一日一食の実践者
数年前から一日一食の健康効果について、様々なところで話題になるようになりました。有名人でも公言する人が増きています。
ちょっとし調べて見ただけでもたくさん見つかりました。
- ビートたけし
- 京本政樹
- タモリ
- 福山雅治
- 高橋一生
- 千葉真一
- 水谷豊
- 高倉健
- 高田明(ジャパネット)
- (星野リゾート)
見た目のケアを気にする俳優さんに多いようですが、身体が資本のスポーツ選手やミュージシャンにも一日一食を実践されている人達がいます。
- 小野伸二
- 内村航平
- 辰吉丈一郎
- 亀田興毅(引退後)
- Gackt
- 西川貴教
- 未唯(ピンクレディー)
- サンプラザ中野
彼らが一日一食にしたから成功したとは言いませんが、どなたも長く活躍している印象があります。
あとは当ブログでも本を紹介した事がある医師の南雲吉則先生も一日一食です。
しばしばお医者さんがテレビで偉そうに健康法を語っているものですが、メタボのお腹では説得がありません。個人的には圧倒的に若々しい南雲吉則さんの意見の方が、よっぽと信ぴょう性があると感じています。
一日一食を実践されている有名人の中でも、ピンクレディーの未唯さんは少し痩せすぎな印象があるものですが、その他の人は極端にガリガリだという事もありません。
私自身もそうなのですが、一日一食にしてもある程度の体重になると落ち着いてきます。おそらくその一食から効率よくエネルギーを摂取できるようになるのではないでしょうか。
よく「カロリーの消費を抑える」といった感じの特保やサプリなどがありますが、エネルギーを摂取する為に食べたものの吸収を阻害するなど、とても不自然な行為ではないでしょうか。
車で例えたら、ガソリンの燃費を悪くする添加剤をわざわざ入れるぐらいおかしな事です。
もちろん太っていて悩んでいる人には効果的なのかも知れませんが、わざわざ吸収を阻害するような事が健康に良い方法とは思えません。
100キロカロリーのバナナを一本食べても、効率よく100キロカロリーを吸収できる人もいれば、大食いタレントのようにほとんど吸収されずに排出されてしまう人もいます。
痩せの大食い人には「痩せ菌」と呼ばれる腸内細菌がいて、糖や油の吸収を抑える効果があると言われており、それを羨ましがる人も多いのですが、これだって食糧事情がままならない地域の人にとっては、せっかく食べた物の栄養の吸収を阻害する邪悪な存在なのかも知れません。
どちらが生物として自然で健康な状態なのか、イメージできるのではないでしょうか。
おそらく一日一食を実践されている人というのは前者です。一日の摂取カロリーの目安に届かないからといって、必ずしもエネルギー不足になるとは限りません。
一日一食の効果
一日一食の効果というのは、単純なダイエット効果だけではなく、消化吸収を担当する内臓を休めることが、健康に効果的だとも言われています。
私も数年前から一日一食を実践しています。毎日ではないのですが、週に4~5日は一食だけです。二食取るのは食品が余っていたり、人との付き合いで取るような場合であり、三食取るのはツアーの旅行に参加した時ぐらいでしょうか。それも数年に一度ぐらいです。
たまにホテルや旅館で普段食べない朝食を取ると、その日の活動が明らかに鈍るので、改めて消化吸収に割り当てられているエネルギーを実感することになります(節約家なのでホテルの朝食をスルーできません苦笑)。
一日一食の効果については様々な意見があると思いますが、成長期の子供やガリガリの人でもなければ、一度試してみる価値があると思います。健康になるだけではなく、意外な効果まで実感することになります。
おまけの効果
一日一食のおまけというのは、単純に食費の節約になります。私が節約家ということを差し引いても、この効果は絶大だと思います。
ある大食いタレントの一日に密着したテレビ番組を見ていると、一日の総摂取カロリーが17000㎉とあったのですが、私が最も驚いたのは13000円もの食費が掛かっていた事でした。
