節約はレジャー!

固形ワックスと液体ワックスの違いを理解して使い分けよう

車のワックスの種類

車好きな人は愛車にワックスを掛ける時間というのは楽しい作業になるのではないでしょうか。愛車の輝きが増していく姿にうっとりとされる人も多いと思います。

若い頃の私もそれなりに車好きだったので、休日にはしこしことワックスを塗り込んで磨いていました。雨の日にコロコロとボディを流れていく水滴を眺めては満足していたものです。

ですが、節約家になった現在ではそれほど車にこだわらなくなったので、あまりお金の掛からない洗車方法を選択するようになりました。

参考洗車代を節約するコツ

ガスリンスタンドの自動洗車機にも様々なコースがあり、洗剤のみのシンプルな洗車コースだけではなく、その後に液体ワックスを施してくれるコースもあります。

毎回ではないですが、たまにワックスコースを選ぶこともあります。

そんな感じの洗車しかしない私でも、年に二回は固形ワックスを、わざわざ塗り込んでいます。

これには理由があります。

いわゆる一般的な固形ワックスと液体ワックスの違いのようなことではなく、私が住んでいる街の環境ならではの理由があります。

固形ワックスのメリット

昔は休日ともなれば洗車場や自宅の駐車スペースで、丁寧にワックスを塗り込んでいるお父さんをよく見かけたものですが、現在は液体ワックスやコーティングの進化もあり、随分少なくなったように感じます。

固形ワックスは丁寧に塗り込むことが出来るので、綺麗な仕上がりという意味でもメリットがあるのですが、私がわざわざ固形ワックスを塗るには別の理由があります。

それは錆びを防止するためです。

私の住んでいる地域が海沿いということもあり、車にとっては錆びやすい環境です。実際に錆びている車を見かけることは珍しいことではありません。

さらに冬場には路面の凍結を防止する為に塩化カルシウムを撒きます。これも車の錆びの原因となります。冬場の洗車を怠っているとアルミホイールですら腐食してしまうほどです。

車のボディに僅かでもキズがついて塗装が取れてしまうと、鉄板の地肌がむき出しになってしまい、そこから錆がどんどんと広がってしまいます。

この僅かなキズというのが曲者で、明らかなキズであれば何かしらの対処(板金塗装やタッチペンなど)をするものですが、よくよく見ないとわからないような小さなキズを見逃してしまうと、そこから錆が広がってしまうことがあります

私が固形ワックスをたまに使用するのは、この錆び対策の為です。固形ワックスが細かなキズを埋めてくれのに役立ちます。

液体ワックスでも多少の防止効果はあるのかも知れませんが、ワックスの耐久性という意味でも錆びやすい冬前には必ず固形ワックスを塗り込んでいます。

液体ワックスのメリット

一方で液体ワックスにもメリットがあります。手間が少ないといった一般的なことだけではなく、手の届かない箇所にまでワックス効果が得られるのが液体ワックスのメリットです。

フロントガラスについた雨というのは、ボディの隙間から下に流れていきます。隙間といってもきちんと考えられた水はけのよいルートがあるのですが、流石にそこの隙間に固形ワックスを塗ることはできません。

これは全ての窓に当てはまります。ドアの窓も外から内側に入ってきた水分を排出するルートがありますし、セダンの後ろの窓にもトランクの淵を通って外に排出されるようになっています。

そのような入り組んだ箇所にも液体ワックスは届くので、車の内部の水はけがよくなり、ボディの内側からの錆びを防ぐことになります。

年配の自動車整備士から聞いた話なのですが、昔はこのボディの内側から錆を防ぐ為に、雨を排出するルートにエンジンオイルを流してコーティングしていたそうです。

ドアの窓にも杭を打って隙間をつくり、わざわざオイルを流していたのだそうです。

海沿いの街に住んでいる人はわかると思うのですが、ボディの内側から錆てしまうと塗装面がボコボコと盛り上がってしまいます。こうなってしまうと綺麗に修理しても、またすぐに錆びてしまいます。

どうしても海沿いは湿気ることが多く、塩分を含んだ霧が毎晩のように車にまとわりつきます。少し風が強い日だと塩で真っ白になることもあります。

その付着した塩分が窓を伝ってボディの内側に残ってしまうと、錆の原因になってしまいます。

これはどんなに綺麗に洗車をして固形ワックスを塗り込んでいてもガードできません。

この簡単な対処として液体ワックスが優れているということです。

洗車の後に水分を拭きとる時にスプレーをするタイプのコーティング剤では、このようなメリットはあまり期待できません。

コイン洗車場や自動洗車機の液体ワックスだからこそ、ボディの内側にまでワックスを届けることが出来ます。

固形ワックスと液体ワックスの違いというと、一般的には手間や仕上がりの違いということになるのでしょうが、錆という観点で考えると、どちらにもメリットがあるという事です。

