食べないダイエット
食べないダイエットというと、これは究極のダイエットと言ってもいいのではないでしょうか。
食べなければ痩せられるのは当然ですが、だからといって健康を害してしまっては元も子もありません。
食べないダイエットというのは、いわゆる極端なダイエットという事ではなく、食事の回数や量を減らす事です。
最近では一日一食を実践している有名人も話題になる事が多いですし、昔のような肉体労働者が多くない現代人が、一日三食しっかりと食べないといけないわけでもありません。
食事を抜く方法は年齢や職種にもよるので、これといった正解があるわけではないのですが、平均よりも太っている人は単純に食事のカロリーオーバーということなので、「食べない」という選択肢を頭に入れて置いても良いのではないでしょうか。
そこで今回は食べないダイエットのメリットについて紹介します。単純に痩せるとか食費の節約になるといったメリットだけではないという事を理解してほしいと思います。
食べないメリット
単純に食事の回数を減らすことによるメリットを上げると、
- 食費の節約
- ダイエット
- 時間の節約
- 満足度UP!
という効果があります。食事を作る時間や食べる時間、片付ける時間まで考えると相当な時間を節約する効果があります。
そしてダイエットになるのはもちろんなのですが、何よりも食事が美味しくなるのも大きなメリットです。
喉が渇いている時に飲む水が美味しいように、本当にお腹が減っている時に食べる食事はすごく美味しく感じられます。
全く食べないダイエットは成長期のお子様にはおすすめ出来ませんが、太っている人には様々なメリットがあるものです。
しばしば山で遭難した人のニュースが報道されますが、水だけで一週間耐えたような話は珍しくありません。中には一か月以上山を歩き回っていた人もいるほどです。
これほど極端にすることはありませんが、三食の内の一食を抜く程度なら、それほどリスクはないのではないでしょうか。
盲目的に「朝食をしっかりと食べないと力が出ない!」と信じている人がいるのですが、これも全ての人に当てはまるとは限りません。
しばらく獲物にありつけなかった肉食動物が、ここぞという時に力を発揮して狩りをするように、空腹の方がパフォーマンスが上がるという人もいます。
そもそも脂肪はエネルギーを蓄える為についています。よほど激しい運動やスポーツを日常的に行っている人でもない限り、エネルギー不足で動けなくなるような事は多くありません。
食べないデメリット
一方で食べないことのデメリットを上げると「食事をする喜び」の回数が減ることです。
食事は栄養を摂取することが目的ではありますが、やはり美味しさも求めるものです。
「栄養さえ摂取できれば問題ない」という考えの人は、栄養補助食品だけで食事を済ませられるのかも知れませんが、多くの人はそうではないと思います。
様々なストレスを食べることで発散させる人も多いと思います。
太っている人は脂肪が蓄えられているので、少し食べる量を減らしたからといって栄養失調になることはありませんが、太っている人ほど食べないでいるとストレスが貯まってしまいます。
このデメリットを逆に考えると、ストレス発散を食べること以外に求めれば「食事の回数を減らす」「食べる量を減らす」「食べない」という選択をすることができるということです。
何か趣味に没頭している人というのは、平均してスタイルが良いものです。寝食を忘れるぐらい夢中になれる何かがある人ほど、あまり太らない傾向があります。
ゲームに熱中している子供は食事を忘れてしまいます。麻雀に熱中するサラリーマンは疲れていても徹夜までしてしまいます。
これらのような食欲や睡眠欲といった本能を上回るほど熱中できる対象があると、ストレス発散の為に食べるという選択はしなくなります。
多くの太っている人というのは「食べることが最も手っ取り早いストレス発散」になっているので、ここを改善するのがポイントになります。
食べること以外の楽しみを思い出してください。それなりにお金が掛かる事でも、食べる量を減らして食費が節約できると可能かも知れません。
欲のコントロール
欲求に逆らうことは難しいものです。
睡眠欲を完全にコントロールすることは出来ません。どんなに我慢していても、いずれは限界が訪れます。
次に難しいのが食欲のコントロールです。生きるために必要なエネルギーを摂取する必要があるので、脳は常にカロリー(食べ物、獲物)を求めています。