また一日一食にすると食事の時間も節約になります。私の場合は夕食だけを取るので、忙しい朝の時間やお昼休憩を有意義に使えるようになりました。
大食いタレントのように、寝ているとき以外は常に何かしらの物を食べているような人は多くないと思いますが、準備時間も含めて結構な時間が奪われているものです。
そして何よりも素晴らしいおまけというのは、夕食がとても美味しくなることです。
これは運動後に飲む水でイメージするとわかりやすいと思います。どんなに高級なジュースやお酒よりも、喉が渇いている時は、ただの水を欲しているはずです。
当たり前のことですが、その時々に身体が欲しているモノを取り入れると満足度がとても高くなります。
逆にどんなに素晴らしいミネラルウォーターでも、身体の水分が満たされていると特別な美味しさは感じられません。
一日一食にすると、間違いなく食事の満足度が上がります。
また身体が欲している栄養素にも敏感に反応出来るようになります。「久しぶりに○○を食べたいな~」など、それほど好物でもない食品を食べたくなることが増えます。
これは身体が欲している栄養素が含まれている食品ということなので、実際に美味しく感じられるだけでなく、不足している栄養を補えて健康になります。
昔の私はレバーやキノコや貝類が苦手な方だったのですが、一日一食にしてからとても美味しく感じられるようになりました。たまに無性に食べたくなります。
逆に身体に良いからとこれらの食品を食べても美味しく感じられません。常に栄養過多の太っている人というのは、実は食事による満足感が低いと考えられます。
おまけのおまけ
一日一食のおまけには続きがありまして、さらに生活に大きな影響を与えることになりました。
私の場合は冷蔵庫を手放したことです。
単純に食事の回数が減ることで管理する食品の数が減ります。すると冷蔵庫の重要性が減っていきました。
冷蔵庫がないというと驚く人が多いのですが、いざ冷蔵庫を手放してみると、とても自由になったと感じています。
私は節約家ということもあり、食品を無駄にすることに強いストレスを感じます。そうならない為に賞味期限の管理を徹底していたのですが、すると食べたくもないタイミングで食べなければならない食材というものが、どうしても出てきてしまいます。
賞味期限が近いからというタイミングで食べる食材というのは、身体が欲している栄養素とは限らないので、多くは美味しく感じられないわけです。仕方がなく押し込むような食事になってしまいます。
食品を無駄にしなかったという満足感は得られますが、食品を美味しく頂いたという満足感が下がってしまうわけです。このような食事が健康に良いわけがありませんし、結果的に何とも言えない食事になってしまいます。
冷蔵庫を手放して管理する食品の数が少なくなると、この食品ロスのストレスから解放され、とても自由な毎日をおくれるようになりました。
私は毎日夕方にはお腹がとても空いています。「今日は○○が食べたいな~」という欲求と強く向き合うことになります。
何となく「ご飯の時間だから食べておこう」という考えにはなりません。
食べたくて食べたくてたまらなくなってから、その時々に食べたい食品を選んで食べているので、周りの誰よりも美味しく感じている自信があります(笑)。
一日一食の効果というのは、単純に健康に良いだけではなく、食費の節約、食事の満足感、さらに食品ロスのストレスまで軽減してくれました。
初めから「あり得ない!」と決めつけている人が多いのですが、人によってはそれほど無理なく取り入れられるかも知れませんし、私が感じた効果以外のメリットもあるかも知れません。
もしかしたら持病が改善したり、血圧も安定するかも知れません。適正体重に戻るといびきも減って睡眠の質が上がるかも知れませんし、人それぞれ様々なメリットがあるのではないでしょうか。
元々小食で痩せていたり、医師の管理の元に食事指導されているような人は別ですが、多くの人は単純に太っている事が多いので、一日一食の効果を実感できると思います。