ちなみに私が住んでいる街の住宅の外壁塗装のペースは5~6年サイクルです。おそらく内陸部だと10年ぐらいが一般的なのではないでしょうか。これぐらい潮風の影響は大きいものです。

まとめ 環境次第で使い分けよう

私のように海沿いの街に住んでいなければ、それこそガソリンスタンドの自動洗車機だけでも綺麗な状態を保つことが出来ると思います。

そのような地域に住んでいて自分でワックスをかけたい人は、固形ワックスでも液体ワックスでも構いません。自分が求める仕上がりに近い方を選んでください。

また車のランクにもよっても錆やすさは違います。高級車ほど塗装の質(塗装の厚み)が良いので錆びに強いですし、新車時のオプションでコーティングしておくのも錆防止に効果的です。

また車庫の有無も大きく影響します。

知り合いに少し変わった人がいるのですが、その人は車をとても大切にしており、いつも車庫で保管しているのですが、雨の日はいっさい乗らないと決めているそうです。

実際に雨の日の約束には、昼間でもタクシーで来ていました。

いわゆる一般的な洗車はいっさい行わず、高級ハイヤーの運転手が使っていそうな毛ばたきとワックスがけしかしないのだそうです。

その人いわく、洗剤に含まれている研磨剤が車の塗装を傷める原因なんだそうです。

私は彼ほどのこだわりがないので、雨上がりの水滴を拭き取ったり、汚れが酷い時はコイン洗車場の高圧洗浄機を利用したり、時間がない時はお手軽なガソリンスタンドの自動洗車機(時々ワックスコース)で洗車をしているのですが、年二回(冬前と冬開け)だけは固形ワックスを塗り込んでいます。

私と同じように海沿いの街に住んでいる人は、固形ワックスと液体ワックスのそれぞれのメリットを頭に入れて使い分けてみてください。

海沿いの街といっても太平洋側と日本海側では違うかも知れませんし、入り組んだ湾でも違うのかも知れないので、それぞれ条件に合わせて選んでほしいと思います。

固形ワックスを塗り込むのはかなり手間ですが、現在は半ねりタイプの固形ワックスがあり、塗りやすさや拭きとりやすさは昔のワックスと比べて格段に上がっています。

また固形ワックスの塗り込み方も変化しています。昔は円を描くように塗り込んで、完全に乾燥させてから拭き取るのが主流でしたが、現在は縦横に薄く塗り、乾燥する前に拭き取ってしまう方法が主流になっています。

この辺はワックスのメーカーによっても違いがあるかも知れないので、メーカーのホームページなどで正しい塗り方を調べてみてください。

固形ワックスと液体ワックスでは、どちらが優れているとも決められるものではありません。あくまでも違いがあるだけなので、それぞれの環境に合わせて上手に選んでほしいと思います。

よほどの車好きでもない限り、常にピカピカな状態をキープする必要もないとは思うので、環境や予算や時間の都合に合わせて、上手く洗車代の節約や手間の軽減につなげてほしいと思います。

ちなみに随分と昔に読んだあるカー雑誌の中で、元ワックス業者に勤めていた人が匿名で内部事情を暴露していたのですが、高級なカーワックスのほとんどが詐欺的なものなのだそうです。

参考内部事情を知っている人の選択

高級カーワックスの代名詞として天然カルナバロウの含有率がアピールされますが、カルナバロウは硬くて含有率を上げてもあまり意味がないのだそうです。

意味がないどころか塗り込めなくなるのであり得ないのだそうです。たくさんカルナバロウが入っているとアピールされているワックスというのは、パッケージを高級にしてふっかけているだけだと暴露していました。

ちないみにその人いわく、どんなに高級なワックスでも1000円ぐらいのワックスと品質に大差はないのだそうです。

私は300円ぐらいの半練りタイプの固形ワックスを使っていますが、固形ワックスはそうそう減るものでもないので、もう少し高級なものでも良かったとは思うのですが、1000円ぐらい出せばワックスの性能としては十分とのことなので、節約したい人は参考にしてみてください。

私にも覚えがありますが、車が好きで大切にしたい人ほど、ついつい高価な物ほど良いような気がして選んでしまうものですが、中にはその心理をついて無駄に高価にしているだけのものもあるので気をつけてほしいと思います。

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節約はレジャーを書いている人

光司

光司

離婚を経て人生のどん底を味わってから節約に目覚めたアラフォー男子の光司(コウジ)です。 実際に役に立った節約情報やオリジナルの節約方法を紹介します。 お金のかからない健康法や節約が上手くいく人の考え方など、様々な観点から節約について紹介するブログを目指しています。 より詳しいプロフィールはこちら⇒ [詳細]

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