一方で性欲は比較的コントロールがしやすい欲求でもあります。
このコントロールしやすい性欲を利用して食欲に訴えかけると、上手にダイエットが出来ると言われています。
その方法というのが、「モテたい」という意識を心の底から認めることです。
恋人がいようが結婚していようが関係ありません。異性(同性愛の人は同性)に「モテたい」という意識がある人ほど、何歳になっても魅力的なものです。
心から「モテたい」という意識があると、異性を惹きつける為に男性ホルモン、女性ホルモンが分泌されて魅力的な身体になっていきます。
一方で「モテたい」を諦めてしまうと身体は一気に老けてしまいます。簡単に言うとだらしない体型になっていきます。
極端なことをいうと、生殖活動を求めていない生物は生きている価値がありません。自然界で生きる活力が失われた動物は真っ先に獲物にされて淘汰されてしまいます。
人間は活力が失われても淘汰されるわけではありませんが、本能から沸き起こる欲求が失われてしまうと、目力が失われ、肌ツヤや髪質が衰え、体力や筋力が衰え、見た目にもわかるほど生命力が失われていきます。当然モテることもありません。
私自身も離婚してしばらくは活力が失われて老けてしまいました。その事については当ブログのプロフィールでも紹介しているのですが、そのような状態の人からはどんどん生命力が失われてしまいます。
一方で常に異性を求めている人(モテたい人)というのは、自然と魅力的になろうと身体が反応しています。異性を惹きつけようと男らしい筋骨隆々な体型になったり、女性らしいふくよかなボディラインになっていきます。
「モテたい」というと不倫や浮気と安易に考える人もいますが、決してそういう事だけではありません。
日常の会話の中で、
- 元気ですね
- 可愛らしいですね
- 若々しいですね
- 素敵ですね
- カッコイイですね
- キレイですね
という言葉をかけられると、誰もが嬉しい気持ちになるものです。その瞬間にホルモンが溢れて魅力が増していきます。
ダイエットから少し話がそれましたが、ストレス発散で食べるという選択を、他の事に向けさせる為にも大事な事です。
もちろん「大切な家族を守る為に元気な身体をキープしたい」といったものも含まれます。性欲というと単純に性行為というだけではありません。大好きなパートナーから好かれ続けたいという想いも含まれます。
食欲から性欲へ
ダイエットをして痩せたいと思っている人は、なぜ痩せたいかを明確にしてください。痩せたその先を明確にイメージしてください。
大切な家族を守る為や健康の為でもいいのですが、そこに「異性にモテたい」を組み込むとより効果的です。
目的が明確になると行動をする意味も明確になります。ゴールが見えると自然とその方向に向かうものです。
漠然と痩せようと思っていても、なぜ痩せなければならないかが不明確なので、なかなか行動が続きません。
健康診断で多少悪い結果が出ても、本人に自覚症状がないと生活習慣を変化させるモチベーションは沸きおこりません。
一方で健康診断でもとんでもなく悪い結果が出てしまい、お医者さんに「このままでは半年後の命の保証はできません」と言われると、誰もが食事制限や運動を取り入れられるものです。
生死に関わるような強烈なゴールが設定されると、誰もが行動にうつせるのですが、このゴールが曖昧なままだと、なかなか行動にうつせません。
このゴールを明確にする為にも、ダイエットの先に訪れるであろう理想の自分をイメージしてください。
そのイメージが明確になればなるほど、ゴールまで道筋が見えてくるようになります。
あくまでも痩せることは手段です。ゴールに向かう為には痩せて当然ぐらいに思えるようになると、日常の行動が自然と変わっていきます。
エスカレーターが階段になったり、油っこいラーメンが蕎麦になったり、家でゆっくりとする休日なら食べないという選択肢だって考えられるようになります。
そこに努力は全くありません。
我慢して食べないでいるとストレスが溜まりますが、心から食べない方を選択している人はストレスが溜まるどころか、ゴールに近づいている実感が得られて気持ちが良くなります。
食べないとモテる理由
食べないというダイエット方法が本当に正しいのかどうかは、正直わかりません。少なくても脂肪が少ないガリガリの人にとっては正しくはありません。