しっかりと朝食を取らないと仕事が出来ない!といった意見もありますが、ハードな肉体労働が多くない現代人にとって、どれほど当てはまる事でしょうか。
昔は多くの日本人が百姓でしたし、現代のように便利な農機具もなかったので必要なカロリーも多かったと思いますが、現代人の多くの仕事には当てはまらないはずです。
健康になる理由
多くの人が「一日一食なんて絶対に無理!」「ありえない」と、初めから決めつけてしまい、試すことすらありません。
また食事の管理は自分の都合だけで決められるとは限らないので、難しいと感じる場合も多いと思います。
私のように一人暮らしだと冷蔵庫を手放すような極端なことも出来ますが、多くの人にとって一日一食が難しいのも確かだと思います。
それでもやはり一度は試してみてほしいと思います。試した上で一日一食との相性を見極めてほしいと思います。
力仕事の人や成長期の子供には向いていませんが、昔よりも少し脂肪がついているという人であれば、様々な効果を実感しやすいと思います。
しっかり食べないと力が出ないという考え方も、思い込みかも知れません。
遭難して一週間ぐらい何も食べられなくても生きていたというニュースは珍しくありません。もちろん水分は必要ですが、エネルギーは脂肪としてある程度蓄えられているものです。
ある程度の脂肪は必要ですが、必要以上に脂肪があると、その脂肪を支える為のエネルギーが必要になってしまいます。
同じペットボトルを持ち上げるにしても、脂肪がたっぷりとついた腕ごと持ち上げることになるので、余計なエネルギーが消費されることになります。
一方で適切な体重に戻ると、このような余計なエネルギーの損失がなくなります。その分食べる必要もなく、そのエネルギーを他の事にも使えるわけです。
また意外と盲点になりやすいのが、人間は食べた物を消化するエネルギーが大きい事です。
1000キロカロリーの食事を取っても、その食事を消化・吸収・分解する過程で半分以上のエネルギーが使われるというデーターもあります。
食後に眠たくなるのは、まさにこれが原因です。消化吸収の為に内臓がフル稼働するので、余計な行動をさせたくありません。
風邪をひくと食欲がなくなって寝込むのも同じ理由です。体温をあげて免疫力を活性化させる為に、余計なエネルギーを使いたくありません。
「食べないと元気が出ない」のではなく、「食べたり動くと元気が奪われるから」です。
身体の節々が痛んだり眠たくなるのは、余計なエネルギーを使わせない為です。それらの症状を無理やり薬の効果で抑えてしまうと、治るのが遅くなってしまいます。
犬や猫だって身体の調子が悪いと食べなくなります。少量の水分を取ってじっと身体を休める事が効果的だという事を本能で理解しています。
人間だけが知恵をつけてしまったせいで、本能に逆らって余計な事をしてしまうわけです。
一日一食に限った事ではないのですが、日頃から食べ過ぎにならないようにコントロールできると、単純に太らないようなメリットがあるだけでなく、正しくエネルギーを使えるようになるので身体が健康になっていきます。
これは車の性能で考えると分かりやすいかも知れません。F1のようなフォーミュラーカーというのは、軽自動車よりも軽く作られています。
単純な速さだけであれば、パワフルなエンジンを積むだけで良いのですが、加速するにも軽い方が有利ですし、ブレーキの性能や曲がる時(旋回性能)にも軽い方が有利に働きます。
軽くなるとサスペンションやブッシュ(繋ぎ目のゴム)のような可動部の負担も減ります。
これは人間でも同じではないでしょうか。階段で二階まで登るにしても、重い荷物を背負っているとその分疲れますし、膝や腰の負担にもなります。
全く同じ行動でも負担が全然変わってくるので、少ないエネルギーで効率よく行動できるようになり、何かとパフォーマンスが上がる可能性があります。
もちろん明らかにエネルギー不足なガリガリな状態が良いとは言いませんが、昔の百姓のようにハードな労働ではない多くの現代人にとっては、たくさんのエネルギーが必要なわけではありません。
まとめ メリットだらけの一日一食!
