっきりさせることです。
疲れを癒すための宿泊、英気を養うための旅行やバカンスであれば、極端に宿泊費を節約することはおすすめしません。ホテル、旅館の質やサービスも含めて目的になります。
そのような場合は旅行サイトや比較サイトなどを利用して、全く同じ宿泊施設の費用を節約する方法がベストです。
以前は比較サイトによって価格の違いもあったのですが、最近は大手の旅行サイトであればそれほど差はありません。
馴染みのあるサイトを利用することでポイントを貯めたり消化することで節約できます。私が旅行をする時はもっぱら楽天トラベルを利用しています。
このようなサイトは交通費を含めて計算できるので、バラバラに購入するよりも節約出来る可能性があります。
一方で英気を養う為の宿泊ではなく、目的が別にあるケースでは宿泊費を大幅に節約することが可能です。
この目的の違いをはっきりと分けて考えることが、宿泊費を節約するポイントになります。
例えばコンサートを見ることが目的であれば、見終わった後の宿泊の質を落としても構わないようなことです。
コンサートの前日に質の低い宿泊施設に泊まって体調を崩してしまうと元も子もないですが、あくまでも目的を達成したあとであれば、それほど宿泊の質は影響がないということです。
そこで今回は目的を達成した後に、宿泊費を節約する5つの方法を紹介します。
1 寝ない
これは少し極端な方法ですが、コンサートを見て目的が達成された後であれば、疲れが多少残ったとしても大きな問題ではありません。
寝ないで電車の始発まで時間をつぶせば、宿泊費を節約することが出来ます。体力に自信のある人や若い人であれば可能な方法です。
24時間営業しているお店や喫茶店の目星を事前につけておくことで、完全に宿泊費を節約することができます。
実際に明け方のマックやファミレスで仮眠をとっている人がたくさんいるものです。次の日も休日のようなケースであれば、できないことはありません。
少し極端な方法ですが、全く寝なければ宿泊費そのものを浮かすことが可能です。
2 ネットカフェ
全国的に24時間営業しているネットカフェが増えてきました。若い世代であれば馴染みの宿泊方法だと思います。
こちらも目的を達成された後であれば問題ありません。ホテルのような静かさや安心して眠れる環境とは言いませんが、仮眠をとるのであれば十分です。
もちろん漫画やネットも使えますし、ソフトドリンクなども楽しむことができます。時間つぶしを兼ねて安心して仮眠を取ることが出来ます。
またネットカフェの中にはシャワーを完備していたり、アメニティグッズが充実しているところもあります。特に女性はそのような要素も事前にチェックしておくと安心だと思います。
ただしネットカフェやマンガ喫茶は会員にならないと利用できないケースもあるので、身分を証明できるものを用意しておいてください。
地元に大手のネットカフェがあれば、予め会員書を作っておくと安心です。
3 銭湯、サウナ
都市部を中心に24時間営業している銭湯やサウナがあります。こちらもネットカフェと同じように仮眠を取ることが出来ます。
当然本来の目的であるお風呂やサウナでリフレッシュをすることもできます。また大抵は手ぶらでも問題ありません。
またコインロッカーなどが完備されているので、安心度で言えばネットカフェよりも上になります。
ただしネットカフェほど数があるわけではないので、こちらも事前に調べておく必要があります。目的地の近くで探してみてください。
4 高速バス
高速バス、深夜バスは様々な条件が合わないと難しいのですが、上手くいけば宿泊費、交通費、そして時間まで節約出来る可能性があります。
また最近の高速バスは進化しており、飛行機のビジネスクラスやファーストクラス並にゆったりと出来るシートもあります。
高速バスは時間や立地や距離などの条件が合わないと難しいのですが、上手くタイミングさえあえば、ぐっすりと眠れて目が覚めると目的地や帰宅ということになります。
また同じような理由でフェリーも条件が合えば宿泊費を抑えられます。フェリーはバスよりもさらに条件を合わせるのが難しいのですが、お住まいの地域によっては検討する価値があります。
港町の方は一度調べてみてください。一般的な航空会社よりも格段に安いので、宿泊費を含めると大幅な節約になる可能性があります。
5 車中泊
これは車を所有している人だけですが、車の中で眠ることで宿泊費を節約することが可能です。
ただし車の構造によってはエコノミークラス症候群のリスクがあります。シートが狭くて倒しにくいスポーツカーなどには向いていません。
一方でシートをフラットに倒すことが出来る車であれば、寝袋や毛布を持ち込めば快適な睡眠を取ることが可能です。
ただ気温が高くなる季節や寒くなる季節には向いていません。一晩中エンジンをかけてもいいのですが、どうしても振動や音の影響を受けやすく、当然ガソリン代もかかってしまいます。
またトイレのことも考える必要があります。さらに迷惑にならない駐車スペースを探す必要があります。
少し前から車中泊を禁止している道の駅が増えてきたので、この辺も事前に調べておく必要があります。安心なのは高速道路のパーキングですね。
また車中泊は交通費を含めて考える必要があります。ガソリン代の他に高速道路の料金を含めると高くつくこともあるので、事前にしっかりと計算する必要があります。
車による移動は人数が増えるほど節約効果も高まるので、条件に合わせて検討してみてください。
まとめ あくまでも目的次第
今回紹介した宿泊費を節約する方法は、いずれもリスクが伴います。
共有スペースでの仮眠は盗難のリスクもあり、特に女性は何かと気をつける必要があります。
また体力に自信のある若者であればいいのですが、年齢を重ねるごとに睡眠環境が悪いと疲れも貯まりやすくなるので、健康状態や帰宅後の予定も加味して検討する必要があります。
またこれらは目的を達成する前の宿泊にも向いていません。大事な仕事や講演中に居眠りをしてしまうと、本来の目的を達成することはできません。
これでは間違った宿泊費の節約になってしまいます。ここを混同しないでください。
あくまでも目的を達成することに影響を与えない範囲で、上手く条件が当てはまる宿泊費の節約を取り入れてみてください。帰宅後にもう一日ぐらい休日があるのであれば、多少の疲れが残ってもリカバリーできるものです。
他に宿泊費を節約するのであれば、知り合いや親せきの家に泊めてもらう方法もありますが、なんだかんだ気を使ったり、お土産代などで高くつくので、個人的にはあまりおすすめしません。
あくまでもその旅行の目的を達成する事に焦点を当てることが、宿泊費を節約するポイントという事です。
追記 超格安ホテル
この記事を書いたあと、カプセルホテルに泊まる機会がありました。
そのことについては別のところで詳しく紹介しているのですが、
比較的古いカプセルホテルの宿泊費はかなり安いので節約家にはおすすめです。楽天トラベルなどで事前に予約しておくと、マンガ喫茶やネットカフェの深夜料金よりも安くなりました。
ただ古いカプセルホテルの多くは男性専用なので、女性だと難しいかも知れません。
新しいカプセルホテルだと女性専用があったり、フロアごとに男女を分けていたりするのですが、宿泊費は古めのビジネスホテルとそれほど変わらないので、節約効果はあまり期待できません。
カプセルの狭い空間の寝心地が良いとは言いませんが、これも目的を達成した後であれば、それほど問題はないはずです。
カプセルホテルはある程度大きな都市にしかありませんが、立地はかなり良い傾向があるので、選択肢の一つとして検討してみてください。
コメント
公園のベンチや神社やお寺で寝たことがあります、失うものがない若い頃であれば何でもありですよ~
by 元10代