毎日三食が良いという意見もありますし、朝食抜きや昼食抜き、または夕食だけでも良いという意見もあります。
あくまでも自分で判断するしかありません。
身体を激しく動かす仕事をしているのであれば、やはり三食が良いとは思います。そのような仕事にも関わらず太っているのであれば、一食あたりの量を減らすのも良いかと思います。
こんな事は誰でも頭では理解していると思いますが、なかなか行動にはうつせないものです。
だからこそ、性欲と組み合わせるのが有効になります。
痩せてカッコよくなったり、綺麗になったあとの自分をしっかりとイメージしてください。そして理想の異性にチヤホヤされて気持ちよくなっている姿をイメージしてください。そのイメージが明確になればなるほど、実際にゴールへ向かって勝手に近づいていきます。
三食全てを抜いて不健康になってしまうと異性にモテなくなるので、極端な方法も取らなくなります。脂肪が多く含まれている揚げ物を避けたり、食べる量を抑えるといった事を自然と選ぶようになります。
またご飯を食べないでお腹が「ぐ~」っとなると、若返りホルモンが出るというお医者さんもいます。
「一日一食」で健康になるというお医者さんもいます。
「痩せれば9割上手くいく」という意見の人もいます。
これらのような知識が頭に入れる事で、しっかりと三食を取らないと健康でいられないという漠然とした思い込みから抜け出せるようになります。
どれが正しいとかではなく、自分がどうなりたいかを意識してください。ダイエットの先、痩せている状態が当然だと思えるぐらい、何度も頭の中で思い浮かべてください。
健康の為に痩せるといったことでもいいのですが、現状でそれほど不健康だと感じていないと、なかなか実感が得られません。
それよりも痩せて健康になって「異性にモテたい」という意識を加えた方が、より本能(性欲)に働きかけることが出来ます。
年配の方なら健康になって「孫と遊びたい」や「パークゴルフで尊敬されたい」でも構いませんが、介護士や看護師に気に入れられたいという気持ちを加えると、さらにモチベーションアップにつながります。
ダイエットの先に「モテたい」という欲求を組み合わせる事で、ゴールまでの道筋が照らされてそっちに行きやすくなるという事です。
何歳になっても良いスタイルをキープして活き活きとしている人というのは、この「モテたい」を心から認めているからです。
わざわざ周りの人に公言する必要はありません。
まとめ 逆算する理由
ダイエットに限った事ではないのですが、「ゴールの設定」というのは大切な事です。
自分でゴールを設定するのは意外と難しいのですが、お医者さんに「余命半年」と言われた人は、強制的に未来のゴールが決まります。
するとカウントダウンが始まり、今まで通りの生活ではなくなります。様々なことを考えて、生活習慣が大きく変わっていきます。
逆に余命宣告を受けても行動が変わらない人というのは、既に望み通りの人生をおくれているのかも知れません。
健康診断の悪い評価も同様です。この場合は恐怖から行動に結びつきます。
一方で自分の欲求を利用したゴールの設定は、恐怖ではなく楽しみながら行動を変えることが出来ます。
恐怖からのダイエットは辛いものです。薬や数値にビクビクしながら行うことになります。改善されても安堵感は得られますが、あまり幸福感は得られません。
それは心からやりたいことではなく、やらなければいけないことだからです。同じ行動でも「~したい」と「~しなければならない」では満足度は大きく違います。
この「~しなければならない」方法でゴールの設定を変えるのは、高額な契約をするスポーツジムも当てはまります。先に高額なお金を支払ってしまうので、損をしたくないという気持ちが働きます。
ですが、大抵は契約終了と共に元の生活に戻って体型もリバウンドしてしまいます。
一方で自分の意思で良いスタイルをキープしたいと考えている人というのは、そのような「やらなければならない」というモチベーションにはなりません。
心からモデルとして成功したい人は、筋トレや食事制限をやりたくてやっています。そこに我慢はありません。
これが「~したい」と「~しなければならない」の違いです。根本的な考え方を変えない限り、長続きするものではありません。
ただ芸能人やモデルでもない限り、スタイルが良くなる事で収入に直結するような事が多くないので、「モテたい」を組み合わせるのが有効だという事です。