そもそも現代人が一日三食取るようになったのは、わりと最近です。江戸時代は朝食と夕食だけの二食が一般的でした。
一日三食とるようになった方が、食品メーカーは売り上げが伸びて嬉しいので、当たり前のように三食を取る事を推進しますが、全ての人と相性が良いとは限りません。
これはシャンプーの回数の増加で考えると面白いのですが、江戸時代の日本人は高貴な人でも月に一度ぐらいしか髪を洗いませんでした。基本的には櫛で梳かすだけで良しとされていました。
それが明治、大正、昭和となるにつれ、半月に一度、二週間に一度、一週間に一度、三日に一度、毎日と推奨されるようになり、平成の初期には朝シャンまで生まれて一日に二度も髪を洗う事が良しとされるようになりました。
シャンプーを売る側からすると使用量が増えてウハウハですが、髪の洗い過ぎで頭皮が傷むケースも増えてきた事もあり、現代では洗い過ぎも問題視されるようになってきました。
最近の髪に優しいといわれている高価なシャンプーの多くは、洗浄成分を抑えて負担を減らしているだけであり、そもそも洗う頻度を少なくした方が頭皮にとって良いのかも知れません。
強力な洗浄力で頭皮の皮脂を根こそぎ奪い、パサパサになってしまった状態を補う為にリンスやコンディショナーを使う事になるので、売り上げはどんどん増えていきます。
シャンプーのない昔の人は、常に頭皮の皮脂が失われるような事もないので、分泌が抑えられ、櫛で髪を梳かす事で汚れを落とし、髪先まで頭皮の油分をいきわたらせていたので、綺麗な黒髪を維持する事が出来ていました。
一日一食から話が逸れてしまいましたが、一日三食が当たり前になったのも、似たような企みが隠されているのではないでしょうか。
様々な食品メーカーにとっては、たくさん食べてもらう事が良いわけであり、食事の回数が減ってしまうと死活問題です。
特に朝食になりやすい食品(パンやシリアルなど)を販売しているメーカーだと、朝食を取る事のメリットを声高に叫びますし、大手メーカーは研究機関に出資して都合の良いデーターをかき集めます。
数年前からやたらとコーヒーの健康効果について叫ばれるようになりましたが、アメリカでコーヒーの良い結果を発表している機関や大学のほとんどが、大手コーヒーメーカーから莫大な出資を受けていた事が明らかになっています。
別にコーヒーの健康効果がウソだと言いたいわけではないのですが、都合の悪いデメリットが隠されていたり、過剰にアピールされている事もあるので、科学的な根拠があるからと、自分の体感を無視してまで過剰に取り入れるべきではありません。
当たり前の事ですが、「一日に三回以上コーヒーを飲むと血液がサラサラになる」といった情報でも、人によっては寝不足になって血液がドロドロになるかも知れませんし、砂糖やクリームのせいで健康を害するかも知れません。
科学的な根拠を参考にするのは構いませんが、何も考えずに鵜吞みにしてしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうものです。
一日一食も全ての人にとって相性が良いとも言いませんし、人によっては三食どころか四食や五食に分けた方が良いかも知れません。
あくまでも自分の身体の体感と向き合う事が大切です。
この向き合う機会として、休日や連休中に一日一食と向き合ってみると、様々な気づきが得られると思います。
- 朝食を抜くと本当に力が出ないのか
- お腹が空くと眠れないのか
- どれぐらいの量なら食後に眠たくならないのか
といった自分なりにベストな食事の量やタイミングが分かるようになるので、機会があれば試してみてほしいと思います。
成人に必要なカロリー摂取量などの目安がありますが、人それぞれ身長も体重も筋肉量も活動量も違うわけで、あくまでも目安でしかありません。ずっと少ないカロリーでも元気に暮らしている人はたくさんいるはずです。
逆に普通の人と食べる量が変わらないのに太りやすいという人であれば、食品のエネルギーを無駄なく消化吸収できる素晴らしい内臓の持ち主なのかも知れません。
痩せの大食いのように食品を無駄にしない体質というのは、少ない食料でたくさん行動できる優秀な生物だとも考えられるので、その優秀な行動力を活かす為にも、ベストな体型に近づける価値があると感じられるかも知れません。
元気に活躍している有名人やアスリートでも一日一食の人がいるように、必ずしも全ての人がしっかりと三食取らないといけないわけでもありません。
一度も試すこともなく無理だと決めつけるのは早計です。連休中のように無理のないタイミングで、ぜひ一度試してみてください。
一日三食とっていた人であれば、二食からでも構いません。しっかりと朝食を食べないと力が出ないという人がいますが、ライオンは三日間も獲物をつかまえられなくても、ここぞという時に全力で狩りをするものです。
私のような節約家であれば、食品ロスの管理から解放されることも大きなメリットだと思います。
好きなモノを好きなだけ食べることだけが自由なのではありません。その時々の自分の身体と向き合い、自分の意思で選択できることが自由です。