「モテたい」という欲求を利用したダイエットには恐怖感がありません。ただただ楽しくなります。
食べ過ぎてしまうと満足感よりも後悔が上回ってしまうので、そのような選択を自然と選ばなくなります。
そしてお腹がグ~っとなる度に、モテに繋がっていると感じられるようになります。体重計の減った数値を見る度に嬉しくなってしまいます。
医者の管理の元に仕方がなく食事制限をするとなるとストレスが溜まってしまいますが、自らの意思で良いスタイルをキープしたい人(モテたい人)は、食べないという選択がストレスを溜めない事につながります。
不健康なガリガリになってしまってもモテないので、自然とベストなバランスを選択するようになり、食事のメニューを選ぶ基準が「異性にモテる為に健康的な身体になる食事」になります。
食べないダイエットの本質はここです。
決して我慢して食べないでいるのではありません。自らの意思で心地よくなる選択肢を選んだ結果という事です。
今まで苦手だった野菜でも、それが「異性にモテる」ことに繋がっているとイメージできるようになると、実際に美味しく感じられるようになります。
心から「モテたい」と認める事で、様々な行動や選択の基準が変わるという事です。
これが性欲を利用した究極のダイエット方法です。日常の行動だけではなく、食事の好みが変わるほどの効果があります。
「性欲」というと言葉通りにとらえがちですが、中には承認欲求も含まれています。
人から認められたいという想いは、誰もが持っているのではないでしょうか。それが好みの異性や好きな人だと、よりモチベーションが上がるものです。
周りの人には「健康の為にダイエットをしている」と言うのは構いませんが、心の中では「異性モテたい」という気持ちを認めてください。
「別にモテなくていい」という感情では現状を変えようとしません。典型的な三日坊主というのは、まさに脳が現状に戻ろうとする反応です。心の中では変わることを望んでいません。
だからこそダイエットをする前に、自分でしっかりとゴールを設定してください。
「モテたい」という本脳に根差した欲求は、あなたを勝手に魅力的に変えてくれます。同じダイエットを行っても効果がまるで違ってきます。楽しさが違ってきます。
健康上の不安から青汁を飲む人は苦く感じますが、未来の希望(健康、美容=モテる)から青汁を飲む人は美味しくは感じています。
全く同じ行動や選択でも目的が違うと、感じ方に違いが生まれるのは当然の事です。
痩せることだけを目的にしたダイエットではなく、痩せた先の楽しい生活を思い浮かべてください。そのイメージが明確になればなるほど、痩せていない現状に不満を覚え、日々の行動が自然と痩せることにつながっていきます。
すると時には食べないという選択肢だって、当たり前のように受け入れられるようになります。
食べないダイエットというのは、単純に無理して我慢するという事ではなく、自然と時には食べないという選択を受け入れられる状態になるという事です。
大好きな人との初デートが一週間後に控えていると、少しでも良く見られようとダイエットなり筋トレを頑張れるものです。
お菓子を食べないぐらいの事は誰でもコントロールできるのではないでしょうか。
ただこれが来年の夏の海で水着を着るという目標だと、なかなかモチベーションが沸き起こりません。
夏前になってやる気が出てきても、既に手遅れで間に合わなくなってしまいます。
これを成功させる為には、冬の間から夏の海でモテモテになっている様子を頭の中で何度も思い浮かべるのが有効なような事です。そのイメージが明確になればなるほど、半年前からでもモチベーションが沸き起こるようになります。
人間の欲求を上手く利用して無理のないダイエットを行ってほしいと思います。ダイエットはあくまでも目的達成のための一つの手段です。その先に大切な人、大好きな人に好かれている自分をイメージしてください。
すると食べ過ぎないことが心地よくなり、自然とコントロールできるようになります。むしろ食べ過ぎてしまうと気持ち悪くなるので、どんどん食べないという方向へ向かっていきます。
栄養失調や拒食症になるような心配もありません。不健康になってしまうとモテないので、適度なところで安定します。
その適度なところを先に変えるのに有効なのが、「モテたい」という気持ちを心から認めるという事です。わざわざ周りの人に公言する必要はありませんが、自分の中では正直に認めてください。