一日一食の効果というのは、単純な分かりやすい効果だけではありません。様々な気づきが得られることが最も大きな効果だと思います。
ぜひ自分の身体と向き合う為にも試してみてください。自分の身体から発っせられるサインを見逃さないでください。
そのサインを敏感に感じ取るセンサーを磨く為にも、一日一食は効果的なトレーニング方法だと思います。
一日一食が全ての人にとってベストだと言いたいわけではなく、自分の身体にとって本当のベストを知る為に有効な方法なので、挑戦してみる価値がありますよ。
どうしても一日一食が難しいという人は、少し食事の量を減らしてみたり、習慣になっているだけの間食を減らしてみてください。
その時々の身体が欲している栄養が含まれている食品の美味しさを、ぜひ知ってほしいと思います。何となく習慣や惰性で食べ続けてきた人ほど、美味しさに感動すると思いますよ。
追記 空腹の力
テレビである行列のできるラーメン屋が顔にモザイクをかけて匿名でインタビューを受けていたのですが、そのラーメン屋はオープンが11時でも直ぐにお店を開けないのだそうです。
並んでいる人達に「スープの仕込みが遅れている」などの適当な理由を伝え、あえて客を待たせて空腹感を促すのだそうです。
「お腹の空いていない11時に食べたってそれほど美味しくないよ」
と店主が自慢げに語っていました。待たされている客の期待感が膨らむと同時に空腹感も増すので、より美味しくラーメンを食べられるそうです。
私自身は行列に並んでまで食べたくなるような事がないのですが、もしかしたら行列に並ぶ事を苦にしない人達というのは、焦らされる事で得られる美味しさの魅力に取りつかれているのかも知れません。
ラーメンの美味しさは全く同じでも、食べる側の環境、心構えで味は変化します。
例えば馴染みのラーメン屋さんでも、テレビやミシュランで紹介されたと言う情報を知った途端に美味しく感じられるようなことです。
これらのように同じ食品でもこちらの心構えや身体の状態によって味は変化します。正確には味そのものは変化しませんが、その味を感じた時の満足感は変化します。
このラーメン屋のように他者から仕掛けられた変化(洗脳)もありますが、多くは自分の身体と向き合うことの方が、より大きな満足感が得られるものです。
ミシュランの星を獲得したからと言って、自分の身体が欲する栄養素とは限りません。マラソンを走り終えたばかりの人にとっては、高級レストランの冷製スープよりも、安いミネラルウォーターの方が美味しいはずです。
これが自分の身体と向き合うということです。
テレビや雑誌や食べログといったものの評価を参考にするのは構いませんが、自分の身体と向き合うことの方がより満足感が得られ、しかも身体が欲している栄養素が含まれているので健康にも良い効果があるはずです。
これが理解できると、好きなモノを好きなだけを食べている人を見ても、全く羨ましくならなくなります。むしろ満足度が低い食品ばかりを惰性で食べているようで可愛そうに見えてきます。
あるデブタレントが雑誌のインタビューで答えていたのですが、なんと「お腹が空くという感覚がない」のだそうです。お腹が空く前にいつも何かしら食べているとのことでした。おそらく満足度がとても低い食事ですし、お金も時間も無駄にしています。
デブタレントは太っている事が仕事に直結するので、無駄になっていないのかも知れませんが、一般人で太っている事が有利に働くケースなど滅多にありません。
一日一食は自分の身体と向き合うという意味でも、とても有効なトレーニングだと思います。疲れたら肩が凝るように、身体が発している様々なサインを感じ取りながら向き合ってください。
食事の時間だからと食べたくもないタイミングで食べるというのは、わざわざエネルギーを使って不要な栄養を消化・吸収・分解して、ただただ排出(もしくは脂肪として貯蔵)してしまうことになってしまいます。
もちろん栄養失調が原因で調子を落としているのであれば、しっかりと食べる事で回復する事もありますが、飽食の現代でそのような人は多くありません。
食べ疲れという言葉があるように、必要以上に食べて苦しんでいる人が多いものです。成人病などほとんどが食べ過ぎが原因です。
世の中には様々な健康法がありますが、食べ過ぎを抑える事こそが、最も効果的な健康法なのではないでしょうか。
お医者さんの管理を元に食事を取るような場合は別ですが、素人判断で健康に良さげな食品をたくさん取ってしまうと、期待していた効果よりもデメリットが増えてしまうかも知れないので気をつけてください。
一日一食も誰にとってもベストな量や頻度だとは言いませんが、挑戦するのにお金が必要なわけでもなく、むしろお金は貯まっていくので、機会をつくって挑戦してみてほしいと思います。
コメント
体操の内村航平さんが一日一食で話題になっていますね。
日本中の人が一日一食になるのは現実的ではありませんが、食事の量を抑えることが出来るようになると、食料自給率も上がって健康になって保険料も安くなりますね。
by 匿名
良いですね。食事量を抑えることによりフードロスも減る。自給率も上がる。
体調も良くなって仕事効率も上がる。すごく良い。
by 匿名